チート転生~チートって本当にあるものですね~

水魔沙希

文字の大きさ
上 下
70 / 128
第1章 幼年期

ルーラ兄さんの恋バナ。

しおりを挟む
☆☆☆☆☆☆

「・・・ロイスはそこまで考えていたんだな。」

驚きながら、そうつぶやく。え?俺だって考える時は考えるよ。それがルーラ兄さんの幸せに繋がるなら、考えるに決まっている。俺はそこまでルーラ兄さんに手助けをしてもらっているもの。

「何かおかしい?大事な兄さんの為だよ?考えるでしょ。・・・いずれ、俺はルーラ兄さんと独立する。それがきっと、ルーラ兄さんにとっての幸せに繋がるなら、俺は一人でもやっていけるように善処する。」

「俺の幸せ・・・か。自分の幸せを追求してもいいのかな。」

あれぇ?俺の言葉ってそこまで響かないかなぁ?

「ルーラ兄さんはここまで頑張ってきたんだよ!・・・現に今だって魔法騎士だって、目指しながらここの地域を統治しているじゃない!何で、そこで引いちゃうかな!」

ハッと表情を変えるルーラ兄さん。やっと、気付いてくれたのか。

「横槍を入れるようで悪いけど、レイナとは今どんな感じ?俺、レイナとは普通・・・くらいしか接しないから、俺分からないんだけど。」

ルーラ兄さんは苦虫を噛み潰したような表情をする。これだけで何も進展がない事だけは分かるよ。いや、この年で気が付いているだけマシか?しかし、進展なしかよ。つまんねーの。

「・・・俺はレイナの為に、まず子爵を目指す。そんで、伯爵当主まで上り詰めたなら・・・そこで、レイナに告白する。」

・・・大分時間がかかりそうな告白計画だなぁ。しっかし、それは自分の為でもあるんでないの?疑問に思うが、俺は敢えて何も言わない。ルーラ兄さんはそれにきっと気付いているだろう。俺が出来る事は一人でこの地を統治出来るようにするだけだ。

・・・そう思えば、レイナはルーラ兄さんの事どう思っているのだろう?ルーラ兄さんが決心したようなので、後でレイナに聞いてみよう。勿論、本音を聞き出すために、レイナが一人の時にでもしよう。・・・ルーラ兄さんにバレないように計画を立てて、話を聞こう。

☆☆☆☆☆☆
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。

桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。 だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。 そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。

神様がチートをくれたんだが、いやこれは流石にチートすぎんだろ...

自称猫好き
ファンタジー
幼い頃に両親を無くし、ショックで引きこもっていた俺、井上亮太は高校生になり覚悟をきめやり直そう!!そう思った矢先足元に魔法陣が「えっ、、、なにこれ」 意識がなくなり目覚めたら神様が土下座していた「すまんのぉー、少々不具合が起きてのぉ、其方を召喚させてしもたわい」 「大丈夫ですから頭を上げて下さい」 「じゃがのぅ、其方大事な両親も本当は私のせいで死んでしもうてのぉー、本当にすまない事をした。ゆるしてはくれぬだろうがぁ」「そんなのすぎた事です。それに今更どうにもなりませんし、頭を上げて下さい」 「なんて良い子なんじゃ。其方の両親の件も合わせて何か欲しいものとかは、あるかい?」欲しいものとかねぇ~。「いえ大丈夫ですよ。これを期に今からやり直そうと思います。頑張ります!」そして召喚されたらチートのなかのチートな能力が「いや、これはおかしいだろぉよ...」 初めて書きます!作者です。自分は、語学が苦手でところどころ変になってたりするかもしれないですけどそのときは教えてくれたら嬉しいです!アドバイスもどんどん下さい。気分しだいの更新ですが優しく見守ってください。これから頑張ります!

知らない異世界を生き抜く方法

明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。 なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。 そんな状況で生き抜く方法は?

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

知識スキルで異世界らいふ

チョッキリ
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。 そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。 その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

貴方の隣で私は異世界を謳歌する

紅子
ファンタジー
あれ?わたし、こんなに小さかった?ここどこ?わたしは誰? あああああ、どうやらわたしはトラックに跳ねられて異世界に来てしまったみたい。なんて、テンプレ。なんで森の中なのよ。せめて、街の近くに送ってよ!こんな幼女じゃ、すぐ死んじゃうよ。言わんこっちゃない。 わたし、どうなるの? 不定期更新 00:00に更新します。 R15は、念のため。 自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)

処理中です...