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第一章 開店
着せ替え人形
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「殿、今日はどちらへお出かけですか?」
地図を片手にとことこ玉が近づいて来る。地図を裸で持っている姿が気になるなぁ。落とすと背割れする可能性があるし、そうなったらまた玉が余計な気を使うだろうし。
カバンを買ってあげた方が良いかな。
今日は市内の適当な園芸店で済ませようと思ったけど、どこか洋品店を探さないと。
買うものを考えればホームセンターで全部済むけれど、そうすると玉が遠慮して一番安いものを選ぶ事は分り切っているので。ここは一つ百貨店で。
えーと百貨店、百貨店、デパート…地図を調べても百貨店が見当たらない。
僕の記憶だと、近隣に西武・伊勢丹・三越とかあった筈、はず?
高島屋だけ隣の更に隣の市に残ってた。
そうか、百貨店の時代は終わったとか聞いていたけど、東京の隣接地でも厳しいのか。
とすると、どうしよう。市内の大型ショッピングモールで間に合わせようか。うんにゃ、欲しいものがあるかどうかわからないし。…ハシゴしますかね。やる事が他にあるわけでなし。
という事で、田舎者にも車で行きやすい北方面に特に目的地も決めず出発。
「しゅっぱーつ!です。」
★ ★ ★
「あれれ、こっちは佳奈さんちですね。ご招待を受けるんですか?」
「ん?今日、彼女は仕事でしょ。今行っても誰も居ないよ。今日はあそこを通過するだけだよ。」
「あれれ。だったら、あれをプレゼントしちゃいます。」
玉は地図を置いて、スマホをいじり出したよ。スマホでプレゼント?
松戸の伊勢丹跡が居抜きでショッピングセンターになっていたのだけど、周辺が一方通行ばかりで田舎者には近づくだけで敷居が高かったので止めました。
「情け無いですよ殿。」
「その内、バスや電車で来ましょうかね。」
「ブーブーです。でも、約束ですからね。」
約束はいいけど、何しにこようか。別に用ないしなぁ。
「デートしましょう。デート。」
「はいはい。」
「少しは玉に惚れて下さいよう。」
ブーイングのか後は頬っぺたを膨れさせているけど、当の本人もちっとも照れてない。僕らはこんな軽口が叩ける様になったんだね。
あと、口説き文句が少し可愛い。
という訳で、だらだら流山までクルマを流して(交通事故的駄洒落)家電量販店と一緒に巨大なテナントに入っている衣料品店を見つけて入った。
「お洋服を買うんですか?」
「それもいいな。玉には真冬用の服を着て買ってなかったし。」
「…あの、ここ少しお高くないですか?さっきユニ◯ロがありましたけど。」
値札を見た玉が早速怖気づく。
別に高級店じゃないんだけどな。2~3千円高い程度の量販店だし。
「セーターやダッフルコートがもう出てるな。」
「殿、玉の話を聞いて下さい!」
「ん?僕が玉を着せ替え人形にしたいだけだよ。」
「そういう言い方されちゃうと玉が断れなくなっちゃうじゃないですか、ぶつぶつ。」
実際、小柄な玉がダッフルコートをざっくり羽織って、大きなフードを頭に乗せて袖口が少し余らせている姿は単純に可愛かった。
本人も姿見を見て、自分の姿に小声で歓声を上げていたから、迷う事なくお買い上げ。
赤いダッフルを着るには時期的にまだ早いけど、こんな女の子をお持ち帰りできる僕って、実は幸せ者では?
それから冬物衣料をいくつか見繕っていると、フィッティングルームでちょっとしたファッションショーが始まってしまった。
「こちらのパンツは、ベルトを垂らして大きめに履くと、シルエットが可愛いですよー。」
「このパーカーはデニムと併せると、ほらシンプルだけど可愛らしい。普段着にもお手頃ですよー。」
「えとえと。」
おずおずと僕の顔を見上げる玉だけど、僕が頷いているのを見て覚悟を決めた様だ。
''家族なんだから遠慮するな“
とは、普段から言い聞かせているし、玉は性格的に遠慮がちだけど、僕の希望も考え方もきちんと把握している人だから。
ていうかね。
僕はまるで野暮天だし、玉には最新ファッションてもの、そもそも知らないので、そこら辺で品物を整理している店員さんに任せたら、こんなんなっちゃった。
その内、手の空いた店員さんや、平日の昼間に何故居る?な女子高生たちがわらわら集まってきた。彼女たちの歓声に顔を真っ赤にしてる玉というのも可愛い。
実は普段はコミュニケーションお化けのくせして、真正面から褒められると戸惑ってフリーズする面もある。
それだけ、現代社会における自分に自信がないんだろうと僕は推測している。
まぁ後でぶちぶち言われるのもアレなので、適当なところで助け出そう。
その間に、カバン売り場でシンプルな帆布ショルダーを見繕う事にする。
★ ★ ★
その後も、玉を猫可愛がりしたくなった女子高生にお持ち帰りされそうになったり、店員さんに「サービスです。」と何やらカチューシャをいくつも頭につけられたりしながら、大きな袋を3つばかり抱えて僕らは逃げ出した。
「逃げろぉ。」
「ピューですぅ。」
僕の隣ではいつもの玉に戻るので、お得意のオノマトペも出てくるというもので。
いつもの調子を取り戻した玉はくすくす笑ってる。
「どうして、あんなんなっちゃったのでしょう?」
「冬は重ね着が出来るからね。一丁らのコートを着回している僕とは違い、女の子は毎朝何着てくか、選ぶの大変なんだってさ。逆に言うと、小柄な女の子にあれこれ着せるのも楽しいんだろう。」
「ふーん、です。」
近所にホームセンターがある事をナビが教えてくれたので、そっちへハシゴ。
玉と一緒に真っ直ぐ園芸コーナーへ向かう。
「種や苗木を買いに来たんですか。でも、お庭にはもう植える場所が余ってませんけど?」
ここんとこ庭に出てないし、雨戸を閉めるのは玉の役割になったから、そっちの状況を知らないけど。
大家さんと2人して、どれだけ暴走しているんだろう。
少し怖い。
「たぬきちのおやつですよ。あの仔は僕らに遠慮してかトマトもキャベツも食べてなかったから。聖域ではお腹が減らないみたいだけど、別に食べられない訳では無いみたいだし、美味しい物は美味しく食べた方が良いでしょ。」
「たぬきち君のおやつ!」
あ、玉の目の色が変わった。
2両編成の小さな単線電車(こんなミニローカル線が、こんな東京近郊にあるんだ)の、のんびりとした走行音を聞きながら品定め。
「あ、このトマト、ちっちゃくて可愛い。」
「ミニトマトか。」
たぬきちの口はそんなに大きくなかったので、玉の分と一緒に包丁を入れたけれど、これならば成っている実を直接頬張れるかな。
根菜は食材に使おう。家でも聖域でも料理が出来る様にしてあるし。
と言う事で。
大根・人参・じゃがいもとさつまいもの種芋
あと、フルーツコーン。
とうもろこしは玉にもお気に入りになって我が家の定番品として床下収蔵庫に鎮座ましましている。そろそろ旬も終わるんだけど、さすがは浅葱の力。食べ物に関しては、僕の制御を越えて、勝手に増えている。
このフルーツコーンは、いわゆる生でも食べられる水分と糖分が豊富な品種。
生食可と言われても、僕はガッチリ塩茹でしちゃうだろうけど、たぬきちにはちょうど良さそう。
それから、糠漬け用に胡瓜と茄子。
浅葱の力製と聖域製、どちらが美味しくなるだろう。楽しみ。
「あ、殿これ!」
果物コーナーに行ってみたら、金柑の苗木に玉が食いついた。
「玉の家の庭にも生えてました。この橙色の実、甘酸っぱくて美味しかったです。」
ふむ。この高さならたぬきちも簡単に食べられるか。
あー果物かぁ。
そうだよね、野菜だけでなく、甘い果物もあった方がいいよね。
という事で、金柑と蜜柑の苗木も購入。
あと、柿も売っていたのだけど。
『柿ならばお主の家にあるじゃろ』
って、荼枳尼天のお告げ(笑)が聞こえたので、そっちは無しで。
あの柿の分株は美味しいのか、とか。
桃栗三年柿八年の柿だよなぁ、とか。
色々疑問はあるのだけど。
まぁ、神様が言うんだったらそうしよう。
『そうせよ。巫女っ子は早く儂に献上するように伝えよ。』
だとさ。巫女っ子玉さん。
★ ★ ★
「うぎゃああああああああ。」
玉のスマホから悲鳴というか、得体の知れない叫びが聞こえて来た。
玉はスピーカーモードを覚えたらしい。
青木うるさい。まだ12時前だぞ。
仕事しろ、仕事。
「何この可愛いの。どっちも抱きしめたくなるわ。」
さっき玉とたぬきちが並んで寝ている写真を玉のスマホで撮影しておいたんだけど、それを見つけた玉が早速青木さんに送ったみたい。玉の言うプレゼントはその画像だった。
そういえば、青木さんがいる時は、水晶玉を覗いただけだったっけ。
週末にまたうちに来るかと尋ねてみたら。
「行く行く、行きたい!行かいでか!」
文字面だけだと、エラく卑猥な事言ってんぞ、あの22歳のOL。周囲は大丈夫なのか?
「って殿が仰ってますが。」
「セクハラ無職に言っといて。私は外回りの車の中!1人!停車中。問題無し。」
「だそうです。」
あの人は一応、玉の姉貴分を自称しているのだけど。
やはりどう考えても、中身は玉と同レベルだ。
「はんばあぐ!」
地図をチェックしていた玉がハンバーグ師匠みたいなこと言い出したので。
帰りはびっくりしちゃうロバ的な名前のハンバーグ店でハンバーグを食べて帰りました。
ハンバーーーーグ!
地図を片手にとことこ玉が近づいて来る。地図を裸で持っている姿が気になるなぁ。落とすと背割れする可能性があるし、そうなったらまた玉が余計な気を使うだろうし。
カバンを買ってあげた方が良いかな。
今日は市内の適当な園芸店で済ませようと思ったけど、どこか洋品店を探さないと。
買うものを考えればホームセンターで全部済むけれど、そうすると玉が遠慮して一番安いものを選ぶ事は分り切っているので。ここは一つ百貨店で。
えーと百貨店、百貨店、デパート…地図を調べても百貨店が見当たらない。
僕の記憶だと、近隣に西武・伊勢丹・三越とかあった筈、はず?
高島屋だけ隣の更に隣の市に残ってた。
そうか、百貨店の時代は終わったとか聞いていたけど、東京の隣接地でも厳しいのか。
とすると、どうしよう。市内の大型ショッピングモールで間に合わせようか。うんにゃ、欲しいものがあるかどうかわからないし。…ハシゴしますかね。やる事が他にあるわけでなし。
という事で、田舎者にも車で行きやすい北方面に特に目的地も決めず出発。
「しゅっぱーつ!です。」
★ ★ ★
「あれれ、こっちは佳奈さんちですね。ご招待を受けるんですか?」
「ん?今日、彼女は仕事でしょ。今行っても誰も居ないよ。今日はあそこを通過するだけだよ。」
「あれれ。だったら、あれをプレゼントしちゃいます。」
玉は地図を置いて、スマホをいじり出したよ。スマホでプレゼント?
松戸の伊勢丹跡が居抜きでショッピングセンターになっていたのだけど、周辺が一方通行ばかりで田舎者には近づくだけで敷居が高かったので止めました。
「情け無いですよ殿。」
「その内、バスや電車で来ましょうかね。」
「ブーブーです。でも、約束ですからね。」
約束はいいけど、何しにこようか。別に用ないしなぁ。
「デートしましょう。デート。」
「はいはい。」
「少しは玉に惚れて下さいよう。」
ブーイングのか後は頬っぺたを膨れさせているけど、当の本人もちっとも照れてない。僕らはこんな軽口が叩ける様になったんだね。
あと、口説き文句が少し可愛い。
という訳で、だらだら流山までクルマを流して(交通事故的駄洒落)家電量販店と一緒に巨大なテナントに入っている衣料品店を見つけて入った。
「お洋服を買うんですか?」
「それもいいな。玉には真冬用の服を着て買ってなかったし。」
「…あの、ここ少しお高くないですか?さっきユニ◯ロがありましたけど。」
値札を見た玉が早速怖気づく。
別に高級店じゃないんだけどな。2~3千円高い程度の量販店だし。
「セーターやダッフルコートがもう出てるな。」
「殿、玉の話を聞いて下さい!」
「ん?僕が玉を着せ替え人形にしたいだけだよ。」
「そういう言い方されちゃうと玉が断れなくなっちゃうじゃないですか、ぶつぶつ。」
実際、小柄な玉がダッフルコートをざっくり羽織って、大きなフードを頭に乗せて袖口が少し余らせている姿は単純に可愛かった。
本人も姿見を見て、自分の姿に小声で歓声を上げていたから、迷う事なくお買い上げ。
赤いダッフルを着るには時期的にまだ早いけど、こんな女の子をお持ち帰りできる僕って、実は幸せ者では?
それから冬物衣料をいくつか見繕っていると、フィッティングルームでちょっとしたファッションショーが始まってしまった。
「こちらのパンツは、ベルトを垂らして大きめに履くと、シルエットが可愛いですよー。」
「このパーカーはデニムと併せると、ほらシンプルだけど可愛らしい。普段着にもお手頃ですよー。」
「えとえと。」
おずおずと僕の顔を見上げる玉だけど、僕が頷いているのを見て覚悟を決めた様だ。
''家族なんだから遠慮するな“
とは、普段から言い聞かせているし、玉は性格的に遠慮がちだけど、僕の希望も考え方もきちんと把握している人だから。
ていうかね。
僕はまるで野暮天だし、玉には最新ファッションてもの、そもそも知らないので、そこら辺で品物を整理している店員さんに任せたら、こんなんなっちゃった。
その内、手の空いた店員さんや、平日の昼間に何故居る?な女子高生たちがわらわら集まってきた。彼女たちの歓声に顔を真っ赤にしてる玉というのも可愛い。
実は普段はコミュニケーションお化けのくせして、真正面から褒められると戸惑ってフリーズする面もある。
それだけ、現代社会における自分に自信がないんだろうと僕は推測している。
まぁ後でぶちぶち言われるのもアレなので、適当なところで助け出そう。
その間に、カバン売り場でシンプルな帆布ショルダーを見繕う事にする。
★ ★ ★
その後も、玉を猫可愛がりしたくなった女子高生にお持ち帰りされそうになったり、店員さんに「サービスです。」と何やらカチューシャをいくつも頭につけられたりしながら、大きな袋を3つばかり抱えて僕らは逃げ出した。
「逃げろぉ。」
「ピューですぅ。」
僕の隣ではいつもの玉に戻るので、お得意のオノマトペも出てくるというもので。
いつもの調子を取り戻した玉はくすくす笑ってる。
「どうして、あんなんなっちゃったのでしょう?」
「冬は重ね着が出来るからね。一丁らのコートを着回している僕とは違い、女の子は毎朝何着てくか、選ぶの大変なんだってさ。逆に言うと、小柄な女の子にあれこれ着せるのも楽しいんだろう。」
「ふーん、です。」
近所にホームセンターがある事をナビが教えてくれたので、そっちへハシゴ。
玉と一緒に真っ直ぐ園芸コーナーへ向かう。
「種や苗木を買いに来たんですか。でも、お庭にはもう植える場所が余ってませんけど?」
ここんとこ庭に出てないし、雨戸を閉めるのは玉の役割になったから、そっちの状況を知らないけど。
大家さんと2人して、どれだけ暴走しているんだろう。
少し怖い。
「たぬきちのおやつですよ。あの仔は僕らに遠慮してかトマトもキャベツも食べてなかったから。聖域ではお腹が減らないみたいだけど、別に食べられない訳では無いみたいだし、美味しい物は美味しく食べた方が良いでしょ。」
「たぬきち君のおやつ!」
あ、玉の目の色が変わった。
2両編成の小さな単線電車(こんなミニローカル線が、こんな東京近郊にあるんだ)の、のんびりとした走行音を聞きながら品定め。
「あ、このトマト、ちっちゃくて可愛い。」
「ミニトマトか。」
たぬきちの口はそんなに大きくなかったので、玉の分と一緒に包丁を入れたけれど、これならば成っている実を直接頬張れるかな。
根菜は食材に使おう。家でも聖域でも料理が出来る様にしてあるし。
と言う事で。
大根・人参・じゃがいもとさつまいもの種芋
あと、フルーツコーン。
とうもろこしは玉にもお気に入りになって我が家の定番品として床下収蔵庫に鎮座ましましている。そろそろ旬も終わるんだけど、さすがは浅葱の力。食べ物に関しては、僕の制御を越えて、勝手に増えている。
このフルーツコーンは、いわゆる生でも食べられる水分と糖分が豊富な品種。
生食可と言われても、僕はガッチリ塩茹でしちゃうだろうけど、たぬきちにはちょうど良さそう。
それから、糠漬け用に胡瓜と茄子。
浅葱の力製と聖域製、どちらが美味しくなるだろう。楽しみ。
「あ、殿これ!」
果物コーナーに行ってみたら、金柑の苗木に玉が食いついた。
「玉の家の庭にも生えてました。この橙色の実、甘酸っぱくて美味しかったです。」
ふむ。この高さならたぬきちも簡単に食べられるか。
あー果物かぁ。
そうだよね、野菜だけでなく、甘い果物もあった方がいいよね。
という事で、金柑と蜜柑の苗木も購入。
あと、柿も売っていたのだけど。
『柿ならばお主の家にあるじゃろ』
って、荼枳尼天のお告げ(笑)が聞こえたので、そっちは無しで。
あの柿の分株は美味しいのか、とか。
桃栗三年柿八年の柿だよなぁ、とか。
色々疑問はあるのだけど。
まぁ、神様が言うんだったらそうしよう。
『そうせよ。巫女っ子は早く儂に献上するように伝えよ。』
だとさ。巫女っ子玉さん。
★ ★ ★
「うぎゃああああああああ。」
玉のスマホから悲鳴というか、得体の知れない叫びが聞こえて来た。
玉はスピーカーモードを覚えたらしい。
青木うるさい。まだ12時前だぞ。
仕事しろ、仕事。
「何この可愛いの。どっちも抱きしめたくなるわ。」
さっき玉とたぬきちが並んで寝ている写真を玉のスマホで撮影しておいたんだけど、それを見つけた玉が早速青木さんに送ったみたい。玉の言うプレゼントはその画像だった。
そういえば、青木さんがいる時は、水晶玉を覗いただけだったっけ。
週末にまたうちに来るかと尋ねてみたら。
「行く行く、行きたい!行かいでか!」
文字面だけだと、エラく卑猥な事言ってんぞ、あの22歳のOL。周囲は大丈夫なのか?
「って殿が仰ってますが。」
「セクハラ無職に言っといて。私は外回りの車の中!1人!停車中。問題無し。」
「だそうです。」
あの人は一応、玉の姉貴分を自称しているのだけど。
やはりどう考えても、中身は玉と同レベルだ。
「はんばあぐ!」
地図をチェックしていた玉がハンバーグ師匠みたいなこと言い出したので。
帰りはびっくりしちゃうロバ的な名前のハンバーグ店でハンバーグを食べて帰りました。
ハンバーーーーグ!
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