チート転生～チートって本当にあるものですね～

第１章 幼年期

レッツ・ポジティブシンキング！

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神子と言う事を家族に報告したので、俺は国王陛下に会いに行くことになった。流石に、神子の登場は国が黙っていられないそうです。ここしばらく、あの神様は神子を選定していないと言っていたので、早くも慌しくなりそうな雰囲気です。家族ですら、最初は驚きはしていたものの、喜びの方が大きかったようだ。

・・・俺はただの公爵家の三男坊でいたかったのに。そうすれば、普通に魔法騎士として働くことが出来たのに。神子って分かったら、相手が神子だからという理由で甘やかされそう。というか、祀り出されそう。でも、俺は神子としても生きていく覚悟を決めないと。神様になるとか正直どうだっていい。俺は今を生きている。

今生きているからこそ、人生楽しまなくちゃ。前世は途中退場した片瀬彼方なのだから。強く生きねば。そうすれば、高校時代で死んだ”俺”よりも楽しめるんだから。

大事なのはレッツ・ポジティブシンキング！

細かい事は考えない。考えるとしたら、今は家族のことかな？そうだよ、家族に最低限迷惑かけないように国王陛下にお会いしにいかなくては。

ギャー！！俺、魔法騎士として生活していくことばっかり考えて、王に会うマナーとか知らねー。どうしようかな？・・・まぁ、その場のノリで何とか乗り切ろう！！

俺はほんの少しだが、国王陛下にお会いするためのマナーを、父親からすぐに手配された先生から学ぶことになったのである。そこは運が高かったことが功を奏したのか、グラマラスな女性の先生だった。ってなんでやねん！男性としてのマナーでしょ？女性から学ぶのはちょっと、アレだったが、綺麗な人だったのでまぁ、そこは許そう。

とても厳しい女性でしたが、とてもありがたかったです。マナーもだけど、思わず鼻の下が伸びそうだったよ！！でも、そんなこんなで本日国王陛下にお会いする日がきたのである。

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