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2.生ける神と伝説に残るグレイシア!
10.病を治せ!
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『そこまで言うのなら、グレイシアの好きにすれば良い。グレイシアの意思を尊重する。俺はグレイシアが大好きだからね。』
「……ありがとう、アポロン。」
アディエル王子は疑問符を浮かべる。
「アポロン?それって、誰?」
「ん。別に、アディエル王子は気にしなくて良いよ!こっちの話だから。」
「んー?なんか、口調が変わった気がするけれど?」
アディエル王子は鋭いなぁ。それも僕と双子だからだろうか?それとも、ただの勘かなぁ?まぁ、どちらでもいい。これから、する事は変わりない。
「……これから、30分時間が欲しい。その間、これを着て王都周辺を歩いてほしい。」
僕はスマートフォンでネット・ショッピングを使い、透明マントを購入し、アディエル王子に渡す。
「これは・・・?」
「透明マント。これを着た人間は透明になる。王都を歩くなら、誰にもバレない方が良いでしょ?」
「まぁ、これを着る理由はなんだ?」
「『神の愛し子・グレイシア』はすごく、アディエル王子に似ているらしいんだ。だから、『神の愛し子・グレイシア』はきっとアディエル王子が国王陛下の病を治した事にしたがると思うんだ。なので、話を合わせてあげて。」
そう言うと、アディエル王子が納得しながらも疑問をぶつける。
「へー?そうなのか?でも、俺は治癒魔法なんて使えないし、すぐにバレる可能性があるんじゃないか?」
『それなら、他人除けの魔法をかければいいんじゃないかな?ついでにシールドを同時展開くらい今のグレイシアには造作もない事じゃないか?』
「あ、それなら、心配する必要はないらしい。『神の愛し子・グレイシア』は強い光魔法の持ち主で、他人除けくらい出来るらしいよ。」
「へー?でも、王都周辺には来た事がないらしいじゃないか。大丈夫なのか?」
「まぁ、確かに、そうだけど・・・。」
確かに、素の姿では来た事はない。今の姿なら王都を練り歩く事はしているけど。問題は国王陛下の部屋に辿り着けるかどうかだけど、テレポートで行けばいけるよね?
☆☆☆☆
早速、アディエル王子とは別行動をして、素の姿に戻る。別途で購入した透明マントを着て、他人に姿を見られないようにする。ったく!何で、アポロンはいつも教会に行く際は素の姿なのだろう?隠れて行くには全然向かないよ。
国王陛下の部屋までテレポートで行く事にした。ちょうど部屋に入った時、多くの人がいて、国王陛下はベッドに倒れこんでいる。ぶつからないように顔色を覗き込むとものすごく、顔色が悪い。まるで今にも亡くなってしまいそうな、そんな雰囲気。
正直、こんな状況で他人除けするのは気が引けるけど、僕はなるべく人気がない方が良い。他人除けする魔法をかける。そして、しばらく人が入ってこないように、シールドをかける。その間に、治癒魔法をかけなくては。
♪~♪♪
僕は歌い始める。チラリと国王陛下の顔色を窺うとだんだんと良くなってきている。そして、歌い終わると顔色が大分良くなって、規則的な呼吸音が聞こえる。
「これで、大丈夫かな?」
『気になるなら、スマートフォンで確認したら?カメラ機能で状態を確認出来るよ。』
そう、アポロンに言われ、スマートフォンを取り出す。それで、国王陛下の状態を確認する。そうすると、健康体との表示があったので、安堵した。
「これで、もう安心だ。」
僕はシールドを解くと同時にテレポートで王都に戻る。まだ、僕にはギルドのクエストを終えていないんだ。早くクエスト完了させないと。
☆☆☆☆
変装姿に戻り、クエストを完了させる。ギルドを出たところで、なにやら視線を感じる。なので、人気がないところまで移動する。
そうすると、透明マントを脱ぐアディエル王子(だと思われる)人物に会う。
「シア!父上が、国王陛下の体調が良くなった!!」
「・・・そう、なんだ。それで?」
「シアにはお礼を言わないといけないと思って。」
「何でなの?」
「だって、『神の愛し子・グレイシア』に連絡でも入れてくれたんじゃないかなって!!」
まぁ、連絡も何も本人だからなぁ。姿はバレていないといいけど・・・。
「でも、他人除けする魔法が強かったらしく、誰も『神の愛し子・グレイシア』の姿を見ていないんだって。強い光魔法を持っているんだなぁ。ただでさえ、光魔法を使う人物は少ないのに、あまつさえ治癒魔法を使えるだなんて。」
「ふーん?そうなんだ?」
良かった。僕の姿を見ている他人はいなかったか。これで、今までの生活を送っていける。
「……ありがとう、アポロン。」
アディエル王子は疑問符を浮かべる。
「アポロン?それって、誰?」
「ん。別に、アディエル王子は気にしなくて良いよ!こっちの話だから。」
「んー?なんか、口調が変わった気がするけれど?」
アディエル王子は鋭いなぁ。それも僕と双子だからだろうか?それとも、ただの勘かなぁ?まぁ、どちらでもいい。これから、する事は変わりない。
「……これから、30分時間が欲しい。その間、これを着て王都周辺を歩いてほしい。」
僕はスマートフォンでネット・ショッピングを使い、透明マントを購入し、アディエル王子に渡す。
「これは・・・?」
「透明マント。これを着た人間は透明になる。王都を歩くなら、誰にもバレない方が良いでしょ?」
「まぁ、これを着る理由はなんだ?」
「『神の愛し子・グレイシア』はすごく、アディエル王子に似ているらしいんだ。だから、『神の愛し子・グレイシア』はきっとアディエル王子が国王陛下の病を治した事にしたがると思うんだ。なので、話を合わせてあげて。」
そう言うと、アディエル王子が納得しながらも疑問をぶつける。
「へー?そうなのか?でも、俺は治癒魔法なんて使えないし、すぐにバレる可能性があるんじゃないか?」
『それなら、他人除けの魔法をかければいいんじゃないかな?ついでにシールドを同時展開くらい今のグレイシアには造作もない事じゃないか?』
「あ、それなら、心配する必要はないらしい。『神の愛し子・グレイシア』は強い光魔法の持ち主で、他人除けくらい出来るらしいよ。」
「へー?でも、王都周辺には来た事がないらしいじゃないか。大丈夫なのか?」
「まぁ、確かに、そうだけど・・・。」
確かに、素の姿では来た事はない。今の姿なら王都を練り歩く事はしているけど。問題は国王陛下の部屋に辿り着けるかどうかだけど、テレポートで行けばいけるよね?
☆☆☆☆
早速、アディエル王子とは別行動をして、素の姿に戻る。別途で購入した透明マントを着て、他人に姿を見られないようにする。ったく!何で、アポロンはいつも教会に行く際は素の姿なのだろう?隠れて行くには全然向かないよ。
国王陛下の部屋までテレポートで行く事にした。ちょうど部屋に入った時、多くの人がいて、国王陛下はベッドに倒れこんでいる。ぶつからないように顔色を覗き込むとものすごく、顔色が悪い。まるで今にも亡くなってしまいそうな、そんな雰囲気。
正直、こんな状況で他人除けするのは気が引けるけど、僕はなるべく人気がない方が良い。他人除けする魔法をかける。そして、しばらく人が入ってこないように、シールドをかける。その間に、治癒魔法をかけなくては。
♪~♪♪
僕は歌い始める。チラリと国王陛下の顔色を窺うとだんだんと良くなってきている。そして、歌い終わると顔色が大分良くなって、規則的な呼吸音が聞こえる。
「これで、大丈夫かな?」
『気になるなら、スマートフォンで確認したら?カメラ機能で状態を確認出来るよ。』
そう、アポロンに言われ、スマートフォンを取り出す。それで、国王陛下の状態を確認する。そうすると、健康体との表示があったので、安堵した。
「これで、もう安心だ。」
僕はシールドを解くと同時にテレポートで王都に戻る。まだ、僕にはギルドのクエストを終えていないんだ。早くクエスト完了させないと。
☆☆☆☆
変装姿に戻り、クエストを完了させる。ギルドを出たところで、なにやら視線を感じる。なので、人気がないところまで移動する。
そうすると、透明マントを脱ぐアディエル王子(だと思われる)人物に会う。
「シア!父上が、国王陛下の体調が良くなった!!」
「・・・そう、なんだ。それで?」
「シアにはお礼を言わないといけないと思って。」
「何でなの?」
「だって、『神の愛し子・グレイシア』に連絡でも入れてくれたんじゃないかなって!!」
まぁ、連絡も何も本人だからなぁ。姿はバレていないといいけど・・・。
「でも、他人除けする魔法が強かったらしく、誰も『神の愛し子・グレイシア』の姿を見ていないんだって。強い光魔法を持っているんだなぁ。ただでさえ、光魔法を使う人物は少ないのに、あまつさえ治癒魔法を使えるだなんて。」
「ふーん?そうなんだ?」
良かった。僕の姿を見ている他人はいなかったか。これで、今までの生活を送っていける。
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◇★◇★◇
●完結済みです
●表紙イラストはアメユジ様に描いていただきました。
【アメユジ様 @ameyuji22 (twitterアカウント) https://ameyuji22.tumblr.com/ (ポートフォリオサイト)】
●スピンオフ『精練を失敗しすぎてギルドを追放になったけれど、私だけの精霊武器を作って見返してやるんだからっ!』も公開中です。
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/598460848/814210883】
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