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第二十八話
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真中ハヤテサイド
H「山城さん…やっぱ俺…ソファで寝…」
K「ダメ!!怖いからここで寝て!!」
そう俺は今、山城さんと1つのベッドで横になっている。
おまけに山城さんはあれから怖い怖いと言って幽霊のはずの俺をギュッと抱きしめて足まで絡めてくるからもう……俺の理性が爆発しそうで勘弁してほしい。
山城さんは寝付けないのか俺の上腕二頭筋に顔をスリスリさせてさらにギュッと俺を抱きしめる。
不思議と山城さんがあのブレスレットを付けている時は俺に触れても山城さんには何も起きずあの男も現れない。
やっぱりこのブレスレットには不思議な力がある。
もしかしたらこのブレスレットさえつけていれば安心かもしれないが…
今は自分の下半身が心配。
山城さんは寝付けないせいでため息を落とし、その吐息が俺の首筋筋にかかりゾクゾク~っとするとついに俺の男の部分が反応し始めた。
なるほど…幽霊でも反応するんだな…
俺はそれを確信すると自分を落ち着かせるために頭の中で数字を数える。
1…2…3………………………1230…1231…
1232……
ダメだ…益々俺のソレは大きくなっていくばかりで全く落ち着こうとしない。
このままでは山城さんにばれてしまい幽霊のくせに変態だと思われてしまう。
そう思った俺が山城さんからそっと離れようとすると、山城さんがボソッと言った。
K「幽霊と…人間ってさ…えっちできるのかな?」
山城さんの問いかけに俺の心臓は踊り出し、心臓が口から出てしまうのでは無いかとおもいながら俺は死にそうになりながら必死で呼吸をする(幽霊だけど)
H「え……っと……山城さん?」
俺がそう言って山城さんの顔を覗き込んでみると、山城さんは真っ赤な顔をしてパジャマのボタンを外そうとする。
K「…ハヤテくんにハグしたら.…熱くなっちゃったの……」
潤んだ瞳で俺を見上げて腕の中で少しハァハァと言いながらそう話す山城さんがあまりにも可愛いくて目が離せない。
しかも今、真中さんではなくハヤテくんって言いましたよね!?ハヤテくんって!!
赤くて分厚い唇が動くたびに俺はゴクリと喉を鳴らしその唇の感触を想像する。
K「ごめん…」
山城さんがそう言って俺から離れベッドから降りようとした時、俺は山城さんの手首を掴み本能のまま唇を塞いだ。
一瞬、ピリっと互いの唇に電気のようなものが走ったが、それすらも気に留める余裕はなく俺たちは夢中で舌を絡めあい俺は山城さんの服の裾から手を忍び込ませて背中を撫でた。
時折漏れる互いの喘ぎが互いを刺激しさらに部屋の中に熱気が立ち込める。
K「やだ…あんまり見ないで恥ずかしい…」
山城さんは恥ずかしそうに顔を背け枕で顔を隠しながらそう言う。
H「見なきゃ成仏した時、後悔するから見る。」
K「そんな言い方やだよ…」
H「でも本当に…いいの?」
俺がそう問いかけると枕で顔を隠していた山城さんは枕を横に置く。
K「え…?」
H「俺…死んでるんだよ…?幽霊として…本当にいいの?」
俺がそう言うと山城さんの目にはみるみるうちに涙が溜まっていき俺の頬に手を伸ばして優しく触れた。
K「こうやって触れられるのに…ハヤテくんと一つにならない方がやだよ。あの時…怖いなんて言わずに生きてるハヤテくんに捧げればよかったってずっと後悔してた……遅くなったけど私の初めて…あげる。」
H「山城さん…」
K「コトハって呼んで…」
H「コトハ…」
俺がそう呼ぶとコトハは嬉しそうに微笑み、俺はコトハに覆い被さるようにして頬をなで、優しく唇を塞いだ。
つづく
H「山城さん…やっぱ俺…ソファで寝…」
K「ダメ!!怖いからここで寝て!!」
そう俺は今、山城さんと1つのベッドで横になっている。
おまけに山城さんはあれから怖い怖いと言って幽霊のはずの俺をギュッと抱きしめて足まで絡めてくるからもう……俺の理性が爆発しそうで勘弁してほしい。
山城さんは寝付けないのか俺の上腕二頭筋に顔をスリスリさせてさらにギュッと俺を抱きしめる。
不思議と山城さんがあのブレスレットを付けている時は俺に触れても山城さんには何も起きずあの男も現れない。
やっぱりこのブレスレットには不思議な力がある。
もしかしたらこのブレスレットさえつけていれば安心かもしれないが…
今は自分の下半身が心配。
山城さんは寝付けないせいでため息を落とし、その吐息が俺の首筋筋にかかりゾクゾク~っとするとついに俺の男の部分が反応し始めた。
なるほど…幽霊でも反応するんだな…
俺はそれを確信すると自分を落ち着かせるために頭の中で数字を数える。
1…2…3………………………1230…1231…
1232……
ダメだ…益々俺のソレは大きくなっていくばかりで全く落ち着こうとしない。
このままでは山城さんにばれてしまい幽霊のくせに変態だと思われてしまう。
そう思った俺が山城さんからそっと離れようとすると、山城さんがボソッと言った。
K「幽霊と…人間ってさ…えっちできるのかな?」
山城さんの問いかけに俺の心臓は踊り出し、心臓が口から出てしまうのでは無いかとおもいながら俺は死にそうになりながら必死で呼吸をする(幽霊だけど)
H「え……っと……山城さん?」
俺がそう言って山城さんの顔を覗き込んでみると、山城さんは真っ赤な顔をしてパジャマのボタンを外そうとする。
K「…ハヤテくんにハグしたら.…熱くなっちゃったの……」
潤んだ瞳で俺を見上げて腕の中で少しハァハァと言いながらそう話す山城さんがあまりにも可愛いくて目が離せない。
しかも今、真中さんではなくハヤテくんって言いましたよね!?ハヤテくんって!!
赤くて分厚い唇が動くたびに俺はゴクリと喉を鳴らしその唇の感触を想像する。
K「ごめん…」
山城さんがそう言って俺から離れベッドから降りようとした時、俺は山城さんの手首を掴み本能のまま唇を塞いだ。
一瞬、ピリっと互いの唇に電気のようなものが走ったが、それすらも気に留める余裕はなく俺たちは夢中で舌を絡めあい俺は山城さんの服の裾から手を忍び込ませて背中を撫でた。
時折漏れる互いの喘ぎが互いを刺激しさらに部屋の中に熱気が立ち込める。
K「やだ…あんまり見ないで恥ずかしい…」
山城さんは恥ずかしそうに顔を背け枕で顔を隠しながらそう言う。
H「見なきゃ成仏した時、後悔するから見る。」
K「そんな言い方やだよ…」
H「でも本当に…いいの?」
俺がそう問いかけると枕で顔を隠していた山城さんは枕を横に置く。
K「え…?」
H「俺…死んでるんだよ…?幽霊として…本当にいいの?」
俺がそう言うと山城さんの目にはみるみるうちに涙が溜まっていき俺の頬に手を伸ばして優しく触れた。
K「こうやって触れられるのに…ハヤテくんと一つにならない方がやだよ。あの時…怖いなんて言わずに生きてるハヤテくんに捧げればよかったってずっと後悔してた……遅くなったけど私の初めて…あげる。」
H「山城さん…」
K「コトハって呼んで…」
H「コトハ…」
俺がそう呼ぶとコトハは嬉しそうに微笑み、俺はコトハに覆い被さるようにして頬をなで、優しく唇を塞いだ。
つづく
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