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第一章 開店
玉のターン
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「またガスを使う事があるなら、火の始末だけはちゃんとしなさい。」
それだけ仰ると、殿は水晶に潜って行かれました。
「私もっと青木さんとお話ししたい。」
「私も、多分色々お話ししないといけないんだと思う。」
と、殿の妹さんと佳奈さんは、たちまち意気投合してしまい、結局佳奈さんもお泊まりする事になったのです。
因みに家主の殿はというと。
「あぁもう。勝手にしなさい。」
と、呆れてましたが、お布団を1組、こっそりと殿の不思議なお力で押入に取り寄せていたのを、目敏い玉は気がついてます。
殿のお顔を見ると、いたずら小僧みたいに人差し指をお口に当てて、「しー!」って、してました。
佳奈さんの替えの下着は、玉の引き出しに隠してあります。
歯ぶらしもです。
この間、お泊まりに来た時に余分に買って置いたそうです。
佳奈さんはお茶を飲むお茶碗も、ご飯を食べるお茶碗も、台所の茶箪笥に入れてます。
なんだかんだ言って、佳奈さんも殿が大好きで、殿に甘えたいのですね。
★ ★ ★
晩御飯は、結局みんなで作りました。
「狭いんだから、一度にわちゃわちゃされたら迷惑です!」
って、殿はぶつぶつ言ってました。
声を荒げたりしないのが、いかにもお優しい殿ですね。
殿が作っていたのは、宗次郎さんから頂いた鹿のお肉のびーふしちゅう。
鹿肉は肉質が少し固いそうなので、圧力鍋でコトコト煮崩れるまで煮込んだ茶色いしちゅうです。
そういえば、前に佳奈さんが白いしちゅうを作ってましたね。
殿のしちゅうは、人参とじゃがいもが甘~い、神様の畑で作ったしちゅうで、たちまち全員がおかわりして、あっという間になくなってしまいました。
あれ?殿はおかわりしてなかったような。おかわりする暇もなかったような。
殿の妹さんは、お土産に持ってきた、辛子蓮根という、蓮根を辛子塗れにしただけの謎食材を活用してました。
玉も一口食べましたけど、口から火が出るかと思うほど、辛い辛い辛子でした。
でも、まよねえずをつけるだけで、辛さが和らいて、蓮根との兼ね合いがとっても美味しくなります。
殿の故郷の名産品だそうですが、玉の知らない料理って、まだいっぱいあるんですね。
妹さんは、辛子蓮根を小麦粉で作った生地にちいずと一緒に練りこまして、七輪で焼いた、辛子蓮根のちいず焼きと言うおかずを、創作料理だそうですが、作ってました。
珍しく殿が食い付いて、妹さんは「ふん!」って両手を腰に当てて威張ってました。
なんだか可愛かったですねぇ。
佳奈さんは、なんと炊き込みご飯を作っていました。
冷蔵庫の隅っこにある(勝手に増えてて食べきれてない)椎茸やぶろっこりいや鶏肉を、「青木家直伝の出汁で炊くの。お母さん教えてくれてありがとうございます。」なお汁と一緒に炊いて、三つ葉を散らしただけでしたが、これも美味しかったなぁ。
みんなおかわりしまくって、たちまちお釜が空になりました。
……殿以外…。
ごめんなさい。
玉はと言うと、浅葱の畑でいち早く収穫できた(少し小さめでしたけど)白菜を使って豚のコマ肉と一緒に、だしの素とお醤油で炒めた白菜炒めを作りました。
味は殿の好みに合わせて作ったので、佳奈さんや妹さんにはどうかなぁと思ったのですけど。
「うふふ。玉ちゃん、これ。兄さんの味なのよね。よく作れたね。懐かしいなぁ。」
「私もすっかり食べ慣れた菊地さんの味だもん。美味しいよ。」
て言ってくれました。
完食してくれました。
殿は特に何も仰っては頂けませんでしたけど。あっという間にお皿が空っぽになったので、合格点は貰えたみたいです。
殿は何気に、玉の家事については点数が辛いのです。
…多分、お母さんに言われているんだろうなぁ。
そう思うと、もっともっと頑張らねばと決心したり、でも顔がちょっとニヤついたりしちゃうのです。
玉は殿の奥さんになりたいのですから。
★ ★ ★
お風呂から上がってお布団に入っちゃうと、玉はいつも眠くなっちゃいます。
玉はずっとお社の隅っこで、地面に直接横になっていたので、暖かいお湯に浸かれて、いい匂いの石鹸で身体を洗えて、暖かくてふわふわするお布団で眠れる、なんて考えたこともありませんでした。
これだけでも、玉は殿に永遠の感謝を捧げたいんです。
玉の全ては殿のものです。
まさか草むしりをしていた頃に、こんな気持ちを持てるなんて思いませんでした。
……………
「ふーん。兄さん結構やるじゃん。」
佳奈さんは、昔、高校生の頃に助けられた事から、順番に今まで起きたことをお話ししてました。
まだ玉的には1か月しか経ってませんが、なんかとっても懐かしいです。
「なんだかんだ言ってね。菊地さんはいつも私の予想を飛び越えるんです。私がああしようこうしようと思って行動に移しても、私の能力や経験じゃやっぱり予測が甘くて、行き詰まるんですけど、菊地さんはいつも簡単に解決に導いてくれる。頼りになる大人の男性なんだけど、なんか素直に接せないというか。」
……………
「単純な家事手伝いだったら、玉ちゃんにも負けないんじゃないかなぁと思っているけど、やっぱり玉ちゃんは丁寧だし心を込めているから、歳下の女の子でも、多分私、敵わないなぁって」
おやおや。隣のお布団で玉の話が出ています。
「どうだろうかしらね。だって兄さんって、あれで完璧超人よ。私達のお母さんが亡くなったのは私が幼稚園の頃。お父さんが亡くなったのは私が6年生で兄さんは高校生。なのに、そこから炊事洗濯をして、私のお弁当も毎日作って、私を短大まで出してくれたんだよ。しかも自分は国立熊本大学をきちんと出て、結構な会社に新卒で入った。生半可な女性スキルじゃ敵わないって。」
「そうなんですか。」
「だから、私は、旦那様を容姿とか学歴とか家柄じゃなくて、真面目かどうかで選んだの。こんな事、旦那様の前じゃ絶対言えないけどね。だって、兄さん以上の男なんてなかなか居ないでしょ。しかも兄さんのお墨付きの旦那様だったので、今のところは平穏無事。仲良く幸せに暮らせてます。」
「私は菊地さんに助けて貰って、今も、多分今日も助けて貰ってる。玉ちゃんに出来ない部分で菊地さんのお手伝いが出来たら良いんだけど、なんだろう。」
「エッチ。」
むむむ。玉の眠気が消えそうです。
「あのね。あのですね。玉ちゃんも言いましたけど、私、この年になるまで男性経験がありません。そりゃ興味は思春期の頃からずっとあるけど。私は自分に自信がないのて。菊地さんとは、もっと仲良くなりたいのは否定しませんけど、いざその時にガッカリされたら、私多分立ち直れません。」
あんな綺麗なおっぱいあるのに、自信がないんですか。
けしからんですねぇ。
玉なんかぺちゃんこです。
ぶらじゃあもお子様向けです。
「あら、大丈夫よ。兄さんっていつも受身だから。今までの彼女さん達知っているけど、特に容姿が優れているとかなかったよ。」
それはいくらなんでも失礼では?
「兄さんは優しいし、まぁ見た目も悪くはないから、結構モテるの。でもね、大抵女の人から近づいて来て、女の人から去っていくの。仲良くしてくれた元カノさんがいたから何故別れたの?って聞いたら、怖くてついていけないって言ってたな。」
怖くてついていけない。
なんとなくわかります。
殿は底が見えません。
能力や感情の限界がわかりません。
玉だったら、怒っちゃうな。
玉だったら、挫けちゃうな。
玉だったら、泣いちゃうな。
そんな局面に遭遇しても、殿は溜息くらいはつきますが、愚痴も弱音も文句も言わずになんとかしちゃいます。
玉は殿に心酔していますから、殿のやる事を全て受け入れてますけど、殿の隣で殿と同じ事をしようとしたら、多分気持ちが切れちゃうでしょう。
「でもね。兄さん、青木さんの事は認めてるし、期待もしてると思うな。」
「そうなんですかねぇ?結構テキトーな扱いをされてますけど。」
「あのね、兄さんがぞんざいな扱いする人って、兄さんがそばにいて欲しい人だけなの。いつか兄さんが疲れた時、支えてくれる人だと思ってる人だけだよ。私も結構そうだし、玉ちゃんなんかには遠慮の欠片もないでしょ。歳上歳下だから、男女だから、そのケジメはあるけど、口調がおちゃらけたり、少し乱暴になるのは、本当に選ばれた人だけだよ。」
うふふ。確かに殿は時々、口調が滅茶苦茶になりますね。
それは、玉と佳奈さんにだけです。
「私的には、玉ちゃんも青木さんも、いつか正式な義妹になってくれたら嬉しいな。兄さんは多分、これからもずっと頑張っちゃう人だから、仕事が終わったら急いで帰って来るように、待っててくれる人になってくれたらなぁ。」
「ちょっと待ってください。それは重婚って言って、結構悪質な犯罪です。」
「あら、玉ちゃんには戸籍がないんでしょ。玉ちゃんとは事実婚、青木さんが正式に入籍しちゃえば罪にならないわよ。」
「そう言う問題ではないような。」
玉はそれで構いませんけどね。
玉と子作り出来る方法もありますし。
それだけ仰ると、殿は水晶に潜って行かれました。
「私もっと青木さんとお話ししたい。」
「私も、多分色々お話ししないといけないんだと思う。」
と、殿の妹さんと佳奈さんは、たちまち意気投合してしまい、結局佳奈さんもお泊まりする事になったのです。
因みに家主の殿はというと。
「あぁもう。勝手にしなさい。」
と、呆れてましたが、お布団を1組、こっそりと殿の不思議なお力で押入に取り寄せていたのを、目敏い玉は気がついてます。
殿のお顔を見ると、いたずら小僧みたいに人差し指をお口に当てて、「しー!」って、してました。
佳奈さんの替えの下着は、玉の引き出しに隠してあります。
歯ぶらしもです。
この間、お泊まりに来た時に余分に買って置いたそうです。
佳奈さんはお茶を飲むお茶碗も、ご飯を食べるお茶碗も、台所の茶箪笥に入れてます。
なんだかんだ言って、佳奈さんも殿が大好きで、殿に甘えたいのですね。
★ ★ ★
晩御飯は、結局みんなで作りました。
「狭いんだから、一度にわちゃわちゃされたら迷惑です!」
って、殿はぶつぶつ言ってました。
声を荒げたりしないのが、いかにもお優しい殿ですね。
殿が作っていたのは、宗次郎さんから頂いた鹿のお肉のびーふしちゅう。
鹿肉は肉質が少し固いそうなので、圧力鍋でコトコト煮崩れるまで煮込んだ茶色いしちゅうです。
そういえば、前に佳奈さんが白いしちゅうを作ってましたね。
殿のしちゅうは、人参とじゃがいもが甘~い、神様の畑で作ったしちゅうで、たちまち全員がおかわりして、あっという間になくなってしまいました。
あれ?殿はおかわりしてなかったような。おかわりする暇もなかったような。
殿の妹さんは、お土産に持ってきた、辛子蓮根という、蓮根を辛子塗れにしただけの謎食材を活用してました。
玉も一口食べましたけど、口から火が出るかと思うほど、辛い辛い辛子でした。
でも、まよねえずをつけるだけで、辛さが和らいて、蓮根との兼ね合いがとっても美味しくなります。
殿の故郷の名産品だそうですが、玉の知らない料理って、まだいっぱいあるんですね。
妹さんは、辛子蓮根を小麦粉で作った生地にちいずと一緒に練りこまして、七輪で焼いた、辛子蓮根のちいず焼きと言うおかずを、創作料理だそうですが、作ってました。
珍しく殿が食い付いて、妹さんは「ふん!」って両手を腰に当てて威張ってました。
なんだか可愛かったですねぇ。
佳奈さんは、なんと炊き込みご飯を作っていました。
冷蔵庫の隅っこにある(勝手に増えてて食べきれてない)椎茸やぶろっこりいや鶏肉を、「青木家直伝の出汁で炊くの。お母さん教えてくれてありがとうございます。」なお汁と一緒に炊いて、三つ葉を散らしただけでしたが、これも美味しかったなぁ。
みんなおかわりしまくって、たちまちお釜が空になりました。
……殿以外…。
ごめんなさい。
玉はと言うと、浅葱の畑でいち早く収穫できた(少し小さめでしたけど)白菜を使って豚のコマ肉と一緒に、だしの素とお醤油で炒めた白菜炒めを作りました。
味は殿の好みに合わせて作ったので、佳奈さんや妹さんにはどうかなぁと思ったのですけど。
「うふふ。玉ちゃん、これ。兄さんの味なのよね。よく作れたね。懐かしいなぁ。」
「私もすっかり食べ慣れた菊地さんの味だもん。美味しいよ。」
て言ってくれました。
完食してくれました。
殿は特に何も仰っては頂けませんでしたけど。あっという間にお皿が空っぽになったので、合格点は貰えたみたいです。
殿は何気に、玉の家事については点数が辛いのです。
…多分、お母さんに言われているんだろうなぁ。
そう思うと、もっともっと頑張らねばと決心したり、でも顔がちょっとニヤついたりしちゃうのです。
玉は殿の奥さんになりたいのですから。
★ ★ ★
お風呂から上がってお布団に入っちゃうと、玉はいつも眠くなっちゃいます。
玉はずっとお社の隅っこで、地面に直接横になっていたので、暖かいお湯に浸かれて、いい匂いの石鹸で身体を洗えて、暖かくてふわふわするお布団で眠れる、なんて考えたこともありませんでした。
これだけでも、玉は殿に永遠の感謝を捧げたいんです。
玉の全ては殿のものです。
まさか草むしりをしていた頃に、こんな気持ちを持てるなんて思いませんでした。
……………
「ふーん。兄さん結構やるじゃん。」
佳奈さんは、昔、高校生の頃に助けられた事から、順番に今まで起きたことをお話ししてました。
まだ玉的には1か月しか経ってませんが、なんかとっても懐かしいです。
「なんだかんだ言ってね。菊地さんはいつも私の予想を飛び越えるんです。私がああしようこうしようと思って行動に移しても、私の能力や経験じゃやっぱり予測が甘くて、行き詰まるんですけど、菊地さんはいつも簡単に解決に導いてくれる。頼りになる大人の男性なんだけど、なんか素直に接せないというか。」
……………
「単純な家事手伝いだったら、玉ちゃんにも負けないんじゃないかなぁと思っているけど、やっぱり玉ちゃんは丁寧だし心を込めているから、歳下の女の子でも、多分私、敵わないなぁって」
おやおや。隣のお布団で玉の話が出ています。
「どうだろうかしらね。だって兄さんって、あれで完璧超人よ。私達のお母さんが亡くなったのは私が幼稚園の頃。お父さんが亡くなったのは私が6年生で兄さんは高校生。なのに、そこから炊事洗濯をして、私のお弁当も毎日作って、私を短大まで出してくれたんだよ。しかも自分は国立熊本大学をきちんと出て、結構な会社に新卒で入った。生半可な女性スキルじゃ敵わないって。」
「そうなんですか。」
「だから、私は、旦那様を容姿とか学歴とか家柄じゃなくて、真面目かどうかで選んだの。こんな事、旦那様の前じゃ絶対言えないけどね。だって、兄さん以上の男なんてなかなか居ないでしょ。しかも兄さんのお墨付きの旦那様だったので、今のところは平穏無事。仲良く幸せに暮らせてます。」
「私は菊地さんに助けて貰って、今も、多分今日も助けて貰ってる。玉ちゃんに出来ない部分で菊地さんのお手伝いが出来たら良いんだけど、なんだろう。」
「エッチ。」
むむむ。玉の眠気が消えそうです。
「あのね。あのですね。玉ちゃんも言いましたけど、私、この年になるまで男性経験がありません。そりゃ興味は思春期の頃からずっとあるけど。私は自分に自信がないのて。菊地さんとは、もっと仲良くなりたいのは否定しませんけど、いざその時にガッカリされたら、私多分立ち直れません。」
あんな綺麗なおっぱいあるのに、自信がないんですか。
けしからんですねぇ。
玉なんかぺちゃんこです。
ぶらじゃあもお子様向けです。
「あら、大丈夫よ。兄さんっていつも受身だから。今までの彼女さん達知っているけど、特に容姿が優れているとかなかったよ。」
それはいくらなんでも失礼では?
「兄さんは優しいし、まぁ見た目も悪くはないから、結構モテるの。でもね、大抵女の人から近づいて来て、女の人から去っていくの。仲良くしてくれた元カノさんがいたから何故別れたの?って聞いたら、怖くてついていけないって言ってたな。」
怖くてついていけない。
なんとなくわかります。
殿は底が見えません。
能力や感情の限界がわかりません。
玉だったら、怒っちゃうな。
玉だったら、挫けちゃうな。
玉だったら、泣いちゃうな。
そんな局面に遭遇しても、殿は溜息くらいはつきますが、愚痴も弱音も文句も言わずになんとかしちゃいます。
玉は殿に心酔していますから、殿のやる事を全て受け入れてますけど、殿の隣で殿と同じ事をしようとしたら、多分気持ちが切れちゃうでしょう。
「でもね。兄さん、青木さんの事は認めてるし、期待もしてると思うな。」
「そうなんですかねぇ?結構テキトーな扱いをされてますけど。」
「あのね、兄さんがぞんざいな扱いする人って、兄さんがそばにいて欲しい人だけなの。いつか兄さんが疲れた時、支えてくれる人だと思ってる人だけだよ。私も結構そうだし、玉ちゃんなんかには遠慮の欠片もないでしょ。歳上歳下だから、男女だから、そのケジメはあるけど、口調がおちゃらけたり、少し乱暴になるのは、本当に選ばれた人だけだよ。」
うふふ。確かに殿は時々、口調が滅茶苦茶になりますね。
それは、玉と佳奈さんにだけです。
「私的には、玉ちゃんも青木さんも、いつか正式な義妹になってくれたら嬉しいな。兄さんは多分、これからもずっと頑張っちゃう人だから、仕事が終わったら急いで帰って来るように、待っててくれる人になってくれたらなぁ。」
「ちょっと待ってください。それは重婚って言って、結構悪質な犯罪です。」
「あら、玉ちゃんには戸籍がないんでしょ。玉ちゃんとは事実婚、青木さんが正式に入籍しちゃえば罪にならないわよ。」
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