69 / 230
第一章 開店
指輪 指輪?
しおりを挟む
僕には何故かわかっていた。
この二つの小さな水晶。
これは、さっき2人に渡した銀杏の実が変わったと言う事が。
そして、彼女達が今何処に居るのかも。
だから僕は心配していない。
念のため、玉に御神刀を持たせて正解だった。
御神刀が有れば、荼枳尼天は玉を護ってくれる。
御神刀を持つ玉は、青木さんを守ってくれる。
まぁもっとも、“あそこ“に居る限り、あの2人に危険が迫ることも無いだろう。
★ ★ ★
「で、君は何者だい?ただのフクロウ君じゃないだろ?」
「ひぅ?」
「あれま。本当に君はただのフクロウ君なんだ。」
「ひぅ」
「…でしたか。」
「ひぅ」
ええと。さっきコンビニで買ったサラミ食べるかな。
「ひぅ!」
あははは。可愛いな、君。
「ひぅ♪」
あっちをほっといてフクロウ君と遊んでたら、怒るだろうなぁ。
とっとと行くか。
「ひぅ」
ん?君も来るか?
「ひぅ!」
さて、どっちに居るかな。
★ ★ ★
「わふ?」
「ひぅ?」
ああごめんたぬきち。昼寝してましたか。
「わふ?」
ああ、この仔かい?千葉の山の中で友達になったんだ。
「ひぅひぅ」
「わふわふ」
あはは、フクロウ君とたぬきちが挨拶してるよ。見てるだけで楽しいな。
「わふ?」
あぁ玉かい?玉はこっちに来てないんだ。じゃ、あっちかな。
「わふ?」
大丈夫だよ。玉は僕から離れている様に見えて、実は僕のそばにいるから。
「わん!」
ああ、明日の朝にまた来るよ。青木さんは会社だから、僕と玉だけだね。
「はふ」
あははは。ブラシを咥えて来たよ。
大丈夫。多分、玉がブラッシングしてくれるかな。まあ、今は僕で我慢してくれ。
「わふふわふふわふふ」
妹の犬もブラッシングされるのは好きだったけど、こんな気持ち良さそうに鳴かなかったけどなぁ。
★ ★ ★
そう。
彼女達は水晶玉の中にいる。
僕と玉と荼枳尼天を繋ぐ「物」は玉が長いこと支えて居る社がある聖域か、玉の家と浅葱の家が並ぶ水晶か、どちらかに居るであろう事は予測していた。
だから僕は、いつもは床間に鎮座している重たい水晶玉を持って来た。
どちらも、僕らの縁(えにし)を結んでいる物だから。
聖域の方には、それこそ荼枳尼天が祭神として居るし、家の方には浅葱を守る土地神がいる。
よっぽどタチの悪い化け物が出てこられたら面倒だけど、祠に巣食うモノは人の念であり、神格が高い荼枳尼天、また要らないものを堕としたばかりの土地神に対処出来ない訳がない。
という事で、もう一つの水晶に移動。
面白い変化が一つあった。
本来なら水晶玉から水晶玉への移動は、今までは一度水晶玉の外に出る必要があったのに、今は直接移動が出来る。
なので、ブラッシングの果てに腰が抜けたたぬきちに別れを告げて、浅葱の家の長屋門を潜った。
こちらも聖域ほどでは無いにせよ、大分空気が澄んできたな。
ただ、生命の息吹が少ない。
ポカポカした日差しの中で、たぬきちがわふわふ走り回り、水場で水棲生物が泳いだり飛び跳ねたりしているあっちとは比べちゃいけないのかもしれないけど。
あそこまで、こちらも育てないといけないのかなぁ?
相変わらず歩き辛い大きな玉砂利を蹴飛ばしながら、いつも美味しく頂いている柿の木の下あたりを通り掛かった頃、前方から白いものが突っ込んで来た。
体当たりではなく。
留守番を待ちかねた子供が親の胸に我慢出来なく飛び込んで行く。
そんな感じで、巫女装束姿の玉が僕に抱きついて来たんだ。
“ここ“ならば、僕と玉は触れ合えるから。
何も言わず、ただ肩を小刻みに震わせる小さな巫女さんを、僕は優しく抱きしめた。
「遅い。」
大した不満も詰め込んでいない口調で、青木さんが事務的に感想を述べた。
信頼はしてくれていたんだろう。
後ろから、玉の髪を優しく撫でてくれる。そこら辺は玉のお姉さんだ。
「玉ちゃんは、ずっと緊張して私を守ってくれてだんだよ。そりゃ貴方の顔を見たら、こうなるわよ。小さな身体で頑張ってくれてたんだから。」
「悪い。どっちに居るかまでは確定出来なかったから、とりあえず荼枳尼天の神社がある方に行ってだんだ。」
たぬきちをブラッシングしてたのは内緒。
「それで、ここなのね。」
「君達が消えた跡、足元にこれが落ちていた。」
直径1センチ程度の小さな水晶玉の一つを青木さんに渡した。
「……どういうこと?」
「簡単に言えば、この水晶玉は、この空間に入る為の鍵だ。浅葱の力で自由に出入り出来る僕とは違い、君達が1人で入るにはこの水晶玉が必要になる。」
「入るだけ?」
「君達は祠に閉じ籠められた過去を持つ。でも、1人で出れた過去はない。そう言う事だ。」
「つまり、自由に出入りが出来る訳では無い、か。」
相変わらず頭の回転が早くて助かる。
「今後、君達が1人で何処かタチの悪い祠に飲み込まれようとも、その水晶を身につけて入れは、ここに逃げ込める。」
「……。」
「僕としても、何があった時はここを探せば良い。今でもちょくちょく来てるし。」
「ここが安全だと言う保証はあるの?」
「あるよ。」
軽々と飄々と僕は言う。
「ここにも神様は居る。君も見ただろ。穢れを玉と一緒に祓った神様を。」
荼枳尼天が言うには、土地神なんかしてる神格じゃないそうだけど。
「そっちの屋敷に入れば布団も有るし、休息くらいは出来るよ。」
食べ物は柿くらいしか無いけど。
「2人で逃げて来た時は、玉んちに行けば、玉なりのもてなしをしてくれるだろ。」
調度品はさすがに1,000年の差があるけど、実家・自宅だからこそ伸び伸びとする玉を見ていると、何とも微笑ましい。
ホストとして少し背伸びをして、客を迎えてくれるんだ。
★ ★ ★
こうして、僕らは直近の心配事を解消した。
神様に心配されて、神様にそのヒントを貰うとか、どれだけ神様に甘やかされてるんだって話だけどねぇ。
2人に気が付かれない様に、ほんの少し苦笑を漏らした。
しばらくして、漸く顔を上げた玉にも小さな水晶玉をあげる。
目が真っ赤になっているけど、何も言わない。
泣きながらでも話に耳を傾けていた玉は、いつもの様に、水晶を覗き込む。
けど、何も見えない。
いつもの水晶玉とは違って小さ過ぎるわなぁ。
「無くさない様に、ペンダントトップにするなり、指輪にするなりしなさい。」
「ゆ、指輪?」
何故か2人の声が重なった。
「はい?」
この二つの小さな水晶。
これは、さっき2人に渡した銀杏の実が変わったと言う事が。
そして、彼女達が今何処に居るのかも。
だから僕は心配していない。
念のため、玉に御神刀を持たせて正解だった。
御神刀が有れば、荼枳尼天は玉を護ってくれる。
御神刀を持つ玉は、青木さんを守ってくれる。
まぁもっとも、“あそこ“に居る限り、あの2人に危険が迫ることも無いだろう。
★ ★ ★
「で、君は何者だい?ただのフクロウ君じゃないだろ?」
「ひぅ?」
「あれま。本当に君はただのフクロウ君なんだ。」
「ひぅ」
「…でしたか。」
「ひぅ」
ええと。さっきコンビニで買ったサラミ食べるかな。
「ひぅ!」
あははは。可愛いな、君。
「ひぅ♪」
あっちをほっといてフクロウ君と遊んでたら、怒るだろうなぁ。
とっとと行くか。
「ひぅ」
ん?君も来るか?
「ひぅ!」
さて、どっちに居るかな。
★ ★ ★
「わふ?」
「ひぅ?」
ああごめんたぬきち。昼寝してましたか。
「わふ?」
ああ、この仔かい?千葉の山の中で友達になったんだ。
「ひぅひぅ」
「わふわふ」
あはは、フクロウ君とたぬきちが挨拶してるよ。見てるだけで楽しいな。
「わふ?」
あぁ玉かい?玉はこっちに来てないんだ。じゃ、あっちかな。
「わふ?」
大丈夫だよ。玉は僕から離れている様に見えて、実は僕のそばにいるから。
「わん!」
ああ、明日の朝にまた来るよ。青木さんは会社だから、僕と玉だけだね。
「はふ」
あははは。ブラシを咥えて来たよ。
大丈夫。多分、玉がブラッシングしてくれるかな。まあ、今は僕で我慢してくれ。
「わふふわふふわふふ」
妹の犬もブラッシングされるのは好きだったけど、こんな気持ち良さそうに鳴かなかったけどなぁ。
★ ★ ★
そう。
彼女達は水晶玉の中にいる。
僕と玉と荼枳尼天を繋ぐ「物」は玉が長いこと支えて居る社がある聖域か、玉の家と浅葱の家が並ぶ水晶か、どちらかに居るであろう事は予測していた。
だから僕は、いつもは床間に鎮座している重たい水晶玉を持って来た。
どちらも、僕らの縁(えにし)を結んでいる物だから。
聖域の方には、それこそ荼枳尼天が祭神として居るし、家の方には浅葱を守る土地神がいる。
よっぽどタチの悪い化け物が出てこられたら面倒だけど、祠に巣食うモノは人の念であり、神格が高い荼枳尼天、また要らないものを堕としたばかりの土地神に対処出来ない訳がない。
という事で、もう一つの水晶に移動。
面白い変化が一つあった。
本来なら水晶玉から水晶玉への移動は、今までは一度水晶玉の外に出る必要があったのに、今は直接移動が出来る。
なので、ブラッシングの果てに腰が抜けたたぬきちに別れを告げて、浅葱の家の長屋門を潜った。
こちらも聖域ほどでは無いにせよ、大分空気が澄んできたな。
ただ、生命の息吹が少ない。
ポカポカした日差しの中で、たぬきちがわふわふ走り回り、水場で水棲生物が泳いだり飛び跳ねたりしているあっちとは比べちゃいけないのかもしれないけど。
あそこまで、こちらも育てないといけないのかなぁ?
相変わらず歩き辛い大きな玉砂利を蹴飛ばしながら、いつも美味しく頂いている柿の木の下あたりを通り掛かった頃、前方から白いものが突っ込んで来た。
体当たりではなく。
留守番を待ちかねた子供が親の胸に我慢出来なく飛び込んで行く。
そんな感じで、巫女装束姿の玉が僕に抱きついて来たんだ。
“ここ“ならば、僕と玉は触れ合えるから。
何も言わず、ただ肩を小刻みに震わせる小さな巫女さんを、僕は優しく抱きしめた。
「遅い。」
大した不満も詰め込んでいない口調で、青木さんが事務的に感想を述べた。
信頼はしてくれていたんだろう。
後ろから、玉の髪を優しく撫でてくれる。そこら辺は玉のお姉さんだ。
「玉ちゃんは、ずっと緊張して私を守ってくれてだんだよ。そりゃ貴方の顔を見たら、こうなるわよ。小さな身体で頑張ってくれてたんだから。」
「悪い。どっちに居るかまでは確定出来なかったから、とりあえず荼枳尼天の神社がある方に行ってだんだ。」
たぬきちをブラッシングしてたのは内緒。
「それで、ここなのね。」
「君達が消えた跡、足元にこれが落ちていた。」
直径1センチ程度の小さな水晶玉の一つを青木さんに渡した。
「……どういうこと?」
「簡単に言えば、この水晶玉は、この空間に入る為の鍵だ。浅葱の力で自由に出入り出来る僕とは違い、君達が1人で入るにはこの水晶玉が必要になる。」
「入るだけ?」
「君達は祠に閉じ籠められた過去を持つ。でも、1人で出れた過去はない。そう言う事だ。」
「つまり、自由に出入りが出来る訳では無い、か。」
相変わらず頭の回転が早くて助かる。
「今後、君達が1人で何処かタチの悪い祠に飲み込まれようとも、その水晶を身につけて入れは、ここに逃げ込める。」
「……。」
「僕としても、何があった時はここを探せば良い。今でもちょくちょく来てるし。」
「ここが安全だと言う保証はあるの?」
「あるよ。」
軽々と飄々と僕は言う。
「ここにも神様は居る。君も見ただろ。穢れを玉と一緒に祓った神様を。」
荼枳尼天が言うには、土地神なんかしてる神格じゃないそうだけど。
「そっちの屋敷に入れば布団も有るし、休息くらいは出来るよ。」
食べ物は柿くらいしか無いけど。
「2人で逃げて来た時は、玉んちに行けば、玉なりのもてなしをしてくれるだろ。」
調度品はさすがに1,000年の差があるけど、実家・自宅だからこそ伸び伸びとする玉を見ていると、何とも微笑ましい。
ホストとして少し背伸びをして、客を迎えてくれるんだ。
★ ★ ★
こうして、僕らは直近の心配事を解消した。
神様に心配されて、神様にそのヒントを貰うとか、どれだけ神様に甘やかされてるんだって話だけどねぇ。
2人に気が付かれない様に、ほんの少し苦笑を漏らした。
しばらくして、漸く顔を上げた玉にも小さな水晶玉をあげる。
目が真っ赤になっているけど、何も言わない。
泣きながらでも話に耳を傾けていた玉は、いつもの様に、水晶を覗き込む。
けど、何も見えない。
いつもの水晶玉とは違って小さ過ぎるわなぁ。
「無くさない様に、ペンダントトップにするなり、指輪にするなりしなさい。」
「ゆ、指輪?」
何故か2人の声が重なった。
「はい?」
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
世界一可愛い私、夫と娘に逃げられちゃった!
月見里ゆずる(やまなしゆずる)
ライト文芸
私、依田結花! 37歳! みんな、ゆいちゃんって呼んでね!
大学卒業してから1回も働いたことないの!
23で娘が生まれて、中学生の親にしてはかなり若い方よ。
夫は自営業。でも最近忙しくって、友達やお母さんと遊んで散財しているの。
娘は反抗期で仲が悪いし。
そんな中、夫が仕事中に倒れてしまった。
夫が働けなくなったら、ゆいちゃんどうしたらいいの?!
退院そいてもうちに戻ってこないし! そしたらしばらく距離置こうって!
娘もお母さんと一緒にいたくないって。
しかもあれもこれも、今までのことぜーんぶバレちゃった!
もしかして夫と娘に逃げられちゃうの?! 離婚されちゃう?!
世界一可愛いゆいちゃんが、働くのも離婚も別居なんてあり得ない!
結婚時の約束はどうなるの?! 不履行よ!
自分大好き!
周りからチヤホヤされるのが当たり前!
長年わがまま放題の(精神が)成長しない系ヒロインの末路。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる