4 / 13
狸と狐の化かし合い
しおりを挟む
「何でばれたのかなぁ?」
とにこにこ笑いながら王太子とその護衛が出て来た。
元帝国の姫も負けずににこにこ笑いながら
「殺気が漏れていましたよ。王太子殿下。」
「ふふっ。僕もまだまだだねぇ。」
「いえいえ、一度浴びた事のある殺意だったので。」
と二人してことばの応酬をしていると彼女はお転婆令嬢は少し怯えたように彼の悪魔の宰相の袖を掴んだ。
彼は彼女の行動に悶え王太子殿下と元帝国の姫の言葉のキャッチボールを聞きながら、狸と狐の化かし合いってこういう事を言うのか。
と軽く現実逃避をしながら彼女が突拍子のない事をしないように身体の向きを変え抱きしめていた。
あの二人が一応敵では無くて良かった。
万が一あの二人が同盟組んだら何処の国でも、滅びそうだなと思いながら。
ちなみに現在進行形で抱き締められているお転婆令嬢の内心は、
これは一体どういう状況ですの!
婚約者様は意外と鍛えているのですのね。
………。恥ずかしすぎますわ!
というか離れません!
離して下さい!お願い致しますわ!
王太子殿下と元帝国の姫殿下にご挨拶をしなければなりませんのに!
誰か、助けて!
とにこにこ笑いながら王太子とその護衛が出て来た。
元帝国の姫も負けずににこにこ笑いながら
「殺気が漏れていましたよ。王太子殿下。」
「ふふっ。僕もまだまだだねぇ。」
「いえいえ、一度浴びた事のある殺意だったので。」
と二人してことばの応酬をしていると彼女はお転婆令嬢は少し怯えたように彼の悪魔の宰相の袖を掴んだ。
彼は彼女の行動に悶え王太子殿下と元帝国の姫の言葉のキャッチボールを聞きながら、狸と狐の化かし合いってこういう事を言うのか。
と軽く現実逃避をしながら彼女が突拍子のない事をしないように身体の向きを変え抱きしめていた。
あの二人が一応敵では無くて良かった。
万が一あの二人が同盟組んだら何処の国でも、滅びそうだなと思いながら。
ちなみに現在進行形で抱き締められているお転婆令嬢の内心は、
これは一体どういう状況ですの!
婚約者様は意外と鍛えているのですのね。
………。恥ずかしすぎますわ!
というか離れません!
離して下さい!お願い致しますわ!
王太子殿下と元帝国の姫殿下にご挨拶をしなければなりませんのに!
誰か、助けて!
0
お気に入りに追加
126
あなたにおすすめの小説
攻略対象の王子様は放置されました
白生荼汰
恋愛
……前回と違う。
お茶会で公爵令嬢の不在に、前回と前世を思い出した王子様。
今回の公爵令嬢は、どうも婚約を避けたい様子だ。
小説家になろうにも投稿してます。
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
心を失った彼女は、もう婚約者を見ない
基本二度寝
恋愛
女癖の悪い王太子は呪われた。
寝台から起き上がれず、食事も身体が拒否し、原因不明な状態の心労もあり、やせ細っていった。
「こりゃあすごい」
解呪に呼ばれた魔女は、しゃがれ声で場違いにも感嘆した。
「王族に呪いなんて効かないはずなのにと思ったけれど、これほど大きい呪いは見たことがないよ。どれだけの女の恨みを買ったんだい」
王太子には思い当たる節はない。
相手が勝手に勘違いして想いを寄せられているだけなのに。
「こりゃあ対価は大きいよ?」
金ならいくらでも出すと豪語する国王と、「早く息子を助けて」と喚く王妃。
「なら、その娘の心を対価にどうだい」
魔女はぐるりと部屋を見渡し、壁際に使用人らと共に立たされている王太子の婚約者の令嬢を指差した。
【完結】夫は王太子妃の愛人
紅位碧子 kurenaiaoko
恋愛
侯爵家長女であるローゼミリアは、侯爵家を継ぐはずだったのに、女ったらしの幼馴染みの公爵から求婚され、急遽結婚することになった。
しかし、持参金不要、式まで1ヶ月。
これは愛人多数?など訳ありの結婚に違いないと悟る。
案の定、初夜すら屋敷に戻らず、
3ヶ月以上も放置されーー。
そんな時に、驚きの手紙が届いた。
ーー公爵は、王太子妃と毎日ベッドを共にしている、と。
ローゼは、王宮に乗り込むのだがそこで驚きの光景を目撃してしまいーー。
*誤字脱字多数あるかと思います。
*初心者につき表現稚拙ですので温かく見守ってくださいませ
*ゆるふわ設定です
大嫌いな令嬢
緑谷めい
恋愛
ボージェ侯爵家令嬢アンヌはアシャール侯爵家令嬢オレリアが大嫌いである。ほとんど「憎んでいる」と言っていい程に。
同家格の侯爵家に、たまたま同じ年、同じ性別で産まれたアンヌとオレリア。アンヌには5歳年上の兄がいてオレリアには1つ下の弟がいる、という点は少し違うが、ともに実家を継ぐ男兄弟がいて、自らは将来他家に嫁ぐ立場である、という事は同じだ。その為、幼い頃から何かにつけて、二人の令嬢は周囲から比較をされ続けて来た。
アンヌはうんざりしていた。
アンヌは可愛らしい容姿している。だが、オレリアは幼い頃から「可愛い」では表現しきれぬ、特別な美しさに恵まれた令嬢だった。そして、成長するにつれ、ますますその美貌に磨きがかかっている。
そんな二人は今年13歳になり、ともに王立貴族学園に入学した。
伝える前に振られてしまった私の恋
メカ喜楽直人
恋愛
母に連れられて行った王妃様とのお茶会の席を、ひとり抜け出したアーリーンは、幼馴染みと友人たちが歓談する場に出くわす。
そこで、ひとりの令息が婚約をしたのだと話し出した。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる