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第一章 俺は安全第一の生活が送りたいんです!!

*俺は完全にもの扱いされている。

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モンスター討伐の依頼を受けた街に着いた。俺の住んでいた故郷コーエン並みの街だったが、大部分がモンスター襲来により壊されている。住民達は隔離スペースに全員いるとの事だが、それでもバカでかいモンスターがいて俺は気が気じゃない。俺、まともに空飛べないからどないすればええねん。

アリスは叫ぶ。

「下僕はそこら辺の森にでも行って、ポーションでも作ってれば?」

「はあっ!?何でだよ!?こんな危険な状態の時に一人ポーションを作っていろと!?錬金釜ねーよ!!」

そう言うと、ポーション作りに必要なものを渡されて、ポイッと捨てられる感じで森に捨てられた。はあっ!?本当にムカつく!!でも、おそらく俺を保護してくれると本当にありがたいが、今の俺にはポーションが必要だ。断じて言うが、決してアリスの為なんかじゃないんだからな!!

森にてポーション作りに必要な薬草を探し始めた。もう、ここら辺はあまり良い薬草ねーな。これで、どうにかしてポーションを作っても大した効力を発揮しないんじゃねーの?でも、作るしかない。ある程度の薬草を手にした事で、ポーションを作り出す。少々周囲の音に俺はひやひやするが、ポーション作りは集中力が必要だ。集中しよう。

ポーション作りが終盤に差し掛かり、俺は最後の一仕事を進める。そんな時、アリスが俺のいる場所までやってきた。表情はやや険しい。少々疲れており、魔装備の稼働時間も残り僅かのようだ。アリスは何も言わず、俺にキスをする。

「・・・やっぱり、あんたとキスすると、魔装備の稼働時間も回復するし、体力も回復するわ。本当に連れてきて良かったわ。あんた自身がポーションみたい。本当に役に立つ下僕ね。ポーションの効力も素晴らしかったわ。国で献上されているものより体力が回復したと他の二人が言っていたわ。」

「人をもの扱いすんなぁ!!っていうか、またキスすんなよ!!」

・・・?最後、褒められてる?あのアリスが?俺を褒めるだと?俺は今幻でも見ているのか?そうしていると、ポーションが完成したようで本当に良かった。大した効力はないかもしれないが、これでしばらくはどうにかなりそう。ポーションを瓶に詰めると5本分の量が出来た。アリスはそれを奪うと、さっさとその場から去ってしまう。逃げ足はっや!!

もう、ポーション作らなくても大丈夫かな?もう、とりあえず、隔離スペースまで向かおうっと。これで、俺の仕事は終了だろ?アリス。

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