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第四章 壊れる日常
4-2. 変わる心
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「馬鹿か、お前は」
拳骨の代わりに、最大級の軽蔑の眼差しを向けられて、どうしていつもこう、問題のあるときに限ってユージンしかいないのだ、とユウリは項垂る。
「全く、根本的な解決になっていないな」
「はい……」
「それに、学園規則を読んでないのか」
「え?」
はーっと肺の空気を全部吐き出してしまったのではないかというくらい長い溜息をついて、ユージンは浮遊魔法を使って、ユウリの手元に一冊の冊子を落とした。
「二十三頁魔法規律の禁止事項を読め」
「は、はい……」
慌てて開いて示されてた部分を読んでいたユウリの顔から血の気が引いていく。
「何と書いていた。全部、声に出して読んでみろ」
「じゅ、授業及び課題以外での扱いを禁止、もしくは許可を必要とする魔法……一、攻撃魔法等対象者に危害を加える目的の魔法、二、建築、改造等学園環境に多大な影響を与えうる魔法、三、睡眠魔法誘惑魔法等対象者の精神を操作する魔法……」
——ユウリがナディアに使った魔法は。
「お前のやったことは、三に抵触している」
冊子を持つユウリの手が震えているのを横目で見て、ユージンはソファに腰を下ろした。俯いたままの彼女の表情は見えない。
「私は、どうしたら」
「俺は、抵触している、と言った。それには免責条項がある」
「……生徒の安全確保を優先する場合及びに学園の秩序を守る目的での例外的使用」
「あの女生徒から、何が漏れるとも限らない。秩序を守るという点は考慮できる」
そうだ。
ユウリも一瞬そう思ってしまったのだ。
——ナディアが誰かに言ったら、自分はここにはいられない
だから、あまりの後ろめたさに、あんなに優しい瞳を見つめ返すことが出来なかった。
だから、二度と聞かれないようにと《始まりの魔法》を使ってまで、そのことを封じた。
——友達、なのに
「ふ、ううぅぅぅ」
冊子に顔を埋めて泣き出したユウリに、ユージンはもう一度溜息を吐く。
彼女は昨日思い詰めた様子で執務室へやって来た。
そこにいるのがユージンだけだと分かると、踵を返して出て行こうとするので、無理やり引き留め、彼はその目的を聞き出したのだった。
友人である女生徒へ《始まりの魔法》を使ってしまった、と。
ユウリとカウンシルへ関する疑問、また、そこからくる不安に蓋をしたと聞いて、ユージンはまた翌日執務室へ来ることを約束させた後、すぐにその女生徒を探しに行った。
魔法にも、癖がある。
特にそれが対象者を特定してかけられた場合は、より明確にその術者の癖が魔法痕として現れる。
魔法痕検索の上級魔法があって、その術が使えれば誰にでも魔法痕は読み取れた。
けれど、ユージンがナディアを見つけて魔法痕を探ったところ、まったく何の反応もなく、ただ魔力の残滓が見えただけだった。
それはユージンが懸念していた《始まりの魔法》の痕跡が誰かにばれるという心配はなくなったのだが、恐ろしくもあった。
《魔女》が願うだけで、痕跡も残さずに、魔法が発動する。
ともすれば、知らぬ間に自分の記憶や感情を書き換えられているかもしれない。
何という魔法なのだ、とユージンは改めてその力の異常さを認識する。
そして強烈に、欲しい、と思った。
ガイア王国に関する噂は、強ち間違ってはいない。
現在王宮では、前王妃派の反発がより苛烈になってきている。
それは、ユージンに向けらたものというよりむしろ、現国王とその正妃——父と母に対するもののように思えた。
彼らは国を想うあまり、優秀で完璧な王を求め、その理想をユージンへ押し付け、そして熟練クラスにさえ進級できない兄ウェズをまるで無いもののように振る舞う。
そうして、王宮は二つに割れた。
心無い王に未来はない、王国破滅への道だと主張する前王妃派が、ウェズ王子を持ち上げ、その背中に隠れながら、好き勝手なことを吹聴する。
確かに、ユージンには、ないものなのだろうと思う。
友人を想って泣く、ユウリのような心。
誰かを傷つけることをひどく躊躇う、その心。
だからこそ、彼女が欲しいのだ。
——《始まりの魔女》である心優しい女
彼女が正妃に納まれば、ユージンへの反発は和らぐだろう。
それに、彼女には《始まりの魔法》がある。
いざとなったら、それを……。
その思考に、ユージンは自嘲した。
前王妃派の主張も一理あるのではないか。
心無い王——それは多分、父だけを指したものではないのだろう。
けれど、だからと言って、ウェズに王が勤まるとは到底思えない。
あの日、壇上から見た兄の瞳が揺らいで、その光が無くなった瞬間。
それ以来、彼はその胡乱な目を携えて、ただ生きているだけのように見えた。
何もかも、諦めてしまった目。
そうして、ユージンは父の求める完璧を目指した。
全てを手に入れて、幾つもの犠牲を強いて、王座に立つもの。
その側に《魔女》を、ユウリを置きたいという願うのは、ただ私欲のためなのだろうか。
泣きじゃくるユウリを見つめるユージンの視線に、今までにない熱が灯ったことに、彼自身も気づいていなかった。
拳骨の代わりに、最大級の軽蔑の眼差しを向けられて、どうしていつもこう、問題のあるときに限ってユージンしかいないのだ、とユウリは項垂る。
「全く、根本的な解決になっていないな」
「はい……」
「それに、学園規則を読んでないのか」
「え?」
はーっと肺の空気を全部吐き出してしまったのではないかというくらい長い溜息をついて、ユージンは浮遊魔法を使って、ユウリの手元に一冊の冊子を落とした。
「二十三頁魔法規律の禁止事項を読め」
「は、はい……」
慌てて開いて示されてた部分を読んでいたユウリの顔から血の気が引いていく。
「何と書いていた。全部、声に出して読んでみろ」
「じゅ、授業及び課題以外での扱いを禁止、もしくは許可を必要とする魔法……一、攻撃魔法等対象者に危害を加える目的の魔法、二、建築、改造等学園環境に多大な影響を与えうる魔法、三、睡眠魔法誘惑魔法等対象者の精神を操作する魔法……」
——ユウリがナディアに使った魔法は。
「お前のやったことは、三に抵触している」
冊子を持つユウリの手が震えているのを横目で見て、ユージンはソファに腰を下ろした。俯いたままの彼女の表情は見えない。
「私は、どうしたら」
「俺は、抵触している、と言った。それには免責条項がある」
「……生徒の安全確保を優先する場合及びに学園の秩序を守る目的での例外的使用」
「あの女生徒から、何が漏れるとも限らない。秩序を守るという点は考慮できる」
そうだ。
ユウリも一瞬そう思ってしまったのだ。
——ナディアが誰かに言ったら、自分はここにはいられない
だから、あまりの後ろめたさに、あんなに優しい瞳を見つめ返すことが出来なかった。
だから、二度と聞かれないようにと《始まりの魔法》を使ってまで、そのことを封じた。
——友達、なのに
「ふ、ううぅぅぅ」
冊子に顔を埋めて泣き出したユウリに、ユージンはもう一度溜息を吐く。
彼女は昨日思い詰めた様子で執務室へやって来た。
そこにいるのがユージンだけだと分かると、踵を返して出て行こうとするので、無理やり引き留め、彼はその目的を聞き出したのだった。
友人である女生徒へ《始まりの魔法》を使ってしまった、と。
ユウリとカウンシルへ関する疑問、また、そこからくる不安に蓋をしたと聞いて、ユージンはまた翌日執務室へ来ることを約束させた後、すぐにその女生徒を探しに行った。
魔法にも、癖がある。
特にそれが対象者を特定してかけられた場合は、より明確にその術者の癖が魔法痕として現れる。
魔法痕検索の上級魔法があって、その術が使えれば誰にでも魔法痕は読み取れた。
けれど、ユージンがナディアを見つけて魔法痕を探ったところ、まったく何の反応もなく、ただ魔力の残滓が見えただけだった。
それはユージンが懸念していた《始まりの魔法》の痕跡が誰かにばれるという心配はなくなったのだが、恐ろしくもあった。
《魔女》が願うだけで、痕跡も残さずに、魔法が発動する。
ともすれば、知らぬ間に自分の記憶や感情を書き換えられているかもしれない。
何という魔法なのだ、とユージンは改めてその力の異常さを認識する。
そして強烈に、欲しい、と思った。
ガイア王国に関する噂は、強ち間違ってはいない。
現在王宮では、前王妃派の反発がより苛烈になってきている。
それは、ユージンに向けらたものというよりむしろ、現国王とその正妃——父と母に対するもののように思えた。
彼らは国を想うあまり、優秀で完璧な王を求め、その理想をユージンへ押し付け、そして熟練クラスにさえ進級できない兄ウェズをまるで無いもののように振る舞う。
そうして、王宮は二つに割れた。
心無い王に未来はない、王国破滅への道だと主張する前王妃派が、ウェズ王子を持ち上げ、その背中に隠れながら、好き勝手なことを吹聴する。
確かに、ユージンには、ないものなのだろうと思う。
友人を想って泣く、ユウリのような心。
誰かを傷つけることをひどく躊躇う、その心。
だからこそ、彼女が欲しいのだ。
——《始まりの魔女》である心優しい女
彼女が正妃に納まれば、ユージンへの反発は和らぐだろう。
それに、彼女には《始まりの魔法》がある。
いざとなったら、それを……。
その思考に、ユージンは自嘲した。
前王妃派の主張も一理あるのではないか。
心無い王——それは多分、父だけを指したものではないのだろう。
けれど、だからと言って、ウェズに王が勤まるとは到底思えない。
あの日、壇上から見た兄の瞳が揺らいで、その光が無くなった瞬間。
それ以来、彼はその胡乱な目を携えて、ただ生きているだけのように見えた。
何もかも、諦めてしまった目。
そうして、ユージンは父の求める完璧を目指した。
全てを手に入れて、幾つもの犠牲を強いて、王座に立つもの。
その側に《魔女》を、ユウリを置きたいという願うのは、ただ私欲のためなのだろうか。
泣きじゃくるユウリを見つめるユージンの視線に、今までにない熱が灯ったことに、彼自身も気づいていなかった。
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