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料理特訓
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うーん。うーん。
何唸ってるです。うるさいです。
いやねえ。最近料理の描写が少ないと思ってねえ。この小説って料理メインな訳じゃん。料理メイン。即ちワシが主役な訳じゃん。なのに最近のワシの扱い雑すぎない。料理にもスポット当たってないし。何かさレストラン部分が少ないのよ。
うるさいと言ってるです。黙れ。ボロ雑巾
いたの。だからこれよ。これ。ワシ一応この店のオーナーよ。もっと大事に扱って欲しいザマス。
ムノーはオーナーの口にコップを突っ込むとこういった。だから黙って仕事しやがれです。お前が馬鹿やってる間にお客さんキャがりやがったです。
ほごがゴゴ。
いつの間か。席には真っ白な服を着たヨボヨボのお爺さんの様な料理人の様な男が座っていた。
男はため息をつきこう言った。私も歳か。仕事中に居眠りをしてしまうとは。50年一度も店を休まずにこれまでやって来たと言うのに。営業中に昼寝とはな。20歳の時から料理一筋。妻も子供も作らず料理に全てを捧げて来たワシが仕事中に居眠りとはな。歳は取りたくない物だ。
ワシは思わずため息をついた。なんだ。この店は客がワシ一人しかおらんではないか。これではまるで年中閑古鳥なくワシの店と同じではないか。何で夢の中で現実を見とるんだ。ワシは。少しは夢らしい夢を見ろ。わし。
全く歳のせいか。想像力も無くなったのか。ワシは。想像力か。昔はいろんな料理のアイデアが浮かんだもんじゃが今じゃ何も思い付かん。悲しい。ああワシは一から料理を作り上げ新たな料理を作り出す創造力を失ってしまったんじゃ。
ああこんなことなら家族を作っておけば良かった。そうしたら今頃家族に囲まれて平和で楽しい生活を送れていたろうにな。
もしもし聞いてやがるですか?じじい。料理置いた。さっさと食べろ。帰れ以上です。
おお。これはまさしく孫だな。さすがわし発想の天才。ワシまだまだいけるかも知れん。最近の若者のニーズを掴んだアニメの様な見事な癖のあるツンデレ孫じゃあ。
ダメじゃあよ。そんな言葉遣いは。なあ婆さん。
ホホホッ。そうですね。爺さん。そんな乱暴な言葉遣いはいけません。そんな乱暴な子はお小遣い抜きですよ。
えっ。あれ婆さん。えっ。何あれ人間。世紀末。改造人間。どっかで見た事ある巨人さん出て来たよ。何あれ。格闘家の人。
今お冷をお出ししますね。残さず食べて下さいね。お残しはゆるじまぜんじよ。
お婆さん。大丈夫か。何かいろいろやろうとしすぎて見たことない変な生物が誕生してる。
その時、孫が素早く料理を奪い取りワシの前に置くと婆らしき生物の変装を破り捨てた。
いやーん。エッチ。
いやーんじゃないです。何馬鹿やってやがるです。料理に真面目に取り組むじゃなかったですか。
真面目よ。いたって真面目。まあ食べて貰えばわかるから。ほらお客さんの反応見て目閉じてうまそうに
違う。これはワシの追い求めた味ではない。
えっ。
これにはムノーも少し驚いたのか小さな口をポッカリ開けて驚いた。
何唸ってるです。うるさいです。
いやねえ。最近料理の描写が少ないと思ってねえ。この小説って料理メインな訳じゃん。料理メイン。即ちワシが主役な訳じゃん。なのに最近のワシの扱い雑すぎない。料理にもスポット当たってないし。何かさレストラン部分が少ないのよ。
うるさいと言ってるです。黙れ。ボロ雑巾
いたの。だからこれよ。これ。ワシ一応この店のオーナーよ。もっと大事に扱って欲しいザマス。
ムノーはオーナーの口にコップを突っ込むとこういった。だから黙って仕事しやがれです。お前が馬鹿やってる間にお客さんキャがりやがったです。
ほごがゴゴ。
いつの間か。席には真っ白な服を着たヨボヨボのお爺さんの様な料理人の様な男が座っていた。
男はため息をつきこう言った。私も歳か。仕事中に居眠りをしてしまうとは。50年一度も店を休まずにこれまでやって来たと言うのに。営業中に昼寝とはな。20歳の時から料理一筋。妻も子供も作らず料理に全てを捧げて来たワシが仕事中に居眠りとはな。歳は取りたくない物だ。
ワシは思わずため息をついた。なんだ。この店は客がワシ一人しかおらんではないか。これではまるで年中閑古鳥なくワシの店と同じではないか。何で夢の中で現実を見とるんだ。ワシは。少しは夢らしい夢を見ろ。わし。
全く歳のせいか。想像力も無くなったのか。ワシは。想像力か。昔はいろんな料理のアイデアが浮かんだもんじゃが今じゃ何も思い付かん。悲しい。ああワシは一から料理を作り上げ新たな料理を作り出す創造力を失ってしまったんじゃ。
ああこんなことなら家族を作っておけば良かった。そうしたら今頃家族に囲まれて平和で楽しい生活を送れていたろうにな。
もしもし聞いてやがるですか?じじい。料理置いた。さっさと食べろ。帰れ以上です。
おお。これはまさしく孫だな。さすがわし発想の天才。ワシまだまだいけるかも知れん。最近の若者のニーズを掴んだアニメの様な見事な癖のあるツンデレ孫じゃあ。
ダメじゃあよ。そんな言葉遣いは。なあ婆さん。
ホホホッ。そうですね。爺さん。そんな乱暴な言葉遣いはいけません。そんな乱暴な子はお小遣い抜きですよ。
えっ。あれ婆さん。えっ。何あれ人間。世紀末。改造人間。どっかで見た事ある巨人さん出て来たよ。何あれ。格闘家の人。
今お冷をお出ししますね。残さず食べて下さいね。お残しはゆるじまぜんじよ。
お婆さん。大丈夫か。何かいろいろやろうとしすぎて見たことない変な生物が誕生してる。
その時、孫が素早く料理を奪い取りワシの前に置くと婆らしき生物の変装を破り捨てた。
いやーん。エッチ。
いやーんじゃないです。何馬鹿やってやがるです。料理に真面目に取り組むじゃなかったですか。
真面目よ。いたって真面目。まあ食べて貰えばわかるから。ほらお客さんの反応見て目閉じてうまそうに
違う。これはワシの追い求めた味ではない。
えっ。
これにはムノーも少し驚いたのか小さな口をポッカリ開けて驚いた。
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