チート転生～チートって本当にあるものですね～

第2章 魔法騎士学校生活

彼女の身に巣食う魔獣。 ウェルガーSide

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「ウェルガー！！起きろって！！ウェルガー！！」

そんな声でたたき起こされた俺。起きた中で、目に入ったエミリーの姿は異様なものであった。妙な影が彼女に纏わりつく。これは・・・一体？俺はロイスに聞いてみると、憑依型魔獣の仕業だと聞かされた。しかも、憑依型魔獣を仕掛けたのは、偽者の占い師だと言うではないか。

俺は今からでもその占い師をぶん殴ってやりたい衝動にかられる。ロイスは自分を責めている様子だったが、そんな事はない。俺の方が責任は重い。でも、今はこの魔獣を何とかする方が重要だ。ランの言う通りに行動する。


エミリーの事はロイスに任せた。俺はエミリーから引きはがされた魔獣をどう退治するのかランに聞いた。

「ラン！こいつはどう退治すればいいんだ？こいつ、影のようにしか見えないんだが？」

「・・・こいつは、魔法詠唱は効くのだが、いかんせん場所が悪い。物理攻撃・・・しかも、光属性の聖剣があればいいのだが・・・。ウェルガー殿、持っているか？私はあるのだが。」

そう言われて、俺はそんな武器を持っていないことに気が付く。俺はどうもすることが出来ないのか。そうすると、ロイスは俺にスキルで構築した聖剣を俺に投げる。


「これで、魔獣を退治して！！ウェルガーなら、出来るだろ？」

「あぁ、助かる。」

ロイスの渡した聖剣は俺の力を最大限引き出してくれるのを感じる。ロイスは天才なのか？これなら、この魔獣と相対せる。絶対に、倒してやる！！

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