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第1章 幼年期
可愛いあの子とお茶会と
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☆☆☆☆☆☆
ハルカさんを自邸に案内して、侍女さん達に部屋を用意してもらいました。ルーラ兄さんはキョトンとしていますが、そんな事はお構いなしです。流石に、香料をつけているおかげで貴族だとは理解したようだが、『あんな女の子いたかな?』そんな表情を受けていました。それに、ハルカさん自身も女の子を演じていました。君、身替わり早いな!?そんなに素を見せたくないのか!?
ですが、すでにお茶会デビューしたルーラ兄さんなのですが、やっぱり思い浮かばないようです。ルーラ兄さんはあまり記憶力良くはないからね。何とか覚えようとはするけれど。俺もそろそろお茶会デビューする年頃になってきたこの頃。ですが、神の言う通り、友人はおらずボッチ・・・なんて事になりかねない。それに、俺にはパートナー役の女の子がいない。
/(^o^)\ナンテコッタイ
俺はモテたいのに!!俺はハルカさんと二人で話すようになって、貴族事情について聞いてみる事にした。
「ハルカさんはもうお茶会デビューとかした?」
そう言うと、呆れた顔を見せた。
「僕、この顔でいけると思う?エスコート役が困るよね。あと、君呼びにしてくれるといいんだけどね。二人の時でいいからさ。」
やっぱり、お茶会には参加していないのね。
「いやー?ルーラ兄さんは8歳で一応はお茶会デビューしたからついね。俺もお茶会デビューしてなくてさ。ちょっと気になったんだよね。あと、俺どっちかって言うと、呼び捨てしたい方なんだよね。今は貴族の位が気になって、恐れ多いんだけどね。」
そう言うと、ハルカさんはため息をついた。
「確かに、僕は侯爵家の跡継ぎだけど、まだ当主じゃないからね?それに、現在、伯爵家当主である君の方が位としては上だからね?それに、辺境伯ともなると、格段に貴族の位は跳ね上がる。この国の要とも言えるから、強い人物がなるんだよ。だからね、権力が強い傾向になる。・・・流石に、さっき挨拶した君のお兄さんよりは僕は上だけど。」
ズバリと言うね。辺境伯ってそんなに権力持っていたのか。驚きだわ。
「でも、お茶会と言えば、ルナ王女が近々お茶会を主催するようだよ。」
「えっ、嘘。俺、絶対に参加しないといけないパターンじゃん。俺、ここに来る前まではルナ王女とよく公爵家の自邸に遊びに来てくれたから。」
そう言うと、ハルカさんは驚く。・・・一瞬だったけど。
「えっ?・・・あー、ロイス君って神子だもんね。王族には知られているパターンね。なら、呼ばれるだろうね。そして、僕自身も。」
えっ、嘘だぁ。俺、エスコートする人いないんですけどぉ!!俺はその夜頭を抱える羽目になった。
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ハルカさんを自邸に案内して、侍女さん達に部屋を用意してもらいました。ルーラ兄さんはキョトンとしていますが、そんな事はお構いなしです。流石に、香料をつけているおかげで貴族だとは理解したようだが、『あんな女の子いたかな?』そんな表情を受けていました。それに、ハルカさん自身も女の子を演じていました。君、身替わり早いな!?そんなに素を見せたくないのか!?
ですが、すでにお茶会デビューしたルーラ兄さんなのですが、やっぱり思い浮かばないようです。ルーラ兄さんはあまり記憶力良くはないからね。何とか覚えようとはするけれど。俺もそろそろお茶会デビューする年頃になってきたこの頃。ですが、神の言う通り、友人はおらずボッチ・・・なんて事になりかねない。それに、俺にはパートナー役の女の子がいない。
/(^o^)\ナンテコッタイ
俺はモテたいのに!!俺はハルカさんと二人で話すようになって、貴族事情について聞いてみる事にした。
「ハルカさんはもうお茶会デビューとかした?」
そう言うと、呆れた顔を見せた。
「僕、この顔でいけると思う?エスコート役が困るよね。あと、君呼びにしてくれるといいんだけどね。二人の時でいいからさ。」
やっぱり、お茶会には参加していないのね。
「いやー?ルーラ兄さんは8歳で一応はお茶会デビューしたからついね。俺もお茶会デビューしてなくてさ。ちょっと気になったんだよね。あと、俺どっちかって言うと、呼び捨てしたい方なんだよね。今は貴族の位が気になって、恐れ多いんだけどね。」
そう言うと、ハルカさんはため息をついた。
「確かに、僕は侯爵家の跡継ぎだけど、まだ当主じゃないからね?それに、現在、伯爵家当主である君の方が位としては上だからね?それに、辺境伯ともなると、格段に貴族の位は跳ね上がる。この国の要とも言えるから、強い人物がなるんだよ。だからね、権力が強い傾向になる。・・・流石に、さっき挨拶した君のお兄さんよりは僕は上だけど。」
ズバリと言うね。辺境伯ってそんなに権力持っていたのか。驚きだわ。
「でも、お茶会と言えば、ルナ王女が近々お茶会を主催するようだよ。」
「えっ、嘘。俺、絶対に参加しないといけないパターンじゃん。俺、ここに来る前まではルナ王女とよく公爵家の自邸に遊びに来てくれたから。」
そう言うと、ハルカさんは驚く。・・・一瞬だったけど。
「えっ?・・・あー、ロイス君って神子だもんね。王族には知られているパターンね。なら、呼ばれるだろうね。そして、僕自身も。」
えっ、嘘だぁ。俺、エスコートする人いないんですけどぉ!!俺はその夜頭を抱える羽目になった。
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