十二支vs十二星座

ビッグバン

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参戦 最恐三兄弟

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一方、その頃この対戦に別の目的で参戦しようとしている3つの神々がいた。

絶対に許さない。絶対にだ。私を差し置いて馬代表を名乗る何てうまい話し絶対に許せない。

上半身がムキムキの騎士のような整った顔をした男で、下半身が白い馬で真ん中に赤い丸を描き、しかも足が7本もあり、タコのようになっている異形の神は顔を真っ赤にして怒っていた。

いや。お前どっちかって言うと魚座じゃね。足タコ出し。きゃひひ。

秋田犬にそのまま人間の盗賊の頭をくっつけた様な姿の異形の神は犬の鳴き声の様な笑い声を上げた。

私の足はタコではない足が7本あるだけだ。

それもはや馬じゃないだろ。馬ではなくUMA(ウーマ)だな。

誰が上手い事言えと言った。馬だけに。とにかく。私こそが最高の馬だ。そもそも私の名前のスレイプニルと言えば最高の馬の代名詞なのだぞ。この世界が始まって今も昔も私を超える速さの馬はいないのでだぞ。なのに、何故だ。

見た目がダサい上にキモいからな絶望的に。そもそも馬じゃないし。もし、競馬でお前達神獣が参加したらペガサスは余裕ケンタウロスはギリギリ参加できてお前は参加出来ないだろうな。そもそもペガサスの方がかっこいいいし。キモくて乗りたい奴いないだろ。

今、お前何って言った。言ってはならい事を言いやがってたな。
黙って聞いてれりゃ好きかって言いやがって日本の中二病にしか人気がないマイナーオオカミだろうが。フェンリル何てもはや黒歴史の象徴だろ。この黒狼が。

やれやれ。イキナリ兄弟ゲンカはやめてくれやがれでおじゃる。

我らは父上の命に背き、自らこそが十二支にふさわしいと名乗りを上げた同士仲良くするでおじゃる。

フェンリルは仲裁に入った。ヨルムンガンドに向かってこう言った。

うるさい。肥満ヘビ。お前だけ力を入れるとこ間違えってんだよ。バカ殿みたいに見た目に化けやがって完全に蛇要素ゼロだろうが。

どこの平安貴族だ。お前は。 

ぬうう。朕を愚弄する気か愚か者め。

まあ、良い。この決着、どちらが先に十二支の首を取るかで競おうぞ。

望むところだ。

我こそは最高の馬競う事において馬が負けるなどありえぬ。

こうして、この戦いにロキの息子三兄弟が加わるのだった。

今です。アンドロさん。今こそハープを奪い返すのです。

この時を待っていました。あなたがハープから手を離すその時を。

その瞬間、ミノタウロスの後ろから綺麗で神々しい衣装を着た女が顔を出し、凄まじいスピードでハープを奪い取った。

ハープは返して貰います。そもそも、このハープは真の音楽を奏でる乙女のみが触る事が許されるもの。真の音楽、乙女とは聞いた物の心と身体をいやして優しく包み込むもの。あなたの様な力で全てをねじ伏せるオッさんが持っていい者ではありません。

キー。この泥棒猫。生きてたのね。それに、なぜまだ戦えるの。アチキの雷を受けた者は心も身体も木っ端微塵になって二度と立ち直れないはずなのに。

たしかに、前回は負けてしまいましたが、ですが、今回は勝たせて貰いますよ。その為にミノタウロスさんに頼んで1秒間で300日の鍛錬ができる時の迷宮で折れてしまった心と身体を鍛えてもらったんですから。

今の私は切れてます。その瞬間、アンドロの肉体が膨れ上がり服が弾け飛び、そこから鍛え抜かれたムキムキの肉体が現れた。

すかさず、ミノタウロスがアイの手をいれる。

よ、ナイス筋肉。お顔に鬼神が宿ってる。まさに鬼婦人。

あまりの自体にこの戦いを見守っていた北欧神が飛び出してツッコミを入れた。
あんまりああ。女神裸が観れると思ってスタンバって他のにガッカリだぁぁ。この筋肉ダルマ。何が乙女だ。完全に力でねじ伏せるスタイルになってますけど。とても、乙女とは思えない肉体になってますけど。首から下がコラ画像みたいになってますけど。怪物倒そうとして自分まで怪物になっちゃ終わりでしょうが。

怪物の様な姿をした神スレイプニルは叫びまくった。


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