ぼくはキミの守護霊さま。

樺純

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第二十話

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山城コトハサイド

家に入りリビングの電気を付けふ~っとため息をついてソファに座ると、私は微かな違和感を覚えた。

ん…?視線を感じる…。

ドクドクドクトク…

私は何故か全身が強ばり心臓が早く動き出して息が浅くなる…

そして、私は勢いよくその視線の先を見ると…

嘘…なんで…!!!?

そこにはリビングの隅に小さく三角座りをして座ってる真中さんがいた。

K「な…なんで…ど…どうやって入って……」

H「分からないんです…気づいたらここにいて……」

K「はぁ!?え!?いやいや…どういうこと!?」

H「ほんとに俺も分からないんだって…!!」

そう言って泣きそうな顔をする真中さんは大きな身体には不釣り合いなほどあどけない顔をして、不安そうに瞳を揺らすが正直、私はこの瞬間移動を目の当たりにして恐怖に怯える。

下にいたはずの真中さんが…

なんで私の部屋に?そう考えたら怖すぎて足が震えた。

K「もしかして…私の部屋の鍵…持ってる…?」

H「はぁ!?持ってるわけ!!」

K「なら…なんでここにいるの…。さすがに真中さんでも勝手に部屋に入られたら…私怖いです…」

H「俺だってここにいたくているわけじゃない!!」

真中さんはなぜか頬を膨らませプイっと拗ね、真中さんは走ってリビングから出て行こう扉を開けるが扉から出ようとした瞬間…バチン!!っと大きな音を立てて跳ね返された。

え…なに…今の…

真中さんはまた立ち上がりその扉をくぐるがまた、大きな音と共に跳ね返された。

どうなってんのよ…

思わずその姿が痛々しくて私は真中さんに近づき手を差し出そうとした瞬間…

ピンポーン

家のチャイムが鳴り響いた。


つづく
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