216 / 697
第十三章
流出と言うな
しおりを挟む
キックオフセレモニーが終わって開幕戦までは残り2週間となった。開幕戦もリーグ戦の中の一つの試合とみなして平常の準備で迎える方法もあるだろうし、特別な練習をして挑むチームもあるだろう。サッカードウにおいて完全な正解というものはない。
とは言え現実的に言って何週間もかけて一つの試合に向けての用意が出来る機会は、リーグ開始後には滅多にない。しかも今回はホームで開幕戦を迎えるので移動や宿舎の事を考えなくて良い。俺はオーク戦の為に念入りに調整を行い必勝の構えで挑むつもりでいた。
闇雲に全ての練習を増やせば良い、というのではない。多くの木を刈るのであれば、先に時間をかけて斧を研ぐべきだ。俺は相手がオークであること、そしてリーシャさんが欠場することが決まったその日からある「武器」をチームに与え磨いてきた。そしてその「武器」は殆どがある密室で作成されていた。
突然だがここで少し、学校の特殊教室を思い出して欲しい。工作室、理科室、視聴覚室……。それらには大抵「○○準備室」という小部屋が隣接し、その中には道具や資料が所狭しと並べられ申し訳程度に椅子や机が置いてあったりしたよね? 俺はその手狭な部屋が大好きだった。
で、このアローズのクラブハウス「エルヴィレッジ」にも当然そういう部屋が存在する。俺は明日の練習に備え作戦室に隣接する作戦準備室で資料をまとめていた。
「いやー落ち着くなあ」
俺は椅子の背中に大きく体を預けながら延びをする。資料の劣化を防ぐ為に小窓にカーテンがかけられた薄暗い部屋は、俺の欠伸の音すらも吸い込んで静寂に包む。普段、忙しくて賑やかで刺激の多い日々を過ごしていると、たまにこういう暗くて静かで狭くて、ついでに言えば読んだり観たりするものがたくさん並べられた部屋に篭もりたくなっちゃうんだよなあ。
「あ、あれも出来るか。しかしどうやって説明したもんか……」
俺は手にした資料を机に置き座ったまま別の棚に手を伸ばそうとして……隣室の足音を聞いた。
「最後に入った子はちゃんとドアを閉めるんだぞー」
続いてドヤドヤと数人の足音が続き、最後にそんな声が響いた。
「(コーチの誰か……じゃないよな? 俺は準備室にいるって伝えてあるしなんかちょっと変な声だし。誰だ?)」
音の篭もり方に少し不安なものを感じて、俺は忍び足で準備室と作戦室をつなぐ扉に近づき、ドアについた小窓からそっと中を覗き込んだ。
「(はぁ!?)」
そこには頭からシーツの様なモノ被ってお化けのようになっている、何名もの人影があった。
「揃ったな。じゃあ座ってー」
どうやら司会進行らしいお化けが壇上に立ち、一堂を見渡す。そして高らかに、とんでもない事を宣言した。
「それではただ今より、『ショーキチの子種流出防止作戦会議』を開催する!」
「何を言っているのだ、お前は」
と心の中のミルコ・クロコップが呟いたが、俺自身は開いた口が閉まらなくて固まっていた。ちなみにそのクロコップさん、母国のリーグでチームに所属し選手としてベンチに座った事もあるんだよ。知ってた?
「最初はブレスト方式でいくぞ。みんな自由に発言して良いが、決して他者のアイデアに意見をしたり批判を行っては駄目だ。実現性を討論するのは後半からで良いからな。適当なタイミングでアタシが声をかける」
ほう司会さん、それはなかなか良い進行だな……。じゃなくて! 謎のお化けさんたち、一体なにを話し合うつもりだ!?
「手っ取り早くアイツをEDにして、交配をできないようにすれば良いんじゃないの? まあ最初っからオーク相手にその気になるヤツなんて、おにい……じゃなくてちょっと好みが特殊な男だけだろうけど」
一人? のお化けが手を上げかなり残酷に、そして後半は悔しさを交えて言い放った。てかEDにするってなんやねん! ペレがCMしてたので知っていたけどそんな簡単な問題じゃないんだぞ!?
「不能にするなら方向性を変えてよ、魔法で子種だけ死滅するようにしてやっても良いんじゃねえか? そしたら今後はアイツも避妊を考えずにやりまくれて、むしろ感謝するかも、だろ?」
二人目は良く通る声で、しかし同じくらい冷酷な事を言った。へーこっちでは魔法でそんな事も出来るんですね、便利だ……て言うと思ったか!
「はーい! えっとぉ。実際にショーちゃんがオークと寝てもカスしか出ないように、前日に私が搾り取るのが良いと思いまーす!」
三人目がそう朗らかに宣言すると流石に全員がどよめき質問の手が上がった。
「それは魔法で?」
「ううん、物理で。私が体を張って」
そのやりとりで一気に抗議や疑問の声が挙がる。司会が慌ててまあ冷静に、と宥める中すっと手が上がって4人目が指名された。
「私はもう少し穏便に、魔法でショウキチさんの子種を採取して王家で保管する事を提案します」
ちょっとお姫様、穏便って言葉の意味を知っています? オンビンって韓国の肉体派俳優さんじゃないんだよ?
「えーっ! それは職権乱用ならぬ王権乱用じゃない?」
「そうだそうだ!」
俺の推測を裏付ける様に他のお化けたちがお姫様っぽいお化けを非難し、再び会議が荒れる。
「じゃあさ。間をとって前の晩に希望者全員でショーキチから搾り取れば良いんじゃない? 地球には『乱パ』て言うのがある、ってパパが言ってたし。それに分担すれば労力も知れているし、不公平感も後腐れも無いからさ」
ここで今まで殆ど発言してなかった5人目が初めて発言を行った。いやさ、それ間をとってる? あとクラマさん、娘に何を教えてるの!?
「それは良い案だけどその中でも順番どうする?」
「希望者と言いますけどどこまで声をかければ?」
「そもそもアイツに複数相手する体力あるのか?」
三度、会議が踊り出す。事ここに至って遂に俺の忍耐は限界に達した。
「そんな事を悩む暇があったら、俺が教えた事をもっと真面目に練習して下さい!!!」
ドアを一気に開け放ち部屋に突入し大声で叫ぶ。議論が白熱していたお化けさんたちは、俺の乱入の直前まで気がつかず一斉に飛び上がった。
「うそ!?」
「聞かれてた!?」
「やべえ、逃げるぞ!」
お化けさんたちはとても、シーツを被った状態とは思えぬ早さで作戦室から逃げ出していく。俺に彼女たちを追いかける気力は、全く残っていなかった……。
とは言え現実的に言って何週間もかけて一つの試合に向けての用意が出来る機会は、リーグ開始後には滅多にない。しかも今回はホームで開幕戦を迎えるので移動や宿舎の事を考えなくて良い。俺はオーク戦の為に念入りに調整を行い必勝の構えで挑むつもりでいた。
闇雲に全ての練習を増やせば良い、というのではない。多くの木を刈るのであれば、先に時間をかけて斧を研ぐべきだ。俺は相手がオークであること、そしてリーシャさんが欠場することが決まったその日からある「武器」をチームに与え磨いてきた。そしてその「武器」は殆どがある密室で作成されていた。
突然だがここで少し、学校の特殊教室を思い出して欲しい。工作室、理科室、視聴覚室……。それらには大抵「○○準備室」という小部屋が隣接し、その中には道具や資料が所狭しと並べられ申し訳程度に椅子や机が置いてあったりしたよね? 俺はその手狭な部屋が大好きだった。
で、このアローズのクラブハウス「エルヴィレッジ」にも当然そういう部屋が存在する。俺は明日の練習に備え作戦室に隣接する作戦準備室で資料をまとめていた。
「いやー落ち着くなあ」
俺は椅子の背中に大きく体を預けながら延びをする。資料の劣化を防ぐ為に小窓にカーテンがかけられた薄暗い部屋は、俺の欠伸の音すらも吸い込んで静寂に包む。普段、忙しくて賑やかで刺激の多い日々を過ごしていると、たまにこういう暗くて静かで狭くて、ついでに言えば読んだり観たりするものがたくさん並べられた部屋に篭もりたくなっちゃうんだよなあ。
「あ、あれも出来るか。しかしどうやって説明したもんか……」
俺は手にした資料を机に置き座ったまま別の棚に手を伸ばそうとして……隣室の足音を聞いた。
「最後に入った子はちゃんとドアを閉めるんだぞー」
続いてドヤドヤと数人の足音が続き、最後にそんな声が響いた。
「(コーチの誰か……じゃないよな? 俺は準備室にいるって伝えてあるしなんかちょっと変な声だし。誰だ?)」
音の篭もり方に少し不安なものを感じて、俺は忍び足で準備室と作戦室をつなぐ扉に近づき、ドアについた小窓からそっと中を覗き込んだ。
「(はぁ!?)」
そこには頭からシーツの様なモノ被ってお化けのようになっている、何名もの人影があった。
「揃ったな。じゃあ座ってー」
どうやら司会進行らしいお化けが壇上に立ち、一堂を見渡す。そして高らかに、とんでもない事を宣言した。
「それではただ今より、『ショーキチの子種流出防止作戦会議』を開催する!」
「何を言っているのだ、お前は」
と心の中のミルコ・クロコップが呟いたが、俺自身は開いた口が閉まらなくて固まっていた。ちなみにそのクロコップさん、母国のリーグでチームに所属し選手としてベンチに座った事もあるんだよ。知ってた?
「最初はブレスト方式でいくぞ。みんな自由に発言して良いが、決して他者のアイデアに意見をしたり批判を行っては駄目だ。実現性を討論するのは後半からで良いからな。適当なタイミングでアタシが声をかける」
ほう司会さん、それはなかなか良い進行だな……。じゃなくて! 謎のお化けさんたち、一体なにを話し合うつもりだ!?
「手っ取り早くアイツをEDにして、交配をできないようにすれば良いんじゃないの? まあ最初っからオーク相手にその気になるヤツなんて、おにい……じゃなくてちょっと好みが特殊な男だけだろうけど」
一人? のお化けが手を上げかなり残酷に、そして後半は悔しさを交えて言い放った。てかEDにするってなんやねん! ペレがCMしてたので知っていたけどそんな簡単な問題じゃないんだぞ!?
「不能にするなら方向性を変えてよ、魔法で子種だけ死滅するようにしてやっても良いんじゃねえか? そしたら今後はアイツも避妊を考えずにやりまくれて、むしろ感謝するかも、だろ?」
二人目は良く通る声で、しかし同じくらい冷酷な事を言った。へーこっちでは魔法でそんな事も出来るんですね、便利だ……て言うと思ったか!
「はーい! えっとぉ。実際にショーちゃんがオークと寝てもカスしか出ないように、前日に私が搾り取るのが良いと思いまーす!」
三人目がそう朗らかに宣言すると流石に全員がどよめき質問の手が上がった。
「それは魔法で?」
「ううん、物理で。私が体を張って」
そのやりとりで一気に抗議や疑問の声が挙がる。司会が慌ててまあ冷静に、と宥める中すっと手が上がって4人目が指名された。
「私はもう少し穏便に、魔法でショウキチさんの子種を採取して王家で保管する事を提案します」
ちょっとお姫様、穏便って言葉の意味を知っています? オンビンって韓国の肉体派俳優さんじゃないんだよ?
「えーっ! それは職権乱用ならぬ王権乱用じゃない?」
「そうだそうだ!」
俺の推測を裏付ける様に他のお化けたちがお姫様っぽいお化けを非難し、再び会議が荒れる。
「じゃあさ。間をとって前の晩に希望者全員でショーキチから搾り取れば良いんじゃない? 地球には『乱パ』て言うのがある、ってパパが言ってたし。それに分担すれば労力も知れているし、不公平感も後腐れも無いからさ」
ここで今まで殆ど発言してなかった5人目が初めて発言を行った。いやさ、それ間をとってる? あとクラマさん、娘に何を教えてるの!?
「それは良い案だけどその中でも順番どうする?」
「希望者と言いますけどどこまで声をかければ?」
「そもそもアイツに複数相手する体力あるのか?」
三度、会議が踊り出す。事ここに至って遂に俺の忍耐は限界に達した。
「そんな事を悩む暇があったら、俺が教えた事をもっと真面目に練習して下さい!!!」
ドアを一気に開け放ち部屋に突入し大声で叫ぶ。議論が白熱していたお化けさんたちは、俺の乱入の直前まで気がつかず一斉に飛び上がった。
「うそ!?」
「聞かれてた!?」
「やべえ、逃げるぞ!」
お化けさんたちはとても、シーツを被った状態とは思えぬ早さで作戦室から逃げ出していく。俺に彼女たちを追いかける気力は、全く残っていなかった……。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説

領地育成ゲームの弱小貴族 ~底辺から前世の知識で国強くしてたらハーレムできてた~
黒おーじ
ファンタジー
16歳で弱小領地を継いだ俺には前世の記憶があった。ここは剣と魔法の領地育成系シュミレーションゲームに似た世界。700人の領民へ『ジョブ』を与え、掘削や建設の指令を出し、魔境や隣の領土を攻めたり、王都警護の女騎士やエルフの長を妻にしたりと領地繁栄に努めた。成長していく産業、兵力、魔法、資源……やがて弱小とバカにされていた辺境ダダリは王国の一大勢力へと上り詰めていく。
※ハーレム要素は無自覚とかヌルいことせずにガチ。

Another World〜自衛隊 まだ見ぬ世界へ〜
華厳 秋
ファンタジー
───2025年1月1日
この日、日本国は大きな歴史の転換点を迎えた。
札幌、渋谷、博多の3箇所に突如として『異界への門』──アナザーゲート──が出現した。
渋谷に現れた『門』から、異界の軍勢が押し寄せ、無抵抗の民間人を虐殺。緊急出動した自衛隊が到着した頃には、敵軍の姿はもうなく、スクランブル交差点は無惨に殺された民間人の亡骸と血で赤く染まっていた。
この緊急事態に、日本政府は『門』内部を調査するべく自衛隊を『異界』──アナザーワールド──へと派遣する事となった。
一方地球では、日本の急激な軍備拡大や『異界』内部の資源を巡って、極東での緊張感は日に日に増して行く。
そして、自衛隊は国や国民の安全のため『門』内外問わず奮闘するのであった。
この作品は、小説家になろう様カクヨム様にも投稿しています。
この作品はフィクションです。
実在する国、団体、人物とは関係ありません。ご注意ください。
トレジャーキッズ
著:剣 恵真/絵・編集:猫宮 りぃ
ファンタジー
だらだらと自堕落な生活から抜け出すきっかけをどこかで望んでいた。
ただ、それだけだったのに……
自分の存在は何のため?
何のために生きているのか?
世界はどうしてこんなにも理不尽にあふれているのか?
苦悩する子どもと親の物語です。
非日常を体験した、命のやり取りをした、乗り越える困難の中で築かれてゆくのは友情と絆。
まだ見えない『何か』が大切なものだと気づけた。
※更新は週一・日曜日公開を目標
何かございましたら、Twitterにて問い合わせください。
【1】のみ自費出版販売をしております。
追加で修正しているため、全く同じではありません。
できるだけ剣恵真さんの原文と世界観を崩さないように直しておりますが、もう少しうまいやり方があるようでしたら教えていただけるとありがたいです。(担当:猫宮りぃ)
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
女神様の使い、5歳からやってます
めのめむし
ファンタジー
小桜美羽は5歳の幼女。辛い境遇の中でも、最愛の母親と妹と共に明るく生きていたが、ある日母を事故で失い、父親に放置されてしまう。絶望の淵で餓死寸前だった美羽は、異世界の女神レスフィーナに救われる。
「あなたには私の世界で生きる力を身につけやすくするから、それを使って楽しく生きなさい。それで……私のお友達になってちょうだい」
女神から神気の力を授かった美羽は、女神と同じ色の桜色の髪と瞳を手に入れ、魔法生物のきんちゃんと共に新たな世界での冒険に旅立つ。しかし、転移先で男性が襲われているのを目の当たりにし、街がゴブリンの集団に襲われていることに気づく。「大人の男……怖い」と呟きながらも、ゴブリンと戦うか、逃げるか——。いきなり厳しい世界に送られた美羽の運命はいかに?
優しさと試練が待ち受ける、幼い少女の異世界ファンタジー、開幕!
基本、ほのぼの系ですので進行は遅いですが、着実に進んでいきます。
戦闘描写ばかり望む方はご注意ください。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる