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終章 そして
地震
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さてと。
佃煮とご飯の目処がついた。
汁物は、どうしようかな。
佃煮は味が濃いから、味噌汁じゃ無くて澄まし汁かなぁ。
あ、アサリ…
「凄いですね。砂抜き済みですか。」
「くにゃ
は、もう全部佃煮の鍋に入っちゃった。
玉が砂抜きをしようとして、ボゥルに水を張っていたら、御狐様に止められてた。
前脚で静止させられた事が嬉しいらしく、ニコニコ笑っている。
んじゃ、アサリ以外の食材でお吸い物、お吸い物。
あ、あれがあるか。
3台も出したカセットコンロの五徳は鍋と土鍋で埋まっているので、ええとイメージイメージ。
居間に置いてある電気ポットの◯ィファール。
さっきコーヒーでも淹れようとして水は入れたばかり。
コンセントは入っていたかな?
「待機電力って言うのがあるそうですよ。殿、使っていない電気は電源を抜きましょう。」
で◯子ちゃんみたいなことを、普段から玉に言われているんだよね。
あ、でも差し込んだな。
確か。
うん、差し込んだ。
そう言う事にしよう。
出鱈目な浅葱の力だし、ご飯に関することなら何とかなるかもしれない。
んじゃ、スイッチをカチッとな。
お湯を沸かしている間に取りいだしたるものはですね。
そうそう、これこれ。
おま◯さんでお馴染み、◯ジッコの「純とろ」、これですよこれ。
北陸や北海道では「おぼろ昆布」とか「ガゴメ昆布」とか、亜種(あっちが本家で元祖ですが)があるそうだけど、長年独り身でいた男にはスーパーに行けば、いつでもどこでも手に入るこれですよ。
はい、お湯が沸きました。
ポットごと取り寄せます。
とろろ昆布をお椀にひと切れ乗せて、お湯を注いで、醤油をさっとかけて、あとはうま味調味料をひとふり。
はい、とろろ昆布のお吸い物の出来上がり。
ある意味でインスタント味噌汁よりも手抜きなのに、味の調整が自由自在なので、夜中に小腹が空いた時は重宝してました。
寮住まいで3食社員食堂で事足りたし、部屋は火気厳禁だったので、調理器具はレンジしかなかったんだよね。
(喫煙者は喫煙所まで吸いに行っていたのさ。どこかのトイレみたいに各部屋火災報知器が付いてたから。大変だね。)
「美味しい!」
……味見をしようとしたら、先に玉に飲まれちゃいました。
「殿!狡いです。また玉にこんな美味しいものを隠してました。」
「また玉。」
「交通事故駄洒落は置いといてください。」
「くにゃ」
「君も飲みたいの?」
「くにゃ」
とろろ昆布汁を飲みたがる狐。
どんなんだ?
佃煮だから、ご飯はおむすびにしよう。
それも海苔を巻かない、具無しの塩むすびだ。
あ、とろろ昆布もあるんだから、とろろ巻きおむすびもいいな。
あと、やたら塩っぱい献立ばかりなので、口直しに、大根と胡瓜の薄切りを胡麻油とコンソメで和えたサラダ?を。
薄切りの歯応えに肉的な味付けをするので、佃煮との相性が抜群!…だと思う。
「ご馳走さまでした。」
「くにゃ」
「お粗末さま。」
どうやら大根も胡瓜も好評でした。
良かった良かった。
「ふむむむむ、胡麻油の使い道を考えないとなりませんね。新しい世界を見つけました。」
なんか玉さんの家事魂に火が点いたけど。
★ ★ ★
我が家がやる事ない時にやる事。
即ちご飯作りが終わってご飯を食べ終えたら、やっぱりやる事が無くなる訳で。
それでもやっぱり、食べたら食休み。
随分と地味な献立だったけど、玉さん的には。
「お母さんと暮らしている時より豪華ですよ。玉もお手伝いしましたし、自分で作ってみんなで頂くご飯は美味しいです。」
「玉、顔が近い近い。」
玉さんにグイグイ近寄られました。
力説されました。
まぁ、満足そうだったのでいいか。
そしたら僕はですね。
「緋毛氈」
草千里の草原にいつもの緋毛氈を敷いてゴロリと横になる。
お腹に御狐様が顎を乗せてくるのも、いつもの事。
ティフ◯ールに残ったお湯を使って、玉がお茶を淹れてくれます。
巫女さんが正座して、少し腰を上げて急須にお湯を入れて温めてますな。
って言うか、知らないうちにお茶筒とお茶碗と急須が緋毛氈の上に並んでいるんですが?
誰ですか?
…多分、僕ですね。
浅葱の力の暴走ですね。
「食休みには、冷たいお水が温めのお茶が玉たちですよ。」
いつもは玉は食べたあと、居間で寝転んでいる気がしますが。
まぁ、それも毎日の僕ら。
玉はとにかく、僕の世話をやきたい女の子なんです。
僕が扶養している筈なんだけどなぁ。
あぁ、だとしたら僕の脇腹で寝ちゃった白い狐はなんなんだろう。
君、怖ぁい祟り神の眷属だよね。
主人を放置して、何故熊本の山の中で昼寝してんだろう。
「はい、殿。お茶が入りましたよ。」
「動けません。」
「あらあら。御狐さん、本格的に寝ちゃいましたよ。」
「…まぁ、いつもの事だし。」
「玉たちのいつもって、なんなんでしょう。」
「さぁねぇ。」
ま、いっか。
玉だけ頂こうっと。
玉の小声だけ聞こえます。
最初の頃は「殿の従者」を公言していた巫女さんだけ、ずずっとお茶を飲み始めました。
なんだかなぁ。
と、色々呆れた瞬間の事です。
お腹の底を抉る様な地鳴りがなり始めました。
東日本大震災以降、何度も聞いている音が。
って事は次は来るんだろうなぁ。
ほら来た!
お尻の穴がきゅうと締まる様な縦揺れが。
しかも、これは、
デカいぞ。
僕が産まれてから、阪神大震災・中越地震・東日本大震災・熊本地震・北海道胆振地震と幾つもの大地震がこの国にはあった。
僕が震源に割と近い所で唯一体験したのは、いわゆる3.11。
西新宿の高層ビルで勤務中だったので震度以上の揺れを体感したので、PCが落ちない様に、ファイル関係が散らばらない様にデスクに覆い被さったのを覚えている。
(板橋まで歩いて帰ったなぁ)
。
。。
。。。
?
??
???
いや、地面はきちんと揺れてるよ。
僕が体験した事の無い揺れだ。
小学校に来た起震車は、僕は見てただけだったしなぁ。
それはいいけど、玉が揺れてない。
僕らの周りですっかり地に伏せてくつろぎ出した馬達は、のんびりお互いの身体を舐め合っている。
揺れているのは、「僕」と「御狐様」だけだった。
しかも御狐様たら、尻尾だけ揺れてるのに、わざとらしく鼻提灯を出している。
いや、鼻提灯を出している生物(って言うカテゴリーでいいのかな)なんか、漫画以外で初めて見たよ。
…これ、わざとなんだろうなぁ。
狐の狸寝入りだ。
「フヒィ」
玉さんはほえほえし出してるし。
………
長い。
横揺れがいつになっても止まらないぞ。
なんだっけ。
関東大震災の時は、地震計が振り切ったまま10分以上も続いたんだっけ。
そのくらい続いてるなぁ、地震。
「なぁ、御狐様?」
「くぅくぅ」
「御狐様?」
「くぅくぅ」
「あ、ポケットの中にビスケットが1つ。」
「くにゃ!」
わかりやすい寝たふりだった。
あとビスケット1枚で我慢出来なくなる意地の汚さは神狐としてどうなんだろう。
「あげるから、そろそろ地震をなんとかしてください。」
「くにゃあ?」
いや、だってさ。
さっきからそこに誰か土下座してるよ?
佃煮とご飯の目処がついた。
汁物は、どうしようかな。
佃煮は味が濃いから、味噌汁じゃ無くて澄まし汁かなぁ。
あ、アサリ…
「凄いですね。砂抜き済みですか。」
「くにゃ
は、もう全部佃煮の鍋に入っちゃった。
玉が砂抜きをしようとして、ボゥルに水を張っていたら、御狐様に止められてた。
前脚で静止させられた事が嬉しいらしく、ニコニコ笑っている。
んじゃ、アサリ以外の食材でお吸い物、お吸い物。
あ、あれがあるか。
3台も出したカセットコンロの五徳は鍋と土鍋で埋まっているので、ええとイメージイメージ。
居間に置いてある電気ポットの◯ィファール。
さっきコーヒーでも淹れようとして水は入れたばかり。
コンセントは入っていたかな?
「待機電力って言うのがあるそうですよ。殿、使っていない電気は電源を抜きましょう。」
で◯子ちゃんみたいなことを、普段から玉に言われているんだよね。
あ、でも差し込んだな。
確か。
うん、差し込んだ。
そう言う事にしよう。
出鱈目な浅葱の力だし、ご飯に関することなら何とかなるかもしれない。
んじゃ、スイッチをカチッとな。
お湯を沸かしている間に取りいだしたるものはですね。
そうそう、これこれ。
おま◯さんでお馴染み、◯ジッコの「純とろ」、これですよこれ。
北陸や北海道では「おぼろ昆布」とか「ガゴメ昆布」とか、亜種(あっちが本家で元祖ですが)があるそうだけど、長年独り身でいた男にはスーパーに行けば、いつでもどこでも手に入るこれですよ。
はい、お湯が沸きました。
ポットごと取り寄せます。
とろろ昆布をお椀にひと切れ乗せて、お湯を注いで、醤油をさっとかけて、あとはうま味調味料をひとふり。
はい、とろろ昆布のお吸い物の出来上がり。
ある意味でインスタント味噌汁よりも手抜きなのに、味の調整が自由自在なので、夜中に小腹が空いた時は重宝してました。
寮住まいで3食社員食堂で事足りたし、部屋は火気厳禁だったので、調理器具はレンジしかなかったんだよね。
(喫煙者は喫煙所まで吸いに行っていたのさ。どこかのトイレみたいに各部屋火災報知器が付いてたから。大変だね。)
「美味しい!」
……味見をしようとしたら、先に玉に飲まれちゃいました。
「殿!狡いです。また玉にこんな美味しいものを隠してました。」
「また玉。」
「交通事故駄洒落は置いといてください。」
「くにゃ」
「君も飲みたいの?」
「くにゃ」
とろろ昆布汁を飲みたがる狐。
どんなんだ?
佃煮だから、ご飯はおむすびにしよう。
それも海苔を巻かない、具無しの塩むすびだ。
あ、とろろ昆布もあるんだから、とろろ巻きおむすびもいいな。
あと、やたら塩っぱい献立ばかりなので、口直しに、大根と胡瓜の薄切りを胡麻油とコンソメで和えたサラダ?を。
薄切りの歯応えに肉的な味付けをするので、佃煮との相性が抜群!…だと思う。
「ご馳走さまでした。」
「くにゃ」
「お粗末さま。」
どうやら大根も胡瓜も好評でした。
良かった良かった。
「ふむむむむ、胡麻油の使い道を考えないとなりませんね。新しい世界を見つけました。」
なんか玉さんの家事魂に火が点いたけど。
★ ★ ★
我が家がやる事ない時にやる事。
即ちご飯作りが終わってご飯を食べ終えたら、やっぱりやる事が無くなる訳で。
それでもやっぱり、食べたら食休み。
随分と地味な献立だったけど、玉さん的には。
「お母さんと暮らしている時より豪華ですよ。玉もお手伝いしましたし、自分で作ってみんなで頂くご飯は美味しいです。」
「玉、顔が近い近い。」
玉さんにグイグイ近寄られました。
力説されました。
まぁ、満足そうだったのでいいか。
そしたら僕はですね。
「緋毛氈」
草千里の草原にいつもの緋毛氈を敷いてゴロリと横になる。
お腹に御狐様が顎を乗せてくるのも、いつもの事。
ティフ◯ールに残ったお湯を使って、玉がお茶を淹れてくれます。
巫女さんが正座して、少し腰を上げて急須にお湯を入れて温めてますな。
って言うか、知らないうちにお茶筒とお茶碗と急須が緋毛氈の上に並んでいるんですが?
誰ですか?
…多分、僕ですね。
浅葱の力の暴走ですね。
「食休みには、冷たいお水が温めのお茶が玉たちですよ。」
いつもは玉は食べたあと、居間で寝転んでいる気がしますが。
まぁ、それも毎日の僕ら。
玉はとにかく、僕の世話をやきたい女の子なんです。
僕が扶養している筈なんだけどなぁ。
あぁ、だとしたら僕の脇腹で寝ちゃった白い狐はなんなんだろう。
君、怖ぁい祟り神の眷属だよね。
主人を放置して、何故熊本の山の中で昼寝してんだろう。
「はい、殿。お茶が入りましたよ。」
「動けません。」
「あらあら。御狐さん、本格的に寝ちゃいましたよ。」
「…まぁ、いつもの事だし。」
「玉たちのいつもって、なんなんでしょう。」
「さぁねぇ。」
ま、いっか。
玉だけ頂こうっと。
玉の小声だけ聞こえます。
最初の頃は「殿の従者」を公言していた巫女さんだけ、ずずっとお茶を飲み始めました。
なんだかなぁ。
と、色々呆れた瞬間の事です。
お腹の底を抉る様な地鳴りがなり始めました。
東日本大震災以降、何度も聞いている音が。
って事は次は来るんだろうなぁ。
ほら来た!
お尻の穴がきゅうと締まる様な縦揺れが。
しかも、これは、
デカいぞ。
僕が産まれてから、阪神大震災・中越地震・東日本大震災・熊本地震・北海道胆振地震と幾つもの大地震がこの国にはあった。
僕が震源に割と近い所で唯一体験したのは、いわゆる3.11。
西新宿の高層ビルで勤務中だったので震度以上の揺れを体感したので、PCが落ちない様に、ファイル関係が散らばらない様にデスクに覆い被さったのを覚えている。
(板橋まで歩いて帰ったなぁ)
。
。。
。。。
?
??
???
いや、地面はきちんと揺れてるよ。
僕が体験した事の無い揺れだ。
小学校に来た起震車は、僕は見てただけだったしなぁ。
それはいいけど、玉が揺れてない。
僕らの周りですっかり地に伏せてくつろぎ出した馬達は、のんびりお互いの身体を舐め合っている。
揺れているのは、「僕」と「御狐様」だけだった。
しかも御狐様たら、尻尾だけ揺れてるのに、わざとらしく鼻提灯を出している。
いや、鼻提灯を出している生物(って言うカテゴリーでいいのかな)なんか、漫画以外で初めて見たよ。
…これ、わざとなんだろうなぁ。
狐の狸寝入りだ。
「フヒィ」
玉さんはほえほえし出してるし。
………
長い。
横揺れがいつになっても止まらないぞ。
なんだっけ。
関東大震災の時は、地震計が振り切ったまま10分以上も続いたんだっけ。
そのくらい続いてるなぁ、地震。
「なぁ、御狐様?」
「くぅくぅ」
「御狐様?」
「くぅくぅ」
「あ、ポケットの中にビスケットが1つ。」
「くにゃ!」
わかりやすい寝たふりだった。
あとビスケット1枚で我慢出来なくなる意地の汚さは神狐としてどうなんだろう。
「あげるから、そろそろ地震をなんとかしてください。」
「くにゃあ?」
いや、だってさ。
さっきからそこに誰か土下座してるよ?
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