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828 第2話
しおりを挟む男「紫月 〝シヅキ〟です。ばあちゃんの孫で今家族で帰省中なんでまた来るかもです。
いや~、お金握りしめて来てるなんて思わなくて財布届けにきちゃいました。」
ワハハハっと笑いながら言う紫月さんは綺麗な人だ。
目尻にシワができるのが
凄く可愛くて紫月さんをずっと見ていたい気持ちになる。
ぼーっと見てると
シワシワの手のひらが目の前に飛んできた
トミ子「レンくん、大丈夫かい?しーくんがべっぴんさんで目が離せなくなったか」
紫月「ばあちゃんそんなこと無いでしょ」
ニヤニヤと笑いながら手を翳すトミ子さんとやめなってってトミ子さんの腕を掴む紫月さん
俺「あっ、すみません、若い子と話すの久しぶりなので緊張してしまいました…おれレンと申します。よろしくお願いします。」
ハッとして意識を集中させる。
トミ子さんはキャッキャっしながらスキップ気味にコンビニを後にした。
紫月「ばあちゃん危ないよ!」
俺「トミ子さん元気ですね、」
紫月「じゃあレンさんまたね! ばあちゃん!ちゃんと歩いてよ」
大きく手を振ってコンビニを後にした紫月さんはトミ子さんの後を追い腰に手を添えてもう一度俺の方を見て
ニコニコとあの笑顔で会釈をして帰っていった。
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