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第四十四話
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ユササイド
ミネトからアノンとシアの話を聞かされて俺はあまりにも動揺し、初めのうちはうまく理解出来なかった。
ミネトはそんな俺を見兼ねてサラナを呼び出し、さらに詳しくアノンの話を聞かされた俺はその時、決めたんだ。
シアからアノンを取り返そうと。
だから正直、シアがあのタイミングで警察に捕まってくれてホッとしたし、あれだけ俺との間に壁を作っていたアノンが少しずつ昔のアノンに戻っていくのが嬉しくて、今度は俺が素直になる番だと思い、アノンに気持ちを打ち明けた。
アノンは泣いていてその泣き顔を見て、いても立ってもいられない俺はアノンを抱きしめ、夢中で話すアノンの唇を塞いだ。
もう…これ以上我慢は出来ないと思ったから。
繰り返される口付けに時折、アノンの吐息が漏れて俺の頭はおかしくなってしまいそうだった。
ゆっくりと離れた俺たちは目が合うとまるで初めてのキスのあとかのように恥ずかしくて笑い合った。
そして俺はあの時、ルルへの後ろめたさから言いたくても言えなかった言葉をアノンに伝える。
Y「今回はちゃんと言っておくよ。もう、後悔したくないから。」
俺がそういうとアノンは不思議そうな顔をして俺をじっと見つめる。
Y「ずっと前からアノンの事が好きでした。だから、俺と付き合ってくれませんか?」
アノンを追い出してから何度も繰り返し後悔した。
なんでアノンを追い出してしまったんだろ…なんでアノンに素直に気持ちを伝えなかったんだろう…って。
もう、そんな過ちを繰り返したくない俺はアノンに素直な気持ちを伝えるとアノンは小さな声で「はい」というと俺の唇にチュッとキスをした。
その日、アノンは店の2階にある俺の家に泊まった。
あの頃のままにしていたアノンの部屋を見たアノンはまた微かに涙を目に浮かべて自分が追い出したくせにバカなんじゃないのっと笑っていた。
そして、俺たちは一つのベッドで抱きしめあいながら眠った。
それからアノンは俺たちの店のコラボと掛け持ちで俺の手の怪我が治るまで一緒に働いてくれることになった。
しかし、アノンはその前に1日だけ時間が欲しいと言ってキヒヤと2人で一緒に出かけた。
そんな2人を見たミネトは俺にヤキモチ妬かないの?2人で行かせちゃっていいの?って何度も聞いて来たが、俺はアノンにとって必要な時間だと思い何も言わず、うるさいミネトをただヘッドロックして黙らせておいた。
夕方、キヒヤと一緒に帰ってきたアノンの顔を見れば不思議と2人で行かせて良かったと思ったし、ミネトとキヒヤの目を盗んでキッチンの裏で思う存分、アノンに舌を絡めてキスをしたから全然キヒヤにヤキモチなんて妬いてないに決まっている。
つづく
ミネトからアノンとシアの話を聞かされて俺はあまりにも動揺し、初めのうちはうまく理解出来なかった。
ミネトはそんな俺を見兼ねてサラナを呼び出し、さらに詳しくアノンの話を聞かされた俺はその時、決めたんだ。
シアからアノンを取り返そうと。
だから正直、シアがあのタイミングで警察に捕まってくれてホッとしたし、あれだけ俺との間に壁を作っていたアノンが少しずつ昔のアノンに戻っていくのが嬉しくて、今度は俺が素直になる番だと思い、アノンに気持ちを打ち明けた。
アノンは泣いていてその泣き顔を見て、いても立ってもいられない俺はアノンを抱きしめ、夢中で話すアノンの唇を塞いだ。
もう…これ以上我慢は出来ないと思ったから。
繰り返される口付けに時折、アノンの吐息が漏れて俺の頭はおかしくなってしまいそうだった。
ゆっくりと離れた俺たちは目が合うとまるで初めてのキスのあとかのように恥ずかしくて笑い合った。
そして俺はあの時、ルルへの後ろめたさから言いたくても言えなかった言葉をアノンに伝える。
Y「今回はちゃんと言っておくよ。もう、後悔したくないから。」
俺がそういうとアノンは不思議そうな顔をして俺をじっと見つめる。
Y「ずっと前からアノンの事が好きでした。だから、俺と付き合ってくれませんか?」
アノンを追い出してから何度も繰り返し後悔した。
なんでアノンを追い出してしまったんだろ…なんでアノンに素直に気持ちを伝えなかったんだろう…って。
もう、そんな過ちを繰り返したくない俺はアノンに素直な気持ちを伝えるとアノンは小さな声で「はい」というと俺の唇にチュッとキスをした。
その日、アノンは店の2階にある俺の家に泊まった。
あの頃のままにしていたアノンの部屋を見たアノンはまた微かに涙を目に浮かべて自分が追い出したくせにバカなんじゃないのっと笑っていた。
そして、俺たちは一つのベッドで抱きしめあいながら眠った。
それからアノンは俺たちの店のコラボと掛け持ちで俺の手の怪我が治るまで一緒に働いてくれることになった。
しかし、アノンはその前に1日だけ時間が欲しいと言ってキヒヤと2人で一緒に出かけた。
そんな2人を見たミネトは俺にヤキモチ妬かないの?2人で行かせちゃっていいの?って何度も聞いて来たが、俺はアノンにとって必要な時間だと思い何も言わず、うるさいミネトをただヘッドロックして黙らせておいた。
夕方、キヒヤと一緒に帰ってきたアノンの顔を見れば不思議と2人で行かせて良かったと思ったし、ミネトとキヒヤの目を盗んでキッチンの裏で思う存分、アノンに舌を絡めてキスをしたから全然キヒヤにヤキモチなんて妬いてないに決まっている。
つづく
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