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2.ゲーム開始
57.アリアのトラウマをなくそう作戦。
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「”あんな事”を調べる・・・?」
2人は疑問符を浮かべるが、アリアはすぐに心当たりに辿りつく。
「もしかして、もう一回さっきの図書館に向かって、私の村で起こった事を調べるの・・・ですか?」
「そうね。実際に、あそこで調べるのがベストじゃないかしら?国で起きた事件はあらかた調べているでしょうね」
何がよく分からないルークであったが、潔く腹を括る。ルークのこういう所は好きよ?
「よし!よく分かんねーけど、あそこで何かが出るんでしょ?だったら、調べにいかない訳がない!」
まぁ、誰かになんか言われたら、ジル様が何とかしてくれるでしょ。だって、先程そう言っていたんですもの。利用しない手なんてないですわ。
△△△△
もう一度、秘密の図書館に入ると、ルークが一言。
「・・・そんな事しなくてもフローディアさんなら、知っていそうなもんだけどなぁ?」
「えぇ、何があったかくらいは知っていたわよ。・・・でも、こういうのは自分自身が見て調べるものじゃないかしら?」
「えー?それじゃ、ここに来た意味が・・・」
アリアは私を見て、言葉にする。
「・・・そうですね。人からただで情報を得ようだなんて、虫が良すぎる話ですよね」
「えぇ、その通りね。・・・一回、ジル様から何の情報もなしで、情報を得ようとして、失敗した経験から言えますわね」
ルークは少々生暖かい視線を送られた。一国の王子に、そんな事をするのは私くらいって顔をしているわね。でも、そこまでしないと私の破滅フラグは消えないのだわ!正直、命懸けなのである。実際に、命懸かっているし。
「あはは・・・。それは、フローディアさんらしいね・・・」
「さて、情報を得ますわよ!!」
「え?・・・まず、アリアさんはどんな事を調べたいのか教えてくれる?」
△△△△
ここに、リュート様がいなくて正解でしたわね。これで、レオン様ルート突入!なんて事になったら、本当に困るもの。最近、やけにアリアとアリスはリュート様に近付いていたもの。ただですら、好感度が高そうなのに、ルート突入されたら本当に困る!アリアには、ルークルートでも誘導しましょうか?
私達は7年前に起こった”マリーベール襲撃事件”について、関連する書物を探した。まぁ、実際に、その名を知っているのは私くらいだが、マリーベールの地名が出てくれば、調べる事くらい簡単であろう。しかし、国家機密の文書の数は膨大であった。
7年前に起こった事件の戸棚を見つけて、探すも数が多すぎる。自分で言ったけれども、私から事件の詳細を言えば良かったかなと後で、後悔するほどである。
ルークは床でうなだれている。
「うぅー。資料が多すぎるよぉ・・・」
「・・・あなたの持ち前の勘で何とかならないの?」
「よっしゃ!何とかしてみせるぜ!!」
何故か調子が上がったルーク。アリアは必死になって資料探しに没頭している。こちらが話しかけない限り気が付きそうにない。
バターン!!
ルークは床に本を大量に落としていた。流石に、この音量で気が付いたのか、アリアは駆け寄ってくる。そして、本を元の場所に戻そうとすると、ルークがある本を手に取り、声にして読み上げる。
「・・・マリーベール襲撃事件・・・?」
ハッとルークの方を見るアリア。その反応にルークも反応する。・・・やっと、見つけたわね。その本があるのは、分かっていたし、その本を見つけるのはルークルートでは、ルークだったもの。しかも、偶然ね。これにはルークの日頃の行為の良さにあるのだろう。
「・・・良かった。見つけたのね」
2人は疑問符を浮かべるが、アリアはすぐに心当たりに辿りつく。
「もしかして、もう一回さっきの図書館に向かって、私の村で起こった事を調べるの・・・ですか?」
「そうね。実際に、あそこで調べるのがベストじゃないかしら?国で起きた事件はあらかた調べているでしょうね」
何がよく分からないルークであったが、潔く腹を括る。ルークのこういう所は好きよ?
「よし!よく分かんねーけど、あそこで何かが出るんでしょ?だったら、調べにいかない訳がない!」
まぁ、誰かになんか言われたら、ジル様が何とかしてくれるでしょ。だって、先程そう言っていたんですもの。利用しない手なんてないですわ。
△△△△
もう一度、秘密の図書館に入ると、ルークが一言。
「・・・そんな事しなくてもフローディアさんなら、知っていそうなもんだけどなぁ?」
「えぇ、何があったかくらいは知っていたわよ。・・・でも、こういうのは自分自身が見て調べるものじゃないかしら?」
「えー?それじゃ、ここに来た意味が・・・」
アリアは私を見て、言葉にする。
「・・・そうですね。人からただで情報を得ようだなんて、虫が良すぎる話ですよね」
「えぇ、その通りね。・・・一回、ジル様から何の情報もなしで、情報を得ようとして、失敗した経験から言えますわね」
ルークは少々生暖かい視線を送られた。一国の王子に、そんな事をするのは私くらいって顔をしているわね。でも、そこまでしないと私の破滅フラグは消えないのだわ!正直、命懸けなのである。実際に、命懸かっているし。
「あはは・・・。それは、フローディアさんらしいね・・・」
「さて、情報を得ますわよ!!」
「え?・・・まず、アリアさんはどんな事を調べたいのか教えてくれる?」
△△△△
ここに、リュート様がいなくて正解でしたわね。これで、レオン様ルート突入!なんて事になったら、本当に困るもの。最近、やけにアリアとアリスはリュート様に近付いていたもの。ただですら、好感度が高そうなのに、ルート突入されたら本当に困る!アリアには、ルークルートでも誘導しましょうか?
私達は7年前に起こった”マリーベール襲撃事件”について、関連する書物を探した。まぁ、実際に、その名を知っているのは私くらいだが、マリーベールの地名が出てくれば、調べる事くらい簡単であろう。しかし、国家機密の文書の数は膨大であった。
7年前に起こった事件の戸棚を見つけて、探すも数が多すぎる。自分で言ったけれども、私から事件の詳細を言えば良かったかなと後で、後悔するほどである。
ルークは床でうなだれている。
「うぅー。資料が多すぎるよぉ・・・」
「・・・あなたの持ち前の勘で何とかならないの?」
「よっしゃ!何とかしてみせるぜ!!」
何故か調子が上がったルーク。アリアは必死になって資料探しに没頭している。こちらが話しかけない限り気が付きそうにない。
バターン!!
ルークは床に本を大量に落としていた。流石に、この音量で気が付いたのか、アリアは駆け寄ってくる。そして、本を元の場所に戻そうとすると、ルークがある本を手に取り、声にして読み上げる。
「・・・マリーベール襲撃事件・・・?」
ハッとルークの方を見るアリア。その反応にルークも反応する。・・・やっと、見つけたわね。その本があるのは、分かっていたし、その本を見つけるのはルークルートでは、ルークだったもの。しかも、偶然ね。これにはルークの日頃の行為の良さにあるのだろう。
「・・・良かった。見つけたのね」
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