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ヒュウサイド
その日はとても暑い日で汗をかいた僕の恋人が僕の横に来た瞬間…汗ばんだ腕が僕の腕と触れ合い僕はドキッとした。
でも、まだ幼かった僕はドキッと胸を高鳴らせてしまった事を悟られてはいけないと思い、平然とした顔をして言ったんだ。
H「エニシ、なんでそんな汗かいてんの?」
自分の感情を悟られたくなくて言った僕のその言葉は、繊細だった幼き頃の僕の恋人の心を傷つけたようだった。
E「ごめん。汗くさいよね。」
そう言って僕を避けた瞬間、僕は自分で言ってしまった事なのに何故か僕が胸を抉られ苦しくなり自分の感情に気づいた。
あぁ…僕は彼が好きなんだなって。
そのあと少し気まずくなって、お互い目が合ってもすぐにそらしたり、話さない日が続いた。
このまま距離が出来ていくのかな…なんて思ったけど、ある日、泣きながら僕の恋人が「僕が悪いことしたならごめん。ヒュウが好きだからこのままは嫌だ。」と言ってきて、エニシが傷つくことを言って悪いのは僕なのにと思いながら、ギュッとエニシを抱きしめて「僕もごめんね」と言うとそのまま僕たちは初めてのキスをした。
そんな昔の思い出を振り返るのが大好きな僕だから、今こうやって恋人と幸せに過ごしていても、その当時の恋人の幼き頃の写真を見つめて言うんだ。
H「キモくなんかないよ。エニシはずっと昔からカッコいいし可愛い。歌もダンスも上手くて何より顔がカッコいいんだもん。だから好きになったんだよ。」
僕の恋人はいつも職場の偉い人からパワハラとも取れるようなことを言われ続けていて自信を失っていた。でも、僕からしたら誰よりも仕事に真面目で必死に取り組んでいた。
だから、キミは良くやってるよとずっとそれを素直に伝え続けていた。
すると、僕の恋人は付き合い始めて数年後に恥ずかしそうにこう言った。
E「ヒュウが僕を変えたんだよ。」
って。
それを聞いた時、僕は涙が出そうだった。
僕の愛をちゃんと感じ受け止めてくれていた…伝わっていたんだとその時はじめて気づいたから。
僕の恋人は僕の肩を抱き寄せ問いかける。
E「今日は言わないの?」
H「何を?」
E「エニシは僕が……」
H「育てたんだよ。」
E「だね。」
そうして僕たちのモーニングルーティンはソファの上でイチャイチャと過ごしながら終わる。
わけがなく…
つづく
その日はとても暑い日で汗をかいた僕の恋人が僕の横に来た瞬間…汗ばんだ腕が僕の腕と触れ合い僕はドキッとした。
でも、まだ幼かった僕はドキッと胸を高鳴らせてしまった事を悟られてはいけないと思い、平然とした顔をして言ったんだ。
H「エニシ、なんでそんな汗かいてんの?」
自分の感情を悟られたくなくて言った僕のその言葉は、繊細だった幼き頃の僕の恋人の心を傷つけたようだった。
E「ごめん。汗くさいよね。」
そう言って僕を避けた瞬間、僕は自分で言ってしまった事なのに何故か僕が胸を抉られ苦しくなり自分の感情に気づいた。
あぁ…僕は彼が好きなんだなって。
そのあと少し気まずくなって、お互い目が合ってもすぐにそらしたり、話さない日が続いた。
このまま距離が出来ていくのかな…なんて思ったけど、ある日、泣きながら僕の恋人が「僕が悪いことしたならごめん。ヒュウが好きだからこのままは嫌だ。」と言ってきて、エニシが傷つくことを言って悪いのは僕なのにと思いながら、ギュッとエニシを抱きしめて「僕もごめんね」と言うとそのまま僕たちは初めてのキスをした。
そんな昔の思い出を振り返るのが大好きな僕だから、今こうやって恋人と幸せに過ごしていても、その当時の恋人の幼き頃の写真を見つめて言うんだ。
H「キモくなんかないよ。エニシはずっと昔からカッコいいし可愛い。歌もダンスも上手くて何より顔がカッコいいんだもん。だから好きになったんだよ。」
僕の恋人はいつも職場の偉い人からパワハラとも取れるようなことを言われ続けていて自信を失っていた。でも、僕からしたら誰よりも仕事に真面目で必死に取り組んでいた。
だから、キミは良くやってるよとずっとそれを素直に伝え続けていた。
すると、僕の恋人は付き合い始めて数年後に恥ずかしそうにこう言った。
E「ヒュウが僕を変えたんだよ。」
って。
それを聞いた時、僕は涙が出そうだった。
僕の愛をちゃんと感じ受け止めてくれていた…伝わっていたんだとその時はじめて気づいたから。
僕の恋人は僕の肩を抱き寄せ問いかける。
E「今日は言わないの?」
H「何を?」
E「エニシは僕が……」
H「育てたんだよ。」
E「だね。」
そうして僕たちのモーニングルーティンはソファの上でイチャイチャと過ごしながら終わる。
わけがなく…
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