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過去編からの過去編 救いようのない暗い話
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こうして俺は話し始めた。自分の呪われた生い立ちを。
俺は生まれてからずっとほぼ全ての人間から嫌がられていた。
家では両親からトイレを別にしろと言われわざわざ公園のトイレを使うほど嫌がられ、学校では、彼の机の周りの席一列分の前後左右斜めの席が空席になり、まるで漢字の回の様な状態になるほど嫌がられていた。
だが、そんな俺にも唯一の救いがあったそれは二人の友人がいた事だ。
そのうちの一人は中国の大富豪の息子の中国人のハーフ大島。
そして、もう一人は家が貧しく貧乏で性格も顔も暗いあだ名が座敷童の根暗女子斎藤。
この二人との出会いは今回は割愛するが、それはそれは衝撃的な出会いだった。
とにかく、俺は2人の友人達と固い絆で結ばれていた。
だが、そんな俺達にも別れの時はやって来た。
俺は地元を離れ、都市部の学校に進学する事になり、他の者もそれぞれ別の学校に行く事になった。
俺は全寮制で今までと全く違う都会の京都の学校を選んだ。
それは、昔の自分を捨て新たな自分に生まれ変わろうという彼なりの決意ゆえの判断だった。
こうして、俺達はなればなれになった。
しかし、俺は年に一回は必ず彼らに会いに行く事を選んだ。それは俺にとってとても辛い選択だった。
普通の家に生まれそだった人ならとても理解できないだろう。なぜ家に帰るのが辛かったのか。
それは、帰るたびに自分の惨めさと優柔不断さを思い知らされたからだ。
俺には半分血の繋がった幼い兄弟達弟と妹がいたが俺の両親は彼と兄弟が関わる事を一切許さなかった。
俺が兄弟達と手を繋ごうとするだけで汚い手で触るなと言われこっぴどく怒られた。
しかし、兄弟達は良くも悪くも幼いゆえに純粋だった。兄弟達は兄である俺をしたって自ら甘えて来た。
俺もそんな彼らを愛していた。
しかし、親達がそれを許さなかった。だから、俺は自らの身を守る為に兄弟達を遠ざけようとした。
しかし、結局、俺は割り切れず、兄弟達を完全に遠ざける事も兄弟達を本気で愛する事も出来ず、どっちつかずの曖昧な態度を取ってしまいそのたびに割り切れない自分を責めていた。
さらに、俺を苦しめていたのはそれだけではなかった。
俺は生まれてからずっとほぼ全ての人間から嫌がられていた。
家では両親からトイレを別にしろと言われわざわざ公園のトイレを使うほど嫌がられ、学校では、彼の机の周りの席一列分の前後左右斜めの席が空席になり、まるで漢字の回の様な状態になるほど嫌がられていた。
だが、そんな俺にも唯一の救いがあったそれは二人の友人がいた事だ。
そのうちの一人は中国の大富豪の息子の中国人のハーフ大島。
そして、もう一人は家が貧しく貧乏で性格も顔も暗いあだ名が座敷童の根暗女子斎藤。
この二人との出会いは今回は割愛するが、それはそれは衝撃的な出会いだった。
とにかく、俺は2人の友人達と固い絆で結ばれていた。
だが、そんな俺達にも別れの時はやって来た。
俺は地元を離れ、都市部の学校に進学する事になり、他の者もそれぞれ別の学校に行く事になった。
俺は全寮制で今までと全く違う都会の京都の学校を選んだ。
それは、昔の自分を捨て新たな自分に生まれ変わろうという彼なりの決意ゆえの判断だった。
こうして、俺達はなればなれになった。
しかし、俺は年に一回は必ず彼らに会いに行く事を選んだ。それは俺にとってとても辛い選択だった。
普通の家に生まれそだった人ならとても理解できないだろう。なぜ家に帰るのが辛かったのか。
それは、帰るたびに自分の惨めさと優柔不断さを思い知らされたからだ。
俺には半分血の繋がった幼い兄弟達弟と妹がいたが俺の両親は彼と兄弟が関わる事を一切許さなかった。
俺が兄弟達と手を繋ごうとするだけで汚い手で触るなと言われこっぴどく怒られた。
しかし、兄弟達は良くも悪くも幼いゆえに純粋だった。兄弟達は兄である俺をしたって自ら甘えて来た。
俺もそんな彼らを愛していた。
しかし、親達がそれを許さなかった。だから、俺は自らの身を守る為に兄弟達を遠ざけようとした。
しかし、結局、俺は割り切れず、兄弟達を完全に遠ざける事も兄弟達を本気で愛する事も出来ず、どっちつかずの曖昧な態度を取ってしまいそのたびに割り切れない自分を責めていた。
さらに、俺を苦しめていたのはそれだけではなかった。
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