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終章 そして
阿蘇山大噴火
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どうしたもんかね。
「荼枳尼天さんさぁ。」
「なんじゃ。」
「神様をぶった斬っちゃって良いかね?」
神様が死ぬのかどうかはわからないけど、多分僕が生きている間は復活しないだろうし。
…しないかなぁ。
フィクションだと、封印されたナンタラが蘇って、勇者がこれに立ち向かう、なんてのは定番なんだけど。
「とりあえず殺しちゃえば、当面の噴火は防げるでしょ。」
「あのぅ、出来れば妻を殺さないでくれると嬉しいなぁ。」
「好きにせい。噴火は儂の管轄じゃねぇし。」
「荼枳尼天様、どうか私の妻を…。」
「儂の管轄は五穀豊穣。筑紫洲が日の本から消えようが、今日の都から東が残れば儂に支障は無いからの。」
「だぎにでんざまぁぁ。」
あぁあ。泣き出しちゃった。
「あの。」
それまでハヤブサくんの顎を掻いて可愛がっていたウチの巫女さんが溜まりかねてか、口を挟んで来た。
「殿って神様も屠れちゃうんですか?」
「おぅおぅ。」
祟り神も玉には甘い。
性別不詳(最初は女性だった気もするけど)の荼枳尼天は、玉の言う事なら(時と場合によっては)無条件で聞いてくれる。
…主にお供え物が美味しかった時に。
「前に土地神の穢れを払った事があったじゃろ。」
「殿のお家での一言主様ですね。」
「うむ、アレを祓えたのは、浅葱の血と浅葱の土地だからじゃ。そのくらいあの野郎は発狂しておった。」
「え?玉の記憶では、一言主様、大人しかったですよ。」
「お主の殿に怯えとったんじゃよ。浅葱を守護する浅葱の刀を、浅葱の当代が握るなら、一言主本体ならともかく、分霊如きじゃ相手にならん。そう本能的に悟ったところに巫女っ子の大祝詞じゃ。一言主は素直に聞き、素直に祓われた。浅葱、浅葱の土地、浅葱の刀、そして浅葱を心酔する巫女っ子。どれか1つでも欠けていたら、あの場は戦場になってもおかしくはなかった。」
「ほへぇ。」
何それ?
僕は何にも知らないよ?
あの時は青木さんもいたし、不思議空間で矢切に住んでるただのOLさんが死んで、実空間では行方不明扱いにされても困るなぁって、勝手に身体が動いただけだし。
「ま、一言主とは友好な関係を築けたから、氏神として''浅葱一族には''十全な加護を与えられておるわけだ。あそこまで綺麗な神もなかなか居らんて。」
「さすがは殿です!」
「ピュ!」
あぁなんか、玉とハヤブサくんの目がキラキラし出した。
………
「それで、あなた。」
「はい。」
「奥さん、ここに呼べますか?」
「妻を、ですか?」
健磐龍命さんとやらは、土下座したまま腕を組んで首を傾げるって器用なことしてるけど、話し難いから顔上げてくれないかなぁ。
この人、神武天皇の孫だよね。
訳の分からない落ちぶれた神官・浅葱家や一応九州の名門・菊地家とは先祖を辿って行けば繋がるかもしれない、結局は庶民の我が家とは桁違いの血筋だよね?
なのに、なんでそんなに土下座し慣れているの?
「無理ですね。実家に帰ってしまいました。」
じ、実家?
「霧島にございます。」
霧島って事は霧島神宮の事かな?
検索、検索っと。
ええと祭神は瓊瓊杵命。
わぁ、木花咲耶姫だの彦火火出見尊だの、熱そうな連中勢ぞろいだよ。
因みに木花咲耶姫は富士山の化身だし、
彦火火出見尊は別名山彦。
親族(神族)には「火」がついてる人(神)ばかりだし、サンダとガイラのサンダの方だ。
因みに木花咲耶姫の息子さんが彦火火出見尊で、彦火火出見尊の孫が神武天皇だったりする。
なるほどねぇ。
健磐龍命じゃ頭が上がらないか。
いや、今僕は相当ファンタジーで頭が良いんだか悪いんだか不思議な事並べて、もう不敬なんだかなんなんだか、わけわからん。
「霧島じゃ、ちょっと遠いかぁ。」
「それにあの、わたくしは一応人間が祀られただけの存在なものですから。本物の神々には対抗し得ないのです。」
それじゃ僕はなんなんだよ?
仕方ないなぁ。
「荼枳尼天さん、ちょっと悪どい事をするけど良いかな。」
「基本、お主はイライラするほど善人じゃからの。いつでも手を出せる嫁御どももほったらかしじゃし。そろそろなんとかせい。」
「なんとかせい。」
「ピューイ」
玉とハヤブサくん、余計なこと言わないように。
では、行くか。
イメージ。
イメージ。
浅葱の力を結集させて、こう頭の上に。
ずばーんとか、ずごごごごとか。
頭の悪そうな擬音を、そもそも大して良くない頭の中でたてながら。
「玉。こっちにおいで。」
「はい。」
「ピュイ」
いや、ハヤブサくんは呼んでないよ。
素直に近寄って来た玉の手をぎゅっと握る。
僕の方がら手を繋ぐ事はあまりないので、一瞬呆けた顔をして自分の手を見たあと、今度はニッコリ微笑んで僕の手をぎゅっと握り返して来た。
あの、僕の肩にハヤブサくんが止まって来たんだけど。
「ピューイ」
痛いんだけど。
ま、いっか。
集中、集中。
「ほう、何やら面白そうな事を始めたの。」
「くにゃ」
…集中、出来ねぇ。
しゅ、集中、集中、集中、しゅ…
よし、充分だ。
玉との間に、繋がれた玉の手を通じてパイプが繋がった。
空いた左手を僕は頭上に掲げた。
左手は光り、輝き、粒子が1つの形を取っていく。
日本刀だ。
細身で三本杉(互の目尖り)の刃紋がついた、浅葱屋敷に勝手に飾られて勝手に僕の腕に収納されたスーパーロボットの秘密兵器みたいな日本刀。
「一言主!人に厄介事を押し付けるんなら、少しくらい協力しろぉぉぉぉ!」
「ピューイ!」
その瞬間、玉の頭に金冠が乗り、僕の姿も白地に白紋の斎服に変わった。
ハヤブサくんを中心に立ち昇った光が空中に爆ぜ、ある一方に飛んで行った。
「ほうほう。」
「くにゃ?」
荼枳尼天はさすがに色々察したみたい。
御狐様が疑問系なので、そこら辺は脳みその大きさの差かな。
しばらくして。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
という女性の悲鳴が響いて来た。
鹿児島の方から。
★ ★ ★
「何、何、何、何ですか?今の悲鳴は?殿?殿?どうしましょう。」
「玉、祝詞を頼む。」
「へ?へ?へ?」
「高天の~。」
「あ、はい。お任せください。」
僕にはさっぱりわからないんだけど、毎日毎朝、玉としずさんの祝詞を聴いているからソラミミ的な発音は出来る。
あ、因みに般若心経も唱えられる。
昔、面白半分に写経してて覚えちゃった。
はんにゃあはぁらみぃたぁじぃ。
高天の原に神留まります皇が睦 神漏岐神漏美の命以ちて 八百万の神等を神集ヘに集へ給ひ 神議りに議り給ひて 我が皇御孫の命は 豊葦原の瑞穂の国を 安国と 平らけく 領ろし召せと 言依さし奉りき
ふと気がつくと、玉の手には荼枳尼天より賜った御神刀が握られていた。
つまりは、そう言う事だ。
これから起こる事は、そう言う事だ。
やがて、
再び地鳴りが始まる。
「ぁぁぁぁぁああああああああ!」
ほら、南の方から、誰か飛んで来た。
叫びながら。
喚きながら。
「健磐龍命さん。」
「あの、あれ。あの飛んでくるの、わたくしの妻ですよ?何をなさったんですか?」
「阿蘇の神話を再現してもらいます。覚えてますか?」
「へ?へ?へ?」
あれま。
反応が玉と同じだぞ。
やがて。
阿蘇山が噴火を始める。
「荼枳尼天さんさぁ。」
「なんじゃ。」
「神様をぶった斬っちゃって良いかね?」
神様が死ぬのかどうかはわからないけど、多分僕が生きている間は復活しないだろうし。
…しないかなぁ。
フィクションだと、封印されたナンタラが蘇って、勇者がこれに立ち向かう、なんてのは定番なんだけど。
「とりあえず殺しちゃえば、当面の噴火は防げるでしょ。」
「あのぅ、出来れば妻を殺さないでくれると嬉しいなぁ。」
「好きにせい。噴火は儂の管轄じゃねぇし。」
「荼枳尼天様、どうか私の妻を…。」
「儂の管轄は五穀豊穣。筑紫洲が日の本から消えようが、今日の都から東が残れば儂に支障は無いからの。」
「だぎにでんざまぁぁ。」
あぁあ。泣き出しちゃった。
「あの。」
それまでハヤブサくんの顎を掻いて可愛がっていたウチの巫女さんが溜まりかねてか、口を挟んで来た。
「殿って神様も屠れちゃうんですか?」
「おぅおぅ。」
祟り神も玉には甘い。
性別不詳(最初は女性だった気もするけど)の荼枳尼天は、玉の言う事なら(時と場合によっては)無条件で聞いてくれる。
…主にお供え物が美味しかった時に。
「前に土地神の穢れを払った事があったじゃろ。」
「殿のお家での一言主様ですね。」
「うむ、アレを祓えたのは、浅葱の血と浅葱の土地だからじゃ。そのくらいあの野郎は発狂しておった。」
「え?玉の記憶では、一言主様、大人しかったですよ。」
「お主の殿に怯えとったんじゃよ。浅葱を守護する浅葱の刀を、浅葱の当代が握るなら、一言主本体ならともかく、分霊如きじゃ相手にならん。そう本能的に悟ったところに巫女っ子の大祝詞じゃ。一言主は素直に聞き、素直に祓われた。浅葱、浅葱の土地、浅葱の刀、そして浅葱を心酔する巫女っ子。どれか1つでも欠けていたら、あの場は戦場になってもおかしくはなかった。」
「ほへぇ。」
何それ?
僕は何にも知らないよ?
あの時は青木さんもいたし、不思議空間で矢切に住んでるただのOLさんが死んで、実空間では行方不明扱いにされても困るなぁって、勝手に身体が動いただけだし。
「ま、一言主とは友好な関係を築けたから、氏神として''浅葱一族には''十全な加護を与えられておるわけだ。あそこまで綺麗な神もなかなか居らんて。」
「さすがは殿です!」
「ピュ!」
あぁなんか、玉とハヤブサくんの目がキラキラし出した。
………
「それで、あなた。」
「はい。」
「奥さん、ここに呼べますか?」
「妻を、ですか?」
健磐龍命さんとやらは、土下座したまま腕を組んで首を傾げるって器用なことしてるけど、話し難いから顔上げてくれないかなぁ。
この人、神武天皇の孫だよね。
訳の分からない落ちぶれた神官・浅葱家や一応九州の名門・菊地家とは先祖を辿って行けば繋がるかもしれない、結局は庶民の我が家とは桁違いの血筋だよね?
なのに、なんでそんなに土下座し慣れているの?
「無理ですね。実家に帰ってしまいました。」
じ、実家?
「霧島にございます。」
霧島って事は霧島神宮の事かな?
検索、検索っと。
ええと祭神は瓊瓊杵命。
わぁ、木花咲耶姫だの彦火火出見尊だの、熱そうな連中勢ぞろいだよ。
因みに木花咲耶姫は富士山の化身だし、
彦火火出見尊は別名山彦。
親族(神族)には「火」がついてる人(神)ばかりだし、サンダとガイラのサンダの方だ。
因みに木花咲耶姫の息子さんが彦火火出見尊で、彦火火出見尊の孫が神武天皇だったりする。
なるほどねぇ。
健磐龍命じゃ頭が上がらないか。
いや、今僕は相当ファンタジーで頭が良いんだか悪いんだか不思議な事並べて、もう不敬なんだかなんなんだか、わけわからん。
「霧島じゃ、ちょっと遠いかぁ。」
「それにあの、わたくしは一応人間が祀られただけの存在なものですから。本物の神々には対抗し得ないのです。」
それじゃ僕はなんなんだよ?
仕方ないなぁ。
「荼枳尼天さん、ちょっと悪どい事をするけど良いかな。」
「基本、お主はイライラするほど善人じゃからの。いつでも手を出せる嫁御どももほったらかしじゃし。そろそろなんとかせい。」
「なんとかせい。」
「ピューイ」
玉とハヤブサくん、余計なこと言わないように。
では、行くか。
イメージ。
イメージ。
浅葱の力を結集させて、こう頭の上に。
ずばーんとか、ずごごごごとか。
頭の悪そうな擬音を、そもそも大して良くない頭の中でたてながら。
「玉。こっちにおいで。」
「はい。」
「ピュイ」
いや、ハヤブサくんは呼んでないよ。
素直に近寄って来た玉の手をぎゅっと握る。
僕の方がら手を繋ぐ事はあまりないので、一瞬呆けた顔をして自分の手を見たあと、今度はニッコリ微笑んで僕の手をぎゅっと握り返して来た。
あの、僕の肩にハヤブサくんが止まって来たんだけど。
「ピューイ」
痛いんだけど。
ま、いっか。
集中、集中。
「ほう、何やら面白そうな事を始めたの。」
「くにゃ」
…集中、出来ねぇ。
しゅ、集中、集中、集中、しゅ…
よし、充分だ。
玉との間に、繋がれた玉の手を通じてパイプが繋がった。
空いた左手を僕は頭上に掲げた。
左手は光り、輝き、粒子が1つの形を取っていく。
日本刀だ。
細身で三本杉(互の目尖り)の刃紋がついた、浅葱屋敷に勝手に飾られて勝手に僕の腕に収納されたスーパーロボットの秘密兵器みたいな日本刀。
「一言主!人に厄介事を押し付けるんなら、少しくらい協力しろぉぉぉぉ!」
「ピューイ!」
その瞬間、玉の頭に金冠が乗り、僕の姿も白地に白紋の斎服に変わった。
ハヤブサくんを中心に立ち昇った光が空中に爆ぜ、ある一方に飛んで行った。
「ほうほう。」
「くにゃ?」
荼枳尼天はさすがに色々察したみたい。
御狐様が疑問系なので、そこら辺は脳みその大きさの差かな。
しばらくして。
「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
という女性の悲鳴が響いて来た。
鹿児島の方から。
★ ★ ★
「何、何、何、何ですか?今の悲鳴は?殿?殿?どうしましょう。」
「玉、祝詞を頼む。」
「へ?へ?へ?」
「高天の~。」
「あ、はい。お任せください。」
僕にはさっぱりわからないんだけど、毎日毎朝、玉としずさんの祝詞を聴いているからソラミミ的な発音は出来る。
あ、因みに般若心経も唱えられる。
昔、面白半分に写経してて覚えちゃった。
はんにゃあはぁらみぃたぁじぃ。
高天の原に神留まります皇が睦 神漏岐神漏美の命以ちて 八百万の神等を神集ヘに集へ給ひ 神議りに議り給ひて 我が皇御孫の命は 豊葦原の瑞穂の国を 安国と 平らけく 領ろし召せと 言依さし奉りき
ふと気がつくと、玉の手には荼枳尼天より賜った御神刀が握られていた。
つまりは、そう言う事だ。
これから起こる事は、そう言う事だ。
やがて、
再び地鳴りが始まる。
「ぁぁぁぁぁああああああああ!」
ほら、南の方から、誰か飛んで来た。
叫びながら。
喚きながら。
「健磐龍命さん。」
「あの、あれ。あの飛んでくるの、わたくしの妻ですよ?何をなさったんですか?」
「阿蘇の神話を再現してもらいます。覚えてますか?」
「へ?へ?へ?」
あれま。
反応が玉と同じだぞ。
やがて。
阿蘇山が噴火を始める。
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