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終章 そして
とある後日談
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「殿?とぉのぉ?」
屋敷の掃除を終えて庭に出て来てみれば、さっきまでそこで要を抱っこしてた殿が見当たりません。
まったくもう。
お昼ごはん、何を食べたいか聞きたかったのに。
「婿殿だったら、ちびと一緒に川に行ったわよ。」
庭では、お母さんと要が芝生に座っていました。
最近、なんだか知らないけど、お庭の芝生がふかふかしています。
なので時々、みんなで作ったてぇぶるせっとではなく、茣蓙や毛氈も敷かないで直接芝生にみんな寝っ転がります。
佳奈さんはすかぁとが捲り上がって下着が丸見えになってたりして、殿に呆れられているんですよ。
「残念なお母さんだよな。珠緒。」
「残念言うな。珠緒も頷かないの!」
服に芝生のカスが付いちゃうから、後でお洗濯が必要なんですけどね。
でも、その気持ちよさに、玉達も動物達も敵わないのです。
「川ですか。」
「わふ」
ぽん子ちゃんが
「だから私はここにいるの」
って、言ってるようです。
元々水が苦手だったぽん子ちゃんも、お母さんになりました。
ぽんいち、ぽんじと玉が名付けた赤ちゃん達は、何故かお母さんじゃなくて、玉のお母さんの膝の上で、お昼寝しています。
お父さんは、たぬきち君です。
殿があれこれやって、聖域とここを繋げちゃいました。
「ぽん子が、お前が良いって言うからさ。」
「わふ?」
という事で、たぬきち君は時々聖域からやって来て、子供達と遊んでいます。
殿曰く、
「フクロウ君が自在に空間を渡れた様に、聖域の仔達はきっかけさえ与えれば、浅葱屋敷にだってこれるよ。」
だ、そうです。
でもテンの親子は来ないなぁ。
聖域で寝転がる事が気持ちいいんだろうなぁ。
要は、お母さんに寄りかかる様に、やっぱり寝ています。
なんでしょう。
一応、玉を
「まま、まま。」
ってべったりしている甘えん坊なんですが、殿かお母さんが居れば全く寂しがらずにどこでも寝ちゃいます。
母親として、なんか悔しいですね。
逆に言えば、殿が留守がちの家でも玉かお母さんが居ればニコニコ笑っているので、
「手のかからない子ね。玉の赤ちゃんの頃とは大違いだわ。」
って、お母さんに揶揄われます。
「ちょっと殿に逢って来るので、要をお願いします。」
「良いわよ。ちびが行ってるから濡らさないでね。」
「はぁい。」
玉は今も、殿のお古のエンジ色のじゃぁじです。
傷んでも、殿が「新しいお古」を不思議なお力で出してくれるので、「新しいお古」を仕立て直すんです。
玉は殿のお古が、他所て買うより好きなんですよ。
ちびちゃんも、すっかり大きくなって、玉ではもう抱っこ出来ません。
あと、ちびには玉が殿のお嫁さんになる前に、動物園から貰って来たお嫁さんがいます。
ちょっと耳が聞こえない女の子で、仔犬だったのに、飼い主に捨てられたみたいです。
動物園のお医者さんが保護していた仔を殿が貰って来ました。
最初は怖がって、ぶるぶる震えていましたが、殿と玉とお母さんとちびとで一生懸命お世話をしていたら、3日後にはすっかり元気になって、殿やちびの後をくっ付いて回る様になりました。
ちびは相変わらず佳奈さんや玉や殿の後を追いかけて、敷地中を走り回っていますが、チロと佳奈さんが名付けた女の子は、ちびの仔を産んで、今はお母さんの家の土間で子育てをしています。
耳は聞こえないけど、鼻と目が凄い効くチロちゃんは、お庭の反対側とかでお母さんが手招きすると、ベロを出してお母さんの元まで全力疾走するワンコです。
モーちゃんの旦那様は、殿が玉達の時代から連れてきてくれました。
「あらあら、この仔なの?」
「モウ」
お母さんが今は亡きお父さんと育てていた牛さんです。
あの時、モーちゃんと一緒に戦場を駆け回ってくれた勇ましい男の子です。
名前はまーくんとつけました。
まーくんとモーちゃんは、まだ赤ちゃんこそ産まれませんが、門の向こうの草原で1日のんびりと、ヤギの親子さん達と草をはんでます。
その他、モルちゃん達やうさぎやみに豚、うずらさん達は殿が市川のお店で番になる仔を買って来てくれたので、お庭にも隣の梅林も仲間たちがたくさんいます。
お母さんの希望通り、お母さんはみんなのお母さんであり、みんなのお婆ちゃんになりました。
殿が佳奈さんと珠緒ちゃんのところに行っている夜は、玉と要はお母さんの家で晩御飯を食べて泊まります。
朝になって引戸を開けると、みんな戸の前に並んで待っています。
朝ご飯じゃないですよ。
ご飯はいつでもいくらでも食べられる様になってますから。
みんな、お母さんが起きて来るのを待っているんです。
「あらあら、みんなおはようね。」
もうもうちうちうきゅうきゅうメェメェヒヒンってご挨拶したら、みんな好きな所で好きな事を始めるんです。
わんわん。
わふわふ。
お家の中も賑やかなんですけどね。
さて、殿はどこ行きましたかね。
★ ★ ★
このお屋敷で川に出るとなると、いつものアケビの木の下です。
畑の小さな貯水池から川に落ちる滝は、いつのまにか地面を削って緩やかな坂になりました。
前はオイカワや川エビが滝登りをしていましたが、今では亀やサワガニがちょこちょこ歩いています。
「こんにちは。」
挨拶をすると、亀さんは顔を上下に振って、カニさんはハサミを左右に振って挨拶を返してくれます。
聖域と違って、こっちのみんなは相変わらず殿に逢いたくてやってくる仔ばかりなんですよ。
あ、いたいた。
殿です。
って、あれれれ?
あそこは、突然開いた穴で、一言主様が白い御狐様の像を見つけた穴でした。
…玉すら入れない小さな穴だったのに、何か隧道になってますよ?
その入り口で、殿が御狐様の像を飾っていますよ。
「殿。何なさっているんですか?」
「ん?あぁ玉か。少しね。」
「少し、ですか?こんなに穴を大きくしちゃって、この穴、どこかに通じているんですか?」
「うん、玉達の村のお社に繋げてみた。」
「要が砂遊びしているわけじゃないんですよ?そんな簡単に。」
「要は水晶がないから、1人じゃ村に行けないからね。」
「へ?」
相変わらず殿のやられる事は、考えが追いつきません。
「戸籍がない要がいずれ外に出る時、それは今の市川じゃなくて、玉達が産まれ育った時代の市川だよ。だからこのトンネルを作った。将来、要が何になりたいのかともかく、この家に住み続けるにしても、このトンネルならあの時代の市川にいつでも歩いていける、通えるからね。」
「どこをどうやったら、そんなことまで考えつくのですかね。ウチの殿は。」
「わん!」
「あ、ちび。お前それは酷いな。佳奈に言いつけてやろうかなぁ。」
「わ、わんわん。わわん。」
あははは。
足元にいたちびちゃんが慌てて言い訳してます。
相変わらず玉には動物達の言葉は分かりませんが、でも何を考えているかくらいは、結構な確率でわかるんですよ。
「そっか。白い御狐様は荼枳尼天様の御使でしたね。
「一言主は荼枳尼天とは違うって言ってたろ。これは命婦専女神って言う、白狐が神格化したものだよ。言うなればウチの神馬みたいなものだ。」
「神馬様、大口真神様は狼の神様でしたね。」
「命婦専女神は稲荷神とは違う、狐の神様なんだ。多分、ウチの御狐様の縁者だと思う。荼枳尼天がしばらく顕現しなかったのは、御狐様の霊力・神力が上がったのを見て、その様子を伺っていたんだとさ。」
「あ、荼枳尼天様にもしばらくお会いしてません。要と珠緒ちゃんを是非見せてあげないと!」
「…僕と玉・佳奈の子供達だからなぁ。迂闊に神様と仲良くなると…」
「仲良くなると?どうなりますか?」
「多分、僕みたいに余計な苦労を背負うんじゃないかなぁ。」
「あら、殿?とっても苦労してますか?」
「おいおい。僕と一緒になる為に苦労をして来たのは君達だろう。」
「玉も佳奈さんも、苦労だなんて思ってませんよ。殿にお逢いする為ですもん。だから今、玉もう佳奈さんも、とっても幸せですよ。」
「わん!」
ちびちゃんが今なんて言ったか、玉にもわかりましたよ。
「僕も!」
屋敷の掃除を終えて庭に出て来てみれば、さっきまでそこで要を抱っこしてた殿が見当たりません。
まったくもう。
お昼ごはん、何を食べたいか聞きたかったのに。
「婿殿だったら、ちびと一緒に川に行ったわよ。」
庭では、お母さんと要が芝生に座っていました。
最近、なんだか知らないけど、お庭の芝生がふかふかしています。
なので時々、みんなで作ったてぇぶるせっとではなく、茣蓙や毛氈も敷かないで直接芝生にみんな寝っ転がります。
佳奈さんはすかぁとが捲り上がって下着が丸見えになってたりして、殿に呆れられているんですよ。
「残念なお母さんだよな。珠緒。」
「残念言うな。珠緒も頷かないの!」
服に芝生のカスが付いちゃうから、後でお洗濯が必要なんですけどね。
でも、その気持ちよさに、玉達も動物達も敵わないのです。
「川ですか。」
「わふ」
ぽん子ちゃんが
「だから私はここにいるの」
って、言ってるようです。
元々水が苦手だったぽん子ちゃんも、お母さんになりました。
ぽんいち、ぽんじと玉が名付けた赤ちゃん達は、何故かお母さんじゃなくて、玉のお母さんの膝の上で、お昼寝しています。
お父さんは、たぬきち君です。
殿があれこれやって、聖域とここを繋げちゃいました。
「ぽん子が、お前が良いって言うからさ。」
「わふ?」
という事で、たぬきち君は時々聖域からやって来て、子供達と遊んでいます。
殿曰く、
「フクロウ君が自在に空間を渡れた様に、聖域の仔達はきっかけさえ与えれば、浅葱屋敷にだってこれるよ。」
だ、そうです。
でもテンの親子は来ないなぁ。
聖域で寝転がる事が気持ちいいんだろうなぁ。
要は、お母さんに寄りかかる様に、やっぱり寝ています。
なんでしょう。
一応、玉を
「まま、まま。」
ってべったりしている甘えん坊なんですが、殿かお母さんが居れば全く寂しがらずにどこでも寝ちゃいます。
母親として、なんか悔しいですね。
逆に言えば、殿が留守がちの家でも玉かお母さんが居ればニコニコ笑っているので、
「手のかからない子ね。玉の赤ちゃんの頃とは大違いだわ。」
って、お母さんに揶揄われます。
「ちょっと殿に逢って来るので、要をお願いします。」
「良いわよ。ちびが行ってるから濡らさないでね。」
「はぁい。」
玉は今も、殿のお古のエンジ色のじゃぁじです。
傷んでも、殿が「新しいお古」を不思議なお力で出してくれるので、「新しいお古」を仕立て直すんです。
玉は殿のお古が、他所て買うより好きなんですよ。
ちびちゃんも、すっかり大きくなって、玉ではもう抱っこ出来ません。
あと、ちびには玉が殿のお嫁さんになる前に、動物園から貰って来たお嫁さんがいます。
ちょっと耳が聞こえない女の子で、仔犬だったのに、飼い主に捨てられたみたいです。
動物園のお医者さんが保護していた仔を殿が貰って来ました。
最初は怖がって、ぶるぶる震えていましたが、殿と玉とお母さんとちびとで一生懸命お世話をしていたら、3日後にはすっかり元気になって、殿やちびの後をくっ付いて回る様になりました。
ちびは相変わらず佳奈さんや玉や殿の後を追いかけて、敷地中を走り回っていますが、チロと佳奈さんが名付けた女の子は、ちびの仔を産んで、今はお母さんの家の土間で子育てをしています。
耳は聞こえないけど、鼻と目が凄い効くチロちゃんは、お庭の反対側とかでお母さんが手招きすると、ベロを出してお母さんの元まで全力疾走するワンコです。
モーちゃんの旦那様は、殿が玉達の時代から連れてきてくれました。
「あらあら、この仔なの?」
「モウ」
お母さんが今は亡きお父さんと育てていた牛さんです。
あの時、モーちゃんと一緒に戦場を駆け回ってくれた勇ましい男の子です。
名前はまーくんとつけました。
まーくんとモーちゃんは、まだ赤ちゃんこそ産まれませんが、門の向こうの草原で1日のんびりと、ヤギの親子さん達と草をはんでます。
その他、モルちゃん達やうさぎやみに豚、うずらさん達は殿が市川のお店で番になる仔を買って来てくれたので、お庭にも隣の梅林も仲間たちがたくさんいます。
お母さんの希望通り、お母さんはみんなのお母さんであり、みんなのお婆ちゃんになりました。
殿が佳奈さんと珠緒ちゃんのところに行っている夜は、玉と要はお母さんの家で晩御飯を食べて泊まります。
朝になって引戸を開けると、みんな戸の前に並んで待っています。
朝ご飯じゃないですよ。
ご飯はいつでもいくらでも食べられる様になってますから。
みんな、お母さんが起きて来るのを待っているんです。
「あらあら、みんなおはようね。」
もうもうちうちうきゅうきゅうメェメェヒヒンってご挨拶したら、みんな好きな所で好きな事を始めるんです。
わんわん。
わふわふ。
お家の中も賑やかなんですけどね。
さて、殿はどこ行きましたかね。
★ ★ ★
このお屋敷で川に出るとなると、いつものアケビの木の下です。
畑の小さな貯水池から川に落ちる滝は、いつのまにか地面を削って緩やかな坂になりました。
前はオイカワや川エビが滝登りをしていましたが、今では亀やサワガニがちょこちょこ歩いています。
「こんにちは。」
挨拶をすると、亀さんは顔を上下に振って、カニさんはハサミを左右に振って挨拶を返してくれます。
聖域と違って、こっちのみんなは相変わらず殿に逢いたくてやってくる仔ばかりなんですよ。
あ、いたいた。
殿です。
って、あれれれ?
あそこは、突然開いた穴で、一言主様が白い御狐様の像を見つけた穴でした。
…玉すら入れない小さな穴だったのに、何か隧道になってますよ?
その入り口で、殿が御狐様の像を飾っていますよ。
「殿。何なさっているんですか?」
「ん?あぁ玉か。少しね。」
「少し、ですか?こんなに穴を大きくしちゃって、この穴、どこかに通じているんですか?」
「うん、玉達の村のお社に繋げてみた。」
「要が砂遊びしているわけじゃないんですよ?そんな簡単に。」
「要は水晶がないから、1人じゃ村に行けないからね。」
「へ?」
相変わらず殿のやられる事は、考えが追いつきません。
「戸籍がない要がいずれ外に出る時、それは今の市川じゃなくて、玉達が産まれ育った時代の市川だよ。だからこのトンネルを作った。将来、要が何になりたいのかともかく、この家に住み続けるにしても、このトンネルならあの時代の市川にいつでも歩いていける、通えるからね。」
「どこをどうやったら、そんなことまで考えつくのですかね。ウチの殿は。」
「わん!」
「あ、ちび。お前それは酷いな。佳奈に言いつけてやろうかなぁ。」
「わ、わんわん。わわん。」
あははは。
足元にいたちびちゃんが慌てて言い訳してます。
相変わらず玉には動物達の言葉は分かりませんが、でも何を考えているかくらいは、結構な確率でわかるんですよ。
「そっか。白い御狐様は荼枳尼天様の御使でしたね。
「一言主は荼枳尼天とは違うって言ってたろ。これは命婦専女神って言う、白狐が神格化したものだよ。言うなればウチの神馬みたいなものだ。」
「神馬様、大口真神様は狼の神様でしたね。」
「命婦専女神は稲荷神とは違う、狐の神様なんだ。多分、ウチの御狐様の縁者だと思う。荼枳尼天がしばらく顕現しなかったのは、御狐様の霊力・神力が上がったのを見て、その様子を伺っていたんだとさ。」
「あ、荼枳尼天様にもしばらくお会いしてません。要と珠緒ちゃんを是非見せてあげないと!」
「…僕と玉・佳奈の子供達だからなぁ。迂闊に神様と仲良くなると…」
「仲良くなると?どうなりますか?」
「多分、僕みたいに余計な苦労を背負うんじゃないかなぁ。」
「あら、殿?とっても苦労してますか?」
「おいおい。僕と一緒になる為に苦労をして来たのは君達だろう。」
「玉も佳奈さんも、苦労だなんて思ってませんよ。殿にお逢いする為ですもん。だから今、玉もう佳奈さんも、とっても幸せですよ。」
「わん!」
ちびちゃんが今なんて言ったか、玉にもわかりましたよ。
「僕も!」
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