253 / 366
小さな村の大きな宴
しおりを挟む
拍手が湧き起こる中、お父様にお姫様抱っこをされたスワンさんが部屋まで来た。
お父様とじいやがオオルリさんの乗っていた車椅子の車輪を拭き、座敷に上げて車椅子の交換をしようとしたところ、スワンさんは『土がついたものは拭いても履物と一緒よ』と、自らお姫様抱っこを頼んだらしい。
部屋に着いたスワンさんもまたオオルリさんのご両親に謝り始め、自分は遠くから嫁いだので、王家の迷惑にならないよう実家に里帰りするということを言わなかったせいで、オオルリさんを苦しめてしまったと謝っている。
さらにそこにクジャとチュウヒさんが涙ぐみながらやって来て、なんとチュウヒさんは「はじめまして」などと挨拶を始めた。長いことサギにクジャのようになるなと外出を認められず、出かける時はサギが同行していたので、今までこの村には来れなかったと謝っている。
クジャもまた幼少期はこの村が逃げ場だったが、成長と共に外国であるハーザルの街に魅了され、ここにあまり来なくなったことを詫びている。
王家総出の謝罪にオオルリさんのご両親はたじたじとなってしまい、あまりにも混乱と恐縮しきっている様子にトビ爺さんが間に入り、歓迎の宴をしようと外へ出ることになった。
────
「こっちこっち!」
「オオルリ!」
「久しぶり!」
広場へと移動する際には、オオルリさんの幼馴染たちが集まって来た。久しぶりの友人との会話に、オオルリさんはそれは嬉しそうに話している。
「あちきらはね! オオルリが閉じ込められてるんじゃないかと話してたんだよ!」
「でもね、お転婆ちゃんが来るようになったら、どうやら違うようだと思ってね」
オオルリさんのことを思っての苦言にハヤブサさんは苦笑いとなり、オオルリさんも「違うのよ」とフォローをしている。
そんな会話をしているうちに広場へと到着した。まるで花見の会場のように地面には布が敷かれ、その上には食器などが置かれている。そして簡易のかまどが作られ、調理器具が並んでいる。
「オメェらもういいだろ! オオルリは帰って来た! また来るって言ってる! それよりも大事なことがあるだろ!」
トビ爺さんが一喝すると辺りは静まり返った。それと同時に、オオゾラ村の皆さんの視線がなぜか私へと集中する。
「娘っこ! ……早くあの『モチ』を作ってくれ! 村人全員が楽しみに待ってたんだ!」
本当はオオルリさんの里帰りを楽しみにしていたはずなのに、場を盛り上げようとしているのだと気付いた。トビ爺さんは口は悪いが、相当気遣いが出来る人なのだと確信した。
「もちろん任せてちょうだい! あれを!」
私の言葉で馬車から杵と臼が降ろされる。村の女性たちはかまどに火を点け始め、マイを洗って来ると井戸へと走り出した。
そこから一気にモチつき大会のようになり、スズメちゃんと共に村の女性たちに教えながら餡子を作ったり、マイを蒸したりと大忙しとなった。そんな中、お父様とじいやは村の男性たちに杵と臼の作り方を教えている。
「せーの! よいしょ!」
マイが蒸されたところで、今まで空気のようだった兵たちにモチつきをさせる。先日城に来れなかった村人や、オオルリさんのご両親は驚きつつも大喜びでその様子を見ている。兵たちも笑顔を振りまき、楽しそうにモチをついている。
出来たてのモチを一口大に分け、特に老人と子どもはよく噛んで食べるように何回も叫びながら配っていく。
「美味い!」
「こんなにおいしいの、食べたことない!」
小さな子どもたちはニコニコ顔でモチを楽しんでいる。けれど私は今日サプライズのものを作っていたのだ。何回もスズメちゃんに『カレンさん、失敗しちゃったんですか?』と聞かれ、否定し続けた餡子の出番である。
「こういう食べ方もおすすめよ!」
器に餡子を入れてモチを混ぜ、それを配る。これはおしるこだ。まず村人に、そう思っていたが、一番に反応したのはクジャだった。
「なんじゃコレは!!」
まるでわんこそばのように一瞬で食べてしまい、そのまま器を渡された。要するにおかわりである。王家の人も村人もそんなクジャを見て笑っている。
「娘っこ。他にも食べ方があるのか?」
おしるこに興味を示して近寄ってきたトビ爺さんに問われた。
「この前城で振る舞ったのはディーズとセッサーミンをまぶしたものよ」
詳しく聞きたいという村の女性たちに、それぞれの作り方を説明する。
「一番手っ取り早いのはコレね!」
皿に砂糖を乗せ、その上にセウユをかけて混ぜる。そして「どうぞ」とトビ爺さんに渡した。それにトビ爺さんがモチを付けて食べると悶絶しそうになっている。もちろんクジャも横からそれを食べ、「我が国の宝じゃ!」と叫んでいる。
「もしモチを食べ切れそうにない時は、小さく丸めて乾燥させるといいわよ。日持ちはしないけれど、食べる時は焼くの。どんどん膨らんでくるから面白いわよ。あとは好きな味付けで……あ、表面がパリッとするから、それが苦手なら熱湯に浸すと良いわ」
村人だけでなく、スズメちゃんも熱心に聞いている。
「そうそう、焼く時はこういう網を使うと良いのよ」
たまたま近くに置いてあった網を手にすると、村人たちが「あっ!」と騒ぎ始めた。
「あまりにもモチが美味しくてすっかり忘れていたよ! あちきらも料理を振る舞うからね!」
そう言って女性たちは各々の家に食材や作り置きの料理を取りに戻った。歓迎の宴は始まったばかりで、まだまだ終わりそうにない。
お父様とじいやがオオルリさんの乗っていた車椅子の車輪を拭き、座敷に上げて車椅子の交換をしようとしたところ、スワンさんは『土がついたものは拭いても履物と一緒よ』と、自らお姫様抱っこを頼んだらしい。
部屋に着いたスワンさんもまたオオルリさんのご両親に謝り始め、自分は遠くから嫁いだので、王家の迷惑にならないよう実家に里帰りするということを言わなかったせいで、オオルリさんを苦しめてしまったと謝っている。
さらにそこにクジャとチュウヒさんが涙ぐみながらやって来て、なんとチュウヒさんは「はじめまして」などと挨拶を始めた。長いことサギにクジャのようになるなと外出を認められず、出かける時はサギが同行していたので、今までこの村には来れなかったと謝っている。
クジャもまた幼少期はこの村が逃げ場だったが、成長と共に外国であるハーザルの街に魅了され、ここにあまり来なくなったことを詫びている。
王家総出の謝罪にオオルリさんのご両親はたじたじとなってしまい、あまりにも混乱と恐縮しきっている様子にトビ爺さんが間に入り、歓迎の宴をしようと外へ出ることになった。
────
「こっちこっち!」
「オオルリ!」
「久しぶり!」
広場へと移動する際には、オオルリさんの幼馴染たちが集まって来た。久しぶりの友人との会話に、オオルリさんはそれは嬉しそうに話している。
「あちきらはね! オオルリが閉じ込められてるんじゃないかと話してたんだよ!」
「でもね、お転婆ちゃんが来るようになったら、どうやら違うようだと思ってね」
オオルリさんのことを思っての苦言にハヤブサさんは苦笑いとなり、オオルリさんも「違うのよ」とフォローをしている。
そんな会話をしているうちに広場へと到着した。まるで花見の会場のように地面には布が敷かれ、その上には食器などが置かれている。そして簡易のかまどが作られ、調理器具が並んでいる。
「オメェらもういいだろ! オオルリは帰って来た! また来るって言ってる! それよりも大事なことがあるだろ!」
トビ爺さんが一喝すると辺りは静まり返った。それと同時に、オオゾラ村の皆さんの視線がなぜか私へと集中する。
「娘っこ! ……早くあの『モチ』を作ってくれ! 村人全員が楽しみに待ってたんだ!」
本当はオオルリさんの里帰りを楽しみにしていたはずなのに、場を盛り上げようとしているのだと気付いた。トビ爺さんは口は悪いが、相当気遣いが出来る人なのだと確信した。
「もちろん任せてちょうだい! あれを!」
私の言葉で馬車から杵と臼が降ろされる。村の女性たちはかまどに火を点け始め、マイを洗って来ると井戸へと走り出した。
そこから一気にモチつき大会のようになり、スズメちゃんと共に村の女性たちに教えながら餡子を作ったり、マイを蒸したりと大忙しとなった。そんな中、お父様とじいやは村の男性たちに杵と臼の作り方を教えている。
「せーの! よいしょ!」
マイが蒸されたところで、今まで空気のようだった兵たちにモチつきをさせる。先日城に来れなかった村人や、オオルリさんのご両親は驚きつつも大喜びでその様子を見ている。兵たちも笑顔を振りまき、楽しそうにモチをついている。
出来たてのモチを一口大に分け、特に老人と子どもはよく噛んで食べるように何回も叫びながら配っていく。
「美味い!」
「こんなにおいしいの、食べたことない!」
小さな子どもたちはニコニコ顔でモチを楽しんでいる。けれど私は今日サプライズのものを作っていたのだ。何回もスズメちゃんに『カレンさん、失敗しちゃったんですか?』と聞かれ、否定し続けた餡子の出番である。
「こういう食べ方もおすすめよ!」
器に餡子を入れてモチを混ぜ、それを配る。これはおしるこだ。まず村人に、そう思っていたが、一番に反応したのはクジャだった。
「なんじゃコレは!!」
まるでわんこそばのように一瞬で食べてしまい、そのまま器を渡された。要するにおかわりである。王家の人も村人もそんなクジャを見て笑っている。
「娘っこ。他にも食べ方があるのか?」
おしるこに興味を示して近寄ってきたトビ爺さんに問われた。
「この前城で振る舞ったのはディーズとセッサーミンをまぶしたものよ」
詳しく聞きたいという村の女性たちに、それぞれの作り方を説明する。
「一番手っ取り早いのはコレね!」
皿に砂糖を乗せ、その上にセウユをかけて混ぜる。そして「どうぞ」とトビ爺さんに渡した。それにトビ爺さんがモチを付けて食べると悶絶しそうになっている。もちろんクジャも横からそれを食べ、「我が国の宝じゃ!」と叫んでいる。
「もしモチを食べ切れそうにない時は、小さく丸めて乾燥させるといいわよ。日持ちはしないけれど、食べる時は焼くの。どんどん膨らんでくるから面白いわよ。あとは好きな味付けで……あ、表面がパリッとするから、それが苦手なら熱湯に浸すと良いわ」
村人だけでなく、スズメちゃんも熱心に聞いている。
「そうそう、焼く時はこういう網を使うと良いのよ」
たまたま近くに置いてあった網を手にすると、村人たちが「あっ!」と騒ぎ始めた。
「あまりにもモチが美味しくてすっかり忘れていたよ! あちきらも料理を振る舞うからね!」
そう言って女性たちは各々の家に食材や作り置きの料理を取りに戻った。歓迎の宴は始まったばかりで、まだまだ終わりそうにない。
11
お気に入りに追加
1,957
あなたにおすすめの小説
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜
藤*鳳
ファンタジー
楽しく親子4人で生活していたある日、交通事故にあい命を落とした...はずなんだけど...??
神様の御好意により新たな世界で新たな人生を歩むことに!!!
冒険あり、魔法あり、魔物や獣人、エルフ、ドワーフなどの多種多様な人達がいる世界で親子4人とその親子を護り生活する世界最強のドラゴン達とのお話です。
異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
俺はクギミヤ タツミ。
今年で33歳の社畜でございます
俺はとても運がない人間だったがこの日をもって異世界に転生しました
しかし、そこは牢屋で見事にくそまみれになってしまう
汚れた囚人服に嫌気がさして、母さんの服を思い出していたのだが、現実を受け止めて抗ってみた。
すると、ステータスウィンドウが開けることに気づく。
そして、チートに気付いて無事にこの世界を気ままに旅することとなる。楽しい旅にしなくちゃな
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
異世界転移の……説明なし!
サイカ
ファンタジー
神木冬華(かみきとうか)28才OL。動物大好き、ネコ大好き。
仕事帰りいつもの道を歩いているといつの間にか周りが真っ暗闇。
しばらくすると突然視界が開け辺りを見渡すとそこはお城の屋根の上!? 無慈悲にも頭からまっ逆さまに落ちていく。
落ちていく途中で王子っぽいイケメンと目が合ったけれど落ちていく。そして…………
聞いたことのない国の名前に見たこともない草花。そして魔獣化してしまう動物達。
ここは異世界かな? 異世界だと思うけれど……どうやってここにきたのかわからない。
召喚されたわけでもないみたいだし、神様にも会っていない。元の世界で私がどうなっているのかもわからない。
私も異世界モノは好きでいろいろ読んできたから多少の知識はあると思い目立たないように慎重に行動していたつもりなのに……王族やら騎士団長やら関わらない方がよさそうな人達とばかりそうとは知らずに知り合ってしまう。
ピンチになったら大剣の勇者が現れ…………ない!
教会に行って祈ると神様と話せたり…………しない!
森で一緒になった相棒の三毛猫さんと共に、何の説明もなく異世界での生活を始めることになったお話。
※小説家になろうでも投稿しています。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
うちのポチ知りませんか? 〜異世界転生した愛犬を探して〜
双華
ファンタジー
愛犬(ポチ)の散歩中にトラックにはねられた主人公。
白い空間で女神様に、愛犬は先に転生して異世界に旅立った、と聞かされる。
すぐに追いかけようとするが、そもそも生まれる場所は選べないらしく、転生してから探すしかないらしい。
転生すると、最初からポチと従魔契約が成立しており、ポチがどこかで稼いだ経験値の一部が主人公にも入り、勝手にレベルアップしていくチート仕様だった。
うちのポチはどこに行ったのか、捜索しながら異世界で成長していく物語である。
・たまに閑話で「ポチの冒険」等が入ります。
※ 2020/6/26から「閑話」を従魔の話、略して「従話」に変更しました。
・結構、思い付きで書いているので、矛盾点等、おかしなところも多々有ると思いますが、生温かい目で見てやって下さい。経験値とかも細かい計算はしていません。
沢山の方にお読み頂き、ありがとうございます。
・ホトラン最高2位
・ファンタジー24h最高2位
・ファンタジー週間最高5位
(2020/1/6時点)
評価頂けると、とても励みになります!m(_ _)m
皆様のお陰で、第13回ファンタジー小説大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます。
※ 2020/9/6〜 小説家になろう様にもコッソリ投稿開始しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる