チート転生～チートって本当にあるものですね～

第１章 幼年期

辺境の地にて

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俺は今辺境の地にいます。ルナ王女の言う通り、俺は伯爵まで位が上がってしまいました。一つは乙女猿メアリーモンキーを一人で倒した事で、子爵に位が上がり、もう一つは乙女猿メアリーモンキーの落としたドロップアイテムがとても希少であった為、伯爵まで上がってしまいました。神子が優遇されるの忘れてたぁぁぁ！！！

6歳で伯爵当主とかマジで無理ゲーじゃね？神様が言っていた一人ではないという言葉の意味は、ルーラ兄さんが男爵の位を国王陛下から頂き、俺と一緒に土地経営をしましょう。との事だった。いや、ルーラ兄さん9歳だからね？ルーラ兄さん関係ないところで準貴族から貴族になっちゃったからね？

神様ぁぁぁぁ！！！！なんて事してくれてんだぁぁぁぁ！！！！

俺はルーラ兄さんと共に、辺境の地に来ています。俺は辺境伯です。この世界の辺境伯は武人的存在なので、そこには文句はないが。チラッとルーラ兄さんを見る。とても興奮している様子だった。

「うおー！！辺境の地には多くの魔獣がいるからな！レベル上げ放題だぜ！！」

「・・・ルーラ兄さんは不安じゃないの？俺がした事で、男爵家当主になってしまって・・・。」

そうすると、ルーラ兄さんは何ともないような顔をして言った。

「えー？って言っても、ここは、辺境の地。あまり人いないし、土地経営については俺も少しは知識として入っているから、俺がロイスを支えてやる。それに、辺境伯は武人的存在だぜ？めちゃくちゃ燃えね？レベル上げ放題だし、魔獣を倒せば倒すほど、住人には感謝されるんだぜ？何がそんなに不安？」

ルーラ兄さんはめちゃくちゃポジティブな考えを持つ兄であった。レベル上げかぁ・・・。俺はなかなかレベルが上がらない体質らしい事に乙女猿メアリーモンキーを倒して気付いた。レベルが500越えなのに、レベルが上がったのはたったの10だった。今の俺のレベルは11である。

けれども、その代わりと言ってはアレだが、成長率が物凄く高い。リライトのおかげもあるが、経験値がおそらく自身の身体能力に変わった結果だと思う。ステータスを確認して、とても驚いた。レベルが低いくせに、異常な成長率。今は見たくない。

しかし、俺はこの地で魔法騎士になってみせる！そして、女の子にモテたい！！やっぱり、それは変わらないよ。ポジティブな兄につられて、俺もポジティブに考えてみよう。

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