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第2章 魔法騎士学校生活
一難去ってまた一難。呪いは解けない。
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☆☆☆☆☆☆
「にしても、ウェルガー君は何故倒れているのでしょうか?」
「それは、憑依型魔獣を退治していたからだね。本気出しすぎたんじゃない?」
いつもよりも動きが速かったし、無駄な動きがなかった。ウェルガーの剣技は素晴らしいものだった。あの叫びの後からだったよな。ウェルガーはエミリーさんに惚れた・・・とか?何だったんだろう、あの叫び。全くもって分からん。
ランさんがこれからの予定を説明する。
「エミリー殿には、しばらく検査を受けてもらうことになる。憑依型魔獣の後遺症とか出ていないかを調べるためだ。それからだな。学校に戻れるのは。」
エミリーさんはしょげてしまう。
「そうですか・・・。」
ランさんはイナミさんの方にも目をやる。
「イナミ殿も、何か呪いをかけられている気がする。何だろうか?」
「え?」
これには俺も驚いてしまう。俺は〈鑑定〉スキルを発動させる。
イナミさんにかけられている呪い。これも呪術師の類から呪いだ。・・・呪いをかけられている者の体力を奪って、やがてその命を失う。おそらく、18歳までぐらいしか生きることが出来ない。
【これはマズい呪いじゃのう。主らのいる世界では神子ぐらいしか呪いじゃのう。しかも、今のお主には解けぬ呪いじゃ。】
・・・!?俺にも解けない呪い?何で、俺は神子なのにな!!何もすることが出来ないのか。
俺は床に手をつける。ふがいない気持ちだけが俺の中に燻っている。
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「にしても、ウェルガー君は何故倒れているのでしょうか?」
「それは、憑依型魔獣を退治していたからだね。本気出しすぎたんじゃない?」
いつもよりも動きが速かったし、無駄な動きがなかった。ウェルガーの剣技は素晴らしいものだった。あの叫びの後からだったよな。ウェルガーはエミリーさんに惚れた・・・とか?何だったんだろう、あの叫び。全くもって分からん。
ランさんがこれからの予定を説明する。
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エミリーさんはしょげてしまう。
「そうですか・・・。」
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「イナミ殿も、何か呪いをかけられている気がする。何だろうか?」
「え?」
これには俺も驚いてしまう。俺は〈鑑定〉スキルを発動させる。
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・・・!?俺にも解けない呪い?何で、俺は神子なのにな!!何もすることが出来ないのか。
俺は床に手をつける。ふがいない気持ちだけが俺の中に燻っている。
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◇
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