43 / 231
第一章 開店
合体!出来ない?
しおりを挟む
ガス口二つに鉄板、それに七輪(備長炭)。
それに全部調理器具や食材が乗り、3畳のキッチンを僕と青木さんが、あっちこっちに右往左往。
まるで炊き出しの様な光景だよ。
こっちで茹でたパスタをフライパンで炒めて
包丁で切り分けた具材を鉄板焼き(バター炒め)しながら、七輪で牛乳とクリームを塩の調整をしながら煮込んで、こっちはこっちでキャベツをざく切りにする。
「何何、なんなの?菊地さんちって毎食こうなの?」
青木さんが悲鳴を上げている。足元では割烹着姿の玉が糠床を掻き回してる訳で。
「大体、合ってる。」
「うむ、です。」
「ひえぇぇ。」
そんなに毎日大変だとは思ってなかったけどなぁ。
だって「殿のお料理は美味しくてほっぺ落ちます。」って言ってくれる人がいるから。
★ ★ ★
という訳で、出来上がり。
・ナポリタン
・カルボナーラ
・ペペロンチーノ
・ミートソース
・明太子スパ
の5種パスタを小分けにして、お好きなパスタをお好きなだけバイキング形式で頂こうという趣向です。
…いや、別にこんなに凝る必要なんか、普通は無いんだよ。ただ僕の食経験値の積み上げと、玉がちゃっかりCookなPadを調べちゃったので。
こうなってしまいました。
「ただ晩御飯作るだけのに、こんなんなるとは。」
「玉と暮らすという事は、こういう事なんだよ。」
「えっへん。」
「威張られてもなぁ。」
因みに汁物は、刻みベーコンと聖域産(朝、成田に行く前に収穫しておいた。玉も掃除の日課があるし)ざく切りキャベツのコンソメスープ。
サラダはキャベツとコーンと刻み蒲鉾にフレンチドレッシングを掻き回しただけの手抜き。これに粉チーズをかけたインチキシーザーサラダ。
あと、何故か、玉特製茄子と胡瓜の糠漬け。
(似非洋食のナポリタンを除けば)一つだけ純和食なのだけど、これが美味しいから困る、いや、困らない。
貧乏舌の僕には、最高のご馳走だからね。
★ ★ ★
「……………本当に美味しいし…何これ?お漬物ってこんなに美味しいの?お茶といいお漬物といい、この家でご馳走になるものってどうしてこんな美味しいの?」
「ふひひ。」
糠漬けを混乱気味に貪り始めた青木お姉ちゃんの姿に、玉がまぁ悪い顔をしてるしてる。
聖域産のキャベツはどうかと、食べたら甘い。あま~い(古い)。日曜19時に放送しているテレビ番組ならば糖度を測り出すくらいの甘さだ。
酸っぱめのフレンチドレッシングとの兼ね合いが最高だよ。あと、いつもはカニカマを使うところを、試しに使った小田原名産のお高い蒲鉾(でもロハ)とキャベツの歯応えが面白い!
成功成功。
「こんなに色々な種類のスパゲッティを一度に味わうって初めてだし。どうしよう。なんか食卓が幸せなの。」
「それが殿なのです。殿のご飯を一度食べると、玉も神様も平伏すしかないのです。」
「…昼は特上の鰻重をご馳走になったし、夜はパスタバイキング。どうしよう。私、餌付けられてる?」
「嫁に来るですか?」
「簡単に玉ちゃんは言うけどさぁ。旦那様に毎食こんなご飯を作られたら、お嫁さんの立場無いのよねぇ。」
少し作り過ぎたかなぁ。茹でたパスタって長持ちしないしなぁ。
「……ねぇ、その旦那様候補は余所見して、何かぶつぶつ言ってんだけど。」
「そこを突破するのが、女の矜持です!」
「…見た目歳下の玉ちゃんに恋愛で叱咤される私、22歳……。」
★ ★ ★
作り過ぎたパスタは勿論、玉が完食しましたよ。
えぇえぇ。
いつもの通り、玉は玉になってます。どすこい。
「ねぇ、玉ちゃん大丈夫なの?」
「ほっときゃ治る。いや、字面的には直る。」
「玉は道具か何かですか?」
「おや、自覚ない?」
「むむむ。殿は玉の布団越しフライングボディアタックを味わいたいですか?」
「…玉にプロレスを教えたのは、何処のどいつだ?」
「菅原さん。殿に襲われた時用にと。」
「あの人は多分、面白がってるだけです。」
「…菊地さんと戯れてる間に玉ちゃんが縮んできたんだけど。」
あぁそう言えば。僕と青木さんにはトンチキな力が有ると前に言ったけど、玉にもトンチキというかトンマな能力があったんだなぁ。みつお。
★ ★ ★
さて、青木さんを送る前に一仕事。
床の間から二つの水晶玉を持ってくる、そして昼間持ち歩いていたカバンからは、玉の家で手に入れた水晶玉を取り出す。
「あれ?水晶増えてませんか?」
「さっき、玉んちで拾った。」
「は?」
あの時、玉は青木さんと外に居たからね。
「覗いてみなさい。」
水晶玉の中には、色々なものが入っている。
お社だったり、茶店だったり。
こないだ矢切で手に入れた水晶玉には、浅葱家の本家が入っていたし、さっき手に入れた水晶玉には。
「…玉の家、ですね…。」
おや、思ったより冷静でした。
「さっきまた沢山泣いたから、しばらく大丈夫です。」
「玉ちゃん、人の感情ってそんな便利じゃないから、辛くなったらすぐ連絡ちょうだいな。」
「一応、殿が居るから平気です。」
一応呼ばわりされる僕。
「こちらの水晶玉は昨日中に入ったよね。変化があるから覗いてごらん。」
姉妹2人が、仲良く顔をくっつけて覗き込む。
「あぁ昨日行った所ね。途中で神様が出て来ちゃったから私が閉じ込められてた茶店の方は殆ど見てないなぁ。」
「ねぇ殿?たぬきが居ませんか?」
「へっ?」
「ほら、ここ。お座りしてこっち見てます。」
「あ、ほんとだ。これって実際に中にいるって事でしょ。可愛い!」
今朝、いなかったから、いつか何かの拍子に入ったのか、巻き込まれたのか。
多分、本人の意思で入ったんだろうなぁ。
「ねぇ殿。この仔もしかして?」
「たぬきちだろうね。」
「たぬきち?」
僕達が先日、青木さんちのご近所の矢切(ただし1,000年前)を訪れた事。
その時に出会ったたぬきに、たぬきちと名前をつけた事などを説明した。
「つまり、1,000年前に菊地さんが誑かしたと。」
「神様もたぬきも誑かす殿、素敵です。」
「玉ちゃん。巫女さんとしてそれはどうなの?」
「大丈夫です。玉も誑かされてますから。」
「だから玉ちゃん。女として、それはどうなの?」
「ふっふっふ。開き直った女は強いのですよ。」
青木さんが来てからの玉は少し言動が変なのでほっとくとして。
「ほっとかれました。」
「玉ちゃん、よくほっとかれるわね。」
「それにめげずにお仕えする価値のある殿方なのですよ。」
「強いわぁ。」
一つの実験をしてみよう。
実は既に一つ試して失敗している。
お社と茶店の合体は成功した。というか、確か落として二つの水晶玉が触れたら勝手にくっついた。
それぞれの水晶に入って居た建物は一つの水晶の中で隣り合って建っていた。
でも、3つ目の水晶玉は付かなかった。
何かの意味があるのだろうか。
そして今回手にいれた4つ目の水晶玉。
玉の家が封入された水晶玉。
これはどれかに合体するのだろうか。
「ねぇ、私達ごとほっとかれ出したわよ。」
「考え事がまとまったら、また相手してくれますよ。びっくりさせられる事と引き換えにね、です。」
「昨日無理矢理押しかけて、驚かなかった時間てないわね。」
1と2→付かない
1と3→付かない
ふむ、やはり聖域水晶と後から手に入れた水晶は付かない様だ。
ならば2と3。
ついた。
「ねぇねぇ!今水晶玉と水晶玉がくっついて一つにならなかった?」
「殿?これは?」
水晶玉を覗いてみると、浅葱の実家と玉の家が並んでいた。
そういう事か。ってどういう事だ?
★ ★ ★
夜も20時を回ったので、青木さんを送る事にした。
無職の僕とは違って、彼女には明日から仕事が待っているし。
「働け。」
玉、うるさい。
玄関の鍵を閉めていると、大家さんに声をかけられた。
「随分と女性の出入りが激しいみたいですね。」
あなたもですか。
玉が慕っている人で、玉の先輩に当たる人です。
という設定を即座に玉が考えて説明してくれた。
玉は僕の従姉妹とかいう設定があって、それに乗っかってくれたらしい。
「まぁまぁ。玉ちゃんがお世話になってまして。」
「いえいえこちらこそ。玉ちゃんは私に元気をくれる大切な友達、というかもう妹みたいなものですから。」
「あらあら、玉ちゃんは私の孫みたいなものなんですよ。」
「えへへ。」
何これ?
えぇと、まぁ。考えてみれば、玉も大家さんも青木さんもコミュニケーションお化けだったな。
僅か3分で、祖母・母・娘みたいな雰囲気を醸し出し始めたので、僕はとりあえず車を取りに行く事にします。
なんかいづらいので。
★ ★ ★
「そこの部屋だったら、来週リフォームが入るので、そのあとなら大丈夫よ。」
「お隣さんですね。お庭も広がります。」
「うーん。駅までは5分くらい歩く時間は増えるけど、この間取りでこの家賃は魅力的だなぁ。」
車を取ってきたら、なんか変な事を言い出し始めてました。
…なんか、僕の周りに堀が掘られ始めました?
それに全部調理器具や食材が乗り、3畳のキッチンを僕と青木さんが、あっちこっちに右往左往。
まるで炊き出しの様な光景だよ。
こっちで茹でたパスタをフライパンで炒めて
包丁で切り分けた具材を鉄板焼き(バター炒め)しながら、七輪で牛乳とクリームを塩の調整をしながら煮込んで、こっちはこっちでキャベツをざく切りにする。
「何何、なんなの?菊地さんちって毎食こうなの?」
青木さんが悲鳴を上げている。足元では割烹着姿の玉が糠床を掻き回してる訳で。
「大体、合ってる。」
「うむ、です。」
「ひえぇぇ。」
そんなに毎日大変だとは思ってなかったけどなぁ。
だって「殿のお料理は美味しくてほっぺ落ちます。」って言ってくれる人がいるから。
★ ★ ★
という訳で、出来上がり。
・ナポリタン
・カルボナーラ
・ペペロンチーノ
・ミートソース
・明太子スパ
の5種パスタを小分けにして、お好きなパスタをお好きなだけバイキング形式で頂こうという趣向です。
…いや、別にこんなに凝る必要なんか、普通は無いんだよ。ただ僕の食経験値の積み上げと、玉がちゃっかりCookなPadを調べちゃったので。
こうなってしまいました。
「ただ晩御飯作るだけのに、こんなんなるとは。」
「玉と暮らすという事は、こういう事なんだよ。」
「えっへん。」
「威張られてもなぁ。」
因みに汁物は、刻みベーコンと聖域産(朝、成田に行く前に収穫しておいた。玉も掃除の日課があるし)ざく切りキャベツのコンソメスープ。
サラダはキャベツとコーンと刻み蒲鉾にフレンチドレッシングを掻き回しただけの手抜き。これに粉チーズをかけたインチキシーザーサラダ。
あと、何故か、玉特製茄子と胡瓜の糠漬け。
(似非洋食のナポリタンを除けば)一つだけ純和食なのだけど、これが美味しいから困る、いや、困らない。
貧乏舌の僕には、最高のご馳走だからね。
★ ★ ★
「……………本当に美味しいし…何これ?お漬物ってこんなに美味しいの?お茶といいお漬物といい、この家でご馳走になるものってどうしてこんな美味しいの?」
「ふひひ。」
糠漬けを混乱気味に貪り始めた青木お姉ちゃんの姿に、玉がまぁ悪い顔をしてるしてる。
聖域産のキャベツはどうかと、食べたら甘い。あま~い(古い)。日曜19時に放送しているテレビ番組ならば糖度を測り出すくらいの甘さだ。
酸っぱめのフレンチドレッシングとの兼ね合いが最高だよ。あと、いつもはカニカマを使うところを、試しに使った小田原名産のお高い蒲鉾(でもロハ)とキャベツの歯応えが面白い!
成功成功。
「こんなに色々な種類のスパゲッティを一度に味わうって初めてだし。どうしよう。なんか食卓が幸せなの。」
「それが殿なのです。殿のご飯を一度食べると、玉も神様も平伏すしかないのです。」
「…昼は特上の鰻重をご馳走になったし、夜はパスタバイキング。どうしよう。私、餌付けられてる?」
「嫁に来るですか?」
「簡単に玉ちゃんは言うけどさぁ。旦那様に毎食こんなご飯を作られたら、お嫁さんの立場無いのよねぇ。」
少し作り過ぎたかなぁ。茹でたパスタって長持ちしないしなぁ。
「……ねぇ、その旦那様候補は余所見して、何かぶつぶつ言ってんだけど。」
「そこを突破するのが、女の矜持です!」
「…見た目歳下の玉ちゃんに恋愛で叱咤される私、22歳……。」
★ ★ ★
作り過ぎたパスタは勿論、玉が完食しましたよ。
えぇえぇ。
いつもの通り、玉は玉になってます。どすこい。
「ねぇ、玉ちゃん大丈夫なの?」
「ほっときゃ治る。いや、字面的には直る。」
「玉は道具か何かですか?」
「おや、自覚ない?」
「むむむ。殿は玉の布団越しフライングボディアタックを味わいたいですか?」
「…玉にプロレスを教えたのは、何処のどいつだ?」
「菅原さん。殿に襲われた時用にと。」
「あの人は多分、面白がってるだけです。」
「…菊地さんと戯れてる間に玉ちゃんが縮んできたんだけど。」
あぁそう言えば。僕と青木さんにはトンチキな力が有ると前に言ったけど、玉にもトンチキというかトンマな能力があったんだなぁ。みつお。
★ ★ ★
さて、青木さんを送る前に一仕事。
床の間から二つの水晶玉を持ってくる、そして昼間持ち歩いていたカバンからは、玉の家で手に入れた水晶玉を取り出す。
「あれ?水晶増えてませんか?」
「さっき、玉んちで拾った。」
「は?」
あの時、玉は青木さんと外に居たからね。
「覗いてみなさい。」
水晶玉の中には、色々なものが入っている。
お社だったり、茶店だったり。
こないだ矢切で手に入れた水晶玉には、浅葱家の本家が入っていたし、さっき手に入れた水晶玉には。
「…玉の家、ですね…。」
おや、思ったより冷静でした。
「さっきまた沢山泣いたから、しばらく大丈夫です。」
「玉ちゃん、人の感情ってそんな便利じゃないから、辛くなったらすぐ連絡ちょうだいな。」
「一応、殿が居るから平気です。」
一応呼ばわりされる僕。
「こちらの水晶玉は昨日中に入ったよね。変化があるから覗いてごらん。」
姉妹2人が、仲良く顔をくっつけて覗き込む。
「あぁ昨日行った所ね。途中で神様が出て来ちゃったから私が閉じ込められてた茶店の方は殆ど見てないなぁ。」
「ねぇ殿?たぬきが居ませんか?」
「へっ?」
「ほら、ここ。お座りしてこっち見てます。」
「あ、ほんとだ。これって実際に中にいるって事でしょ。可愛い!」
今朝、いなかったから、いつか何かの拍子に入ったのか、巻き込まれたのか。
多分、本人の意思で入ったんだろうなぁ。
「ねぇ殿。この仔もしかして?」
「たぬきちだろうね。」
「たぬきち?」
僕達が先日、青木さんちのご近所の矢切(ただし1,000年前)を訪れた事。
その時に出会ったたぬきに、たぬきちと名前をつけた事などを説明した。
「つまり、1,000年前に菊地さんが誑かしたと。」
「神様もたぬきも誑かす殿、素敵です。」
「玉ちゃん。巫女さんとしてそれはどうなの?」
「大丈夫です。玉も誑かされてますから。」
「だから玉ちゃん。女として、それはどうなの?」
「ふっふっふ。開き直った女は強いのですよ。」
青木さんが来てからの玉は少し言動が変なのでほっとくとして。
「ほっとかれました。」
「玉ちゃん、よくほっとかれるわね。」
「それにめげずにお仕えする価値のある殿方なのですよ。」
「強いわぁ。」
一つの実験をしてみよう。
実は既に一つ試して失敗している。
お社と茶店の合体は成功した。というか、確か落として二つの水晶玉が触れたら勝手にくっついた。
それぞれの水晶に入って居た建物は一つの水晶の中で隣り合って建っていた。
でも、3つ目の水晶玉は付かなかった。
何かの意味があるのだろうか。
そして今回手にいれた4つ目の水晶玉。
玉の家が封入された水晶玉。
これはどれかに合体するのだろうか。
「ねぇ、私達ごとほっとかれ出したわよ。」
「考え事がまとまったら、また相手してくれますよ。びっくりさせられる事と引き換えにね、です。」
「昨日無理矢理押しかけて、驚かなかった時間てないわね。」
1と2→付かない
1と3→付かない
ふむ、やはり聖域水晶と後から手に入れた水晶は付かない様だ。
ならば2と3。
ついた。
「ねぇねぇ!今水晶玉と水晶玉がくっついて一つにならなかった?」
「殿?これは?」
水晶玉を覗いてみると、浅葱の実家と玉の家が並んでいた。
そういう事か。ってどういう事だ?
★ ★ ★
夜も20時を回ったので、青木さんを送る事にした。
無職の僕とは違って、彼女には明日から仕事が待っているし。
「働け。」
玉、うるさい。
玄関の鍵を閉めていると、大家さんに声をかけられた。
「随分と女性の出入りが激しいみたいですね。」
あなたもですか。
玉が慕っている人で、玉の先輩に当たる人です。
という設定を即座に玉が考えて説明してくれた。
玉は僕の従姉妹とかいう設定があって、それに乗っかってくれたらしい。
「まぁまぁ。玉ちゃんがお世話になってまして。」
「いえいえこちらこそ。玉ちゃんは私に元気をくれる大切な友達、というかもう妹みたいなものですから。」
「あらあら、玉ちゃんは私の孫みたいなものなんですよ。」
「えへへ。」
何これ?
えぇと、まぁ。考えてみれば、玉も大家さんも青木さんもコミュニケーションお化けだったな。
僅か3分で、祖母・母・娘みたいな雰囲気を醸し出し始めたので、僕はとりあえず車を取りに行く事にします。
なんかいづらいので。
★ ★ ★
「そこの部屋だったら、来週リフォームが入るので、そのあとなら大丈夫よ。」
「お隣さんですね。お庭も広がります。」
「うーん。駅までは5分くらい歩く時間は増えるけど、この間取りでこの家賃は魅力的だなぁ。」
車を取ってきたら、なんか変な事を言い出し始めてました。
…なんか、僕の周りに堀が掘られ始めました?
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
獣人の彼はつがいの彼女を逃がさない
たま
恋愛
気が付いたら異世界、深魔の森でした。
何にも思い出せないパニック中、恐ろしい生き物に襲われていた所を、年齢不詳な美人薬師の師匠に助けられた。そんな優しい師匠の側でのんびりこ生きて、いつか、い つ か、この世界を見て回れたらと思っていたのに。運命のつがいだと言う狼獣人に、強制的に広い世界に連れ出されちゃう話
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る
電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。
女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。
「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」
純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。
「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる