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二部
似た者同士3
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彼氏
僕には彼氏がいる
大切な彼氏だ 何にも変えられない大切な彼氏
お腹の底がひんやりする
腹を下す行為 胸を痛める行為
彼氏が喜ぶから満足
嬉しそうだから満足
帰ると彼氏が待っててくれる
ごはんを作って待っててくれるんだ
彼氏 彼氏彼氏 彼氏 彼氏
彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏僕にはいる彼氏彼氏彼氏彼氏
白い男の声
「彼氏とちゃーんと結ばれたい?」
いえにいるおとこ
ぼく
「当たり前だろ」
白い男の声
「確かにー、おもちゃは彼氏とは言えないもんね」
ぼくの道具を取り出す男
ぼく
「……何、言ってんだ、お前」
白い男の声
「良いこと教えたげる、アリスとギタリストを殺せば良いんだよ」
道具を投げ捨てる男
ぼく
「……は?」
白い男の声
「アリスと君達がお似合いだって言われてる事知ってるよね」
ぼく
「…彼氏とアリスさんに申し訳ない」
白い男の声
「混ざってるよ、君と彼が」
ぼく
「彼氏が隠れ家に行きたくないときにフリして行ってんだから仕方ない」
白い男の声
「なら君が君としてアリスを殺したら?」
ぼく
「……は?」
白い男一人
「快楽殺人者っているじゃん?それになりきって殺せば良いんだよ、僕人狂わせるの得意だよ~」
ぼく
「…は?」
白い男の声
「僕は人を狂わせれる」
「しってるよね」
「何故かっていうと狂わせることが出来るから」
「僕はね、人を狂わせてれるの」
「人ってのは狂えるから狂わせれるの」
「分かる?」
「分かって狂って」
「狂わせれる」
「狂いなさい」
「狂える」
「繰り返しなさい」
「狂える」
「狂える」
「狂える」「狂える」
「狂える」
「狂える」
「狂える」
「狂える」「狂える」
「狂える」「狂える」
視界が歪む
ぐわりとゆがむ
熱いものが広がる
ぼく「しろ、お前、なに」その調子だよ分かるね
「わかりる」
「そう」良い子
彼についてる
胸が追い上げてくる
熱くて苦しい
アリス
アリスを
なんでころさなきゃいけないの
「お似合いなのいやだよね」
いやだ
こいびとがいるのに「だよね、ディルドだけじゃやだね」
ぼくしゃべってない
「分かるんだよ、ぼくもしゃべってないから」
ディルドだけやだ あったかいのがいい
「分かるよ、あったかいのほしいね」
おとこのひと
「うん、彼氏はおとこのひとだね」ぼくいちばんになりたい
「なりたいね」
ぼくぎたーひいてるかれしがすき「じゃあギター弾いててもらおっか」さいきんひいてくれない「なんでだとおもう?」ぎたーがへただってなやんでた「なんで下手なの?」うまいよ「上がいるからダメなんだよ」じあぎたりすところしたらひいててくれる?「弾いててくれるよ」じやあころす「殺そっか、偉いね」彼氏いてくれるかな「いてくれる」ディルドだけじややだ「やだねわかるよ」かれしがすき「彼氏は幸せだね」ぼくしあわせになれる「なれるよきっと」ぎたりすとどこにいる「目の前にいるよ」ほんと「ほんと」
無視される 空が重くて内蔵がつぶれる落とした
漏らした なんかあつい かふくぶが じん割やけてて
こんな感じかって思って
指ぎゅってした 人だった
ぎゅって目してる
「これでぎたりすとがへった」
「偉いね」
でもなんか満足しない
まだ足りないからだよ
そっかじゃあもっと殺さなきゃ
「偉いね」
「さようなら、ローズ」
ローズ?
腕がじんわり熱い
なんだこれ。
なんで俺こんな……
……鉄臭い 生臭くて……
なにこれ………血?
血!?なんで血なんか……!!
「あれーあの子じゃなくなっちゃった!疲れたのかな?まだ赤ちゃんだから」
「……まさか、お前……が…………白い、男……?」
「あんたの彼氏がやったんだよ、あんたのために」
「………は……?」
頭が痛い
記憶が流れ込む
……俺の、ため?
「ギタリストを殺してるの、お前が世界一上手くなるように」
意味が分からない。
でも、分かってしまう。
「俺が、ギターを、弾いてないから」
「そーだよ」
頭が割れそうに痛い
「…俺の、弟も、死ぬのか」
白い男は黙り込んだ
「殺させない」
意味を、理解した
隠れ家を、守らなければ
白い男を、守るために
なあ、望
お前はこれで本当に良いのかよ
良いんだよ、だってさ、烏丸
何だよ
僕たちは二人で幸せにならなきゃ
なれないだろ
なれるよ
……なれないだろ
……なれるよ
じゃあこんなデマ
デマじゃないでしょ
……デマだろ
傷の男へ伝えた
分かっていたようだった
俺と同じ名を持つ方も分かっていたようで
僕には彼氏がいる
大切な彼氏だ 何にも変えられない大切な彼氏
お腹の底がひんやりする
腹を下す行為 胸を痛める行為
彼氏が喜ぶから満足
嬉しそうだから満足
帰ると彼氏が待っててくれる
ごはんを作って待っててくれるんだ
彼氏 彼氏彼氏 彼氏 彼氏
彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏彼氏僕にはいる彼氏彼氏彼氏彼氏
白い男の声
「彼氏とちゃーんと結ばれたい?」
いえにいるおとこ
ぼく
「当たり前だろ」
白い男の声
「確かにー、おもちゃは彼氏とは言えないもんね」
ぼくの道具を取り出す男
ぼく
「……何、言ってんだ、お前」
白い男の声
「良いこと教えたげる、アリスとギタリストを殺せば良いんだよ」
道具を投げ捨てる男
ぼく
「……は?」
白い男の声
「アリスと君達がお似合いだって言われてる事知ってるよね」
ぼく
「…彼氏とアリスさんに申し訳ない」
白い男の声
「混ざってるよ、君と彼が」
ぼく
「彼氏が隠れ家に行きたくないときにフリして行ってんだから仕方ない」
白い男の声
「なら君が君としてアリスを殺したら?」
ぼく
「……は?」
白い男一人
「快楽殺人者っているじゃん?それになりきって殺せば良いんだよ、僕人狂わせるの得意だよ~」
ぼく
「…は?」
白い男の声
「僕は人を狂わせれる」
「しってるよね」
「何故かっていうと狂わせることが出来るから」
「僕はね、人を狂わせてれるの」
「人ってのは狂えるから狂わせれるの」
「分かる?」
「分かって狂って」
「狂わせれる」
「狂いなさい」
「狂える」
「繰り返しなさい」
「狂える」
「狂える」
「狂える」「狂える」
「狂える」
「狂える」
「狂える」
「狂える」「狂える」
「狂える」「狂える」
視界が歪む
ぐわりとゆがむ
熱いものが広がる
ぼく「しろ、お前、なに」その調子だよ分かるね
「わかりる」
「そう」良い子
彼についてる
胸が追い上げてくる
熱くて苦しい
アリス
アリスを
なんでころさなきゃいけないの
「お似合いなのいやだよね」
いやだ
こいびとがいるのに「だよね、ディルドだけじゃやだね」
ぼくしゃべってない
「分かるんだよ、ぼくもしゃべってないから」
ディルドだけやだ あったかいのがいい
「分かるよ、あったかいのほしいね」
おとこのひと
「うん、彼氏はおとこのひとだね」ぼくいちばんになりたい
「なりたいね」
ぼくぎたーひいてるかれしがすき「じゃあギター弾いててもらおっか」さいきんひいてくれない「なんでだとおもう?」ぎたーがへただってなやんでた「なんで下手なの?」うまいよ「上がいるからダメなんだよ」じあぎたりすところしたらひいててくれる?「弾いててくれるよ」じやあころす「殺そっか、偉いね」彼氏いてくれるかな「いてくれる」ディルドだけじややだ「やだねわかるよ」かれしがすき「彼氏は幸せだね」ぼくしあわせになれる「なれるよきっと」ぎたりすとどこにいる「目の前にいるよ」ほんと「ほんと」
無視される 空が重くて内蔵がつぶれる落とした
漏らした なんかあつい かふくぶが じん割やけてて
こんな感じかって思って
指ぎゅってした 人だった
ぎゅって目してる
「これでぎたりすとがへった」
「偉いね」
でもなんか満足しない
まだ足りないからだよ
そっかじゃあもっと殺さなきゃ
「偉いね」
「さようなら、ローズ」
ローズ?
腕がじんわり熱い
なんだこれ。
なんで俺こんな……
……鉄臭い 生臭くて……
なにこれ………血?
血!?なんで血なんか……!!
「あれーあの子じゃなくなっちゃった!疲れたのかな?まだ赤ちゃんだから」
「……まさか、お前……が…………白い、男……?」
「あんたの彼氏がやったんだよ、あんたのために」
「………は……?」
頭が痛い
記憶が流れ込む
……俺の、ため?
「ギタリストを殺してるの、お前が世界一上手くなるように」
意味が分からない。
でも、分かってしまう。
「俺が、ギターを、弾いてないから」
「そーだよ」
頭が割れそうに痛い
「…俺の、弟も、死ぬのか」
白い男は黙り込んだ
「殺させない」
意味を、理解した
隠れ家を、守らなければ
白い男を、守るために
なあ、望
お前はこれで本当に良いのかよ
良いんだよ、だってさ、烏丸
何だよ
僕たちは二人で幸せにならなきゃ
なれないだろ
なれるよ
……なれないだろ
……なれるよ
じゃあこんなデマ
デマじゃないでしょ
……デマだろ
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俺と同じ名を持つ方も分かっていたようで
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