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雨のあと
雨のあと 第2話
しおりを挟む少しすると体育館前で高校生達は降りていき、
静かになった。
おにいさんとお話してわかったことは
なんとおにいさんと同い歳と言うこと。
名前はハルキ
薬剤師のお仕事してること。
「しゅうくん、お友達になってください。」
ハルキくんとお友達になったこと。
顔を覚えるために
ぺたぺたとハルキくんの顔に触れる。
俺「ハルキくんイケメンだね。」
ハルキ「そう?」
俺「うん。凹凸がハッキリしててイケメンだってすぐわかる。」
ハルキ「自分に自信がなかったらしゅうくんに話しかけれてないよ。」
俺「え?」
ハルキ「実は前から知ってたんだ。ずっとお話したいなって思ってた。」
ハルキくんはヘラヘラと笑って言った。
俺「そうだったんだ!今日から俺たち友達だね!」
ハルキ「うん。出来れば友達、、、、、、」
俺「え?」
ハルキ「んーん、なんでもない」
最後の方はなんて言ってるか聞き取れなかった。
それからすぐバスは病院前に止まり、
ハルキくんと一緒に下車した。
ハルキ「まだ、雨降ってるね」
俺「うん。傘ささないと。」
カツカツカツカツ
白杖を揺らしながら歩く。
ハルキ「会社までおくってくよ。」
俺「いいよ、病院のほうが近いんだから」
ハルキ「これからいっぱいしゅうくんといたいからおくって行きたいんだ。」
俺「わかった。」
カツカツカツカツ
ザーーザーー
色んな音が入りまじる。
少し歩いて会社についた。
俺「ハルキくん、着いたよ。今日はありがとう。楽しかった。」
ハルキ「うん。俺も!また明日、しゅうくん!」
俺「うん!ハルキくんまた明日!」
バイバイと手を振りながら会社に入ると
バタバタっと女性社員達が駆け寄ってきた。
「しゅうくん?!なにあの人!めっちゃイケメンじゃん!」
俺「僕のお友達です。」
根掘り葉掘り聞かれて
根掘り葉掘り答えた。
「ちょっとそれ、危ないんじゃないの?」
俺「何がです?」
「だって、前からしゅうくんを知ってて友達になりたいとか会社までついてくるし。」
俺「そんなことないよ。ハルキくんいい人だし。」
「そう?ならいいけど…気をつけなよ?」
そう言って女性社員たちからは解放された。
…でも、あの子達が言ってたこと少し気になるな…。
まあいっか。
今は仕事に集中だ!
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