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第一章 開店
小麦
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そもそも、僕はパンを殆ど食べない。
小腹が空いた時に食べてもいいかな?って思うけど、基本的に自宅には置いてない。別に嫌いってわけじゃないんだけどね。
菓子パンや惣菜パンは、買物に出た時に、目についたら買うこともある、程度の、僕にとっては特に必需品という訳ではなかったから。
「もぐもぐ。」
だって僕はご飯が好きだし、麺が好き。
パンを食事にする習慣はなかった。
まぁほら、何かの拍子で、例えばビンゴや福引でトースターが当たった時に、食パンを食べることはある。
その時食べるトーストは美味しいよ。うん。
でも、大体直ぐ飽きて、トースターは押し入れに仕舞い込まれてお終い。
玉が来て、朝ご飯を毎日食べる習慣が出来てからは、ホットサンドメーカーとかと一緒にフル回転しているけどね。
「もぐもぐ。ううん。」
味ったって、落花生みたいなマスコットか、青い旗がマスコットの苺ジャム・マーマレード・ピーナッツの他は、あとはせいぜいマーガリンとかピザソースとか、市販のものを一回りしたら発展性がほらもう見込めない。
「もぐもぐ。ふむ。これはこれで。」
勿論、惣菜パンみたいに、ベーコンエッグを乗せたり、塩っぱめに作ったポテトサラダを乗せたり、ハンバーグを乗せたりすれば、可能性はぐんぐん広がって行くのだけど、そんな「おかず」はご飯で食べたいんだ。
だって、パンだと食べ辛いんだもん。
ちょうどいい大きさでパンが噛みきれないし、パンは大体お惣菜のボリュームに負ける。
でなかったら、パンに対してお惣菜が少な過ぎる。
「もぐもぐ。美味しいけど、ちょっと違います。」
ちょうどいい大きさのおかずには、ちょうどいい大きさのご飯。
これが一番ストレスのない食事。
などと、「パンと僕」的な脳内演説を繰り広げている間、助手席では、ネットで検索して見つけた、あちこちの手作りパン屋さん特製パンの試食会を、玉さんが1人で開催してます。
あぁまぁ。
あれこれ並べましたけど、貧乏舌の僕には、Y社のダブルなソフトが一番美味しいので、当てになりませんな。
パンは柔らかいのが好き。
変にミルキーだったり、変に濃厚だったりするのは、直ぐに飽きるので、たまに食べるくらいがちょうどいい。(久しぶりの交通事故駄洒落)
玉がプリントアウトしたリストを自分でナビにインプットして探したパン屋は計8件。
うちの平安時代末期に生まれた筈の女の子は、ギリギリ平成生まれの僕よりよっぽどデバイスを使いこなしている。
市川、松戸、鎌ヶ谷に広がった(散らばった)リストを一件一件回っちゃあ、食パンと店のおすすめパンを一通り買っちゃあ、ちゃあちゃあ味見している訳で。
しかも、自分の何処かにお気に入り登録したパンを、運転中の僕の口に一切れ押し込んできちゃあ、感想を聞いてくる始末。ちゃあちゃあちゃあ。
まぁ、何処も美味いですよ。
余計な添加物が無いだけで、ただの食パンってこんなに美味しいんだ。
その分、日持ちはしないけど、これはこれでご近所にあれば、パン食が増えるのもわかる。
でも、やっぱり僕は飽きるだろうなぁ。
★ ★ ★
「決めました!第一回玉が選ぶ玉のパン選手権優勝はこれです!」
なんだかわからないけど、第一回だそうだ。
二回目以降もあるのだろうか。
「あの、かれーご飯みたいな名前のお店です。」
かれーご飯?
あぁ、最後に行った松戸市常盤平の◯フランね。
平日の午前中なのに、駐車場が一般で、仕方なく近所の西◯の駐車場に停めて、地下の食品コーナーでお惣菜を買う羽目になりましたよ。
まぁ玉さんは最近海産物に凝っているので、イカリングと竹輪の天ぷらを買物籠に入れました。で、終了。
「それじゃ、駐車代金がただになりませんよ。」
「でも、玉が食べたいもの、他にないですよ。」
せっかくスーパーに来たし、ちょうどいいや。ニガリが売ってるじゃん。
あ、ふりかけだ。
考えてみたら、我が家のお茶碗にふりかけが掛かった事、なかった気がする。
玉を驚かせる食材は、まだまだあるなぁ。
という事で、◯美屋(伏せ字になっていない)の、のりたま・すき焼き・たらこに本かつおの定番品と、ちょっとビックリ海苔わさびと、売り場に並んでいたものを一通り籠に入れました。
てな事がパンに関係ないサブなエピソードとしてあった、なんか支店がいっぱいある、石窯焼きのパン屋に決定だそうです。いいけど。
……石窯か。
ピザ窯のキットだったら、大きなホームセンターに売ってるな。
よし。買おうか?
玉がパンなら、僕は飯だ。
でも、玉には出来る限り協力してあげよう。多分、色々な人(それ以外も)喜ぶからね。
★ ★ ★
何やらグダグダな買物ですけど、まぁ美味いパンを探しに来た成果があったからいいか。
さて、松戸まで来たのだから、もう少し車でぶらぶらしようか。
どうせ家に帰っても、僕も玉もやる事ないし。
グダグダぶらぶら。
という事で、車を船橋-取手線を北上させて利根川沿いまで出る。
今日の玉さんは、地図のマーカーをしないらしく、ただパンをもぐもぐ食べながら、静かに車窓を眺めている。
最初はあれだけ嫌がって怖がっていた牛乳パックを抱えてね。
コーヒー牛乳とかフルーツ牛乳とかを試したのだけど、玉は成分無調整の普通の牛乳がお気に入りらしい。
蜂蜜も無しで。
走って走って60分。
利根川の堤防が見える印西市の端っこに麦の種が買える種子店を見つけたのだ。
あぁ、麦の種自体は農協でも通販でも買える。
玉に小麦からパンを作りたいと言われた時に調べてみたんだ。
アマ◯ンで買っちゃえば、数日で手に入る事もわかってる。
玉も、いずれはって感じで、近々に緊急にってニュアンスじゃなかったので、そっちでいいかなぁと思っていたのだけれど。
あったんですよ。
その店のサイトの、商品一覧の中に、僕の大好きな野菜が。
それは「からしな」。
青木さんが菜の花を植えてから、口には出さなかったけど、食べたいなぁって思ってた。
でも、春の野菜だし。
どっかに売ってないかなぁって
…そんなに必死になったわけじゃないですよ。
多分普通に検索すれば、いくらでも売ってるでしょうし。
でもまぁ、人生のモラトリアムを実行中の僕からすると、それはそれで良い暇つぶしになるので。
「殿との!結構初めて見るお野菜の種が沢山ありますよ。」
種の袋が刺さっているウォールポケットを、端から端までいつまで経っても見終わらない玉さんを見ながら。
あぁ、なんか玉さん、幸せそうだなぁと思いながら。
考えてみれば、聖域も浅葱畑もちゃんとした肥料をあげてないなぁと、肥料袋をポイポイ籠に積み上げていく僕でした。
因みに玉が今日買った種は。
辛味大根・落花生・小豆、アスパラガス。
「玉の買物には、共通点が欠片もありませんね。」
「どれも美味しそうだからです。」
どうでもいいですけど、栽培が面倒くさそうな種ばかりですな。
「それじゃ、帰って植えましょうか。」
「はい!です。あ、帰りに抹茶のそふとくりいむが食べたいですよ、殿。」
「…よく寒くないですね。」
あ、そう言えば、石窯のキットを買って帰ろうか。前に玉と来た、あの花火を買った巨大ホームセンターなら売ってるだろう。
一つは聖域の茶店に。
コピーを浅葱屋敷の離れにでも置いておけば、また新しい「何か」が始まるだろうし、始められる。
しずさんにも、使い方を教えておかないとね。
こんな感じで。
何も起こらない、誰も来ない、僕と玉しか居ない普通の日常は。
こうやって、ただルーティンワークをこなしながら、それでも多分、一歩一歩、少しずつ少しずつ、前に進んでいるんですよ。
多分。
小腹が空いた時に食べてもいいかな?って思うけど、基本的に自宅には置いてない。別に嫌いってわけじゃないんだけどね。
菓子パンや惣菜パンは、買物に出た時に、目についたら買うこともある、程度の、僕にとっては特に必需品という訳ではなかったから。
「もぐもぐ。」
だって僕はご飯が好きだし、麺が好き。
パンを食事にする習慣はなかった。
まぁほら、何かの拍子で、例えばビンゴや福引でトースターが当たった時に、食パンを食べることはある。
その時食べるトーストは美味しいよ。うん。
でも、大体直ぐ飽きて、トースターは押し入れに仕舞い込まれてお終い。
玉が来て、朝ご飯を毎日食べる習慣が出来てからは、ホットサンドメーカーとかと一緒にフル回転しているけどね。
「もぐもぐ。ううん。」
味ったって、落花生みたいなマスコットか、青い旗がマスコットの苺ジャム・マーマレード・ピーナッツの他は、あとはせいぜいマーガリンとかピザソースとか、市販のものを一回りしたら発展性がほらもう見込めない。
「もぐもぐ。ふむ。これはこれで。」
勿論、惣菜パンみたいに、ベーコンエッグを乗せたり、塩っぱめに作ったポテトサラダを乗せたり、ハンバーグを乗せたりすれば、可能性はぐんぐん広がって行くのだけど、そんな「おかず」はご飯で食べたいんだ。
だって、パンだと食べ辛いんだもん。
ちょうどいい大きさでパンが噛みきれないし、パンは大体お惣菜のボリュームに負ける。
でなかったら、パンに対してお惣菜が少な過ぎる。
「もぐもぐ。美味しいけど、ちょっと違います。」
ちょうどいい大きさのおかずには、ちょうどいい大きさのご飯。
これが一番ストレスのない食事。
などと、「パンと僕」的な脳内演説を繰り広げている間、助手席では、ネットで検索して見つけた、あちこちの手作りパン屋さん特製パンの試食会を、玉さんが1人で開催してます。
あぁまぁ。
あれこれ並べましたけど、貧乏舌の僕には、Y社のダブルなソフトが一番美味しいので、当てになりませんな。
パンは柔らかいのが好き。
変にミルキーだったり、変に濃厚だったりするのは、直ぐに飽きるので、たまに食べるくらいがちょうどいい。(久しぶりの交通事故駄洒落)
玉がプリントアウトしたリストを自分でナビにインプットして探したパン屋は計8件。
うちの平安時代末期に生まれた筈の女の子は、ギリギリ平成生まれの僕よりよっぽどデバイスを使いこなしている。
市川、松戸、鎌ヶ谷に広がった(散らばった)リストを一件一件回っちゃあ、食パンと店のおすすめパンを一通り買っちゃあ、ちゃあちゃあ味見している訳で。
しかも、自分の何処かにお気に入り登録したパンを、運転中の僕の口に一切れ押し込んできちゃあ、感想を聞いてくる始末。ちゃあちゃあちゃあ。
まぁ、何処も美味いですよ。
余計な添加物が無いだけで、ただの食パンってこんなに美味しいんだ。
その分、日持ちはしないけど、これはこれでご近所にあれば、パン食が増えるのもわかる。
でも、やっぱり僕は飽きるだろうなぁ。
★ ★ ★
「決めました!第一回玉が選ぶ玉のパン選手権優勝はこれです!」
なんだかわからないけど、第一回だそうだ。
二回目以降もあるのだろうか。
「あの、かれーご飯みたいな名前のお店です。」
かれーご飯?
あぁ、最後に行った松戸市常盤平の◯フランね。
平日の午前中なのに、駐車場が一般で、仕方なく近所の西◯の駐車場に停めて、地下の食品コーナーでお惣菜を買う羽目になりましたよ。
まぁ玉さんは最近海産物に凝っているので、イカリングと竹輪の天ぷらを買物籠に入れました。で、終了。
「それじゃ、駐車代金がただになりませんよ。」
「でも、玉が食べたいもの、他にないですよ。」
せっかくスーパーに来たし、ちょうどいいや。ニガリが売ってるじゃん。
あ、ふりかけだ。
考えてみたら、我が家のお茶碗にふりかけが掛かった事、なかった気がする。
玉を驚かせる食材は、まだまだあるなぁ。
という事で、◯美屋(伏せ字になっていない)の、のりたま・すき焼き・たらこに本かつおの定番品と、ちょっとビックリ海苔わさびと、売り場に並んでいたものを一通り籠に入れました。
てな事がパンに関係ないサブなエピソードとしてあった、なんか支店がいっぱいある、石窯焼きのパン屋に決定だそうです。いいけど。
……石窯か。
ピザ窯のキットだったら、大きなホームセンターに売ってるな。
よし。買おうか?
玉がパンなら、僕は飯だ。
でも、玉には出来る限り協力してあげよう。多分、色々な人(それ以外も)喜ぶからね。
★ ★ ★
何やらグダグダな買物ですけど、まぁ美味いパンを探しに来た成果があったからいいか。
さて、松戸まで来たのだから、もう少し車でぶらぶらしようか。
どうせ家に帰っても、僕も玉もやる事ないし。
グダグダぶらぶら。
という事で、車を船橋-取手線を北上させて利根川沿いまで出る。
今日の玉さんは、地図のマーカーをしないらしく、ただパンをもぐもぐ食べながら、静かに車窓を眺めている。
最初はあれだけ嫌がって怖がっていた牛乳パックを抱えてね。
コーヒー牛乳とかフルーツ牛乳とかを試したのだけど、玉は成分無調整の普通の牛乳がお気に入りらしい。
蜂蜜も無しで。
走って走って60分。
利根川の堤防が見える印西市の端っこに麦の種が買える種子店を見つけたのだ。
あぁ、麦の種自体は農協でも通販でも買える。
玉に小麦からパンを作りたいと言われた時に調べてみたんだ。
アマ◯ンで買っちゃえば、数日で手に入る事もわかってる。
玉も、いずれはって感じで、近々に緊急にってニュアンスじゃなかったので、そっちでいいかなぁと思っていたのだけれど。
あったんですよ。
その店のサイトの、商品一覧の中に、僕の大好きな野菜が。
それは「からしな」。
青木さんが菜の花を植えてから、口には出さなかったけど、食べたいなぁって思ってた。
でも、春の野菜だし。
どっかに売ってないかなぁって
…そんなに必死になったわけじゃないですよ。
多分普通に検索すれば、いくらでも売ってるでしょうし。
でもまぁ、人生のモラトリアムを実行中の僕からすると、それはそれで良い暇つぶしになるので。
「殿との!結構初めて見るお野菜の種が沢山ありますよ。」
種の袋が刺さっているウォールポケットを、端から端までいつまで経っても見終わらない玉さんを見ながら。
あぁ、なんか玉さん、幸せそうだなぁと思いながら。
考えてみれば、聖域も浅葱畑もちゃんとした肥料をあげてないなぁと、肥料袋をポイポイ籠に積み上げていく僕でした。
因みに玉が今日買った種は。
辛味大根・落花生・小豆、アスパラガス。
「玉の買物には、共通点が欠片もありませんね。」
「どれも美味しそうだからです。」
どうでもいいですけど、栽培が面倒くさそうな種ばかりですな。
「それじゃ、帰って植えましょうか。」
「はい!です。あ、帰りに抹茶のそふとくりいむが食べたいですよ、殿。」
「…よく寒くないですね。」
あ、そう言えば、石窯のキットを買って帰ろうか。前に玉と来た、あの花火を買った巨大ホームセンターなら売ってるだろう。
一つは聖域の茶店に。
コピーを浅葱屋敷の離れにでも置いておけば、また新しい「何か」が始まるだろうし、始められる。
しずさんにも、使い方を教えておかないとね。
こんな感じで。
何も起こらない、誰も来ない、僕と玉しか居ない普通の日常は。
こうやって、ただルーティンワークをこなしながら、それでも多分、一歩一歩、少しずつ少しずつ、前に進んでいるんですよ。
多分。
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