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第一章 開店
新しい居住人
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「殿。お帰りなさいまし。」
扉の前でまたあった黒いドレスのお隣さんと、形だけの会釈を交わして鍵を開けると。
迎えてくれたのは、さっき昇天したはずの巫女さんでしたよ。
「君、さっき昇天したんじゃなかったの?」
「それが、目覚めたらここに居たんです。とりあえずお洗濯物は取り込んでおきました。お風呂も掃除しておきました。」
なんで勝手に奥さんしてんだろ、この子。
「あ、あと残念なお知らせがあります。主に私に。」
倒置法の使い方が変だよ。
「ほら。」
巫女さんがいきなり僕に抱きついて来た。
そのまま僕の身体を通り過ぎた。
「殿以外のものには触れるのに、殿には触れません。これじゃ夜伽も出来ません。」
巫女さんのくせに、宜しく無い事を言い始めた。
「何を仰っているんですか。今時巫女だからといって経験がない事なんか条件にはならないですよ。」
「いや、君。今時の巫女じゃないでしょ。」
「そうですけど。多分、殿とは1,000歳くらい歳が離れてますけど。」
平将門が活躍していた時代の直ぐ後くらいの人だしね、君。
「そのせいですかね。どうも殿のお身体に触れられない事は、殿がお帰りになる前、このお部屋に来た瞬間直ぐにわかったんですよ。殿以外には触れるのに。」
「普通に考えてだね。」
「普通な部分が何一つない状況ですけど。」
「仮に、僕が君と結ばれて子供が産まれたらどうするの?」
「普通に愛し慈しみ大切に育てますが。」
「いや、そうでなく。そうでなくね。多分、時間的なくね断裂が原因だろうね。なんらかのストッパーがかかっている事は想像出来る。だけど、わからない。僕にもこの力の法則性はわからないんだ。何故君がここにいるのかも理解出来ないのに。」
「そんなぁ、独りぼっちでずっと境内をお掃除していて、やっと捨てられる!体験出来る!ってワクワクしてたのに、殿にトドメを刺されました。」
「経験してないんかい!」
★ ★ ★
「そうそう、これを。」
15分ぶりくらいの再会にひとしきりワチャワチャ乳繰り合ってのち、巫女さんは袂から、直径10センチくらいだろうか。占い師の小道具の様な一つの水晶玉を取り出した。
…巫女服って外れ、袂があるんだ。知らなかったなぁ、
彼女は僕に渡すついでに、ガシッと僕の手を握ろうとして、綺麗にすり抜ける。
僕の指と彼女の指は、空間的には重なっているが、肉体的には全く触れ合わない。
巫女さんはがっくりと肩を落としながら言った。
「その水晶玉の中を見て下さい。」
と言うので、そうしてみた。
「…見た事がある神社が中に入っている様に見えるなぁ。」
「はい。その中には、私がずっとお世話していた社が納められています。その水晶玉が何を意味するのかは、私にもわかりません。私がこの部屋に現れた時、一緒に抱えていました。私がこの中に戻れば良いのかとも思い、色々試してみましたが、何も出来ませんでした。荼枳尼天様も私の呼びかけに応えて頂けません。多分、長年お世話して来た私よりも、殿により深いえにしが結ばれている。私はそう判断しました。」
また、縁、えにしか。
油揚げご飯を作っただけなんだけど、僕は荼枳尼天(祟り神)とも縁を結んでしまったのだろうか?
「とりあえず、玉。」
「は、はい。やっと名前を呼んで下さいました。」
「玉じゃ猫みたいだなぁ。玉ちゃんだと街中華だし、お玉さんだとお婆ちゃんみたいだし。玉さんだと、噺家みたいだし。あぁもう、古臭い名前だなぁ。」
「仕方ないでしょ。実際に1,000年前の女なんだから。」
またこの子は、突然距離感がゼロ距離になる。
迂闊に触れない女の子で助かったよ。
「玉、で結構でございます。」
「決まったなら一緒に飯を食おう。」
「?」
「君に行き場はあるのかな?」
「いえ、天にも水晶にも弾かれましたので………え?まさか?」
「君とも縁が出来た様だ。というか、多分これは定められた流れだろう。今更君に出てけって言えるわけないだろ。」
「殿って、ひょっとしてちょろい?」
「えっち出来ないけど、可哀想な女の子を飼うくらいわな。」
「それが一番残念なのは私ですが。」
という訳で、僕の部屋に同居人が増えました。
幽霊なんだか、もののけなんだか、それとも神族なんだか、得体の知れない女の子です。
名前は玉です。
…ペットみたいだけどペットじゃないし、女の子だけどいやらしい事不可能だし、とりあえず住込みのお手伝いさんってあたりで手を打たないか?
世間様とか、大家さんとか、お隣さん。
★ ★ ★
さてと。
玉にはいつまでも巫女装束で居られると、我が家の属性がわけわからなくなるので、とりあえずジャージに着替えて貰おう。
独身もうすぐ中年男には、女性のファッションとか理解不能だし。手元にある衣類は、シンプルにジーンズとシャツとかしか無い上、身長170センチ台後半の僕のサイズでは、どう見ても150センチ台の小柄な彼女では合いそうにない。
「袖口ブカブカ・襟元からおっぱいちらリズム。歩いていると、ズボンが下がって来て下半身丸出し少女ですか。それは興味深い性癖ですね。私は殿好みの女になる気満々ですよ。」
あぁそうか。ぱんつとか、ぶらじゃあとか、してるわけないわな。
「おっぱいにはサラシも巻いていませんよ。どうぞ。触れないけど。」
…鬱陶しいので、ジャージはジャージでも小学校の時に着ていたジャージを出してみた。…下着はさすがに持っていた事ないし、今まで縁のあった女性用下着(それなりに女性とはお付き合いあったからね)は、胸も尻もペタンコな彼女には大きすぎそう。
「仕方がないでしょ。1,000年前の女の子なんだから。私はこの歳になるのに、嫁にも行けず子供も産めず、よよよよよ。」
巫女装束で金色夜叉のお宮さんみたいに、袂で涙を拭う真似をし始めた新しい同居人が心底面倒になったので、5の2 きくち と名札付きのエンジ色ジャージと一緒に隣部屋に玉を放り投げて、すりガラス戸を閉めた。
…触れなくとも、放り投げる事が出来るという、意味不明な僕らの間のルールがまた一つわかった瞬間だった。
…すりガラス越しにムード歌謡を歌いながら巫女装束を一枚一枚脱いでいくストリップ玉は無視して
「無視しないで。」
全裸になってすりガラスに張り付くから、どこのとは言わないけど、色がわかっちゃったよ。
あと、着痩せするタイプ「では無い」事も。
安っぽいエログロショーを始めた玉はほっといて
「人の裸を安っぽいエロ言うな!あと、どこにグロの要素がある?私は処女の穢れなき女の子だぞ!」
「はいはい。近所に聞こえると僕がここに居られなくなるから静かにして下さい。君の穢れなき部分は、いずれユニコーンにでもあった時はきっと重宝するでしょう。」
「もう少し実現性のある例えを下さい。…でも殿の事だからそんな未来もありそうですね。」
失礼な独り言が聞こえるけど。嫌だよ、国麻呂さんが言うところの、いずれ僕が立ち向かわなければならない「課題」がユニコーン絡みとか。
でも、純白の一角獣と巫女の邂逅。それも、聖烈な森の奥、木漏れ日がスポットライトの様に降り注ぐ空間でそれが起こったら、それはそれで一葉の絵画だなぁ。
などと、距離感が完全におかしくなった玉を想い、思わずクスクスと笑ってしまった。
さて、お昼ご飯を作らないと。
油揚げ、というか、すっかり大豆の口になっちゃったね。蕎麦とか鯨とか、あちこちうろちょろしてたけど。 あ、そうだ。
「玉。君に食べられない物ってあるか?」
「キャッ。」
「あぁごめん。」
何も考えずに引戸を開けたけど、今さっきまでストリップをしてたんだよね。この神職。
というか、何故ジャージを抱えて前を隠しながら女の子座りしてんの?
「あの、殿!私だって女の子なんですよ!」
その言葉を聞いて、思わず引戸のすりガラスを眺めてみる。まだ若干、女の子の形をした曇りが残っている。
「見せるのと、見られるのでは心の準備が違います!見たいなら見たいと仰って下さい。私の身体に隠し事はありませんから!」
「食べ物に苦手な物ある?」
「大葉と茗荷です!」
「わかった。ごゆっくり。」
「待ちなさい。殿!見なさい!」
僕がちっとも本気になっている部分が無い事を悟った玉が、よいさぁとジャージを後ろに放り投げるけど。
その時僕はもう、引戸を閉めて台所にいた。
なんか勿体無さを感じなかったのは、多分今晩にでも見せつけられる事がわかっていたから。
……浅葱家の能力とか関係なく予想つくよね。
扉の前でまたあった黒いドレスのお隣さんと、形だけの会釈を交わして鍵を開けると。
迎えてくれたのは、さっき昇天したはずの巫女さんでしたよ。
「君、さっき昇天したんじゃなかったの?」
「それが、目覚めたらここに居たんです。とりあえずお洗濯物は取り込んでおきました。お風呂も掃除しておきました。」
なんで勝手に奥さんしてんだろ、この子。
「あ、あと残念なお知らせがあります。主に私に。」
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「ほら。」
巫女さんがいきなり僕に抱きついて来た。
そのまま僕の身体を通り過ぎた。
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「何を仰っているんですか。今時巫女だからといって経験がない事なんか条件にはならないですよ。」
「いや、君。今時の巫女じゃないでしょ。」
「そうですけど。多分、殿とは1,000歳くらい歳が離れてますけど。」
平将門が活躍していた時代の直ぐ後くらいの人だしね、君。
「そのせいですかね。どうも殿のお身体に触れられない事は、殿がお帰りになる前、このお部屋に来た瞬間直ぐにわかったんですよ。殿以外には触れるのに。」
「普通に考えてだね。」
「普通な部分が何一つない状況ですけど。」
「仮に、僕が君と結ばれて子供が産まれたらどうするの?」
「普通に愛し慈しみ大切に育てますが。」
「いや、そうでなく。そうでなくね。多分、時間的なくね断裂が原因だろうね。なんらかのストッパーがかかっている事は想像出来る。だけど、わからない。僕にもこの力の法則性はわからないんだ。何故君がここにいるのかも理解出来ないのに。」
「そんなぁ、独りぼっちでずっと境内をお掃除していて、やっと捨てられる!体験出来る!ってワクワクしてたのに、殿にトドメを刺されました。」
「経験してないんかい!」
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「そうそう、これを。」
15分ぶりくらいの再会にひとしきりワチャワチャ乳繰り合ってのち、巫女さんは袂から、直径10センチくらいだろうか。占い師の小道具の様な一つの水晶玉を取り出した。
…巫女服って外れ、袂があるんだ。知らなかったなぁ、
彼女は僕に渡すついでに、ガシッと僕の手を握ろうとして、綺麗にすり抜ける。
僕の指と彼女の指は、空間的には重なっているが、肉体的には全く触れ合わない。
巫女さんはがっくりと肩を落としながら言った。
「その水晶玉の中を見て下さい。」
と言うので、そうしてみた。
「…見た事がある神社が中に入っている様に見えるなぁ。」
「はい。その中には、私がずっとお世話していた社が納められています。その水晶玉が何を意味するのかは、私にもわかりません。私がこの部屋に現れた時、一緒に抱えていました。私がこの中に戻れば良いのかとも思い、色々試してみましたが、何も出来ませんでした。荼枳尼天様も私の呼びかけに応えて頂けません。多分、長年お世話して来た私よりも、殿により深いえにしが結ばれている。私はそう判断しました。」
また、縁、えにしか。
油揚げご飯を作っただけなんだけど、僕は荼枳尼天(祟り神)とも縁を結んでしまったのだろうか?
「とりあえず、玉。」
「は、はい。やっと名前を呼んで下さいました。」
「玉じゃ猫みたいだなぁ。玉ちゃんだと街中華だし、お玉さんだとお婆ちゃんみたいだし。玉さんだと、噺家みたいだし。あぁもう、古臭い名前だなぁ。」
「仕方ないでしょ。実際に1,000年前の女なんだから。」
またこの子は、突然距離感がゼロ距離になる。
迂闊に触れない女の子で助かったよ。
「玉、で結構でございます。」
「決まったなら一緒に飯を食おう。」
「?」
「君に行き場はあるのかな?」
「いえ、天にも水晶にも弾かれましたので………え?まさか?」
「君とも縁が出来た様だ。というか、多分これは定められた流れだろう。今更君に出てけって言えるわけないだろ。」
「殿って、ひょっとしてちょろい?」
「えっち出来ないけど、可哀想な女の子を飼うくらいわな。」
「それが一番残念なのは私ですが。」
という訳で、僕の部屋に同居人が増えました。
幽霊なんだか、もののけなんだか、それとも神族なんだか、得体の知れない女の子です。
名前は玉です。
…ペットみたいだけどペットじゃないし、女の子だけどいやらしい事不可能だし、とりあえず住込みのお手伝いさんってあたりで手を打たないか?
世間様とか、大家さんとか、お隣さん。
★ ★ ★
さてと。
玉にはいつまでも巫女装束で居られると、我が家の属性がわけわからなくなるので、とりあえずジャージに着替えて貰おう。
独身もうすぐ中年男には、女性のファッションとか理解不能だし。手元にある衣類は、シンプルにジーンズとシャツとかしか無い上、身長170センチ台後半の僕のサイズでは、どう見ても150センチ台の小柄な彼女では合いそうにない。
「袖口ブカブカ・襟元からおっぱいちらリズム。歩いていると、ズボンが下がって来て下半身丸出し少女ですか。それは興味深い性癖ですね。私は殿好みの女になる気満々ですよ。」
あぁそうか。ぱんつとか、ぶらじゃあとか、してるわけないわな。
「おっぱいにはサラシも巻いていませんよ。どうぞ。触れないけど。」
…鬱陶しいので、ジャージはジャージでも小学校の時に着ていたジャージを出してみた。…下着はさすがに持っていた事ないし、今まで縁のあった女性用下着(それなりに女性とはお付き合いあったからね)は、胸も尻もペタンコな彼女には大きすぎそう。
「仕方がないでしょ。1,000年前の女の子なんだから。私はこの歳になるのに、嫁にも行けず子供も産めず、よよよよよ。」
巫女装束で金色夜叉のお宮さんみたいに、袂で涙を拭う真似をし始めた新しい同居人が心底面倒になったので、5の2 きくち と名札付きのエンジ色ジャージと一緒に隣部屋に玉を放り投げて、すりガラス戸を閉めた。
…触れなくとも、放り投げる事が出来るという、意味不明な僕らの間のルールがまた一つわかった瞬間だった。
…すりガラス越しにムード歌謡を歌いながら巫女装束を一枚一枚脱いでいくストリップ玉は無視して
「無視しないで。」
全裸になってすりガラスに張り付くから、どこのとは言わないけど、色がわかっちゃったよ。
あと、着痩せするタイプ「では無い」事も。
安っぽいエログロショーを始めた玉はほっといて
「人の裸を安っぽいエロ言うな!あと、どこにグロの要素がある?私は処女の穢れなき女の子だぞ!」
「はいはい。近所に聞こえると僕がここに居られなくなるから静かにして下さい。君の穢れなき部分は、いずれユニコーンにでもあった時はきっと重宝するでしょう。」
「もう少し実現性のある例えを下さい。…でも殿の事だからそんな未来もありそうですね。」
失礼な独り言が聞こえるけど。嫌だよ、国麻呂さんが言うところの、いずれ僕が立ち向かわなければならない「課題」がユニコーン絡みとか。
でも、純白の一角獣と巫女の邂逅。それも、聖烈な森の奥、木漏れ日がスポットライトの様に降り注ぐ空間でそれが起こったら、それはそれで一葉の絵画だなぁ。
などと、距離感が完全におかしくなった玉を想い、思わずクスクスと笑ってしまった。
さて、お昼ご飯を作らないと。
油揚げ、というか、すっかり大豆の口になっちゃったね。蕎麦とか鯨とか、あちこちうろちょろしてたけど。 あ、そうだ。
「玉。君に食べられない物ってあるか?」
「キャッ。」
「あぁごめん。」
何も考えずに引戸を開けたけど、今さっきまでストリップをしてたんだよね。この神職。
というか、何故ジャージを抱えて前を隠しながら女の子座りしてんの?
「あの、殿!私だって女の子なんですよ!」
その言葉を聞いて、思わず引戸のすりガラスを眺めてみる。まだ若干、女の子の形をした曇りが残っている。
「見せるのと、見られるのでは心の準備が違います!見たいなら見たいと仰って下さい。私の身体に隠し事はありませんから!」
「食べ物に苦手な物ある?」
「大葉と茗荷です!」
「わかった。ごゆっくり。」
「待ちなさい。殿!見なさい!」
僕がちっとも本気になっている部分が無い事を悟った玉が、よいさぁとジャージを後ろに放り投げるけど。
その時僕はもう、引戸を閉めて台所にいた。
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