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19話
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トモヤside
ポフッとふかふかなベッドの感触が気持ちよくて俺は微かに目が覚めた。
T「ん…気持ち…いい…」
そして、自分の腕のなかにある抱き枕をギュッと胸の中に抱き締めると、その感触がいつもの抱き枕と違って俺の眠気が覚めていく。
ん…?なんかゴツゴツしてる…?
そう思った俺がバチっと目を開けると、そこにはなんとジョウがいて驚いた俺は勢いよくジョウからパッと手を離した。
T「え…なんでここに…って…ここどこ?」
見渡してみるとそこはコンクリートの壁が寒さを際立たせ、ソファにテーブル、ベッドなど必要なもの以外は何もない殺風景な部屋だった。
J「俺の家です…トモさんウチの店で寝ちゃったから…」
そう話すジョウも相当お酒を飲んだのか、頬が赤く染まっていて俺から視線を逸らした。
ふと、前にある姿見に映る自分の姿を見るとサンタのドレスが乱れていて、今にも胸元が見えそうで俺は慌ててそのドレスを直した。
やば…おっぱいないから男ってバレたかも…
そう思いながら俺はどうすればいいのかキョドキョドしていると、ジョウは少し俺と距離を取りながらベッドに座った。
沈黙が続く中、その気まずさに耐えかねた俺が勢いよく立ち上がる。
T「寝ちゃってごめんね…じゃ…帰るね。今日はありがとう。」
そう言ってベッドに座るジョウの前から立ち去ろうとすると突然、ジョウに手首を掴まれた俺はベッドに座っているジョウの元に引き寄せられ、ジョウはそんな俺の腰に甘えるようにギュッと抱きついた。
え……どうしよう…
やば…可愛い…
突然のジョウのそんな行動に、胸がドキドキして俺はアワアワとしながらも、とりあえずジョウのその頭を撫でてみるが、ジョウは泣いているのか鼻を啜る音がして驚いた俺の手が止まった。
T「……ジョウ…泣いてるの?」
J「今夜だけ…クリスマスイヴだけでいいから…一緒にいて…1人にしないで…」
そう言ったジョウは俺の腰に抱きつき離さない。
どうしよう…そんな事言われたら放っておけないじゃん…
そんなことを思いながら俺のお腹に顔を埋めているジョウを見つめていると、ジョウは俺の顔を見上げながらポロポロと涙を流した。
それと同時に俺の胸の奥がドキュンと強く鳴った。
T「ひ…1人…嫌なの…?」
J「クリスマスイヴがトラウマなんです…だからお願い…」
か…可愛い…可愛いがすぎる…
うるうるとしたジョウのその瞳を見てしまった俺はドキドキと心臓が大暴れし、俺がそのジョウの頬に流れる涙を親指で拭ってやると、ジョウはゆっくりと立ち上がり急に男の目をして俺の唇を塞いだ。
むちゅ…っと音をさせて重なった俺たちの唇はとても自然に混ざり合い、なんの違和感も感じない。
ゆっくりとジョウの体に手を回すとジョウの体は微かに震えていた。
ジョウの言っていたトラウマとは一体なんなのだろう?
こんなにも震えるほどの恐怖をクリスマスイヴに感じてしまったのだろうか?
そう思った俺はそんなジョウが不憫に感じたのと同時に、俺のキスで少しでもそのトラウマから解放されたらいいなと思いながら夢中で唇を重ねた。
つづく
ポフッとふかふかなベッドの感触が気持ちよくて俺は微かに目が覚めた。
T「ん…気持ち…いい…」
そして、自分の腕のなかにある抱き枕をギュッと胸の中に抱き締めると、その感触がいつもの抱き枕と違って俺の眠気が覚めていく。
ん…?なんかゴツゴツしてる…?
そう思った俺がバチっと目を開けると、そこにはなんとジョウがいて驚いた俺は勢いよくジョウからパッと手を離した。
T「え…なんでここに…って…ここどこ?」
見渡してみるとそこはコンクリートの壁が寒さを際立たせ、ソファにテーブル、ベッドなど必要なもの以外は何もない殺風景な部屋だった。
J「俺の家です…トモさんウチの店で寝ちゃったから…」
そう話すジョウも相当お酒を飲んだのか、頬が赤く染まっていて俺から視線を逸らした。
ふと、前にある姿見に映る自分の姿を見るとサンタのドレスが乱れていて、今にも胸元が見えそうで俺は慌ててそのドレスを直した。
やば…おっぱいないから男ってバレたかも…
そう思いながら俺はどうすればいいのかキョドキョドしていると、ジョウは少し俺と距離を取りながらベッドに座った。
沈黙が続く中、その気まずさに耐えかねた俺が勢いよく立ち上がる。
T「寝ちゃってごめんね…じゃ…帰るね。今日はありがとう。」
そう言ってベッドに座るジョウの前から立ち去ろうとすると突然、ジョウに手首を掴まれた俺はベッドに座っているジョウの元に引き寄せられ、ジョウはそんな俺の腰に甘えるようにギュッと抱きついた。
え……どうしよう…
やば…可愛い…
突然のジョウのそんな行動に、胸がドキドキして俺はアワアワとしながらも、とりあえずジョウのその頭を撫でてみるが、ジョウは泣いているのか鼻を啜る音がして驚いた俺の手が止まった。
T「……ジョウ…泣いてるの?」
J「今夜だけ…クリスマスイヴだけでいいから…一緒にいて…1人にしないで…」
そう言ったジョウは俺の腰に抱きつき離さない。
どうしよう…そんな事言われたら放っておけないじゃん…
そんなことを思いながら俺のお腹に顔を埋めているジョウを見つめていると、ジョウは俺の顔を見上げながらポロポロと涙を流した。
それと同時に俺の胸の奥がドキュンと強く鳴った。
T「ひ…1人…嫌なの…?」
J「クリスマスイヴがトラウマなんです…だからお願い…」
か…可愛い…可愛いがすぎる…
うるうるとしたジョウのその瞳を見てしまった俺はドキドキと心臓が大暴れし、俺がそのジョウの頬に流れる涙を親指で拭ってやると、ジョウはゆっくりと立ち上がり急に男の目をして俺の唇を塞いだ。
むちゅ…っと音をさせて重なった俺たちの唇はとても自然に混ざり合い、なんの違和感も感じない。
ゆっくりとジョウの体に手を回すとジョウの体は微かに震えていた。
ジョウの言っていたトラウマとは一体なんなのだろう?
こんなにも震えるほどの恐怖をクリスマスイヴに感じてしまったのだろうか?
そう思った俺はそんなジョウが不憫に感じたのと同時に、俺のキスで少しでもそのトラウマから解放されたらいいなと思いながら夢中で唇を重ねた。
つづく
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