東西妖怪大戦争

共闘 特訓

魔央さんは張り切った顔してこう言った。
 
「行くぞ、我が僕よ、我に宿りて、一つになれ」
すると、すねたりは魔央さんに駆け寄り吸い込まれてしまった。目の前が真っ白になるほどの光が辺りを包み込む。  

光が収まり、魔央さんの方を見るとなんとそこにはスネなりの獣耳と尻尾を持ち、魔央さんの美しさを兼ね備えた。巫女服をきた完全無欠な美しさを持つむしろ、神々しい人間を超えた何かがそこにいた。

俺はあまりの美しさに涙が溢れた。
これこそ、俺が求めた日本の美しさの極みだ。俺がそんな事を考えていると、また魔央さんは俺に向かってこう言った。

「我に、その邪悪な目を向けるのはやめるのだ。さもなくば、汝に制裁を与えるだろう」

それを聞いた。俺は真剣な表情になり、質問した。それはどうやったら、出来るんだ。どんな力が使えるんだ。
すると、スネなりと合体した魔央さんは答えた。「

「我の力は僕の力を取り入れこみ、進化する力、さらに、我が僕の力は、どんなあらゆる相手を地につける力、それらが合わされば地を這う的に負けることなし。」

魔央さんはそう言うと急にスネなりの口調になり、こう言った。「

「ようするにっす。マスターの力は契約した妖怪と合体する力っす。おそらく、マスターの変わりたいって欲求が変わったものだと思うっす。そして、この僕の能力はどんな相手でも転ばせる事ができる能力っす。その二つが合わさればどんな相手でも地面に足をが付いてれば倒す事ができる無敵の戦士の誕生っす。」


そして、魔央さんは真面目な顔になり、こう言った。
力を使うにはまず自分の中でも一番強い欲望を思い浮かべるっす。そして、契約した妖怪を触れば何かが起きるはずっす。慣れれば思い浮かべるだけで使えるようになるっす。

それを聞いた俺は三郎に呼びかけた。

「三郎ちょっとこっちに来い。」

三郎はすぐに自分の近くに来た。そして、三郎は言った。覚悟は出来たか。出来たならワシの取っ手を持て。
俺は三郎を持ったそして、この街への愛を思い浮かべた。