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魔法使いとの出会い
4話 アーロンの頼み
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閉じていた目をゆっくりと開くと、そこは暗い小屋の中。
辺りには木製のバケツや枯れてしまったもの、まだ花が咲く前のものなど様々な植物が至る所に置かれている。
背の高いアーロンは、天井から吊るされていたバケツに頭をぶつけ、痛がっていた。
6人がいるには狭すぎるその小屋から出よう皆が動き出そうとした時、アーロンが言った。
「お借りしてる小屋だから、気を付けて動いて。壊したりしたらダメだよ」
その言葉を聞いてロボは浮かしていた足を慎重に降ろし、 一番扉の近い所に立っていたロボが扉を開け、1人ずつ外に出た。
小屋を出て、家と家の隙間を通り、大きな道に出た。
そこには大きな通りを沢山の人間が小奇麗な服を着て、見たことのない乗り物が行き交っていた。
この街を訪れることになったきっかけは、アーロンの頼みからだった。
「明後日、僕の子供のいる街に行こうと思っているんだけど、みんなも一緒に来てくれないかな」
夕食時に、アーロンが何気なく言葉を発した。
「構いませんけど、僕らも知ってる人なんですか?」
ルイスが食事をしながら聞く。
「うん。前にお花を持ってやって来たお婆さんを覚えてるかな? 足が悪くて息子さんに介護されながらやって来て、お花屋さんをやってるんだって話をしていた人なんだけど」
「ああ、覚えてるよ。花束の作り方とか教えてくれた人だ」
ナタリーが思い出したように声を上げる。
「んで、その人がどうかしたの?」
「ああ、少し身体の調子が悪いらしくてね。一度顔を見に行こうと思っているんだ。ルイスもナタリーも会ったことがある人だから、一緒に来てほしくて」
「なるほど」
「うん、わかった」
同意をする2人から、アーロンは目線をロボと双子に向ける。
「3人だけ置いて行くのは少し不安だから、3人も一緒にどうかな」
「でも、俺は会ったことない人なんだろ? 迷惑じゃないか?」
ロボが答える。
「大丈夫。行く人数は予め向こうの家に伝えてあるから。そんなに長居もしないつもりだしね」
少し寂しそうな顔で言うアーロンに、ロボは了承の返事をする。
出て来た小屋の目の前に立っていた建物の正面に回ると、大きな看板を掲げられた店があった。
店先には沢山の花が飾られ、様々な花の匂いが混ざった独特の香りがしている。
その店にアーロンは臆することなく入り、店の中へ声を張り上げた。
「すいませーん」
少しの沈黙の後、店の中を小走りするような音が聞こえ、奥から人が現れた。
出て来たのは60代か70代に見える男性だった。
細かく刻まれた目元の皺を濃くして、アーロンを出迎えた。
「ああ、アーロンさん。わざわざありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ。大人数で押しかけてしまってすみません」
「こんなに沢山の人が訪ねてくれて、母も喜びます」
「あれから、ロジーの様子はどうですか?」
「先日もお医者様に診て頂いて、薬が効いているのか今はゆっくり眠っています。アーロンさんが来てくれたと伝えてきますので」
「ああ、いえ。寝ているのなら少し時間を置いてまた来ます。少しでもゆっくりしていて欲しいので」
「わかりました。目を覚ましたら、母にもそう伝えておきます」
「ありがとうございます」
礼を言ってアーロンはロボ達を連れて店の外に出た。
「少し時間が出来たから、街を見て回ろうか」
そう言いはぐれないようにノアとミアの手を引いて、歩き出した。
清潔感の溢れる綺麗な建物、空を飛ぶ不思議な乗り物、当たり前のように店先に並ぶ魔道具。
そのどれもに目を奪われ、ロボは目線をあちらこちらへと、熱心に動かしていた。
その姿を横目に、アーロンはロボに話しかける。
「今朝渡したネックレス。落としたり失くしたりしないようにね」
そう言われ、ロボは自身の胸元で揺れているネックレスをぎゅっと握りしめた。
「そういえば、何故変装をする必要があるんだ?」
長い金色の髪を茶色に変えて首の後ろで縛り、眼鏡を掛けた姿をしているアーロンに、ロボは問いかけた。
「ん? ああ、僕は有名人だからね。こんな所で姿を現したりしたら街が大混乱になっちゃうだろう?」
少し得意げな顔をするアーロンを、ロボは冷めた目で見た。
「あ、ここだよ」
アーロンの誘導でやって来たのは、洋服を取り扱う店だった。
街に行くからと言われていたので、多少は身綺麗にして来ていたものの、その高級感のある店の外観や雰囲気にロボは萎縮した。
「ロボに服を買いたいと思っていたんだ。じゃあ、入ろうか」
有無を言わさず、立ちすくむロボの手をぐいぐいと引っ張り、アーロンたちは店の中へと入って行った。
「いらっしゃいませ」
身なりを綺麗に整えた店員が、アーロンに頭を下げる。
店の中にはお金持ちそうな服装をした客が、店員と会話をしている。
ロボはアーロンに近寄り、小声で話しかけた。
「おい、わざわざこんな所で服なんて買わなくても、その辺の服屋でいいだろ」
「でも、ロボに礼服を一着持っておいてほしくてね。先日子供の一人が婚約したって知らせを受けたから、近々結婚式に一緒に出席してもらうかもしれないし」
そう説明され、ロボは口を噤んだ。
「お客様、ご試着の方が如何でしょうか?」
「だ、大丈夫、です」
店員の声にロボはおずおずと返事を返す。
「では、ここ開けさせて頂きますね」
店員はその言葉と同時に掛かっていたカーテンを開いた。
中から現れたロボは紺色のスーツに同じ色のベスト、灰色のネクタイを着用して立っていた。
その姿を、ナタリーは厳しい目で見つめる。
「大人っぽ過ぎる。ダメ」
「大人っぽい方が良いだろ!」
ナタリーのダメだしにロボは反論する。
「大人っぽい服なんて大きくなればいくらでも着られるの。ダメ、着替えて」
ナタリーはそう言いながら、別の服をロボに手渡した。
「ねえナタリー、もうこの試着で5着目なんだし、そろそろいいんじゃないかな」
不満げなロボの心情を察してか、アーロンがナタリーを止めに入る。
「時代遅れなセンスをしてる人は黙ってて」
「はい」
ピシャリとそう言われ、アーロンは大人しく元居た場所に戻った。
再び着替え、カーテンを開けて出て来たロボが着ていたのは、チェック柄の灰色のパンツに白いシャツ、蝶ネクタイにサスペンダーを付けた服だった。
「うーん、やっぱり最初に着たやつの方が良かったかも」
「勘弁してくれ……」
ロボは大きく溜息を吐いた。
辺りには木製のバケツや枯れてしまったもの、まだ花が咲く前のものなど様々な植物が至る所に置かれている。
背の高いアーロンは、天井から吊るされていたバケツに頭をぶつけ、痛がっていた。
6人がいるには狭すぎるその小屋から出よう皆が動き出そうとした時、アーロンが言った。
「お借りしてる小屋だから、気を付けて動いて。壊したりしたらダメだよ」
その言葉を聞いてロボは浮かしていた足を慎重に降ろし、 一番扉の近い所に立っていたロボが扉を開け、1人ずつ外に出た。
小屋を出て、家と家の隙間を通り、大きな道に出た。
そこには大きな通りを沢山の人間が小奇麗な服を着て、見たことのない乗り物が行き交っていた。
この街を訪れることになったきっかけは、アーロンの頼みからだった。
「明後日、僕の子供のいる街に行こうと思っているんだけど、みんなも一緒に来てくれないかな」
夕食時に、アーロンが何気なく言葉を発した。
「構いませんけど、僕らも知ってる人なんですか?」
ルイスが食事をしながら聞く。
「うん。前にお花を持ってやって来たお婆さんを覚えてるかな? 足が悪くて息子さんに介護されながらやって来て、お花屋さんをやってるんだって話をしていた人なんだけど」
「ああ、覚えてるよ。花束の作り方とか教えてくれた人だ」
ナタリーが思い出したように声を上げる。
「んで、その人がどうかしたの?」
「ああ、少し身体の調子が悪いらしくてね。一度顔を見に行こうと思っているんだ。ルイスもナタリーも会ったことがある人だから、一緒に来てほしくて」
「なるほど」
「うん、わかった」
同意をする2人から、アーロンは目線をロボと双子に向ける。
「3人だけ置いて行くのは少し不安だから、3人も一緒にどうかな」
「でも、俺は会ったことない人なんだろ? 迷惑じゃないか?」
ロボが答える。
「大丈夫。行く人数は予め向こうの家に伝えてあるから。そんなに長居もしないつもりだしね」
少し寂しそうな顔で言うアーロンに、ロボは了承の返事をする。
出て来た小屋の目の前に立っていた建物の正面に回ると、大きな看板を掲げられた店があった。
店先には沢山の花が飾られ、様々な花の匂いが混ざった独特の香りがしている。
その店にアーロンは臆することなく入り、店の中へ声を張り上げた。
「すいませーん」
少しの沈黙の後、店の中を小走りするような音が聞こえ、奥から人が現れた。
出て来たのは60代か70代に見える男性だった。
細かく刻まれた目元の皺を濃くして、アーロンを出迎えた。
「ああ、アーロンさん。わざわざありがとうございます」
「いえいえ、こちらこそ。大人数で押しかけてしまってすみません」
「こんなに沢山の人が訪ねてくれて、母も喜びます」
「あれから、ロジーの様子はどうですか?」
「先日もお医者様に診て頂いて、薬が効いているのか今はゆっくり眠っています。アーロンさんが来てくれたと伝えてきますので」
「ああ、いえ。寝ているのなら少し時間を置いてまた来ます。少しでもゆっくりしていて欲しいので」
「わかりました。目を覚ましたら、母にもそう伝えておきます」
「ありがとうございます」
礼を言ってアーロンはロボ達を連れて店の外に出た。
「少し時間が出来たから、街を見て回ろうか」
そう言いはぐれないようにノアとミアの手を引いて、歩き出した。
清潔感の溢れる綺麗な建物、空を飛ぶ不思議な乗り物、当たり前のように店先に並ぶ魔道具。
そのどれもに目を奪われ、ロボは目線をあちらこちらへと、熱心に動かしていた。
その姿を横目に、アーロンはロボに話しかける。
「今朝渡したネックレス。落としたり失くしたりしないようにね」
そう言われ、ロボは自身の胸元で揺れているネックレスをぎゅっと握りしめた。
「そういえば、何故変装をする必要があるんだ?」
長い金色の髪を茶色に変えて首の後ろで縛り、眼鏡を掛けた姿をしているアーロンに、ロボは問いかけた。
「ん? ああ、僕は有名人だからね。こんな所で姿を現したりしたら街が大混乱になっちゃうだろう?」
少し得意げな顔をするアーロンを、ロボは冷めた目で見た。
「あ、ここだよ」
アーロンの誘導でやって来たのは、洋服を取り扱う店だった。
街に行くからと言われていたので、多少は身綺麗にして来ていたものの、その高級感のある店の外観や雰囲気にロボは萎縮した。
「ロボに服を買いたいと思っていたんだ。じゃあ、入ろうか」
有無を言わさず、立ちすくむロボの手をぐいぐいと引っ張り、アーロンたちは店の中へと入って行った。
「いらっしゃいませ」
身なりを綺麗に整えた店員が、アーロンに頭を下げる。
店の中にはお金持ちそうな服装をした客が、店員と会話をしている。
ロボはアーロンに近寄り、小声で話しかけた。
「おい、わざわざこんな所で服なんて買わなくても、その辺の服屋でいいだろ」
「でも、ロボに礼服を一着持っておいてほしくてね。先日子供の一人が婚約したって知らせを受けたから、近々結婚式に一緒に出席してもらうかもしれないし」
そう説明され、ロボは口を噤んだ。
「お客様、ご試着の方が如何でしょうか?」
「だ、大丈夫、です」
店員の声にロボはおずおずと返事を返す。
「では、ここ開けさせて頂きますね」
店員はその言葉と同時に掛かっていたカーテンを開いた。
中から現れたロボは紺色のスーツに同じ色のベスト、灰色のネクタイを着用して立っていた。
その姿を、ナタリーは厳しい目で見つめる。
「大人っぽ過ぎる。ダメ」
「大人っぽい方が良いだろ!」
ナタリーのダメだしにロボは反論する。
「大人っぽい服なんて大きくなればいくらでも着られるの。ダメ、着替えて」
ナタリーはそう言いながら、別の服をロボに手渡した。
「ねえナタリー、もうこの試着で5着目なんだし、そろそろいいんじゃないかな」
不満げなロボの心情を察してか、アーロンがナタリーを止めに入る。
「時代遅れなセンスをしてる人は黙ってて」
「はい」
ピシャリとそう言われ、アーロンは大人しく元居た場所に戻った。
再び着替え、カーテンを開けて出て来たロボが着ていたのは、チェック柄の灰色のパンツに白いシャツ、蝶ネクタイにサスペンダーを付けた服だった。
「うーん、やっぱり最初に着たやつの方が良かったかも」
「勘弁してくれ……」
ロボは大きく溜息を吐いた。
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