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第十七話
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ツキヤサイド
何度も啄むように唇を噛まれ、舌を絡められてあまりの心地よさから膝の力が抜けそうになるのをカケルが片手で俺の腰を掴み支える。
俺たちは夢中でキスに溺れながら靴を脱ぎ捨て、そのまま流れ込むようにリビングの埃っぽいソファへと倒れ込んだ。
カケルに唇を舐められた俺は思わず甘い声が出てしまい、恥ずかしさから下唇を噛むと、カケルはその唇をぺろと舐め俺の舌を絡めながら俺のベルトを緩める。
カケルとのキスだけでこんなにも興奮して高まる俺の心臓は今にも爆発してしまいそうだ。
カケルは勢いよく自分のTシャツを脱ぎ捨て、俺をソファに押し倒し言った。
K「今からする事はたぶん痛いと思う……ツキヤさん…どうする?ツキヤさんが嫌だって言うなら俺たち…一生プラトニックでも……」
T「シよ……」
俺はカケルの言葉を遮るようにそう言った。
すると、カケルは少し困ったように笑い俺のおでこにキスをする。
K「分かった…」
カケルはそう呟くと俺はカケルという男に初めて抱かれた。
熱い快感に溺れた俺たちは余韻に浸るようにして抱き合う。
K「ツキヤさん初めてなのに優しくできなくてごめんなさい…」
カケルは申し訳なさそうな顔をしてそう言った。
T「ううん…気持ち良かったよ…」
俺がそういうとカケルは俺が羽織るように着ていたシャツのボタンを閉め始める。
K「つい…不安になっちゃって…ツキヤさんのこと誰かに取られそうで…」
さっきまで俺を散々抱いていたくせにそんなことをいうカケルが可愛くて俺はカケルの唇にチュッとキスをした。
T「俺たち…もう離れられない契りを交わしてるんだろ?もし、カケルがもう別れてくれって言っても俺は絶対に別れないから……」
俺がそういうとカケルは嬉しそうに笑い何度も頷いた。
つづく
何度も啄むように唇を噛まれ、舌を絡められてあまりの心地よさから膝の力が抜けそうになるのをカケルが片手で俺の腰を掴み支える。
俺たちは夢中でキスに溺れながら靴を脱ぎ捨て、そのまま流れ込むようにリビングの埃っぽいソファへと倒れ込んだ。
カケルに唇を舐められた俺は思わず甘い声が出てしまい、恥ずかしさから下唇を噛むと、カケルはその唇をぺろと舐め俺の舌を絡めながら俺のベルトを緩める。
カケルとのキスだけでこんなにも興奮して高まる俺の心臓は今にも爆発してしまいそうだ。
カケルは勢いよく自分のTシャツを脱ぎ捨て、俺をソファに押し倒し言った。
K「今からする事はたぶん痛いと思う……ツキヤさん…どうする?ツキヤさんが嫌だって言うなら俺たち…一生プラトニックでも……」
T「シよ……」
俺はカケルの言葉を遮るようにそう言った。
すると、カケルは少し困ったように笑い俺のおでこにキスをする。
K「分かった…」
カケルはそう呟くと俺はカケルという男に初めて抱かれた。
熱い快感に溺れた俺たちは余韻に浸るようにして抱き合う。
K「ツキヤさん初めてなのに優しくできなくてごめんなさい…」
カケルは申し訳なさそうな顔をしてそう言った。
T「ううん…気持ち良かったよ…」
俺がそういうとカケルは俺が羽織るように着ていたシャツのボタンを閉め始める。
K「つい…不安になっちゃって…ツキヤさんのこと誰かに取られそうで…」
さっきまで俺を散々抱いていたくせにそんなことをいうカケルが可愛くて俺はカケルの唇にチュッとキスをした。
T「俺たち…もう離れられない契りを交わしてるんだろ?もし、カケルがもう別れてくれって言っても俺は絶対に別れないから……」
俺がそういうとカケルは嬉しそうに笑い何度も頷いた。
つづく
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