チート転生～チートって本当にあるものですね～

第１章 幼年期

幸せを願うには多少の犠牲も必要って事で。

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自邸に戻り、俺らはまずシャワーを浴びた。皆がシャワーを浴びた後、ルーラ兄さんは話を切り出す。

「俺、今はどうしても実力がないから、父上からの縁談話は断れないかもしれない。でも、縁談自体は断る気だから、俺頑張るわ。」

「頑張れ。そんでもって、まず子爵になるのを応援・・・？いや、さっき倒した魔獣のドロップアイテムを王城の鑑定士に見せよう。もしかしたらいい反応するかもしれない。」

ウェルガーは疑問符を浮かべる。

「そんなに価値があるものなのか？」
「ない事はないでしょ？俺があの魔獣の鑑定を行った結果、上級魔法騎士100人体制で倒すSS級魔獣って出ていたんだから。落とした金貨も大きい額だから。」

「ああ！なるほど！ドロップアイテムに興味ないから気にしてなかった！！」
「クエスト受けているんでしょうが。多少は気にしろよ。」

ルーラ兄さんは笑いながら言う。

「ははっ。もう仲良くなってんの。・・・でも、もしこれで貴族の位が上がれば・・・！」
「多少は実力も上がって、そしたらルーラ兄さんはここを離れてしまうんだね。少し寂しいや。」

これをきっかけにレイナとルーラ兄さんが上手くいけばいい。遠く離れても、俺の加護があるから、きっと、二人は大丈夫だよ。

俺は二人の幸せを願う。そのためにもまず、王城に連絡しよう。どんな事があっても二人の味方になるんだ。

まぁ、ウェルガーも多分、男爵にはなりそうだがな。上手くいけば一気に子爵。魔法騎士を目指しているのは知っているが、ここは無視しよう！

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