ジャージのおじさんチート異世界探検記

ビッグバン

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仲間達のキズナ

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デンオークがそう言った瞬間大地が揺れ始め、島全体が徐々に沈み始めた。

「はははっ。終わりだな。デンオーク。
間も無くこの島は沈む。島の崩壊を止める事はもう不可能だ。それに、何か。忘れてるんじゃないか。アマレット」

アマレットは周りを見渡し、自分のやってしまった取り返しのつかないミスに絶望した。

なんと、先程ゾンビだった人達が周りにの毒を吸い込み苦しんでいたのだ。

「ははっ。アマレット。ここは。毒の島だぜ。立っているだけで1分も持たず体が溶け腐り落ちる死者の島。そんなところで人間は当然生きられない。なのに、お前はゾンビ化を解除しろと言った。彼らを殺したのはお前だ。」

「さらに、それだけじゃないぞ。まもなく、この島は沈む。島が沈めば石版の破壊は不可能だ。石版の破壊を優先すれば何千人もいる人々を救うのは不可能だ。さあ選ぶがいい。目的の為に人々を犠牲にするか。人々の為に世界を犠牲にするのかを。」

その時、だった。

アマレットの後ろから頼もしい仲間達の声が聞こえて来た。

「どっちも選ぶ必要ないぞ。アマレット。石版の破壊も人々の救出ももう終わってる。お前はただ目の前のそいつを倒す事だけ考えろ。」

「何、全部自分の手柄見たいに行っておるのだ。ゼルモダ殿。人々を救出したのは私の手柄ですぞ。私の。」

「アマレット。心配せんでもええ。過去に何があろうが。どんな極悪人だろうが。ウチらは決してアマレットを見捨てたりせえへん。だから、気にせず目の前のそいつをやっつけろ。」

「ありがとう。みんな。」

アマレットはそう言うとデンオークに向かってこう言った。

「みんなのおかげで私は過去に向き合う勇気を持つ事が出来た。今こそ。真実を話そう。デンオークこれは言い訳でもなんでもない実際に起きた真実なんだ。」

そして、アマレットは話し始めた。

長年封印していた真実を。
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