6 / 666
第一章
翼を広げて
しおりを挟む
0-2になって帰ってきた出場選手たちを迎えたドレッシングルームはさながら野戦病院の様だった。これがミノタウロスのチームと真っ向から闘うという意味か……。
「はあ!? あんた、誰?」
俺が部屋に入ると、確か右で良いドリブル突破をしていた中盤の選手がいきなり大声を出す。この子も例によってエルフらしい整った顔立ちに綺麗な切れ目をしている美人さんだ……美人さんだが、今は殺気立って怖いくらいだ。
「この人は、クラマさんとみたいに地球から来たサッカードウ伝道師、ショーキチさんだよ~。みんなを助けてくれるみたいだから、ちゃんとお礼言って~」
カイヤさんが柔らかい口調で口添えしてくれた。おや? サッカードウ伝道師って?
「それは本当ですか?」
ずずい、と別のエルフさんが出てくる。てかこれもエルフでアレもエルフ。このあたりにいるエルフ的なものはみんな女エルフだ。
「そうです。でも細かい所を説明している時間は無い。監督さんと話をさせて下さい」
「私が監督です。ダリオと申します」
そう言って目の前の彼女は握手の手を差し出す。その腕にはキャプテンマークそしてユニフォームの胸には10番。例のエース様だが監督兼とは……プレイングマネージャーってやつか。
「どうも初めまして。俺は地球から来たショウキチと申します。俺の作戦を聞いて下さい」
出された手を握り返しながら、ダリオさんの目を見つめる。全体的に意志の強さを感じさせる顔立ちだ。
「何言ってんのよ! 部外者にこの試合の重要性が分かるの!?」
再びさっきの子が絡んできた。くそ、交代で下げてやりたい……。
「重要性は重要じゃないよう。クスクス」
一人、カイヤさんは自分の台詞に受けつつ続ける。
「リーシャこそプレッシャーでプレイが固かったんじゃない? 大丈夫、彼の話を聞いてみたけど理に適ってたよ。やってみる価値はあるんじゃないかな?」
「まあ! カイヤがそう言うなら……」
ダリオさんとカイヤさんは意味ありげな視線を交わしながら頷く。謎の信頼感。どういうキャラなんだカイヤさん?
「では。まず交代は4人。隣で練習している3人と、カイヤさんです」
「え! いけません、カイヤは……」
「いいの! 出るって決めたし作戦詳しく聞いたのも私だし役目もあるし」
反論しかけたダリオさんを一言で封じ込める。あーこれ気になるけど今は時間がねえ!
「フォーメーションは343で。あっちの3人がそのまま3バックになります。今のDFライン4人はそのまま中盤に上がって下さい。で、ダリオさんカイヤさんリーシャさんがこういう形の3TOPになります」
俺は図に描いて彼女らに指し示す。
「はあ? アタシ、FWなんて無理よ!」
「リーシャ!」
俺が何か言うより先にダリオさんがリーシャさんを咎める。お前さっきから文句しか言ってこないな? ここは俺からも言っておいた方が良いだろう。
「リーシャさん。今の苦境の責任の一端は貴女にある。貴女はせっかく良いドリブルを持っているのに、抜いて上げるのに拘り過ぎだしセンタリングも全然駄目だ。あんなに緩い、FW任せの無責任なボールじゃ中が可哀想だ」
「え……」
何か反論が来るか!? と思ったが何故か彼女は表情を凍らせて黙ってしまった。
「ショウキチさん、リーシャはその……」
「ダリオさん。貴女にも責任がある。というか責任感があり過ぎる。FWなんだから本来、中で待ってて欲しいのにあっちに行ってこっちに行って肝心な時にいるべき場所にいない。あとプレイが正直過ぎて狙いがバレバレだ」
俺の言葉に今度は部屋全体が固まった。そうだよな、本来なら後半へ向けて士気を上げるべき時に駄目出しなんかしてもしゃーない。
それでも敢えてこの二人に厳し目の言葉をかけたのは、この二人にだけは最後まで走り切って貰う必要があるからだ。そのモチベーションが俺への怒りでも良い。
「なので、二人には前半と全く違うプレイをして貰いたい。聞いて下さい」
俺は部屋に備え付けの黒板に図を描き、カイヤさんにしたのと同じような説明を始めた……。
その後、中盤に上がる元DFの4人にも指示をだし、交代の4人を審判団に提出し、ダリオさんの檄を聞いてチームは控え室からピッチへ飛び出して行った。俺もスタッフパスを一名から譲って貰いナリンさんを伴ってベンチへ向かう。
トンネルのような通路を抜けて屋外へ出たと同時に何か不思議な感覚に包まれ、さっきまで分かっていた言葉が急に「意味不明のモノ」へ変化した。そっか、翻訳の魔法が切れたんだ。
「ナリンさん! また言葉が分からなくなったんで通訳お願いします」
「了解であります!」
口調が戻った彼女はすっと背を伸ばして隣に立ち歩みを揃える。
「片時も側を離れず、一緒にいて下さいね?」
「はい! 分かったで……ありますぅ……」
顔を赤らめるナリンさん。少し変な空気になってしまった。
「あーいやーはっはっは」
意味のない言葉を発しながらベンチへ到達し屈伸やアキレス腱伸ばしをする。俺もDFラインの三人と同程度には走らないといけないからだ。
しかしこのベンチ……透明な屋根もあるしクッション付きの椅子もあるし、俺のいた世界と同じだ。よくできてるな、これ。
「あーそっだ、ダリオさんですけど」
「はい?」
まだ残る変な空気を払いたくて話題をみつけた。
「後半へ向けての一言も上手いし人をまとめるのも上手いし、ザ・キャプテン! て感じですね」
「はい、姫でありますから」
「姫? それって概念的な意味で?」
サークルの、とか部署の、とかね。
「いえ。ドーンエルフ族の『残雪溶かす朝の光』王国の64代姫殿下であります。やはり現王レブロンが帝王学をしっかり教育されているでありますね!」
え……マジモンの王族!? そんなエルフがサッカードウをやってて俺、そんな人にダメ出ししちゃったの!? 試合終わったら処刑されるんじゃ……
「ナリンさん。お願いがあります」
「はい?」
「試合が終わったら一緒に国境まで逃げて下さい……!」
慌てる俺に目を丸くしたナリンさんだったが、説明を聞いて吹き出してしまった。
「大丈夫であります。姫はそこまで狭量じゃありませんし、あくまでもサッカードウでの話でありますから」
「だと良いのですが。……あの、俺がこの世界での常識的な態度から少しでも外れた言動をやっちゃいそうなら、すぐにアドバイスをして下さいね? どんな状況によらず、です」
「はい。了解であります」
そう言いながらもナリンさんは再び笑う。あ、この子こんな顔して笑うんだ。
「それはそうとして、お誘いありがとうであります」
「いえどういたしまして」
「控え室にいる間にさらに失点してしまいましたが……逆転できますよね?」
彼女の笑顔をもっと見たいと思った。いや、彼女じゃなくて彼女ら、だ。
「いけますよ。だって地球ではこう言うんですよ」
俺は溜めに溜めてドヤ顔で言った。
「2-0は危険なスコア、て」
反応は限りなく薄かった。
「はあ!? あんた、誰?」
俺が部屋に入ると、確か右で良いドリブル突破をしていた中盤の選手がいきなり大声を出す。この子も例によってエルフらしい整った顔立ちに綺麗な切れ目をしている美人さんだ……美人さんだが、今は殺気立って怖いくらいだ。
「この人は、クラマさんとみたいに地球から来たサッカードウ伝道師、ショーキチさんだよ~。みんなを助けてくれるみたいだから、ちゃんとお礼言って~」
カイヤさんが柔らかい口調で口添えしてくれた。おや? サッカードウ伝道師って?
「それは本当ですか?」
ずずい、と別のエルフさんが出てくる。てかこれもエルフでアレもエルフ。このあたりにいるエルフ的なものはみんな女エルフだ。
「そうです。でも細かい所を説明している時間は無い。監督さんと話をさせて下さい」
「私が監督です。ダリオと申します」
そう言って目の前の彼女は握手の手を差し出す。その腕にはキャプテンマークそしてユニフォームの胸には10番。例のエース様だが監督兼とは……プレイングマネージャーってやつか。
「どうも初めまして。俺は地球から来たショウキチと申します。俺の作戦を聞いて下さい」
出された手を握り返しながら、ダリオさんの目を見つめる。全体的に意志の強さを感じさせる顔立ちだ。
「何言ってんのよ! 部外者にこの試合の重要性が分かるの!?」
再びさっきの子が絡んできた。くそ、交代で下げてやりたい……。
「重要性は重要じゃないよう。クスクス」
一人、カイヤさんは自分の台詞に受けつつ続ける。
「リーシャこそプレッシャーでプレイが固かったんじゃない? 大丈夫、彼の話を聞いてみたけど理に適ってたよ。やってみる価値はあるんじゃないかな?」
「まあ! カイヤがそう言うなら……」
ダリオさんとカイヤさんは意味ありげな視線を交わしながら頷く。謎の信頼感。どういうキャラなんだカイヤさん?
「では。まず交代は4人。隣で練習している3人と、カイヤさんです」
「え! いけません、カイヤは……」
「いいの! 出るって決めたし作戦詳しく聞いたのも私だし役目もあるし」
反論しかけたダリオさんを一言で封じ込める。あーこれ気になるけど今は時間がねえ!
「フォーメーションは343で。あっちの3人がそのまま3バックになります。今のDFライン4人はそのまま中盤に上がって下さい。で、ダリオさんカイヤさんリーシャさんがこういう形の3TOPになります」
俺は図に描いて彼女らに指し示す。
「はあ? アタシ、FWなんて無理よ!」
「リーシャ!」
俺が何か言うより先にダリオさんがリーシャさんを咎める。お前さっきから文句しか言ってこないな? ここは俺からも言っておいた方が良いだろう。
「リーシャさん。今の苦境の責任の一端は貴女にある。貴女はせっかく良いドリブルを持っているのに、抜いて上げるのに拘り過ぎだしセンタリングも全然駄目だ。あんなに緩い、FW任せの無責任なボールじゃ中が可哀想だ」
「え……」
何か反論が来るか!? と思ったが何故か彼女は表情を凍らせて黙ってしまった。
「ショウキチさん、リーシャはその……」
「ダリオさん。貴女にも責任がある。というか責任感があり過ぎる。FWなんだから本来、中で待ってて欲しいのにあっちに行ってこっちに行って肝心な時にいるべき場所にいない。あとプレイが正直過ぎて狙いがバレバレだ」
俺の言葉に今度は部屋全体が固まった。そうだよな、本来なら後半へ向けて士気を上げるべき時に駄目出しなんかしてもしゃーない。
それでも敢えてこの二人に厳し目の言葉をかけたのは、この二人にだけは最後まで走り切って貰う必要があるからだ。そのモチベーションが俺への怒りでも良い。
「なので、二人には前半と全く違うプレイをして貰いたい。聞いて下さい」
俺は部屋に備え付けの黒板に図を描き、カイヤさんにしたのと同じような説明を始めた……。
その後、中盤に上がる元DFの4人にも指示をだし、交代の4人を審判団に提出し、ダリオさんの檄を聞いてチームは控え室からピッチへ飛び出して行った。俺もスタッフパスを一名から譲って貰いナリンさんを伴ってベンチへ向かう。
トンネルのような通路を抜けて屋外へ出たと同時に何か不思議な感覚に包まれ、さっきまで分かっていた言葉が急に「意味不明のモノ」へ変化した。そっか、翻訳の魔法が切れたんだ。
「ナリンさん! また言葉が分からなくなったんで通訳お願いします」
「了解であります!」
口調が戻った彼女はすっと背を伸ばして隣に立ち歩みを揃える。
「片時も側を離れず、一緒にいて下さいね?」
「はい! 分かったで……ありますぅ……」
顔を赤らめるナリンさん。少し変な空気になってしまった。
「あーいやーはっはっは」
意味のない言葉を発しながらベンチへ到達し屈伸やアキレス腱伸ばしをする。俺もDFラインの三人と同程度には走らないといけないからだ。
しかしこのベンチ……透明な屋根もあるしクッション付きの椅子もあるし、俺のいた世界と同じだ。よくできてるな、これ。
「あーそっだ、ダリオさんですけど」
「はい?」
まだ残る変な空気を払いたくて話題をみつけた。
「後半へ向けての一言も上手いし人をまとめるのも上手いし、ザ・キャプテン! て感じですね」
「はい、姫でありますから」
「姫? それって概念的な意味で?」
サークルの、とか部署の、とかね。
「いえ。ドーンエルフ族の『残雪溶かす朝の光』王国の64代姫殿下であります。やはり現王レブロンが帝王学をしっかり教育されているでありますね!」
え……マジモンの王族!? そんなエルフがサッカードウをやってて俺、そんな人にダメ出ししちゃったの!? 試合終わったら処刑されるんじゃ……
「ナリンさん。お願いがあります」
「はい?」
「試合が終わったら一緒に国境まで逃げて下さい……!」
慌てる俺に目を丸くしたナリンさんだったが、説明を聞いて吹き出してしまった。
「大丈夫であります。姫はそこまで狭量じゃありませんし、あくまでもサッカードウでの話でありますから」
「だと良いのですが。……あの、俺がこの世界での常識的な態度から少しでも外れた言動をやっちゃいそうなら、すぐにアドバイスをして下さいね? どんな状況によらず、です」
「はい。了解であります」
そう言いながらもナリンさんは再び笑う。あ、この子こんな顔して笑うんだ。
「それはそうとして、お誘いありがとうであります」
「いえどういたしまして」
「控え室にいる間にさらに失点してしまいましたが……逆転できますよね?」
彼女の笑顔をもっと見たいと思った。いや、彼女じゃなくて彼女ら、だ。
「いけますよ。だって地球ではこう言うんですよ」
俺は溜めに溜めてドヤ顔で言った。
「2-0は危険なスコア、て」
反応は限りなく薄かった。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
百合系サキュバス達に一目惚れされた
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
青空ベンチ ~万年ベンチのサッカー少年が本気で努力した結果こうなりました~
aozora
青春
少年サッカーでいつも試合に出れずずっとベンチからみんなを応援している小学6年生の青井空。
仲間と一緒にフィールドに立つ事を夢見て努力を続けるがなかなか上手くいかずバカにされる日々。
それでも努力は必ず報われると信じ全力で夢を追い続けた結果…。
ベンチで輝く君に
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
貧乳姉と巨乳な妹
加山大静
青春
気さくな性格で誰からも好かれるが、貧乳の姉
引っ込み思案で内気だが、巨乳な妹
そして一般的(?)な男子高校生な主人公とその周りの人々とおりなすラブ15%コメディー80%その他5%のラブコメもどき・・・
この作品は小説家になろうにも掲載しています。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる