453 / 683
第二十五章
落ち込んだ太陽
しおりを挟む
記者会見を終えたナリンさんとニャイアーコーチ――ちなみに会見はニャイアーコーチがGK論を熱く語って記者達を煙に巻いたらしい。サッカードウについて一家言ある記者も意外とGKについては無知だったりするからね――と整理運動を終えた選手達、そして俺たちスタッフ諸々は合流してホテルへ戻り、静養中の仲間を見舞った。
彼女らは完全防備で訪れたゴルルグ族医療チームの検診と治療とを受けてかなり回復しており、明日の朝なら自力で歩いて帰国できる、しても良いとの事だった。
まあセンシャの儀式がどうなるか? 次第ではあるが。ただナリンさんが言うには免除される公算が高いそうだ。
「その医師は空港、じゃないや、テレポート発着場の公的な証明も出してくれたんですね?」
「エクザクトリィ! ショーにこれを渡せって」
居残り組代表のツンカさんはベッド脇に置いてあった書類を俺に差し出した。ちなみに彼女ら、現在はベッド、テーブル、トイレと清潔で安全な設備が揃った個室を与えられており、薬と水差しも綺麗なトレイに並べて置いてある。
完全防備の医師にこの処置……どうせなら試合前に来てくれれば良かったのに。わざと遅らせたか準備に時間がかかったかどっちだ? いやいや、あまり疑うのはよそう。
「ショー?」
「あ、いや、眼鏡どこかなあ、と」
悩む俺を見てツンカさんが不安げな声で訊ねたので、俺は誤魔化すようにポケットを探り魔法の翻訳眼鏡を取り出した。
「ふむふむ。2枚目を切り離して窓口に出せ、と。なるほど、確かにこれで出国できそうですね」
ざっと書類を見渡し呟く。ゴルルグ族は少々ディストピアSF的で官僚的な種族ではあるが、そのぶん理解し易い面もある。特にこういう事務的な部分は有り難い。
「オーケー?」
ツンカさんは少しやつれた様子で、普段の元気いっぱいアメリカンガール! みたいな空気は微塵も無い。まあ上から下から出すモノ出し切ったのだ。そりゃそうなるよな。
「ええ。辛い体調なのに代表として対応してくれて、ありがとうございました。また何かお礼でも」
その姿に胸が痛んで、俺は慰めを口にする。
「リアリィ!? じゃあハグ……は、駄目よね……」
デイエルフ一の陽キャは一瞬で顔を輝かせ両手を広げたが、すぐにまた暗い顔になった。
「いや、駄目と言う程では……」
シャマーさんやレイさんのハグはそれだけでは済まない、より大きな代償を要求する魔女みたいなハグで――これはおとぎ話に出てくる老婆の魔女のハグとかけているのである――怖いが、ツンカさんのは軽い挨拶みたいな、街中で陽キャの大学生サークルが段ボールに『フリーハグ』って書いてやってるみたいなモノだろう。だからたぶん大丈夫だ。
「でも、あの夜は拒否されたし……」
ツンカさんの言葉を聞いて少し考え、思い出す。あの夜とはアレか、牢屋の俺を解放する為にストライキしようとしてた時のか。
「まだ怒っているのかな? って」
彼女はそこまで言って、傷ついた少女のように俯き俺を上目遣いに見た。あの出来事、昨晩の事なのにだいぶ前のように思えるし、傷は思ったよりも深いようだ。
「確かにサッカードウ選手としての自覚に欠けた行為でしたけど、半分くらいは捕まった俺と先導と煽動したシャマーさんが原因ですし、ハグを断ったのはペンキがついて汚れるのが嫌だったからですよ」
俺は気持ちを隠さずに伝える。が、それでもツンカさんの薄く涙を称えた瞳は暗い色で、手は所在なさげにシーツを掴んでいる。
「えっと……じゃあ」
言葉だけでは足りないなら仕方ない。俺は彼女の手を解き両腕を広げさせ、こちらも腕を広げて抱き締めた。
「ショー! ウェルカムバック! いろいろとごめん……」
抱き寄せられたツンカさんは涙声でそう囁く。ウェルカムバック? ああ、ルーク聖林に拉致されて牢屋に入って長くチームに帰ってなかったからか。しかしレイさんの関西弁にツンカさんの英語混じりに、この魔法翻訳アミュレットはどういう仕様なんだ? 本当のエルフ語ではどう言っているんだろう?
「ショー?」
「はい?」
「シャマーの匂いがする……のは良いけど、抱いてる最中に他の女の事を考えるのはノー」
ツンカさんは少しだけ身体を離すと、俺の真正面に顔を持っていってそう言った。ってなんでそんな事まで分かるの!?
「お見舞いに行ったから消毒液の匂いでも残ってたんですかね、はは」
俺は目を泳がせながら誤魔化し笑いをする。
「本当はこんな事をするつもりなかったけど……もう!」
が、デイエルフはそう叫んで俺をベッドへ引き倒し、上にのしかかって激しく唇を押しつけてきた!
「(テイクダウンディフェンス! 何はなくともテイクダウンディフェンスを習わなければ!)」
ツンカさんの猛烈なキスを浴びながら、俺の脳裏に走ったのはそんな考えだった。一日で二度も、しかも負傷している或いは病に伏す女性に倒されるとは情けない。早急にテイクダウンディフェンス――押し倒しまたは引き倒しに対するMMAの防御技術――の拾得が必要だ。
タッキさんのイグア院にそういう技術あるかなあ? あそこは打撃技と気孔がメインな雰囲気だが?
「また別の女の事を考えてる! ショーがギルティなんだからね!」
ツンカさんはそう言いながら俺のズボンのベルトに手をかける。まただ何故分かる!? あと
「こんな気持ちにさせたお前が悪いんだからな!」
ってのはBL小説で攻め様が言う台詞だろ!? リストさんが語っていたのを聞いた事があるぞ!
「ショーまた……。良いよ、私オンリーしか考えられないようにしてあげるっ!」
だからなんで分かるのっ!? あと学習能力無いな俺! と悩む間にもツンカさんはベルトを外し終わり、スーツのフックやジッパーに手をかけ……動きが止まった。
そうだ、彼女らも移動時にスーツは着用している。しかしドラゴンさんが魔法で複製した俺の物とは違い、ジッパーまでは再現していない。ひっかけの紐とボタンで閉じているだけだ。
「(まあアレを摘んで下へ引っ張るだけなんだけど)」
と心の中で呟いたが、ツンカさんは固まったままだった。ふむ、心が読める訳じゃなくて、女性の事を考えていると何か察するだけか。
あ、今はそれを確かめる為に考えただけで、伝えたかった訳じゃないんだからね!
「えっと……ハウ?」
「いや教えませんよ!」
俺は悩むツンカさんに隙を見つけてさっと身体を避け、身を離した。
「あんっ!」
それを見て妙に色っぽい声を上げてツンカさんが手を伸ばす。何かこのまま去ってしまうにはあまりにも冷たいので、俺はその手を握り甲に軽く唇をつけた。
「病み上がりに無茶しないで下さい」
そして唇を離してにこやかに告げる。
「予定が決まったらまた通知しますので。ゆっくり休んで」
そして服装を直して部屋から出て行く。そういう関係にはなれないけれど、仲間として気にかけているよ? という気持ちは伝わっただろうか。
「うん……。リザーブ、されたんだよね?」
そう良いながら俺が唇をつけたのと同じ場所にキスするツンカさんの様子は、去っていく俺には見えていなかった……。
彼女らは完全防備で訪れたゴルルグ族医療チームの検診と治療とを受けてかなり回復しており、明日の朝なら自力で歩いて帰国できる、しても良いとの事だった。
まあセンシャの儀式がどうなるか? 次第ではあるが。ただナリンさんが言うには免除される公算が高いそうだ。
「その医師は空港、じゃないや、テレポート発着場の公的な証明も出してくれたんですね?」
「エクザクトリィ! ショーにこれを渡せって」
居残り組代表のツンカさんはベッド脇に置いてあった書類を俺に差し出した。ちなみに彼女ら、現在はベッド、テーブル、トイレと清潔で安全な設備が揃った個室を与えられており、薬と水差しも綺麗なトレイに並べて置いてある。
完全防備の医師にこの処置……どうせなら試合前に来てくれれば良かったのに。わざと遅らせたか準備に時間がかかったかどっちだ? いやいや、あまり疑うのはよそう。
「ショー?」
「あ、いや、眼鏡どこかなあ、と」
悩む俺を見てツンカさんが不安げな声で訊ねたので、俺は誤魔化すようにポケットを探り魔法の翻訳眼鏡を取り出した。
「ふむふむ。2枚目を切り離して窓口に出せ、と。なるほど、確かにこれで出国できそうですね」
ざっと書類を見渡し呟く。ゴルルグ族は少々ディストピアSF的で官僚的な種族ではあるが、そのぶん理解し易い面もある。特にこういう事務的な部分は有り難い。
「オーケー?」
ツンカさんは少しやつれた様子で、普段の元気いっぱいアメリカンガール! みたいな空気は微塵も無い。まあ上から下から出すモノ出し切ったのだ。そりゃそうなるよな。
「ええ。辛い体調なのに代表として対応してくれて、ありがとうございました。また何かお礼でも」
その姿に胸が痛んで、俺は慰めを口にする。
「リアリィ!? じゃあハグ……は、駄目よね……」
デイエルフ一の陽キャは一瞬で顔を輝かせ両手を広げたが、すぐにまた暗い顔になった。
「いや、駄目と言う程では……」
シャマーさんやレイさんのハグはそれだけでは済まない、より大きな代償を要求する魔女みたいなハグで――これはおとぎ話に出てくる老婆の魔女のハグとかけているのである――怖いが、ツンカさんのは軽い挨拶みたいな、街中で陽キャの大学生サークルが段ボールに『フリーハグ』って書いてやってるみたいなモノだろう。だからたぶん大丈夫だ。
「でも、あの夜は拒否されたし……」
ツンカさんの言葉を聞いて少し考え、思い出す。あの夜とはアレか、牢屋の俺を解放する為にストライキしようとしてた時のか。
「まだ怒っているのかな? って」
彼女はそこまで言って、傷ついた少女のように俯き俺を上目遣いに見た。あの出来事、昨晩の事なのにだいぶ前のように思えるし、傷は思ったよりも深いようだ。
「確かにサッカードウ選手としての自覚に欠けた行為でしたけど、半分くらいは捕まった俺と先導と煽動したシャマーさんが原因ですし、ハグを断ったのはペンキがついて汚れるのが嫌だったからですよ」
俺は気持ちを隠さずに伝える。が、それでもツンカさんの薄く涙を称えた瞳は暗い色で、手は所在なさげにシーツを掴んでいる。
「えっと……じゃあ」
言葉だけでは足りないなら仕方ない。俺は彼女の手を解き両腕を広げさせ、こちらも腕を広げて抱き締めた。
「ショー! ウェルカムバック! いろいろとごめん……」
抱き寄せられたツンカさんは涙声でそう囁く。ウェルカムバック? ああ、ルーク聖林に拉致されて牢屋に入って長くチームに帰ってなかったからか。しかしレイさんの関西弁にツンカさんの英語混じりに、この魔法翻訳アミュレットはどういう仕様なんだ? 本当のエルフ語ではどう言っているんだろう?
「ショー?」
「はい?」
「シャマーの匂いがする……のは良いけど、抱いてる最中に他の女の事を考えるのはノー」
ツンカさんは少しだけ身体を離すと、俺の真正面に顔を持っていってそう言った。ってなんでそんな事まで分かるの!?
「お見舞いに行ったから消毒液の匂いでも残ってたんですかね、はは」
俺は目を泳がせながら誤魔化し笑いをする。
「本当はこんな事をするつもりなかったけど……もう!」
が、デイエルフはそう叫んで俺をベッドへ引き倒し、上にのしかかって激しく唇を押しつけてきた!
「(テイクダウンディフェンス! 何はなくともテイクダウンディフェンスを習わなければ!)」
ツンカさんの猛烈なキスを浴びながら、俺の脳裏に走ったのはそんな考えだった。一日で二度も、しかも負傷している或いは病に伏す女性に倒されるとは情けない。早急にテイクダウンディフェンス――押し倒しまたは引き倒しに対するMMAの防御技術――の拾得が必要だ。
タッキさんのイグア院にそういう技術あるかなあ? あそこは打撃技と気孔がメインな雰囲気だが?
「また別の女の事を考えてる! ショーがギルティなんだからね!」
ツンカさんはそう言いながら俺のズボンのベルトに手をかける。まただ何故分かる!? あと
「こんな気持ちにさせたお前が悪いんだからな!」
ってのはBL小説で攻め様が言う台詞だろ!? リストさんが語っていたのを聞いた事があるぞ!
「ショーまた……。良いよ、私オンリーしか考えられないようにしてあげるっ!」
だからなんで分かるのっ!? あと学習能力無いな俺! と悩む間にもツンカさんはベルトを外し終わり、スーツのフックやジッパーに手をかけ……動きが止まった。
そうだ、彼女らも移動時にスーツは着用している。しかしドラゴンさんが魔法で複製した俺の物とは違い、ジッパーまでは再現していない。ひっかけの紐とボタンで閉じているだけだ。
「(まあアレを摘んで下へ引っ張るだけなんだけど)」
と心の中で呟いたが、ツンカさんは固まったままだった。ふむ、心が読める訳じゃなくて、女性の事を考えていると何か察するだけか。
あ、今はそれを確かめる為に考えただけで、伝えたかった訳じゃないんだからね!
「えっと……ハウ?」
「いや教えませんよ!」
俺は悩むツンカさんに隙を見つけてさっと身体を避け、身を離した。
「あんっ!」
それを見て妙に色っぽい声を上げてツンカさんが手を伸ばす。何かこのまま去ってしまうにはあまりにも冷たいので、俺はその手を握り甲に軽く唇をつけた。
「病み上がりに無茶しないで下さい」
そして唇を離してにこやかに告げる。
「予定が決まったらまた通知しますので。ゆっくり休んで」
そして服装を直して部屋から出て行く。そういう関係にはなれないけれど、仲間として気にかけているよ? という気持ちは伝わっただろうか。
「うん……。リザーブ、されたんだよね?」
そう良いながら俺が唇をつけたのと同じ場所にキスするツンカさんの様子は、去っていく俺には見えていなかった……。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった
ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」
15歳の春。
念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。
「隊長とか面倒くさいんですけど」
S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは……
「部下は美女揃いだぞ?」
「やらせていただきます!」
こうして俺は仕方なく隊長となった。
渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。
女騎士二人は17歳。
もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。
「あの……みんな年上なんですが」
「だが美人揃いだぞ?」
「がんばります!」
とは言ったものの。
俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?
と思っていた翌日の朝。
実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた!
★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。
※2023年11月25日に書籍が発売!
イラストレーターはiltusa先生です!
※コミカライズも進行中!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる