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1.プロローグ!

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俺の今の名前を、グレイシアと言う。


今のって事は前にも名前があったように聞こえるって?
ーそう。俺にはアポロンという名前があったし、今でもそう名乗れるけれど、今は人間様の身体に入り込んでいる為、一番最初に書いたような『グレイシア』と名乗っている。


身体に入り込むって、とてもじゃないけど人間の出来る事なの?そう、思う人はとてもじゃないけど勘の鋭い人なんだね!そうだよ。俺は神様!!身体に入り込んだのは必然的にだけど、俺は偶然この子が辿り得る未来を見て、俺が救ってあげないとなって思っちゃったんだ。それで、この子供_グレイシアが母親のお腹にいる時から身体に侵入。そして、グレイシアの自我を少々封じ込めた。そうする事で、この国を恨まないように生きていって欲しいという願いから、5歳頃になるまで神様の力を駆使して封じ込めて、もうそろそろ自我が発生するまであと僅かというところまで来た!


もう、この身体とは5、6年の付き合いにもなるのかな?


あ、言い忘れていたけれど人間の身体に入り込んだとしても、神様の力は行使する事は出来るし、寧ろ、神の力を駆使し過ぎたおかげで、人間としてはかなりのチート能力に目覚めちゃった系?


この世界には、治癒の力を行使出来るものはごく僅かなのだが、その力にも目覚めてしまいました。・・・俺は治癒系の能力を持たないにも関わらず・・・ね?色んな能力の開花したおかげさまで助かりました。不便な生活をせずに過ごせているよ!




☆☆☆☆




あぁ!!大事な事を言うのを忘れていたよ!!グレイシアはシュテルツ王国と呼ばれる国の第二王子様!けれども、双子として生まれてしまったが故に、捨てられた。正確に伝えると、双子の兄は城内で大切に育てられ、双子の弟であるグレイシアは隔離された・・・って事になるんだけども、今ではすっかり俺の様子を窺う人もご飯を与えてくれる他人もいない。


何故って?
俺の住んでいる場所がよく幽霊が出没する城の中でも他人があまり近寄りたくない離れの建物に隔離されました。まぁ、勿論の事、凶悪な幽霊共は強制的に除霊したし、俺もプライベートスペースは確保したいという事で、幽霊騒ぎをたびたび起こしている。それで、近寄る人物もいなくなったし、だからといってこの建物を壊そうだなんて話もない。



でも、今の俺は人間なので当然お腹が空きます。なので、俺は城を出て、ギルドに所属している。そして、お金を稼ぎ、それで生活をしている。まぁ、今は4歳と11か月なので、そのままの姿では当然食い扶持を稼げるような仕事にありつけない!


だからね?俺は最初17、8歳の時の姿に具現化してギルドでお仕事していた。今は22、3歳の姿でSSランクの冒険者になった。ランクはSSS~Gランクまで存在する。わぁ!!俺って強い!!



あぁ、この世界には、魔法と言うものが存在する。炎・水・風・土・光・闇属性の魔法があり、俺はどの力も使えます。こんな人も滅多にいないというから、俺はつくづくチートだなって思ってしまう。その他にも、無属性と呼ばれるものも実は存在するが。それは、あまり知られていない。‟無”という属性。まぁ、簡単に言っちゃうと、テレポートとか、空間収納とか、空間を無視した属性の魔法。この世界の人達は虚無魔法として、ごく僅かの人には知られているが、俺は無属性魔法でいいと思っている。



それじゃあ、俺の物語を始めましょうか。


それではまたお会いしましょう。
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