8 / 10
第一章 俺は安全第一の生活が送りたいんです!!
*俺は完全にもの扱いされている。
しおりを挟む
☆☆☆☆☆☆
モンスター討伐の依頼を受けた街に着いた。俺の住んでいた故郷コーエン並みの街だったが、大部分がモンスター襲来により壊されている。住民達は隔離スペースに全員いるとの事だが、それでもバカでかいモンスターがいて俺は気が気じゃない。俺、まともに空飛べないからどないすればええねん。
アリスは叫ぶ。
「下僕はそこら辺の森にでも行って、ポーションでも作ってれば?」
「はあっ!?何でだよ!?こんな危険な状態の時に一人ポーションを作っていろと!?錬金釜ねーよ!!」
そう言うと、ポーション作りに必要なものを渡されて、ポイッと捨てられる感じで森に捨てられた。はあっ!?本当にムカつく!!でも、おそらく俺を保護してくれると本当にありがたいが、今の俺にはポーションが必要だ。断じて言うが、決してアリスの為なんかじゃないんだからな!!
森にてポーション作りに必要な薬草を探し始めた。もう、ここら辺はあまり良い薬草ねーな。これで、どうにかしてポーションを作っても大した効力を発揮しないんじゃねーの?でも、作るしかない。ある程度の薬草を手にした事で、ポーションを作り出す。少々周囲の音に俺はひやひやするが、ポーション作りは集中力が必要だ。集中しよう。
ポーション作りが終盤に差し掛かり、俺は最後の一仕事を進める。そんな時、アリスが俺のいる場所までやってきた。表情はやや険しい。少々疲れており、魔装備の稼働時間も残り僅かのようだ。アリスは何も言わず、俺にキスをする。
「・・・やっぱり、あんたとキスすると、魔装備の稼働時間も回復するし、体力も回復するわ。本当に連れてきて良かったわ。あんた自身がポーションみたい。本当に役に立つ下僕ね。ポーションの効力も素晴らしかったわ。国で献上されているものより体力が回復したと他の二人が言っていたわ。」
「人をもの扱いすんなぁ!!っていうか、またキスすんなよ!!」
・・・?最後、褒められてる?あのアリスが?俺を褒めるだと?俺は今幻でも見ているのか?そうしていると、ポーションが完成したようで本当に良かった。大した効力はないかもしれないが、これでしばらくはどうにかなりそう。ポーションを瓶に詰めると5本分の量が出来た。アリスはそれを奪うと、さっさとその場から去ってしまう。逃げ足はっや!!
もう、ポーション作らなくても大丈夫かな?もう、とりあえず、隔離スペースまで向かおうっと。これで、俺の仕事は終了だろ?アリス。
☆☆☆☆☆☆
モンスター討伐の依頼を受けた街に着いた。俺の住んでいた故郷コーエン並みの街だったが、大部分がモンスター襲来により壊されている。住民達は隔離スペースに全員いるとの事だが、それでもバカでかいモンスターがいて俺は気が気じゃない。俺、まともに空飛べないからどないすればええねん。
アリスは叫ぶ。
「下僕はそこら辺の森にでも行って、ポーションでも作ってれば?」
「はあっ!?何でだよ!?こんな危険な状態の時に一人ポーションを作っていろと!?錬金釜ねーよ!!」
そう言うと、ポーション作りに必要なものを渡されて、ポイッと捨てられる感じで森に捨てられた。はあっ!?本当にムカつく!!でも、おそらく俺を保護してくれると本当にありがたいが、今の俺にはポーションが必要だ。断じて言うが、決してアリスの為なんかじゃないんだからな!!
森にてポーション作りに必要な薬草を探し始めた。もう、ここら辺はあまり良い薬草ねーな。これで、どうにかしてポーションを作っても大した効力を発揮しないんじゃねーの?でも、作るしかない。ある程度の薬草を手にした事で、ポーションを作り出す。少々周囲の音に俺はひやひやするが、ポーション作りは集中力が必要だ。集中しよう。
ポーション作りが終盤に差し掛かり、俺は最後の一仕事を進める。そんな時、アリスが俺のいる場所までやってきた。表情はやや険しい。少々疲れており、魔装備の稼働時間も残り僅かのようだ。アリスは何も言わず、俺にキスをする。
「・・・やっぱり、あんたとキスすると、魔装備の稼働時間も回復するし、体力も回復するわ。本当に連れてきて良かったわ。あんた自身がポーションみたい。本当に役に立つ下僕ね。ポーションの効力も素晴らしかったわ。国で献上されているものより体力が回復したと他の二人が言っていたわ。」
「人をもの扱いすんなぁ!!っていうか、またキスすんなよ!!」
・・・?最後、褒められてる?あのアリスが?俺を褒めるだと?俺は今幻でも見ているのか?そうしていると、ポーションが完成したようで本当に良かった。大した効力はないかもしれないが、これでしばらくはどうにかなりそう。ポーションを瓶に詰めると5本分の量が出来た。アリスはそれを奪うと、さっさとその場から去ってしまう。逃げ足はっや!!
もう、ポーション作らなくても大丈夫かな?もう、とりあえず、隔離スペースまで向かおうっと。これで、俺の仕事は終了だろ?アリス。
☆☆☆☆☆☆
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
【取り下げ予定】愛されない妃ですので。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃になんて、望んでなったわけではない。
国王夫妻のリュシアンとミレーゼの関係は冷えきっていた。
「僕はきみを愛していない」
はっきりそう告げた彼は、ミレーゼ以外の女性を抱き、愛を囁いた。
『お飾り王妃』の名を戴くミレーゼだが、ある日彼女は側妃たちの諍いに巻き込まれ、命を落としてしまう。
(ああ、私の人生ってなんだったんだろう──?)
そう思って人生に終止符を打ったミレーゼだったが、気がつくと結婚前に戻っていた。
しかも、別の人間になっている?
なぜか見知らぬ伯爵令嬢になってしまったミレーゼだが、彼女は決意する。新たな人生、今度はリュシアンに関わることなく、平凡で優しい幸せを掴もう、と。
*年齢制限を18→15に変更しました。
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろうにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。
【取り下げ予定】お幸せに、婚約者様。私も私で、幸せになりますので。
ごろごろみかん。
恋愛
仕事と私、どっちが大切なの?
……なんて、本気で思う日が来るとは思わなかった。
彼は、王族に仕える近衛騎士だ。そして、婚約者の私より護衛対象である王女を優先する。彼は、「王女殿下とは何も無い」と言うけれど、彼女の方はそうでもないみたいですよ?
婚約を解消しろ、と王女殿下にあまりに迫られるので──全て、手放すことにしました。
お幸せに、婚約者様。
私も私で、幸せになりますので。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる