チート転生~チートって本当にあるものですね~

水魔沙希

文字の大きさ
上 下
86 / 128
第2章 魔法騎士学校生活

俺の目的としていた事とちょっと違う。

しおりを挟む
☆☆☆☆☆☆

ランさんとお近づきになろうと意気込んでみたものの、2歳上かつトップクラスの彼女に近付けるチャンスなどそうはない。俺は勉強に追い付け追い越せ状態で、手一杯だ。話せる友人もまだウェルガーくらい。友人も少しは欲しいところ。でも、俺の運が良かったのか、ウェルガーとは同じクラスである。

この学校では実力順という訳ではなく、普通に決められている。所属するクラスでは割と強い人達がいる。その中でも俺達はレベルは高い方であるが、凡人ってところかな。ただし、俺は成長率が半端なく高いけどな。本気出せる訳ないし。

ウェルガーはSS級魔獣を倒した事を言わなかった。それは本人だけの力でない事を知っているからか。こういうところ俺好きだなって思う。ウェルガーはカッコイイ。俺の周りには可愛い子とカッコイイやつしかおらんのか。でも、棚ぼた的な事もあるかも。

俺は移動教室の時、少し準備に手間取った為に廊下を走って移動していた。流石に、〈テレポート〉を使う訳にもいかなかったからな。その時、前に女の子がいるとは思わなかった。曲がり角で、その女の子とぶつかってしまった。

バァン!!

そんな音が聞こえるくらい、ぶつかってその反動か何かで俺はその子のステータスを見てしまった。

【ステータス】
【名前】エミリー・フォルティッシモ
【種族】人間 【性別】女性  【年齢】10歳
【称号】不運の神 天性のドジっ娘 (魔法が使えるのを知らぬ者) 


【レベル】21
【HP】2,421
【魔力】(15,450)
【攻撃力】2,432
【防御力】1,846
【敏捷性】1,906
【運】-20,000

【魔法】
(火魔法     Lv.7)
(水魔法     Lv.9)
(土魔法     Lv.8)
(風魔法     Lv.6)

【スキル】
殺気 Lv.1 威圧 Lv.1 剣術 Lv.1 体術 Lv.1 

【ユニークスキル】
フォーチュン・ユニオン

運低っ!そして、ステータスに出るくらいのドジっ娘って・・・?それに、この子も魔法が使えるのを知らないのか!!ここは魔法騎士学校ですよ?

・・・おっと、これは俺としたことがこういう時はまず謝らなくては。見上げて顔を見ると、それはそれは可愛らしい見た目の女の子だった。思わず俺はその子に見とれてしまった。

☆☆☆☆☆☆
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。

神様がチートをくれたんだが、いやこれは流石にチートすぎんだろ...

自称猫好き
ファンタジー
幼い頃に両親を無くし、ショックで引きこもっていた俺、井上亮太は高校生になり覚悟をきめやり直そう!!そう思った矢先足元に魔法陣が「えっ、、、なにこれ」 意識がなくなり目覚めたら神様が土下座していた「すまんのぉー、少々不具合が起きてのぉ、其方を召喚させてしもたわい」 「大丈夫ですから頭を上げて下さい」 「じゃがのぅ、其方大事な両親も本当は私のせいで死んでしもうてのぉー、本当にすまない事をした。ゆるしてはくれぬだろうがぁ」「そんなのすぎた事です。それに今更どうにもなりませんし、頭を上げて下さい」 「なんて良い子なんじゃ。其方の両親の件も合わせて何か欲しいものとかは、あるかい?」欲しいものとかねぇ~。「いえ大丈夫ですよ。これを期に今からやり直そうと思います。頑張ります!」そして召喚されたらチートのなかのチートな能力が「いや、これはおかしいだろぉよ...」 初めて書きます!作者です。自分は、語学が苦手でところどころ変になってたりするかもしれないですけどそのときは教えてくれたら嬉しいです!アドバイスもどんどん下さい。気分しだいの更新ですが優しく見守ってください。これから頑張ります!

こちらの異世界で頑張ります

kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で 魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。 様々の事が起こり解決していく

能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?

火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…? 24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

異世界に転生したら?(改)

まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。 そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。 物語はまさに、その時に起きる! 横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。 そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。 ◇ 5年前の作品の改稿板になります。 少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。 生暖かい目で見て下されば幸いです。

私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~

Ss侍
ファンタジー
 "私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。  動けない、何もできない、そもそも身体がない。  自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。 ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。  それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!

迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜

青空ばらみ
ファンタジー
 一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。 小説家になろう様でも投稿をしております。

転生貴族のスローライフ

マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である *基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします

処理中です...