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28話
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テオンサイド
じいちゃんは俺の姿を見て青ざめた顔をし、じいちゃんに俺のこんな姿を見せてしまった申し訳なさから涙が溢れ出すと、後ろからパサっと俺の肩にジャケットが掛けられた。
ガクガクと震える手を隠し、後ろを振り返るとそこには悲痛な顔をしたカイルがいて、俺は見られたくなかった姿を見られてしまい思わずカイルから目を逸らす。
涙が溢れる俺を見たカイルはそっと俺の頭を自分の胸の中に抱きしめた。
K「ごめん…心配で待てなかったんだ。」
カイルの胸の中で視線を向けると、義父は慌てて乱れたスーツを直し、会長の前に立ち冷や汗をかいている。
カイルはその間も俺のことを落ち着かせるように優しく背中を撫でてくれ、俺はゆっくりと顔を上げた。
すると、会長はビシッとしたスーツを久しぶりに来ていて鋭い目で義父を睨みつけている。
「ワシの大切な孫に何をしておると聞いているんだ。」
「そ…それは…」
義父の口から言えるはずなんてないだろう。
会長が俺を目に入れても痛くないほど可愛いがっている事を1番よく知っているのだからまさか、妻の代わりに息子を抱いていたなんて口が裂けても言えるはずがない。
俺はカイルの目を見て軽く頷くとゆっくりと立ち上がり、カイルのジャケットをしっかりと羽織り、乱れた服を隠した。
T「会長、ご報告が遅れて申し訳ございません。社長は先程、辞表を提出されました。」
そう言って俺は会長に義父のサインと母印が押してある辞表と承諾書を見せ、会長はそれを受け取り言った。
「私が不在の間、ご苦労だったな。これで足りるかな。」
会長はいつの間にそんなモノを用意していたのか胸ポケットから小切手を取り出した。
その金額を見た義父の目の色が変わったのが分かった俺は呆れて言葉も見つからない。
「退職金と手切金…そして口止め料だ。うちの可愛い孫にあんな事をして本当ならお前の地位や名誉…命さえも奪ってやりたいが…違法なことをしたとは言え、今までこの会社を支えてきたのはお前だ…金と命があるだけでも有難いと思え…そしてもう二度と私たちの前に現れるな。ウチの大切な可愛い孫に手を出したツケは大きいぞ。」
会長のその言葉を聞いた俺でさえもあまりの威圧感から苦しくて涙が溢れ出すのに、目の前にいる義父はそれ以上に焦りガクガクと身体が震えていて…その手で会長の小切手を掴むと逃げるように俺たちの前から消えていった。
「今すぐあれを処分しろ。明日は役員会だ。みんなに伝えておけ。」
「かしこまりました!」
会長がそう伝えると秘書が義父の名前の入ったネームプレートを手に取り、役員会の準備のため部屋を後にする。
俺はそれを見届けると車椅子に乗るじいちゃんの元に駆け寄りひざまずいた。
T「じいちゃん…!!」
「無茶をしよって…大丈夫か?怪我はしてないか?」
じいちゃんはそう言って俺の身体を確認すると俺の目から涙が溢れ出し、じいちゃんは泣き虫だな…と言って俺の涙を親指で拭ってくれた。
T「ごめん…じいちゃん…」
「何でお前さんが謝る?ワシの方が申し訳なかった…今まで辛い思いをさせてしまったな…」
T「でも…なんで…そのこと…」
「ソウスケくんが病院に来たんだ。あくまでも憶測だがもしかしたらテオンは幼い頃、義父に辛い目に遭わされ続けてきたかもしれないって。今、テオンはそれに立ち向かい会社を取り戻そうと必死だと…助けになってやってほしいとソウスケくんは涙ながらに言っていたよ。」
やっぱりソウスケくんは俺が義父にされ続けてきた事に気づいていた。
それに気づいたうえで俺を引き取り、何も深く聞くことなく、俺が日常の生活を送れるように何も特別なことはせず温かく守ってくれていた。
その現実を知った俺からまた、涙が溢れ出すとじいちゃんが手を握る。
「秘書からもお前さんが動き出してると聞いておった。信頼出来る人を見つけた坊っちゃんが今、必死になって会社を取り戻そうとしておると…だから、ワシもリハビリを頑張ったんじゃ…お前さんがこの会社を継ぐまではワシが社長に復帰して守る…だからお前さんも帰ってこい…あの信頼出来る彼と一緒に…」
じいちゃんは俺の頬に流れる涙を拭くとカイルを見つめて頷き、じいちゃんの目にも微かに涙が浮かんでいた。
カイルもじいちゃんの前にしゃがみ込み、俺の背中に手を回すとじいちゃんはカイルの手も取り、俺の手の上に重ねてじいちゃんの働き者なシワまじりの手で俺たちの手を包み込んだ。
「カイル…泣き虫で可愛いうちの孫…テオンを頼んだよ。」
K「はい。」
そう言ったカイルを見つめて俺はふと、思う。
なんで…じいちゃんはカイルのことを知っているのだろうと。
T「なんでじいちゃんはカイルのこと知ってるの?」
「秘書が信頼出来ると言ったにしてもワシがダメだと言えばダメだならな。数日前、お前さんが留守にしている間にカイルを病院に呼んで話をしたんだ…なぁ、カイル。良くやってくれた。感謝するよ。」
じいちゃんはそう言ってカイルの肩を嬉しそうに叩く。
カイルはそんなじいちゃんにありがとうございます~照れます会長~と言ってニヤニヤしていた。
そんなカイルを見て俺にも笑みを浮かべる余裕が出来てきて、気持ちが落ち着くとカイルが言った。
K「テオンくんお疲れ様…お祝いしなきゃだね?」
そう言って俺にエクボを見せて笑うカイルに俺が頷きながら抱きつくと、じいちゃんは笑いながら今すぐ離れろと少しだけキレていた。
後日行われた役員会により、正式に会長が現場復帰する事となり俺とカイルはアンドロイド業務のマネージャーと主任として会社に携わる事となった。
後から調べれば義父は銀行に大金を預けると悪事がバレると恐れたのか、1日の殆どを過ごす社長室の金庫に自分の全財産であろう大金を置いてあった。
俺たちはその残された大金でウチの会社から精神的苦痛やストレスを受けた人に謝罪金を渡し謝罪をした。
そして、俺にそっくりな顔をしたアンドロイドはデーター諸共全て消去し復元不可能な設定をカイルに組み込んでもらった。
がしかし、カイルはそのデーターを消去している間、俺に似たアンドロイドに搭載された機能一覧を見てはこんな機能考えた奴は許せん!!と言いながらずっとブツブツとキレていたので、俺はそんな可愛い年下の恋人の頬にチュッとキスを落としご機嫌取りをすると、カイルは無言のまま嬉しそうにキーボードを叩いていた。
じいちゃんは俺の姿を見て青ざめた顔をし、じいちゃんに俺のこんな姿を見せてしまった申し訳なさから涙が溢れ出すと、後ろからパサっと俺の肩にジャケットが掛けられた。
ガクガクと震える手を隠し、後ろを振り返るとそこには悲痛な顔をしたカイルがいて、俺は見られたくなかった姿を見られてしまい思わずカイルから目を逸らす。
涙が溢れる俺を見たカイルはそっと俺の頭を自分の胸の中に抱きしめた。
K「ごめん…心配で待てなかったんだ。」
カイルの胸の中で視線を向けると、義父は慌てて乱れたスーツを直し、会長の前に立ち冷や汗をかいている。
カイルはその間も俺のことを落ち着かせるように優しく背中を撫でてくれ、俺はゆっくりと顔を上げた。
すると、会長はビシッとしたスーツを久しぶりに来ていて鋭い目で義父を睨みつけている。
「ワシの大切な孫に何をしておると聞いているんだ。」
「そ…それは…」
義父の口から言えるはずなんてないだろう。
会長が俺を目に入れても痛くないほど可愛いがっている事を1番よく知っているのだからまさか、妻の代わりに息子を抱いていたなんて口が裂けても言えるはずがない。
俺はカイルの目を見て軽く頷くとゆっくりと立ち上がり、カイルのジャケットをしっかりと羽織り、乱れた服を隠した。
T「会長、ご報告が遅れて申し訳ございません。社長は先程、辞表を提出されました。」
そう言って俺は会長に義父のサインと母印が押してある辞表と承諾書を見せ、会長はそれを受け取り言った。
「私が不在の間、ご苦労だったな。これで足りるかな。」
会長はいつの間にそんなモノを用意していたのか胸ポケットから小切手を取り出した。
その金額を見た義父の目の色が変わったのが分かった俺は呆れて言葉も見つからない。
「退職金と手切金…そして口止め料だ。うちの可愛い孫にあんな事をして本当ならお前の地位や名誉…命さえも奪ってやりたいが…違法なことをしたとは言え、今までこの会社を支えてきたのはお前だ…金と命があるだけでも有難いと思え…そしてもう二度と私たちの前に現れるな。ウチの大切な可愛い孫に手を出したツケは大きいぞ。」
会長のその言葉を聞いた俺でさえもあまりの威圧感から苦しくて涙が溢れ出すのに、目の前にいる義父はそれ以上に焦りガクガクと身体が震えていて…その手で会長の小切手を掴むと逃げるように俺たちの前から消えていった。
「今すぐあれを処分しろ。明日は役員会だ。みんなに伝えておけ。」
「かしこまりました!」
会長がそう伝えると秘書が義父の名前の入ったネームプレートを手に取り、役員会の準備のため部屋を後にする。
俺はそれを見届けると車椅子に乗るじいちゃんの元に駆け寄りひざまずいた。
T「じいちゃん…!!」
「無茶をしよって…大丈夫か?怪我はしてないか?」
じいちゃんはそう言って俺の身体を確認すると俺の目から涙が溢れ出し、じいちゃんは泣き虫だな…と言って俺の涙を親指で拭ってくれた。
T「ごめん…じいちゃん…」
「何でお前さんが謝る?ワシの方が申し訳なかった…今まで辛い思いをさせてしまったな…」
T「でも…なんで…そのこと…」
「ソウスケくんが病院に来たんだ。あくまでも憶測だがもしかしたらテオンは幼い頃、義父に辛い目に遭わされ続けてきたかもしれないって。今、テオンはそれに立ち向かい会社を取り戻そうと必死だと…助けになってやってほしいとソウスケくんは涙ながらに言っていたよ。」
やっぱりソウスケくんは俺が義父にされ続けてきた事に気づいていた。
それに気づいたうえで俺を引き取り、何も深く聞くことなく、俺が日常の生活を送れるように何も特別なことはせず温かく守ってくれていた。
その現実を知った俺からまた、涙が溢れ出すとじいちゃんが手を握る。
「秘書からもお前さんが動き出してると聞いておった。信頼出来る人を見つけた坊っちゃんが今、必死になって会社を取り戻そうとしておると…だから、ワシもリハビリを頑張ったんじゃ…お前さんがこの会社を継ぐまではワシが社長に復帰して守る…だからお前さんも帰ってこい…あの信頼出来る彼と一緒に…」
じいちゃんは俺の頬に流れる涙を拭くとカイルを見つめて頷き、じいちゃんの目にも微かに涙が浮かんでいた。
カイルもじいちゃんの前にしゃがみ込み、俺の背中に手を回すとじいちゃんはカイルの手も取り、俺の手の上に重ねてじいちゃんの働き者なシワまじりの手で俺たちの手を包み込んだ。
「カイル…泣き虫で可愛いうちの孫…テオンを頼んだよ。」
K「はい。」
そう言ったカイルを見つめて俺はふと、思う。
なんで…じいちゃんはカイルのことを知っているのだろうと。
T「なんでじいちゃんはカイルのこと知ってるの?」
「秘書が信頼出来ると言ったにしてもワシがダメだと言えばダメだならな。数日前、お前さんが留守にしている間にカイルを病院に呼んで話をしたんだ…なぁ、カイル。良くやってくれた。感謝するよ。」
じいちゃんはそう言ってカイルの肩を嬉しそうに叩く。
カイルはそんなじいちゃんにありがとうございます~照れます会長~と言ってニヤニヤしていた。
そんなカイルを見て俺にも笑みを浮かべる余裕が出来てきて、気持ちが落ち着くとカイルが言った。
K「テオンくんお疲れ様…お祝いしなきゃだね?」
そう言って俺にエクボを見せて笑うカイルに俺が頷きながら抱きつくと、じいちゃんは笑いながら今すぐ離れろと少しだけキレていた。
後日行われた役員会により、正式に会長が現場復帰する事となり俺とカイルはアンドロイド業務のマネージャーと主任として会社に携わる事となった。
後から調べれば義父は銀行に大金を預けると悪事がバレると恐れたのか、1日の殆どを過ごす社長室の金庫に自分の全財産であろう大金を置いてあった。
俺たちはその残された大金でウチの会社から精神的苦痛やストレスを受けた人に謝罪金を渡し謝罪をした。
そして、俺にそっくりな顔をしたアンドロイドはデーター諸共全て消去し復元不可能な設定をカイルに組み込んでもらった。
がしかし、カイルはそのデーターを消去している間、俺に似たアンドロイドに搭載された機能一覧を見てはこんな機能考えた奴は許せん!!と言いながらずっとブツブツとキレていたので、俺はそんな可愛い年下の恋人の頬にチュッとキスを落としご機嫌取りをすると、カイルは無言のまま嬉しそうにキーボードを叩いていた。
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