チート転生~チートって本当にあるものですね~

水魔沙希

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第1章 幼年期

可愛いあの子は男の娘

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☆☆☆☆☆☆

俺は8歳になりました。相も変わらず領主様は好かれないです。それよりルーラ兄さんの方が領主様なのではないかと思う程民衆には人気がある。ギルドでは、受付嬢はルーラ兄さんが領主様だと思われている。

しかし、今日はギルドには冒険者としてやってきました。魔獣を倒して、スッキリとしようとの算段である。俺はギルドでは、ちょっと有名になったのだ!

冒険者としての方がやっていけるんじゃね?ですが、領主になった以上責任を持って責務を果たせなければならない。

閑話休題。
俺は今、魔獣の住む森で狩りのお時間です。クエストはゴーレム五体の退治です。ここは辺境の地。意外な魔獣も存在する。ゴーレムもその中の一種。ゴーレムのいるとされている洞窟へと行くと、見知らぬ女性が倒れていた。

俺は何事かと思い、近寄るとピンク色のツインテールで腰まである髪に童顔で可愛い系の女の子。それでいて、平民とは思えぬいい香料を付けている。

この子は一体・・・?

俺は結界を展開して、その子のステータスを見て驚く。

【ステータス】
【名前】ハルカ・アスティア
【種族】人間 【性別】男性  【年齢】8歳
【称号】アスティア侯爵家の跡継ぎ 四属性を司る者 


【レベル】25
【HP】1962
【魔力】2,650
【攻撃力】1,457
【防御力】3,084
【敏捷性】1,560
【運】50

【魔法】
火魔法     Lv.6
水魔法     Lv.9
土魔法     Lv.6
風魔法     Lv.4

【スキル】
殺気 Lv.6 威圧 Lv.1 剣術 Lv.2 体術 Lv.3

【ユニークスキル】
ルーレット・オブ・フォーチュン

この子、可愛い顔した男の娘だったぁぁぁ!!

/(^O^)\ナンテコッタイ

つい、髪の毛に触れようとしまったぜ。でも、ここに何故男の娘がいるの?ましてや、侯爵家の跡継ぎさんとはね・・・。

とりあえず魔力疲労が見えるので、気道を確保して、ポーションを飲ませて、魔力を回復させた。この男の娘が起きるまで傍にいよう。貴族様がここにいる理由が聞きたい。

しばらく待つと、ハルカさんは目を覚ました。そして、目の前の俺に驚く。声も物凄く高い。これじゃあ、成長しても女の子に間違えられるよな。

でも、何故この地に来た理由を聞こうか?

【それは儂が答えよう。儂がこの地にこの子を呼び寄せたのじゃ。】

まさかの神の仕業かよっ!俺は頭を抱える。ハルカさんは俺に近寄ってくる。

「あの・・・どうしたの?」

それはこっちのセリフだぁぁぁ!!!

神は何故この子をこの地へと呼んだぁぁぁ!!

【うるさいのぉ。汝に友達を作ってもらいたくて、この子の夢の中で儂はこの地を紹介したのじゃ。御主、貴族の同性の友人おらんじゃろ?だから、この際呼んだのじゃ。ダメじゃったか?】

その気遣いいらねえぇぇぇ!!!何故俺は男の娘を紹介されないといけないんだぁぁぁ!!!

そして、ハルカさんは俺のおでこに手を当てて、熱を計る。

「よしっ!熱はなさそうだね?大丈夫?」

「そっちこそ、倒れていたけど、大丈夫?」

「えっ、僕の事心配してくれたの?ありがとうね。」

そう言って、笑う。普通に可愛い!けど、この子は男の娘だっ!!俺は一体どうしたらいいのだろうか?

☆☆☆☆☆☆
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