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第13話 お泊り配信5/5
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炎上騒動の最中、卒業を思い立ったシルビアを引き止めたのはマリアだったという。
『……マリア、あのとき何もしてあげられなかった記憶しかないんだけど』
『そんなことありませんわ。炎上して活動休止になり、カーテンを締め切った部屋で糞袋になっていたときでした。ある日、お姉さまが食事に誘ってくださったんですの。皆さんはどこに行ったと思います? ふふっ。お姉さま、教えて差し上げて』
『…………』
『どうしてスポーツサインで〝タイム〟をなさるの? ボケは求めてませんわよ』
『……どこだっけどこだっけ……回転寿司はダックちゃんとだし、えーっとぉ……』
『スゥーーーーッ……』
と、空気をすすって大先輩に圧をかける後輩のヤクザ。
『あっ! 焼肉の食べ放題!』
『正解ですわ! もうっ、お姉さまったら焦らすんだからぁ~』
『うふふ、焦らしちゃった』
母さん、絶対忘れてただろ……。
『あの日のこと、覚えています? ラストオーダーで二人して慌てて注文したら、食べ放題の終了直前、雪崩のように生肉がテーブルに押し寄せて……』
『あ~、そうだったそうだった! 残したらもったいないから無理やりお腹にねじ込んだのよ。そしたら帰るときには二人ともお腹が痛くなっちゃって……でもコンビニまで割と距離があるわけね。もうあのときのコンビニを目指して歩く私たち、完全に生まれたての小鹿だったよね~』
『お姉さまったら、『そこの茂みならバレないんじゃ……』とか言い出しますし。野糞は人としてどうかと思いましたわ』
『シルビアちゃんこそオアシス見つけたみたいな顔してたくせに! ……あっ、でもみんな安心して? マリアたちはアイドルですからね、ちゃんと我慢してコンビニで胃薬を飲みましたっ。ドヤ!』
『しばらくトイレの神様でしたけどね』
『ちょっとぉぉお! それ言わなくてよくない⁉』
話題が汚くて笑ってしまう。
この二人がステージで歌って踊るところを見たことない人は、アイドルだと言われても信じられないんじゃないだろうか。
二人は当時を振り返って、笑い混じりに楽しそうに話していた。
『最後はタクシーを呼んで一緒に帰ったんでしたわね』
『うん。でも、結局シルビアちゃんがメタライブを続けてくれた理由は? その日は本当にそれで終わりだったし……』
『お姉さまがタクシーの中でかけてくださった言葉、あれが決め手でしたわ』
『ん?』
『メタライブを象徴する偉大なお姉さまなら、もちろん、絶対、覚えていますわよねェ?』
『ハァ、ハァ……お、おばさんだからクイズ苦手なのよねぇ……』
自分でおばさんと予防線を張るあたり、絶対に覚えてないんだろうなぁ……。
その後もマリアは思い出そうと何度か唸ったが、
『本当にごめんね……。マリア、『次はケーキ食べに行こうね』って言った覚えしかない』
『あら、覚えていてくださったんですのね』
『………………え。これなのぉ⁉』
『あの言葉がなかったら今頃ここには居ませんでしたわ。どういうことかと言いますと……炎上騒動で友人が全滅したんですの。あのとき思いましたわ、『もうわたくしに〝次〟はないんですのね』と。人との繋がりがなくなって完全に孤立してましたわ』
でも……、とシルビアは言葉を継ぎ、
『そんな中、お姉さまだけでした。わたくしに〝次〟をくださったのは。ただケーキを食べに行くだけの約束に、わたくしは救われたんですの』
『美味しかったね、みんなで食べたケーキ』
『ええ、本当に……。そのときはマリアお姉さまと四期の全員で来ていまして、〝みこと〟にはとても励まされましたわ。ついでにダークも』
『四期生の三人目、巫かんなぎみことちゃんね。今は体調不良でお休みしてるんだけど』
『みことの奴が隣でげらげら笑ってくれると、こっちの暗い気分まで吹き飛ばしてくれるから助かりますわ』
『あの子の笑い方すごいよねぇ。アハハハ、って』
『いやもっと狂ったように笑いますわよ。アヒャヒャヒャ、って』
チャット欄では、「メタライブあったけぇ」というコメントがたくさん流れていた。
すごくわかる。メタライブには優しい人ばかりなんだろう。どんな企画でも仲間内の優しい空気感が伝わってきて、それがまるで温泉のように心地いいものだから、何時間という長い配信でも浸って見続けられる。
そして、その土壌を作り上げたのは天母マリア――母さんなんだ。
『でもよかったぁ……。シルビアちゃん! 一緒にいてくれてありがとう! 今日お泊りに来てくれて本当にありがとう!』
『や、やめてくださいまし……お姉さまにそんなこと言われたら泣いちゃいますわ。こちらこそ、救ってくださってありがとうございますわ!』
『いえいえ。ところでどうしよう、シルビアちゃん――もう一時!』
シルビアが情けない悲鳴を上げた。
『……調子に乗って話しすぎましたわ。明日……というか今日、午前中にダンストレーニングがあるんですの、わたくしとお姉さま』
『そうなんです。四週間後の、マリアの生誕祭ライブのために!』
『舎弟の皆さん、ファンジェルの皆さん。今日は遅くまでありがとうございましたわ。ライブも是非見に来てくださいましっ。……おっ、『絶対見る』だとォ? 言ったなおめぇ、見に来なかったらカチコミ行きますわよ⁉』
『お嬢っ、抑えてくだせえ!』とマリア。
『ライブは必修科目じゃァ! 全員見に来やがれですわああああッ‼』
その勢いのまま画面が切り替わり、エンディング曲が流れだす。
締めに即興で小芝居を挟むあたりがこの二人らしいが、最初から最後まで清楚らしくなかったな。清楚コンビのお泊り会とは一体……。
スマホの画面を消し、イヤホンを耳から外す。
真っ暗で静かな部屋の中、俺は天井を見つめて呟く。
「……母さん、やっぱすごい人なんだな……」
メタライブの発足時から居て、弱小だった運営会社を最大手にまで成長させた立役者。
VTuber界の歴史を築いたアイドル。それだけでも充分に伝説だが、シルビアという逸材を引き留めた功績は凄まじい。
スケールが違い過ぎて現実感がないからか、今になって改めてすごいと思った。
そんな母さんが主役のライブが近い。何百万人ものファンが心待ちにする、ワールドクラスの超巨大イベントだ。
俺も母さんの邪魔にならないようにサポートを頑張ろう。
『……マリア、あのとき何もしてあげられなかった記憶しかないんだけど』
『そんなことありませんわ。炎上して活動休止になり、カーテンを締め切った部屋で糞袋になっていたときでした。ある日、お姉さまが食事に誘ってくださったんですの。皆さんはどこに行ったと思います? ふふっ。お姉さま、教えて差し上げて』
『…………』
『どうしてスポーツサインで〝タイム〟をなさるの? ボケは求めてませんわよ』
『……どこだっけどこだっけ……回転寿司はダックちゃんとだし、えーっとぉ……』
『スゥーーーーッ……』
と、空気をすすって大先輩に圧をかける後輩のヤクザ。
『あっ! 焼肉の食べ放題!』
『正解ですわ! もうっ、お姉さまったら焦らすんだからぁ~』
『うふふ、焦らしちゃった』
母さん、絶対忘れてただろ……。
『あの日のこと、覚えています? ラストオーダーで二人して慌てて注文したら、食べ放題の終了直前、雪崩のように生肉がテーブルに押し寄せて……』
『あ~、そうだったそうだった! 残したらもったいないから無理やりお腹にねじ込んだのよ。そしたら帰るときには二人ともお腹が痛くなっちゃって……でもコンビニまで割と距離があるわけね。もうあのときのコンビニを目指して歩く私たち、完全に生まれたての小鹿だったよね~』
『お姉さまったら、『そこの茂みならバレないんじゃ……』とか言い出しますし。野糞は人としてどうかと思いましたわ』
『シルビアちゃんこそオアシス見つけたみたいな顔してたくせに! ……あっ、でもみんな安心して? マリアたちはアイドルですからね、ちゃんと我慢してコンビニで胃薬を飲みましたっ。ドヤ!』
『しばらくトイレの神様でしたけどね』
『ちょっとぉぉお! それ言わなくてよくない⁉』
話題が汚くて笑ってしまう。
この二人がステージで歌って踊るところを見たことない人は、アイドルだと言われても信じられないんじゃないだろうか。
二人は当時を振り返って、笑い混じりに楽しそうに話していた。
『最後はタクシーを呼んで一緒に帰ったんでしたわね』
『うん。でも、結局シルビアちゃんがメタライブを続けてくれた理由は? その日は本当にそれで終わりだったし……』
『お姉さまがタクシーの中でかけてくださった言葉、あれが決め手でしたわ』
『ん?』
『メタライブを象徴する偉大なお姉さまなら、もちろん、絶対、覚えていますわよねェ?』
『ハァ、ハァ……お、おばさんだからクイズ苦手なのよねぇ……』
自分でおばさんと予防線を張るあたり、絶対に覚えてないんだろうなぁ……。
その後もマリアは思い出そうと何度か唸ったが、
『本当にごめんね……。マリア、『次はケーキ食べに行こうね』って言った覚えしかない』
『あら、覚えていてくださったんですのね』
『………………え。これなのぉ⁉』
『あの言葉がなかったら今頃ここには居ませんでしたわ。どういうことかと言いますと……炎上騒動で友人が全滅したんですの。あのとき思いましたわ、『もうわたくしに〝次〟はないんですのね』と。人との繋がりがなくなって完全に孤立してましたわ』
でも……、とシルビアは言葉を継ぎ、
『そんな中、お姉さまだけでした。わたくしに〝次〟をくださったのは。ただケーキを食べに行くだけの約束に、わたくしは救われたんですの』
『美味しかったね、みんなで食べたケーキ』
『ええ、本当に……。そのときはマリアお姉さまと四期の全員で来ていまして、〝みこと〟にはとても励まされましたわ。ついでにダークも』
『四期生の三人目、巫かんなぎみことちゃんね。今は体調不良でお休みしてるんだけど』
『みことの奴が隣でげらげら笑ってくれると、こっちの暗い気分まで吹き飛ばしてくれるから助かりますわ』
『あの子の笑い方すごいよねぇ。アハハハ、って』
『いやもっと狂ったように笑いますわよ。アヒャヒャヒャ、って』
チャット欄では、「メタライブあったけぇ」というコメントがたくさん流れていた。
すごくわかる。メタライブには優しい人ばかりなんだろう。どんな企画でも仲間内の優しい空気感が伝わってきて、それがまるで温泉のように心地いいものだから、何時間という長い配信でも浸って見続けられる。
そして、その土壌を作り上げたのは天母マリア――母さんなんだ。
『でもよかったぁ……。シルビアちゃん! 一緒にいてくれてありがとう! 今日お泊りに来てくれて本当にありがとう!』
『や、やめてくださいまし……お姉さまにそんなこと言われたら泣いちゃいますわ。こちらこそ、救ってくださってありがとうございますわ!』
『いえいえ。ところでどうしよう、シルビアちゃん――もう一時!』
シルビアが情けない悲鳴を上げた。
『……調子に乗って話しすぎましたわ。明日……というか今日、午前中にダンストレーニングがあるんですの、わたくしとお姉さま』
『そうなんです。四週間後の、マリアの生誕祭ライブのために!』
『舎弟の皆さん、ファンジェルの皆さん。今日は遅くまでありがとうございましたわ。ライブも是非見に来てくださいましっ。……おっ、『絶対見る』だとォ? 言ったなおめぇ、見に来なかったらカチコミ行きますわよ⁉』
『お嬢っ、抑えてくだせえ!』とマリア。
『ライブは必修科目じゃァ! 全員見に来やがれですわああああッ‼』
その勢いのまま画面が切り替わり、エンディング曲が流れだす。
締めに即興で小芝居を挟むあたりがこの二人らしいが、最初から最後まで清楚らしくなかったな。清楚コンビのお泊り会とは一体……。
スマホの画面を消し、イヤホンを耳から外す。
真っ暗で静かな部屋の中、俺は天井を見つめて呟く。
「……母さん、やっぱすごい人なんだな……」
メタライブの発足時から居て、弱小だった運営会社を最大手にまで成長させた立役者。
VTuber界の歴史を築いたアイドル。それだけでも充分に伝説だが、シルビアという逸材を引き留めた功績は凄まじい。
スケールが違い過ぎて現実感がないからか、今になって改めてすごいと思った。
そんな母さんが主役のライブが近い。何百万人ものファンが心待ちにする、ワールドクラスの超巨大イベントだ。
俺も母さんの邪魔にならないようにサポートを頑張ろう。
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