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第一章 俺は安全第一の生活が送りたいんです!!

*結果論、俺は下僕になるようです。

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アリスの襲来後、アリスは勝手に部屋を出ていきました。俺の作ったポーションを持っていって。俺は追剥にあったような感覚に襲われる。何でだよ?アリスと二回もキスしちゃったよ。俺はアリスと会った事で気分が悪くなって、ポーション作っていたのに、今度はそれまで持っていかれたぁ!!

もう、今日は寝るもん。本日、二度目の襲来はないだろうから、今夜はゆっくりと眠って忘れよう。もう、俺は泣いちゃうよ。

翌日。
目覚めはあまりよろしくない。何故なら、勝手に部屋にアリスが襲来してきて叩き起こされたからだ。何でだよ。アリスは構ってちゃんか、おらぁ!!しかし、本人を目の前にしてそんな事は言えなかった。アリスのつりあがっている目がそうは言わせてくれなかったからだ。

そして、アリスは俺に高らかに宣言する。

「あんた、私の下僕になりなさい!!」

いや、何でだよ。確かに、クラスは月と鼈情態だし、実力も圧倒的力量差。勝てる訳もないんだけどさ。でも、これはいきなり失礼過ぎない?いくらなんでも、俺にだって人権はあるよね?これは怒ってもいいよね?

「はあっ!?何でだよ!!何で俺がお前の下僕にならなくちゃいけねーんだよ!!」

アリスは俺をバカにしているような目で言ってくる。何で俺がバカにされなくちゃいけない訳?そこまで、嫌悪しているのに、俺を下僕にする必要があるんだ?

「何で?そりゃあ、あんたは中々使える人物だと思っただけよ。しかし、相方だとあんたは弱すぎる。私のSSに所属する特権で、モンスター討伐の際、私の近くに置いておくの。それで、私を回復させるのよ。」

嫌だよ!!俺は安全第一の生活が一番なの!!俺は危険地帯にわざわざ自分から飛び込みたくねーよ!!

「あ、ちなみに、拒否権はないから。これは決定事項ね。」

「何でだよっ!!何で?俺だって人間なんだけど?人権って言葉は知らないのか?」

軽蔑するような目で俺を見てくる。相変わらず、変わんねーな。そういうところ。初めて会ったあの日から。

☆☆☆☆☆☆
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