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第十七話
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真中ハヤテサイド
不意打ちだった。
どうせもう嫌われてるんだし、無言のまま過ごすより俺のくだらない今までの人生を語れば少しでも山城さんの気が紛れるかな?
そう思って話していただけなのに…
山城さんに唇を塞がれた俺はもう何も考える事が出来ず、山城さんに身を任せるようにしてただ唇を啄まれた。
俺は呆然としたまま心地よいその感触に唇が反応しはじめ、遠慮気味に舌を出すと山城さんはそれを拒む事なく受け入れ俺たちは舌を絡めた。
何が起きてるんだろ?
昨日は拒まれ俺一人があの場の雰囲気を勘違いしていたと思っていた。
なのに一夜明けたら山城さんは自ら俺に口付けをし、ゆっくりと俺の首に腕を伸ばして絡めるとさらに深く俺と口付けをしようとしている。
薄明かりの中、俺たちの乱れた吐息と唇が重なり合う音が響き俺の頭はおかしくなってしまいそうだ。
すると、ゆっくりと俺の唇は解放され山城さんの顔を見つめると、山城さんは肩で息をしながらハァハァと濡れた瞳で俺を見つめる。
H「…ど…いう…キスですか…これは?」
俺がそう問いかけると山城さんは微かに目に涙を浮かべながら言った。
K「あ…あのね…?わ…わ…わたしも…セ…セフ…セフ…セフ…」
山城さんが吃りながら何かを言いかけたその瞬間…
プォ~ンッ!!と大きな機械音がエレベーター内に響き、エレベーターが動き出すと突然、扉が開いて俺の首に巻きついていたはずの山城さんの腕は慌てた様子で離れてしまった。
エレベーターの外には俺が電話していた鍵屋さんがいて、その鍵屋さんがエレベーター会社に問い合わせてくれたようだった。
山城さんはエレベーターを降りると俺が鍵屋さんから事情を聞いている間に俺の後ろを通ってマンションからでていってしまった。
「じゃ、今から鍵の取り替えさせてもらいますね。」
そう言われた俺は山城さんのことが気になりながらも、仕方なく故障しているエレベーターの隣にあるエレベーターを使って自分の部屋の階に戻り、部屋の鍵の取り替えをしてもらった。
その間も廊下でチラチラとエレベーターを見るが山城さんが帰ってくる気配は…ない。
鍵の取り替えも終わり業者さんに支払いを済ませ頭を下げているとエレベーターが開くのが分かり、反射的にそちらの方に顔を向けると、そこにはスーパーの袋を持った山城さんともう二度と会いたくない終わったはずのセフレの女が同乗していた。
山城さんの表情は固まっていて、その女が先にエレベーターから降りると俺に駆け寄ってこようとしたので俺はそいつから視線を逸らし山城さんに声をかける。
H「さっきの話しの続き…したいんで後で部屋に来てもらってもいいですか。」
俺の言葉を聞いた山城さんはその女の事をちらちらと気にしながら微かに首を縦に振り慌てて部屋の中に入って行った。
山城さんが部屋に入ると女は俺の腕を掴み猫撫で声を出し俺はそんな声にゾッとする。
「ねぇお願い…」
H「なんか用?」
「部屋の中で話したい…」
H「俺たちは終わったじゃん…もう部屋の中に入るような関係じゃないだろ?」
俺がそういうと俺の腕を掴んでいたその女の爪がグイッとおれの腕に食い込み痛みがぴりっと走る。
「じゃ…さっきのあの人とは部屋の中にはいるような関係なの?」
その女がそう言った瞬間、俺はイラッとしその腕を振り払った。
H「あの人はそんなんじゃねぇ…お前と一緒にすんなよ。」
「やめてよ…そんな余裕のない顔するの…まさかほんとに…私たちもう終わりなの…?」
H「あぁ…そうだよ。」
「そう…分かったわ…。なら、最後にいい事教えてあげる。」
H「んだよ…」
「お隣さんに伝えて…夜道は気をつけてね…って。」
女はそう吐き捨てるようにそう言うとヒールを鳴らしながらエレベーターに向かう。
H「ちょっと待て!それどう言う意味だ!」
腕を掴みながら俺がそういうと女はニヤッと笑いながら言った。
「そのままの意味よ?」
そう言い残すと到着したエレベーターに乗り込みニヤッと笑って俺に手を振った。
俺はアイツの言った言葉の意味を考えながら部屋に入りドサッとソファに座る。
まさか…俺に別れを告げられた腹いせに山城さんを危険な目に遭わせる…そんなことはないだろうか?
いやいや、まさかそこまでするだろうか?
いくらセフレだったといえそこまでクズな女ではなかったし俺も相手を選んでいた。
そんな不安を感じるとその気持ちを掻き消すように俺は辞めたはずのタバコと灰皿を引き出しから取り出し火をつける。
肺の奥まで吸い込み、煙をふ~っとゆっくり吐き出す。
久しぶりに感じる煙草のフワッとした感覚に瞳を閉じているとインターホンがなり、俺は煙草を灰皿に置いて玄関に向かった。
H「はい…。」
そう言いながら扉を開けて出るとそこにいたのは山城さんだった。
K「あ…ごめんなさい…取り込み中ですよね。」
山城さんはハッとした顔をして部屋に戻ろうとするので焦った俺が慌てて声をかける。
H「あ…いや!俺が後で来てって言ったので…」
K「…これ…よかったら…」
山城さんはそう言ってビニール袋を俺に渡し、中を覗くとそこにはインスタントラーメンや水などの食料品が入っていた。
K「余計なお世話かと思ったんですけど……」
H「めちゃくちゃ助かりますます!ありがとうございます。」
K「なら良かったです…」
H「な…中にどうぞ。一緒にラーメン食べませんか?」
俺が山城さんにそう声をかけると、山城さんはパッと笑顔を見せてくれコクンっと頷く。
俺が玄関の扉を大きく開けると山城さんはチョコチョコっと歩いて玄関に入ってきた。
K「お邪魔します。」
H「どうぞ。」
俺の後ろをついてリビングに入ると煙草の臭いが充満していて、俺は慌てて煙草の火を消し窓を開ける。
H「すいません。煙草臭くて。」
K「ううん。気にしないでください。」
山城さんはそう言うと俺に微笑んで遠慮気味にソファに座った。
俺はキッチンのテーブルに山城さんから頂いた食材の入った袋を置き、鍋に水を入れて火にかける。
袋の中にあるインスタントラーメンを3袋取り出そうと中を覗きながらゴソゴソしていると、気配を感じパッと顔を上げたら横に山城さんがいて俺は思わず驚いた。
H「…!!あ…どうかされました?」
K「あの…ラーメン食べる前に言っておこうと思って…」
山城さんは肩をすくめ少しモジモジしながらそう言い、俺はそんな山城さんを見てさっきまでの熱いキスを思い出す。
ドキッ…ドキッ…と胸が弾み初めて感じたその胸の高鳴りがあまりにも苦しくてどうにかなってしまいそうだ。
H「は…はい…」
K「さっき…エレベーターで言いかけたことなんですけど…」
そう話す山城さんも俺とのキスを思い出してくれているのだろうか?
自分の唇を撫でながら頬を赤く染め俺から視線を逸らすからつい、勘違いしてしまいそうだ。
H「あぁ…はい…」
なんて冷静を装い返事をしているものの今にも心臓が飛び出してしまいそうで緊張から俺は手に汗を握る。
K「あの……なんて言うか…」
H「はい……」
K「その……」
H「はい…」
K「もういい!!言いますよ!?私をセフ……!!」
山城さんがそう勢いよく何かを言いかけると、火にかけていた鍋から水が噴きこぼれプシューと音を立て主張するので俺は慌てて火を止める。
H「あ…すいません。なんでしたっけ?」
K「もう…いいです…」
何かを言いかけようとした山城さんはそう言って少し肩を落とした。
つづく
不意打ちだった。
どうせもう嫌われてるんだし、無言のまま過ごすより俺のくだらない今までの人生を語れば少しでも山城さんの気が紛れるかな?
そう思って話していただけなのに…
山城さんに唇を塞がれた俺はもう何も考える事が出来ず、山城さんに身を任せるようにしてただ唇を啄まれた。
俺は呆然としたまま心地よいその感触に唇が反応しはじめ、遠慮気味に舌を出すと山城さんはそれを拒む事なく受け入れ俺たちは舌を絡めた。
何が起きてるんだろ?
昨日は拒まれ俺一人があの場の雰囲気を勘違いしていたと思っていた。
なのに一夜明けたら山城さんは自ら俺に口付けをし、ゆっくりと俺の首に腕を伸ばして絡めるとさらに深く俺と口付けをしようとしている。
薄明かりの中、俺たちの乱れた吐息と唇が重なり合う音が響き俺の頭はおかしくなってしまいそうだ。
すると、ゆっくりと俺の唇は解放され山城さんの顔を見つめると、山城さんは肩で息をしながらハァハァと濡れた瞳で俺を見つめる。
H「…ど…いう…キスですか…これは?」
俺がそう問いかけると山城さんは微かに目に涙を浮かべながら言った。
K「あ…あのね…?わ…わ…わたしも…セ…セフ…セフ…セフ…」
山城さんが吃りながら何かを言いかけたその瞬間…
プォ~ンッ!!と大きな機械音がエレベーター内に響き、エレベーターが動き出すと突然、扉が開いて俺の首に巻きついていたはずの山城さんの腕は慌てた様子で離れてしまった。
エレベーターの外には俺が電話していた鍵屋さんがいて、その鍵屋さんがエレベーター会社に問い合わせてくれたようだった。
山城さんはエレベーターを降りると俺が鍵屋さんから事情を聞いている間に俺の後ろを通ってマンションからでていってしまった。
「じゃ、今から鍵の取り替えさせてもらいますね。」
そう言われた俺は山城さんのことが気になりながらも、仕方なく故障しているエレベーターの隣にあるエレベーターを使って自分の部屋の階に戻り、部屋の鍵の取り替えをしてもらった。
その間も廊下でチラチラとエレベーターを見るが山城さんが帰ってくる気配は…ない。
鍵の取り替えも終わり業者さんに支払いを済ませ頭を下げているとエレベーターが開くのが分かり、反射的にそちらの方に顔を向けると、そこにはスーパーの袋を持った山城さんともう二度と会いたくない終わったはずのセフレの女が同乗していた。
山城さんの表情は固まっていて、その女が先にエレベーターから降りると俺に駆け寄ってこようとしたので俺はそいつから視線を逸らし山城さんに声をかける。
H「さっきの話しの続き…したいんで後で部屋に来てもらってもいいですか。」
俺の言葉を聞いた山城さんはその女の事をちらちらと気にしながら微かに首を縦に振り慌てて部屋の中に入って行った。
山城さんが部屋に入ると女は俺の腕を掴み猫撫で声を出し俺はそんな声にゾッとする。
「ねぇお願い…」
H「なんか用?」
「部屋の中で話したい…」
H「俺たちは終わったじゃん…もう部屋の中に入るような関係じゃないだろ?」
俺がそういうと俺の腕を掴んでいたその女の爪がグイッとおれの腕に食い込み痛みがぴりっと走る。
「じゃ…さっきのあの人とは部屋の中にはいるような関係なの?」
その女がそう言った瞬間、俺はイラッとしその腕を振り払った。
H「あの人はそんなんじゃねぇ…お前と一緒にすんなよ。」
「やめてよ…そんな余裕のない顔するの…まさかほんとに…私たちもう終わりなの…?」
H「あぁ…そうだよ。」
「そう…分かったわ…。なら、最後にいい事教えてあげる。」
H「んだよ…」
「お隣さんに伝えて…夜道は気をつけてね…って。」
女はそう吐き捨てるようにそう言うとヒールを鳴らしながらエレベーターに向かう。
H「ちょっと待て!それどう言う意味だ!」
腕を掴みながら俺がそういうと女はニヤッと笑いながら言った。
「そのままの意味よ?」
そう言い残すと到着したエレベーターに乗り込みニヤッと笑って俺に手を振った。
俺はアイツの言った言葉の意味を考えながら部屋に入りドサッとソファに座る。
まさか…俺に別れを告げられた腹いせに山城さんを危険な目に遭わせる…そんなことはないだろうか?
いやいや、まさかそこまでするだろうか?
いくらセフレだったといえそこまでクズな女ではなかったし俺も相手を選んでいた。
そんな不安を感じるとその気持ちを掻き消すように俺は辞めたはずのタバコと灰皿を引き出しから取り出し火をつける。
肺の奥まで吸い込み、煙をふ~っとゆっくり吐き出す。
久しぶりに感じる煙草のフワッとした感覚に瞳を閉じているとインターホンがなり、俺は煙草を灰皿に置いて玄関に向かった。
H「はい…。」
そう言いながら扉を開けて出るとそこにいたのは山城さんだった。
K「あ…ごめんなさい…取り込み中ですよね。」
山城さんはハッとした顔をして部屋に戻ろうとするので焦った俺が慌てて声をかける。
H「あ…いや!俺が後で来てって言ったので…」
K「…これ…よかったら…」
山城さんはそう言ってビニール袋を俺に渡し、中を覗くとそこにはインスタントラーメンや水などの食料品が入っていた。
K「余計なお世話かと思ったんですけど……」
H「めちゃくちゃ助かりますます!ありがとうございます。」
K「なら良かったです…」
H「な…中にどうぞ。一緒にラーメン食べませんか?」
俺が山城さんにそう声をかけると、山城さんはパッと笑顔を見せてくれコクンっと頷く。
俺が玄関の扉を大きく開けると山城さんはチョコチョコっと歩いて玄関に入ってきた。
K「お邪魔します。」
H「どうぞ。」
俺の後ろをついてリビングに入ると煙草の臭いが充満していて、俺は慌てて煙草の火を消し窓を開ける。
H「すいません。煙草臭くて。」
K「ううん。気にしないでください。」
山城さんはそう言うと俺に微笑んで遠慮気味にソファに座った。
俺はキッチンのテーブルに山城さんから頂いた食材の入った袋を置き、鍋に水を入れて火にかける。
袋の中にあるインスタントラーメンを3袋取り出そうと中を覗きながらゴソゴソしていると、気配を感じパッと顔を上げたら横に山城さんがいて俺は思わず驚いた。
H「…!!あ…どうかされました?」
K「あの…ラーメン食べる前に言っておこうと思って…」
山城さんは肩をすくめ少しモジモジしながらそう言い、俺はそんな山城さんを見てさっきまでの熱いキスを思い出す。
ドキッ…ドキッ…と胸が弾み初めて感じたその胸の高鳴りがあまりにも苦しくてどうにかなってしまいそうだ。
H「は…はい…」
K「さっき…エレベーターで言いかけたことなんですけど…」
そう話す山城さんも俺とのキスを思い出してくれているのだろうか?
自分の唇を撫でながら頬を赤く染め俺から視線を逸らすからつい、勘違いしてしまいそうだ。
H「あぁ…はい…」
なんて冷静を装い返事をしているものの今にも心臓が飛び出してしまいそうで緊張から俺は手に汗を握る。
K「あの……なんて言うか…」
H「はい……」
K「その……」
H「はい…」
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山城さんがそう勢いよく何かを言いかけると、火にかけていた鍋から水が噴きこぼれプシューと音を立て主張するので俺は慌てて火を止める。
H「あ…すいません。なんでしたっけ?」
K「もう…いいです…」
何かを言いかけようとした山城さんはそう言って少し肩を落とした。
つづく
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