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サキュバス奴隷は突然に
ずっと一緒だよ?
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「あの・・・ご主人さま・・・──?」
・・・・・・。
「リティア、お願いごとがあるんだけど──」
・・・あのデートの後の調教セックスと告白を経て、リティアは少ししおらしくなったかと思われたが、やっぱり何も変わってはいなかった。
奴隷・・・とは──。
「ち、ちがうもん!今日は最後のお願い!ねえ・・・一生のお願いだからぁ──!」
恐らく悪魔の一生は長いだろうに・・・こんなところで使ってしまっていいのか?と、思いながら、一応どんなお願いなのか聞いてみる。
「あ、あのね?とある海辺に、夢と○法の王国があるらしいの・・・──!!」
・・・どこかで聞いたことのあるフレーズである。
まだ日にちは経っていないが、リティアは貪欲な探求心をデートで養ったらしく、日に日にこちらの世界の知り、行きたい場所も増えていっているようだ。
「な、なんとそこに行くだけで、夢が叶うんだって・・・!!そんな凄いところがこの世界にあるなんて──!ね!?行きたくなってきたでしょ!?ね!?ね!?」
そこはそんな○龍みたいな場所じゃないぞ。
そうツッコんでもリティアの熱意は止まることはなく、僕は押しきられそうになり、仕方なく最後の切り札を出そうとした。
「次にご主人さまは、『明日は仕事だから』と、言う」
・・・はっ!?
「残念でした。もうご主人さまは無職です」
は?
な、なにを言ってるんだ?ぼ、僕の財布にはまだ社員証も、健康保険証も───な、ない!?
「リティアは悪魔なんだよ?溢れる魔力で、ご主人さまを気付かれずに退職させることくらい・・・ちょちょいのちよこれーとなの」
い、一体どうやって──そう尋ねる僕に、リティアは全力のドヤ顔で答える。
「退職代行業者ってのが検索したら出てきてねー・・・」
魔力関係ねえ!!
「ご、ご主人さまの声色使うときにちゃんと魔力使ったもん──あ、悪魔の所業だもん」
なんてことだろうか。
僕は気付かぬ内に職まで失っていた──その事だけ切り取れば、確かに悪魔の所業には違いないだろう。
一応電話して確認してみたら、嫌いな上司が優しく肯定してくれた──。
なんでみんな辞める直後は良い人になるんだろうね?
「ごしゅじんさまぁ・・・──」
そして、衝撃の事実にショックを受けている僕の傍らへとリティアは潜り込み、なにやらジャラッと音をさせ、何かを僕に手渡してくる。
「勝手なことしたり、わがまま言ってごめんなさい──お仕置き・・・たっぷり受けますから・・・──」
それは、鎖で繋がれた首輪と手錠のセットだった──。
「夢と○法の王国の隣にホテルもあるんですって──そ、そこで・・・──」
僕の懐に潜り込んだリティアは、恥ずかしそうに指をこねこねしながら悪魔の囁きを続けていく。
「その日は妹じゃなくて──パパって・・・呼んでもいいかな・・・?」
「ほら、想像してみて・・・?一日中わがままに遊び倒した、えっちな身体に育った可愛い娘を──泊まりがけで、朝までお仕置きセックスしちゃうの・・・」
「リティアに・・・ごめんなさいパパぁ・・・!って鳴かせてほしいの・・・──お願いごしゅじんさまぁ・・・──」
とても口惜しいが──それを聞いて勃ってしまったら負けである。
「やたぁー!!じゃあじゃあ!ホテルも予約しちゃうね!?ご主人さまの声で!次の日の夢と○法の海の方のチケットも!!」
そっちもですか。
もうされるがままに、僕は僕に心底懐いてしまったサキュバス小悪魔美少女の沼に、どんどんと嵌まるしか道は残されていないようだ。
「お金?大丈夫大丈夫ー。ご主人さまの貯金がなくなったら、リティアがサキュバスとしてちょちょいって稼いできてあげるからー」
「え?具体的に?えーと・・・ツ○ッターとイ○スタとYou○ubeでBANされない程度のえっちい画像をね・・・──」
だが、すっかり現代に染まりつつある、この世界一可愛い悪魔っ娘に沈んでいくなら悪くない。
「えへへ・・・ごしゅじんさま・・・大好き🖤」
甘い匂いと、柔らかい身体に溺れながら、僕はリティアを抱きかかえ、ベッドへと倒れ込む。
芽生え始めてしまった恋心と、真っ直ぐな愛情が交じり合う、キスと愛撫の嵐の中──僕はリティアとの日々に、これからも付き合っていく覚悟を決めたのだった。
・・・・・・。
「リティア、お願いごとがあるんだけど──」
・・・あのデートの後の調教セックスと告白を経て、リティアは少ししおらしくなったかと思われたが、やっぱり何も変わってはいなかった。
奴隷・・・とは──。
「ち、ちがうもん!今日は最後のお願い!ねえ・・・一生のお願いだからぁ──!」
恐らく悪魔の一生は長いだろうに・・・こんなところで使ってしまっていいのか?と、思いながら、一応どんなお願いなのか聞いてみる。
「あ、あのね?とある海辺に、夢と○法の王国があるらしいの・・・──!!」
・・・どこかで聞いたことのあるフレーズである。
まだ日にちは経っていないが、リティアは貪欲な探求心をデートで養ったらしく、日に日にこちらの世界の知り、行きたい場所も増えていっているようだ。
「な、なんとそこに行くだけで、夢が叶うんだって・・・!!そんな凄いところがこの世界にあるなんて──!ね!?行きたくなってきたでしょ!?ね!?ね!?」
そこはそんな○龍みたいな場所じゃないぞ。
そうツッコんでもリティアの熱意は止まることはなく、僕は押しきられそうになり、仕方なく最後の切り札を出そうとした。
「次にご主人さまは、『明日は仕事だから』と、言う」
・・・はっ!?
「残念でした。もうご主人さまは無職です」
は?
な、なにを言ってるんだ?ぼ、僕の財布にはまだ社員証も、健康保険証も───な、ない!?
「リティアは悪魔なんだよ?溢れる魔力で、ご主人さまを気付かれずに退職させることくらい・・・ちょちょいのちよこれーとなの」
い、一体どうやって──そう尋ねる僕に、リティアは全力のドヤ顔で答える。
「退職代行業者ってのが検索したら出てきてねー・・・」
魔力関係ねえ!!
「ご、ご主人さまの声色使うときにちゃんと魔力使ったもん──あ、悪魔の所業だもん」
なんてことだろうか。
僕は気付かぬ内に職まで失っていた──その事だけ切り取れば、確かに悪魔の所業には違いないだろう。
一応電話して確認してみたら、嫌いな上司が優しく肯定してくれた──。
なんでみんな辞める直後は良い人になるんだろうね?
「ごしゅじんさまぁ・・・──」
そして、衝撃の事実にショックを受けている僕の傍らへとリティアは潜り込み、なにやらジャラッと音をさせ、何かを僕に手渡してくる。
「勝手なことしたり、わがまま言ってごめんなさい──お仕置き・・・たっぷり受けますから・・・──」
それは、鎖で繋がれた首輪と手錠のセットだった──。
「夢と○法の王国の隣にホテルもあるんですって──そ、そこで・・・──」
僕の懐に潜り込んだリティアは、恥ずかしそうに指をこねこねしながら悪魔の囁きを続けていく。
「その日は妹じゃなくて──パパって・・・呼んでもいいかな・・・?」
「ほら、想像してみて・・・?一日中わがままに遊び倒した、えっちな身体に育った可愛い娘を──泊まりがけで、朝までお仕置きセックスしちゃうの・・・」
「リティアに・・・ごめんなさいパパぁ・・・!って鳴かせてほしいの・・・──お願いごしゅじんさまぁ・・・──」
とても口惜しいが──それを聞いて勃ってしまったら負けである。
「やたぁー!!じゃあじゃあ!ホテルも予約しちゃうね!?ご主人さまの声で!次の日の夢と○法の海の方のチケットも!!」
そっちもですか。
もうされるがままに、僕は僕に心底懐いてしまったサキュバス小悪魔美少女の沼に、どんどんと嵌まるしか道は残されていないようだ。
「お金?大丈夫大丈夫ー。ご主人さまの貯金がなくなったら、リティアがサキュバスとしてちょちょいって稼いできてあげるからー」
「え?具体的に?えーと・・・ツ○ッターとイ○スタとYou○ubeでBANされない程度のえっちい画像をね・・・──」
だが、すっかり現代に染まりつつある、この世界一可愛い悪魔っ娘に沈んでいくなら悪くない。
「えへへ・・・ごしゅじんさま・・・大好き🖤」
甘い匂いと、柔らかい身体に溺れながら、僕はリティアを抱きかかえ、ベッドへと倒れ込む。
芽生え始めてしまった恋心と、真っ直ぐな愛情が交じり合う、キスと愛撫の嵐の中──僕はリティアとの日々に、これからも付き合っていく覚悟を決めたのだった。
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