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○月×日『涙を流す金魚⑧』★
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「ィきすぎて……痩せた気がする……」
ヘトヘトになって、やっと喘ぎ声以外の声が出せたのに僕の第一声はマヌケなものだった。
「んなわけないだろ。……わからなくもねぇけど」
昂平が僕の身体の上で脱力しながら呆れたように否定してくる。
「つか、マジで出し過ぎた。大丈夫かな」
昂平が怠そうに体を起こして、まだ僕と繋がっていたそれをゆっくり抜くと、ドロっと精液も一緒になって溢れてきた。
昂平はどこか申し訳なさそうだけど、僕の体から出てきた自分の精液を見て少しだけ頬を赤くした。
そんな昂平が可愛くて、怒れるわけがない。
「わかんないけど……」
溢れてくる精液がシーツにこれ以上染みないように、指で栓をするように触れると、昂平の喉がゴクリと音を立てるのが聞こえた。
僕から抜いたばかりの昂平のそれは、高校生らしからぬサイズでそそり勃っていて、おさまる気配が見られなかった。
「……いいよ?」
「はっ?なにが、」
昂平が顔を赤くして自分の下半身を手で隠す。
隠したところでおさまってはいないし、隠しきれてないけど。
「それ……、僕は大丈夫だよ……?」
「……いや、これ以上は流石に…」
……確かに。
これ以上シたら立てなくなりそう。
それにお腹も壊しそうだ。
「やっぱやめとく。明日も学校だし」
昂平が熱った体をさましたいのか、大きく息を吐くと、金色の髪をかきあげる。
「蘭さん、シャワーでも浴びてきたら……って、えっ、なにっ」
昂平の、腹まで反り返りそうなそれを手のひらで包むと、昂平が顔をさっきまで以上に真っ赤にして狼狽えた。
「ん、」
手で擦り上げて、先端に唇をつけると、昂平が僕の肩を押して、制止する。
「それ、さっきまであんたの中に入ってたんだけど…」
「……いいよ、大丈夫だから、じっとしてて」
そりゃ、ちょっとは……いやだいぶ抵抗がある。
けど、今はこの可愛い年下の男を可愛がりたい。
「ん」
舌で舐めて、唇で吸って、口の中に迎え入れる。
「は……、蘭…さ……、んっ、」
頭上で昂平が気持ちよさそうに喘ぐ声が聞こえる。
それが心地よくて、僕はどんどん大胆になっていった。
大きいソレを口いっぱいに頬張った。
「蘭さっ、」
「んん、んっ」
口の中で昂平のが爆ぜた。
表現し難い味と匂いで苦しくなって顔を離すと、まだ息の荒い昂平が僕の口をティッシュで拭いてくれる。
僕はそれに口の中の精液を出してゴミ箱に捨てると、深く息をした。
「出しといて今更だけど、…大丈夫?」
昂平が心配そうな顔をして、僕の髪を撫でる。
「大丈夫だけど、デカいから歯が当たりそうで怖かったよ」
「美味そうにしゃぶるから慣れてんのかと思った」
「そんなわけないだろ。……男は、昂平が初めてなんだから……」
記憶にある、……だけど。
「……それは、普通に嬉しい」
昂平の指が僕の唇を撫でる。
「もう一回する?」
「……蘭さんさ、見かけによらず体力あるよな。つか、今更だけど家族とか大丈夫なの?結構激しかったけど」
「……大丈夫じゃないかも、だけど……」
もう手遅れだ。
1階で過ごす両親は大丈夫だろう。
けど、2階に部屋をもってる僕の姉たちが帰宅していたらアウト。
けど、今はそんなのどうでもいい。
「激しいのは無しで」
「できるかなぁ」
昂平が自身なさげに僕の体をベッドに寝かせる。
「声も我慢な?」
ほんと、見た目だけはキラキラした王子様だ。
そんな子と、こんな乱れたことしてる。
夢みたいだ。
夢であった方がいいのかもしれない。
けど、今くらい浸ってたい。
もう疲れたんだ。
疲れた心と体を、昂平が癒して満たしてくれる。
明日が来なければいいのに。
ヘトヘトになって、やっと喘ぎ声以外の声が出せたのに僕の第一声はマヌケなものだった。
「んなわけないだろ。……わからなくもねぇけど」
昂平が僕の身体の上で脱力しながら呆れたように否定してくる。
「つか、マジで出し過ぎた。大丈夫かな」
昂平が怠そうに体を起こして、まだ僕と繋がっていたそれをゆっくり抜くと、ドロっと精液も一緒になって溢れてきた。
昂平はどこか申し訳なさそうだけど、僕の体から出てきた自分の精液を見て少しだけ頬を赤くした。
そんな昂平が可愛くて、怒れるわけがない。
「わかんないけど……」
溢れてくる精液がシーツにこれ以上染みないように、指で栓をするように触れると、昂平の喉がゴクリと音を立てるのが聞こえた。
僕から抜いたばかりの昂平のそれは、高校生らしからぬサイズでそそり勃っていて、おさまる気配が見られなかった。
「……いいよ?」
「はっ?なにが、」
昂平が顔を赤くして自分の下半身を手で隠す。
隠したところでおさまってはいないし、隠しきれてないけど。
「それ……、僕は大丈夫だよ……?」
「……いや、これ以上は流石に…」
……確かに。
これ以上シたら立てなくなりそう。
それにお腹も壊しそうだ。
「やっぱやめとく。明日も学校だし」
昂平が熱った体をさましたいのか、大きく息を吐くと、金色の髪をかきあげる。
「蘭さん、シャワーでも浴びてきたら……って、えっ、なにっ」
昂平の、腹まで反り返りそうなそれを手のひらで包むと、昂平が顔をさっきまで以上に真っ赤にして狼狽えた。
「ん、」
手で擦り上げて、先端に唇をつけると、昂平が僕の肩を押して、制止する。
「それ、さっきまであんたの中に入ってたんだけど…」
「……いいよ、大丈夫だから、じっとしてて」
そりゃ、ちょっとは……いやだいぶ抵抗がある。
けど、今はこの可愛い年下の男を可愛がりたい。
「ん」
舌で舐めて、唇で吸って、口の中に迎え入れる。
「は……、蘭…さ……、んっ、」
頭上で昂平が気持ちよさそうに喘ぐ声が聞こえる。
それが心地よくて、僕はどんどん大胆になっていった。
大きいソレを口いっぱいに頬張った。
「蘭さっ、」
「んん、んっ」
口の中で昂平のが爆ぜた。
表現し難い味と匂いで苦しくなって顔を離すと、まだ息の荒い昂平が僕の口をティッシュで拭いてくれる。
僕はそれに口の中の精液を出してゴミ箱に捨てると、深く息をした。
「出しといて今更だけど、…大丈夫?」
昂平が心配そうな顔をして、僕の髪を撫でる。
「大丈夫だけど、デカいから歯が当たりそうで怖かったよ」
「美味そうにしゃぶるから慣れてんのかと思った」
「そんなわけないだろ。……男は、昂平が初めてなんだから……」
記憶にある、……だけど。
「……それは、普通に嬉しい」
昂平の指が僕の唇を撫でる。
「もう一回する?」
「……蘭さんさ、見かけによらず体力あるよな。つか、今更だけど家族とか大丈夫なの?結構激しかったけど」
「……大丈夫じゃないかも、だけど……」
もう手遅れだ。
1階で過ごす両親は大丈夫だろう。
けど、2階に部屋をもってる僕の姉たちが帰宅していたらアウト。
けど、今はそんなのどうでもいい。
「激しいのは無しで」
「できるかなぁ」
昂平が自身なさげに僕の体をベッドに寝かせる。
「声も我慢な?」
ほんと、見た目だけはキラキラした王子様だ。
そんな子と、こんな乱れたことしてる。
夢みたいだ。
夢であった方がいいのかもしれない。
けど、今くらい浸ってたい。
もう疲れたんだ。
疲れた心と体を、昂平が癒して満たしてくれる。
明日が来なければいいのに。
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