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第1章 幼年期

ルナ王女のお茶会6

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城の人が何やら慌ただしい。何か起きている。それは確信だった。ルナ王女は何事かと問う。そうすると、城の者は答える。『何やら庭に大量のプレゼントが用意されている』らしいと。ルナ王女は不思議がる。ルナ王女自身は簡易なプレゼントは用意したもののそんなに大量のプレゼントは用意していないらしい。

俺とハルカは顔を合わせる。そして思う。『あ、これ。神の仕業だ。』と。俺はルナ王女にそれを伝える。

「あー。多分、神の仕業だよ。その場の雰囲気に合ったサプライズをするって、神が言ってた。・・・何なら俺もそのプレゼントやらを鑑定してみるし、神に直接聞いてみるよ?」

そうすると、ルナ王女は少し驚く。しかし、会場の皆の安全の確保の為ならと、俺を庭まで案内してくれた。ハルカもついてきてくれる。持つ者は友だね。


庭に着くと、包装された大量のプレゼント。多少は城の人達が開けてしまっているので、中身が分かるものもあるが。鑑定しても、やはり”神の贈り物”としか出てこない。神様は何やらかしてるんだ。サンタになったつもりですか?

【やはり、雰囲気に合わんじゃろうか?】

雰囲気は前よりは合っているとは思いますが、こんなに大量にあったら、城の人達も驚きますよ?現に城の人達だって何事かって思って、プレゼントを開けてしまっているではないですか。

【あぁ、雰囲気に合っているなら、いいんじゃ。神からの些細なプレゼントじゃ。】

本当に!都合の良い事しか聞きませんね!!これ、他人にあげても安全なものですか?

【勿論。城の者達にも用意しておるからのぉ。ちなみに、城の者が開けたのが城の者に渡したプレゼントじゃ。】

もしかして、あげるものの順番決まっているんですか?

【ルナ王女に順番は伝えてほしいところじゃ。流石に、白昼夢のように催眠をかける訳にもいかんからのぉ。】

大問題だわ!!催眠なんてかけたら!!あぁ、一つ仕事が増えたなぁ。でも、安全なものならそれでもいいのかなって。

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